青い日記帳 

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「フィレンツェ展」─芸術都市の誕生展

東京都美術館で開催中の「フィレンツェ展」─芸術都市の誕生展へ行って来ました。



「フィレンツェ/トスカーナプロジェクト2004−2005」という
仰々しいものの一環だそうです、この展覧会。
今回のプロジェクト:「フィレンツェ/トスカーナ2004−2005」は、在日イタリア大使館などの全面的な支援を得て、その視点をフィレンツェ・トスカーナに置き、日本経済新聞社を中心にさまざまな機関・企業・団体が協力し合い、広い意味での文化、あるいは経済・産業をアピールしていこうという協同プロモーション事業です。その中心になるのは美術展「フィレンツェ―芸術都市の誕生 展」です。
かなり宣伝してますし、NHKでも取り上げられてこともあって
展覧会は大混雑。

それじゃなくても「フィレンツェ」という都市の名前には
人の心惹きつけてやまないものがあります。

同じヨーロッパの都市の名前でもとりわけイタリアの都市の名前には
往々にしてそうした魅力備えた街多くあるように思えます。
「ヴェネチア」「ミラノ」「シエナ」「ローマ」「ナポリ 」「ラヴェンナ」「ジェノヴァ」…

これらの都市の名前に「〜展」(サブタイトル)付けて
適当な展示品並べるだけで
かなりの入場者数をかせげる展覧会出来上がるような気がします。
(注)今回の展覧会のことじゃ〜ないですよ〜

とりわけ、ルネサンス芸術が生まれた都市「firenze」は
その名前だけでも、十分に満たされる気分にさせられる都。
行ったことあっても、なくてもやはり惹かれる名前です。

カメラ前回のイタリア旅行の写真はこちらカメラ

この展覧会、行かれた方から「イマイチ」という事前情報得ていたので
観終えた後、ガッカリすることなく美術館を出られたのは救いでした。
「フィレンツェ」という名前に鼓舞され、多大な期待を寄せ過ぎて
観に行かれると足元すくわれかねない展覧会です。

損はないですよ、決して
15年の調査を経てホーン美術館で初めて一般公開され、
日本のニュースでも取り上げられた
ミケランジェロ作の「磔刑のキリスト像」が出展されています。

これ個人の所蔵品だそうですが、若いころのミケランジェロ作と
判断された作品です。アクリルのケースの中に入れられて
周りをぐるりと観てまわれる展示方法ですので、360度堪能できます。
(十字架はありませんので背中やお尻もばっちり観られます)
  

ドメニコ・ディ・ミケリーノの「『神曲』の詩人ダンテ」は
この展覧会のためにわざわざ修復されたそうで、ピカピカ。
修復してすぐの作品に日本でお目にかかれるのも稀かと。。。

ペルセウスのひな型」はメデューサの首を切り落とし
高々とその首を掲げる姿のブロンズ像。
ニンフからもらった空飛ぶサンダル(羽が付いているサンダル)が
妙に格好良かった。これ欲しい。

切り落とされたメデューサの切り口からは頭にいるのと
同じ蛇たちがにょきにょき、にょろにょろと・・・
像が小さいのでミミズサイズの蛇。

悲しみの聖母」という題の作品もリストにあったので
期待していたけど、、、がっかり。

ジョルジョ・ヴァザーリの「聖コスマスに擬した老コジモ・デ・メディチ」と
聖ダミアヌスに擬した伯爵コジモ・デ・メディチ
トスカーナ地方のワインを思い起こさせるような赤いいでたちのお二人の絵。
縦長なので下から見上げる格好となりますが、全身「赤」です。

展覧会を観終えた後のショップが今回は充実。
リチャードジノリのフィレンツェのユリの紋章入りカップ&ソーサー復刻版や
イヤーズ・プレート2005「ポンテ・ヴェッキオ」
フィレンツェの空

また、映画「ハンニバル」でレクター博士もご愛用
サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局もお店を構えています!!
日経つながりで・・・
12月1日、BSジャパンテレビ 「ヴァザーリの回廊」これ観たい。
ナレーションが小谷さんなのもgoodグッド

以下プレスリリース
世界に冠たるイタリア・ルネサンス芸術のルーツで、現在でも「屋根のない美術館」とも称されるフィレンツェ。
  この展覧会は、芸術都市フィレンツェの芸術を生み出す力、その魅力の源泉を探るもので、14世紀から16世紀にかけて職人たちの技と創造性を礎に、見事に花開いた芸術の誕生の過程と、こうした芸術と密接に結びついて、生き生きと展開したフィレンツェの生活スタイルを多彩な芸術作品で浮き彫りにします。ジョット、ミケランジェロ、ボッティチェッリ、ポッライオーロ、フラ・アンジェリコ、ヴァザーリ、ヴェロッキオといったルネサンスの巨匠たちが創作した、フレスコ画・板絵・カンヴァス画などの絵画、レリーフ・木彫・貴石作品などを含む彫刻、貴金属・ブロンズなどを含む金工作品、写本・細密画、織布作品、科学発明品など、100余点の出品作品ひとつひとつが、フィレンツェ・ルネサンスの多様で華やかな文化を物語ります。
  中でも、15年の調査を経て先頃フィレンツェのホーン美術館で初めて一般公開され、大きな話題を呼んだミケランジェロ作の《磔刑のキリスト》は目玉のひとつです。
  他にも、ミケリーノの《「神曲の詩人」ダンテ》をはじめ、ポッライオーロ、ジャンボローニャ、ヴァザーリなどの、ほとんどの作品が日本初公開である点も見逃せません。
展覧会 | permalink | comments(12) | trackbacks(9)

