青い日記帳 

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映画「Vフォー・ヴェンデッタ」

映画「Vフォー・ヴェンデッタ」を観て来ました。


この仮面を最初から最後までかぶり続けるV

ヒューゴ・ウィービングが演じているそうですが
最後まで彼の素顔はスクリーンに映されることありません。

でも、それだからこの作品が成立するので、
特定の誰かではあってはVはいけないのです。

仮面は匿名性や無名性の象徴でもあります。

だからこそ最後のシーンが生きてくるわけで
ヒューゴ・ウィービングが一度たりとも素顔を
見せてしまったらこの作品は終わってしまいます。

Vは誰なのか?

それは、敵味方、善悪、関係なく
二対抗軸では解くことのできない
ある意味「全ての人がV」なのです。

まぁ、そんな難解な禅問答のような問いかけの
答えを導きださずとも、ラストのシーンは爽快です。

「マトリックス」シリーズのウォシャウスキー兄弟が
コミックを元に脚本化したサスペンス・アクション。


三部作のレボリューションで苦い思いをさせられているので
ちょいと心配したのですが、全くそれは杞憂でした。
マトリックスの良い側面が出ている作品に仕上がっています。

映画「Vフォー・ヴェンデッタ」面白いです。

音楽と映像とそしてセンスある台詞。
メリハリのある画像、場面展開。分かりやすさ。
娯楽映画としては満点に近いかもしれません。

イヴィー役のナタリー・ポートマンが
スキンヘッドになったことも話題の一つですが
それが無かったとしても評価はA.

V for Vendetta
V for Vendetta

Vの家には絵画が沢山置いてあります。
それを観るのもまた楽しみの一つです。


ムンクの「思春期」がイヴィーの心にある不安を表しているかのようです。


エル・グレコ、ゴッホ、セザンヌ、カラバッジョ・・・


ウォーターハウスの「シャロットの女」があったのは
なんだか嬉しかったな〜とっても。
Vさんセンスいいです。

もはや素顔で歩ける世界は存在しない。」と
Vは言い放ちます。

それはもしかして現在も同様かもしれません。

イギリスが独裁国家になりアメリカを植民地化する。。。
そんな設定にちょうど今読みかけのこの本と重なるものありました。
ポストコロニアル
ポストコロニアル
小森 陽一

これやってみたいです。ドミノ倒し。

並べるのは嫌だけど。。。
独裁国家と化した近未来の英国。夜間外出禁止令を破ったイヴィーは、街角で危険に見舞われたところをVと名乗る仮面の男に救われる。不正と暴虐にまみれた政府転覆をはかるVは、手始めに中央刑事裁判所を爆破。国の圧制を糾弾し、11月5日の“ガイ・フォークス・デー”に国会議事堂前に集結するよう市民に呼びかける。その一方で自分自身の怨念を晴らすため、有力者を次々と殺していくV。そんな彼と出会ったことで、イヴィーは人生を大きく変えていく。
映画・観劇 | permalink | comments(10) | trackbacks(1)

この記事に対するコメント

はじめまして。私も“マトリックスの・・・・”とナタリー・ポートマンに釣られて観て来ました。お話的には文化背景が違う日本人としては入り込みきれない感がありましたが、映像の仕立てやポートマン他のキャスト陣は素敵で楽しめる映画でした、私的には。
bally | 2006/04/29 2:18 AM
面白かったんですね?
私はMatrixの大ファンでしたが、3作目でこけました。
それでかなり躊躇していたのですが。。。(笑)
見ることにします。
seedsbook | 2006/04/29 7:04 AM
@ballyさん
こんにちは。はじめまして。
TBありがとうございます。

原作がコミックだと見終えてから知りました。
なるほど尤もな部分もありますね。
テレビを誰も信じなくなっていく様子が
とても興味深かったです。

@seedsbookさん
こんにちは。

マトリックスの3作目とは比較できません。
あれは酷かったですね。。。
(今でも後悔しています)
内容がシンプルなのでその分映像や
音楽を楽しむことができました。
Tak管理人 | 2006/04/29 9:20 AM
ヒューゴはこの映画でも増殖するんですね(^^)
イギリスがアメリカを植民地化するという設定も
面白いですね。
イギリスゆえに成り立つ幻想という感じも。
とても観たくなりました。
タテ | 2006/04/29 10:23 AM
「マトリックス」と聞くと
「攻殻機動隊」ファンの私はどーも拒絶反応を起こしてしまいますねぇ(苦笑)。
実際「マトリックス」を映画館で見たときは、
「なんじゃ、これ(・・)。
タイトルバックからして「攻殻」まんまやん。」と
残り2時間余りは心の中で突っ込みの嵐でした(^^;。
ある意味大変有意義な時間を過ごせたので、この監督兄弟には今でも感謝してますけど(苦笑)。
shamon | 2006/04/29 11:32 PM
@タテさん
こんばんは。

ヒューゴはサングラスしたりマスク被ったりと
中々素顔で演技させてもらえませんね。
その反動で増殖するのかな?
独裁国家になっているという有り得ない設定ですが
まぁ、それでも楽しめる作品でした。
単純に。

@shamonさん
こんばんは。

「攻殻機動隊」をはじめとして
日本のアニメからかなり影響受けていますからね。
「アニマトリックス」ご覧になりました?
DVDレンタルしてきて観ましたが
面白かったですよ。

「マトリックス」は一作目がとてもよく出来て
いたので、その後が辛かったですね。。。
最後はボロボロでした。。。
Tak管理人 | 2006/04/30 8:12 PM
こんばんは^^。
TBとコメントありがとうございますm(__)m。

「アニマトリックス」はDVDを買って観ましたが、
好みじゃなかったのですぐ売っちゃいました(^^;。

>最後はボロボロでした。。。
そうだったんですか・・・^^;。
私は2作目までは「観ないと判断できない」と観ましたが、
アクションをスローモーションで観るのにいい加減
うんざりしてしまい、3作目は観ませんでした。

「マトリックス」シリーズはSF・ファンタジー評論家の小谷真理さんが「テクノ・ゴシック」という本で論じておられます。「マトリックス」以外の内容もおもしろくておすすめの本です。
shamon | 2006/04/30 9:41 PM
@shamonさん
こんばんは。

正解です!
三作目は本当に駄作でした。
あれなら要らないです。
一作目のイメージのまま終われれば
さぞかし幸せだったのに・・・

小谷真理さんの本紹介していただき
ありがとうございます。
興味ありありです。
Tak管理人 | 2006/05/01 5:33 PM
続けて失礼します。

「テクノ・ゴシック」はその中に登場する、

「ハイパー都市に魑魅魍魎が跋扈する。」

この一文が全てかな、って気がしますね(笑)。
何の作品を示しているかは、読んでのお楽しみです。
もしTakさんが「ユリイカ」を定期購読されていたら
すぐわかっちゃいますが^^;。
shamon | 2006/05/02 8:54 AM
@shamonさん
こんばんは。

>魑魅魍魎が跋扈する
なるほど。
分かるような気がしてきました。
なるほどなるほど。
「ユリイカ」は購読していずとも
何となく何となく
(^.^)
Tak管理人 | 2006/05/02 11:19 PM
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V for Vendetta / Vフォー・ヴェンデッタ | Funky Sensation | 2006/04/29 2:52 AM