青い日記帳 

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ロンドン・ナショナル・ポートレートギャラリー所蔵 「KING & QUEEN展」開催!

上野の森美術館にてこの秋、ロンドン・ナショナル・ポートレートギャラリー所蔵「KING & QUEEN展」が開催されます。


http://www.kingandqueen.jp/

世界中で猛威をふるっている新型コロナウイルスの影響で、この展覧会も開催されるかどうかとても心配でしたが、ようやく正式に「開催!」とのリリースが出ました。

11世紀から現在まで続く英国王室の、テューダー朝から現ウィンザー朝まで、5つの王朝の貴重なポートレート作品(絵画・写真等)約90点が来日します。


ヘンリー8世》 King Henry VIII after Hans Holbein the Younger, probably 17th century(1536) ©National Portrait Gallery

画家にスポットをあてたり、絵画様式を紹介するなど展覧会は様々ですが、描いた画家はさておき、描かれた人物を大々的にフューチャーする内容のものは、とても珍しく興味をそそります。

毎朝、鏡で自分の顔を見てため息つくこともしばしば。それは凡人でも王侯貴族でも悩みの度合いは違えども「同じ」なのではないかとふと思います。

顔ってすすんで見たくなくても目に入ってしまうものです。今はマスクをしているので目だけで人を判別するという高度なことを日々行っています。


アン・ブーリン》 Anne Boleyn by Unknown English artist,late 16th century(ca. 1533-1536) ©National Portrait Gallery

英国の歴史を彩るドラマとともに追いかける肖像画は、絵画の領域を超えています。

とりわけ、ナタリー・ポートマンとスカーレット・ヨハンソンが競演を果たした『ブーリン家の姉妹』など、何度観ても…(以下コメント略)


『ブーリン家の姉妹』

ところで、ロンドン・ナショナル・ギャラリーや、テート、V&A、大英博物館は、しばしば耳にし作品もまとめて来日したことがありますが、ロンドン・ナショナル・ポートレートギャラリーはそれらに比べるとマイナーな存在です。

でもでも、日本国内で紹介される機会が少なかっただけのことで、英国王朝の最も重要な肖像画を所蔵する美術館としてロンドン・ナショナル・ポートレートギャラリーは英国では揺るぎない地位を誇っています。


ロンドン・ナショナル・ポートレートギャラリー外観 
©National Portrait Gallery

ロンドン・ナショナル・ポートレートギャラリー所蔵 「KING & QUEEN展」では、ポートレート作品(絵画・写真等)100点あまりから、5つの王朝におよぶ英国王室の歴史を紐解いていきます。


チャールズ1世の5人の子どもたち》 Five Children of King Charles I after Sir Anthony van Dyck,17th century(1637) ©National Portrait Gallery

大人たちのドロドロの関係とは無縁のとても素直で可愛らしい子供たちの集団肖像画。しかし彼ら彼女らも大きくなるといずれは…

遠く11世紀から現代まで、伝統を受け継ぎ、今もなお世界中の注目を集め続け、話題に事欠かないのが英国王室です。

故ダイアナ妃とチャールズ皇太子の息子であるウィリアム王子、ヘンリー王子 ― ロイヤルファミリー全員が、日々のニュースにも頻繁に登場するほどの人気ぶりは説明不要でしょう。


エリザベス2世》 Queen Elizabeth II by Dorothy Wilding, hand-coloured by Beatrice Johnson (1952)©William Hustler and Georgina Hustler / National Portrait Gallery

現代に至るまでの約1,000年、幾度かの王家転変のなかで、傑出した人物たちが現れました。世界史でも英国王室は暗記する事柄がことさら多かったこと覚えています。

6人の妻を持ち、絶対君主の名を欲しいままにしたヘンリー8世。

宗教的混乱の中を奮闘、“ブラッディ・メアリー”の異名をとったメアリー1世。

最強国スペインの無敵艦隊を撃退、“国と結婚”し生涯未婚を通したことから“ヴァージン・クイーン”と呼ばれたエリザベス1世。


ヴィクトリア女王》 Queen Victoria by Bertha Müller, after Heinrich von Angeli,1900(1899) ©National Portrait Gallery

9人の子、40人の孫、37人の曾孫を持ち、18歳から63年間治世した“ヨーロッパの祖母”ヴィクトリア女王。

そして現在の王であるエリザベス2世。


ジョージ4世》 King George IV by Sir Thomas Lawrence (ca. 1814) ©National Portrait Gallery

このような「クセの強い」とてつもない人物たちが、英国王室の歴史を脈々と創ってきた英国の歴史。

英国王室史を映し出す肖像画と写真群ほぼすべてが初出品となります。

作品の魅力と併せ、美しく気品に満ちた肖像画のモデルである王室の面々が辿った運命、繰り広げられた人間模様に肉迫します。背景を知って観覧することでより深い鑑賞体験ができる画期的な展覧会です。

「KING & QUEEN展」というタイトルがイイじゃないですかね〜(少し時代を感じさせて)



一枚の肖像画が語る物語を作家でドイツ文学者の中野京子さんがナビゲートしてくれます。

絶対面白いこと間違いなし。中野先生トークでもやりましょう〜〜

「KING & QUEEN展」は10月10日からです。落ち着いて芸術の秋迎えらこと祈りましょう。


ロンドン・ナショナル・ポートレートギャラリー所蔵
「KING & QUEEN展 ー名画で読み解く 英国王室物語ー」


会期:2020年10月10日(土)〜2021年1月11日(月・祝)
※会期中無休
開館時間:10:00〜17:00 金曜日は10:00〜20:00
会場:上野の森美術館
(〒110-0007 東京都台東区上野公園1-2)
http://www.ueno-mori.org/
※入館は閉館の30分前まで
主催:ロンドン・ナショナル・ポートレートギャラリー、フジテレビジョン、東京新聞、上野の森美術館
協力:ヤマトグローバルロジスティクスジャパン
後援:ブリティッシュ・カウンシル
キュレーター:シャーロット・ボランド
日本側監修: 熊澤 弘(東京藝術大学大学美術館准教授)


『名画で読み解く イギリス王家12の物語』 (光文社新書)
中野京子(著)

この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=5947

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