青い日記帳 

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「世界遺産ナスカ展」

国立科学博物館で開催中の
特別展「世界遺産ナスカ展 地上絵の創造者たち」を観て来ました。
Nasca, Wonder of the World Messages Etched on the Desert Floor



ナスカといえば地上絵を誰でも思い起こすはずです。
じゃあ「ナスカ展」は地上絵を展示しているの??
そんなはずありません。

この展覧会で地上絵はどちらかというと脇役。
地上絵を作った人々の文化を紹介する展覧会です。

ナスカ文化の前身であるパラカス文化(紀元前900〜100年)から原(プロト)ナスカ期、ナスカ前期、中期、後期、移行期の出土品を豊富に展示します。

よって展覧会の構成は以下の通りです。

第1部 ナスカ−砂漠からのメッセージ
1 自然
2 暮らし
3 ものづくりの文化と技術
4 ナスカの日常生活
5 ナスカ人の姿−人類学者の挑戦
6 儀礼と音楽
7 神々の世界
8 戦争と首級
9 誕生と再生
10 パルパ河谷ラ・ムニャで発掘された埋葬品

第2部 地上絵の謎
1 地上絵はなぜ描かれたのか?
2 バーチャル(VR)で飛ぶナスカの地上絵!
ナスカでも体験できないナスカ・・・
3 エピローグ

蜃気楼文明―ピラミッド、ナスカ、ストーンヘンジの謎を解く
蜃気楼文明―ピラミッド、ナスカ、ストーンヘンジの謎を解く
ヘルムート トリブッチ, Helmut Tributsch, 渡辺 正

第1部 ナスカ−砂漠からのメッセージ
いや〜この展覧会が人気がある理由よくわかりました。
未知の文化に触れることがこれほど刺激的なものだということ
久しく忘れかけていました。身震いしてしまいます。

例えばこれ。
水を入れるジョッキのようなものでしょうか。
ほとんど雨の降らない砂漠地帯ですので
水は大変貴重なものだったこと容易に想像できます。


ピーナツの入った容器を持つサル

蒸発を防ぐためでしょうか、水の出入り口は極端に細くなっています。
いわゆるカップのような容器はまず見かけません。

そしてこの意匠。
0−350年の間に作られたものだとされますが
現代の文化を既に先取りしています!!

   ↓そっくり!!

テレタビーズ(Teletubbies)

実証されました。イギリスのテレビ番組のキャラクターは
ナスカ文化にそのルーツを見ることができます。イヒヒ

すぐ近くに「増殖する人型の神」(450-650)ありました。
これなんてキース・ヘリング(Keith Haring)そのものです!!


アルベルト・ジャコメッティーやピカソがアフリカ文化の
影響をそれぞれの作品に色濃く受けた事実から察するに
キース・ヘリングがナスカ文化からインスパイアされたことだって
もしかしたらあるかも?!と思ってしまうほど斬新なデザインです。

これ展示しておいても分からないかもしれません。
キース・ヘリング「無題」

他にも「人間を貪り喰らうネコ科動物の太鼓」や
ハチドリやコンドルをコミカルに描いた壺など見所満載です。

古代文明展につきもののミイラだってあります。
こどものミイラはなんと瞳がまだ残っていますびっくり
黒目が見る角度によっては合うんです。返す言葉なし。
合掌してしまいました。。。

カラカラの砂漠地帯だけあって布などもよく残っています。
驚きの連続で息つく暇もありません。
地上絵なんてどうでもよくなってきます。

そんな熱を冷ますかのように
第2部 地上絵の謎 の展示があります。

ナスカ地上絵の謎―砂漠からの永遠のメッセージ
ナスカ地上絵の謎―砂漠からの永遠のメッセージ
アンソニー・F. アヴェニ, Anthony F. Aveni, 武井 摩利, 増田 義郎

地上絵の一部を現地の石を用いて再現していました。
ガラスケースに入れられていますが、上に乗って歩くことも出来ます。
画像

でもって、目玉はこれ。
10 メートル×3 メートルの巨大スクリーンを設置し、ユネスコの世界遺産に指定されているナスカのフマナ平原の地上絵をVR 映像で再現することによって、映像をみるすべての人にナスカに行っていただきます。まるで実際にペルーに行ってセスナ機で飛んで上空から眺めているような体験ができる体感型シアターで、ナスカの図像を様々な角度から観察し解説をいたします。
画像

日本HP ニュースリリース「世界遺産 ナスカ展」に協力
-世界初、ナスカの地上絵をバーチャルリアリティシアターで再現
CGの運用管理、制作にHPのワークステーションを採用-