この記事に対するコメント

これ、始まった翌週くらいに行ったんですが
何だか、どうしても集中できなかったんです。
イマイチ、という声が多いのですか・・・
そういうのを聞いて、安心するわたしは、まだまだ素人ですねぇ(笑)
(いや、当然素人なのですが)
これ読んでから行けばよかったです(笑)

今回の展覧会のために、いくつかの作品が修復されたとのコトで
それを最初に見られるのは、ありがたかったですね。
ぴぴ | 2004/11/16 10:26 AM
TBありがとうございます。
私は結構よかったです。
まぁ確かに、ズラズラと適当な展示品を揃えた感はありましたけど・・・
フィレンツェに実際行った人なんかは、物足りないのでしょうか?
私は平日に行ったので、ガラガラ(日展の方が混んでました)でよかったです。
5656 | 2004/11/16 4:33 PM
@ぴぴさん
本文には書きませんでしたが、
フィレンツェという街は実際に行って
その場に立ってみると抱いていた印象の
10%も満たしてくれない景観の街です。
本文にupした上から撮った写真の
イメージが強いからです。
しかし、別の魅力が沢山あるので
やはり「花の都」であることには変りありません。

@5656さん
こんばんは、コメントありがとうございます。
見るポイント絞っていかなかった自分がいけないのだと思います。
見応えはそれなりにあるかと思います。
日曜日の日経新聞に大きく記事が載っていましたね。
Tak管理人 | 2004/11/16 11:32 PM
初めまして、トラックバックさせていただきました…が遅くなって失礼しました。
トラックバック失敗したとずっと思っておりましたので…

展覧会カテゴリが充実していらっしゃるので、楽しく拝見しました。そして丹念にご覧になっているのと、鋭い分析、参考になります!
フィレンツェ展は仕事の合間に駆け足で見たのですが、毎度都美術館の会場は見づらくて閉口しました…人も多すぎたし。
また拝見しに参ります。ありがとうございました。
crann | 2004/12/20 10:14 AM
Takさんも行かれてたんですね。
私は会期ぎりぎりに行きました。
確かに、有名どころというか、大作は少ないですが、
「芸術都市の誕生展」というタイトルには
とてもよく沿った展示だと思いました。
ツアーなどでは訪れることのない美術館からの出品が多かったのも、
かえってよかったのではないかと・・・。
TBさせていただきますねー。
あきこ | 2004/12/22 7:58 AM
@crannさん
こんにちは。
こちらのブログサーバーがいつも不安定なので
TBできたか、コメント投稿できたか
私でもよく把握できません。トホホな状態です。

都美にあの展示品はきつかったと思います。
大きな展示品が多かったので、
せめて1.5倍は天井高のある美術館で
開催して欲しかったです。
巡回先の京都での成功を祈って(^^)

@あきこさん
こんにちは。
実は、upまだしていないのですが、
3回も!この展覧会行ってしまいました。
で、3回目にしてやっと少しだけ良さが
分かったように思えました。

しかし、3回も観ないと良さが理解できない
私って。。。これまたトホホ・・・です。

TBありがとうございました(^O^)/
Tak管理人 | 2004/12/22 10:35 AM
はじめまして。
年末年始にフィレンツェへ行って来たのですが、ウフィッツィ美術館蔵のフィリッポ・リッピ「聖母子と二天使」が京都に貸し出されてるようなことが展示室に書いてあったのですが、この展覧会に来るんでしょうかねぇ?

ウフィッツィが長蛇の列で、入れたのが閉館間際だったし、一番楽しみにしてたリッピのマドンナがなかったショックで立て札をじっくり見る余裕がなかったものですから…不確かな情報ですけど。
ms | 2005/01/08 11:25 AM
@msさん
こんにちは。
東京展にはリッピの作品はリストに載っていませんでした。
ただし、京都展の方がもしかして出展数増えるかもしれません。
「京都とフィレンツェの姉妹都市締結40周年記念」が
絡んでの企画展のようですので、京都にだけ貸し出すことも
充分考えられます。

海外に行って『貸し出し中』は寂しいですよね。
特にそれが日本だと・・・
Tak管理人 | 2005/01/08 1:38 PM
草間彌生展と同じ日にフィレンツェ展にも行ってきました。
草間彌生の迫力に負けて、まずまずの感想です。。。

サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局は京都にも来ていましたよ。
「京都」とか言う名前の製品(何だったのか忘れました;)も
置いてありました。
えっと京都展の作品目録によると、フィリポ・リッピの作品は来ていないようです。
Chubb | 2005/02/12 7:33 PM
@Chubbさん
コメント&TBありがとうございます。
あれ、、、リッピ来ていませんでした?
おかしいな〜〜
どこか読み間違えたかな・・・???

フィレンツェ展はどうもイマイチでした。
悪くはないのですけどね。
普段見上げなければ見えない絵が
すぐ目の前に展示されていたりして。

草間さんとの掛け持ちは・・・
毒に押されてしまいます。きっと(@_@)
Tak管理人 | 2005/02/12 9:57 PM
こんにちは。
京都市美術館での展示の感想、TBさせていただきます。実は見に行く前にこちらのブログもチェックさせていただきました。楽しくみる参考になりました。ありがとうございます。
サイトー | 2005/03/06 11:11 PM
@サイトーさん
こんにちは。
コメント&TBありがとうございました。
こんな記事でも参考になれたなんて
うれしいです(^^♪
後ほどうかがわせていただきます。
Tak管理人 | 2005/03/07 5:09 PM
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