映像は15分ほど続きます。
有名な地上絵を次々に上空から紹介してくれます。
ハチドリ、キツネ。コンドル、サル、
そして「ふくろう男」

ふくろう男の地上絵

かみさんと二人でこの地上絵がスクリーンに映し出されるやいなや
顔を見合わせ「あれガチャピンじゃん!!」

ガチャピン

恐るべしナスカ・・・
世界8番目の不思議どころかナンバー1の不思議でしょう。これ。

いやーー楽しかったです。
でも混雑しているそうですので
連休は避けた方が賢明かと。

私は金曜の夜行きました。

ナスカ・砂の王国―地上絵の謎を追ったマリア・ライヘの生涯
ナスカ・砂の王国―地上絵の謎を追ったマリア・ライヘの生涯
楠田 枝里子


以下巡回先です。
鹿児島県歴史資料センター黎明館 2006年7月19日〜9月3日
静岡県立美術館 2006年9月12日〜10月30日
大分県立芸術会館 2006年12月10日〜2月4日
(どうして九州2箇所も巡回?9番目の不思議だ〜)

因みに、グーグルアースでナスカの地上絵を見ようとすると。。。
こんな感じです。

こんなニュースも最近ありましたね。。。
ナスカに未知の地上絵、山形大助教授ら100個発見
ムックは発見されたのかな??

追記:5月14日(日)午後2時〜3時24分 TBSテレビ
「新説!ナスカの地上絵〜浮かんだ刻印の真実」
 古代世界が残した最大の謎、ペルー南部海岸の砂漠地帯に800平方キロメートルもの広さにわたって描かれている巨大な大地の絵画にちなむ遺品や、最新の技術を駆使して再現した地上絵のCG映像などを集めて開催中の「世界遺産 ナスカ展−地上絵の創造者たち」を紹介する。

国立科学博物館では、2006年3月18日(土)から6月18日(日)まで、特別展「世界遺産 ナスカ展 地上絵の創造者たち」を開催いたします。
ナスカの地上絵―それは世界8番目の不思議。考古学最大の謎とされ、多くの人々の関心を誘います。本展覧会では地上絵を造った人々の驚くべき文化の謎に迫ります。
紀元前100年から紀元700年頃まで南米ペルーの南部海岸地帯に広く栄えたナスカ文化。その中でも砂漠地帯800平方キロの広さにわたって描かれたナスカの地上絵は1930年代に発見されて以来いったい誰が、なぜ、何のために描いたのか謎とされてきました。
本展覧会は、IT技術を駆使して地上絵を実際に上空から眺めるバーチャル体験、ナスカ人のミイラのDNA調査結果、彩色土器や装飾品といった多数の出土遺物などとともに、世界の研究者の最新研究成果に基づいて、地上絵を造ったナスカの人々が持つ驚くべき文化の謎に迫る、世界で初めての展覧会です。
展覧会 | permalink | comments(8) | trackbacks(5)

この記事に対するコメント

ナスカ展、国立博物館へ行く道すがら、科学館の前を通るたびにず〜っっと気になって仕方がありませんでした。
ピーナッツの容器を持つサルですか。
実に面白そうです。
科学館って敷居が高そうな気がしていましたが、英語だと全部museumですよね。
6月の閉幕までに是非見に行ってきます。
meme | 2006/05/02 12:50 AM
ナスカの地上絵は一度本物を見たいのですが、なかなか難しいですよね。この展覧会もポスターみて気になってました。
私はマヤやアステカ文明の勉強を学生時代ちょこっとしたのですが、当時の装飾品のデザインがあまりにポップなのに驚きました。今みてもいけてますよね。当時の人々のセンスに脱帽です。
ps6 | 2006/05/02 7:46 AM
おはようございます。TBお送りしました。

中南米文化は実は私大好きでして(^^ヾ、
充実した展示に大満足。
特に「パラカスのマント」の美しさにびっくりしました。
shamon | 2006/05/02 8:45 AM
@memeさん
こんばんは。

>科学館って敷居が高そうな気がしていました
いえいえそんなことないですよ。
中へ入ると上野で一番敷居が低く感じます。
ショップも面白いもの沢山うっていますし
ここの常設はもう目が釘付けです!!

@ps6さん
こんばんは。

本物はかなり難しいかと。。。
でもこのバーチャルシアターよく出来ています。
ハイウェイを走って地上絵のある場所まで
着いたかと思うともう空を飛んでいます。
少し酔いそうになるくらいリアルです。
加えてナスカ文化の驚くくらいポップなこと!
かなり「当たり」の展覧会です。

@shamonさん
こんばんは。
TBありがとうございました。

織物なども良く残っていますよね。
砂漠の乾燥地帯のなせる業です。
科博の企画展肩透かし多いのですが
これは正解ですね。
Tak管理人 | 2006/05/02 11:16 PM
GWにナスカに行ってきました。リマからの日帰りツアーで専用車で砂漠を爆走。こんなところに昔は人がすんでいたんだなーと関心しました。ナスカ展は文化に重点を置いていて、また違う感動がありました。展覧会に感動したみなさん、ぜひ現地で遊覧飛行もしてみて下さい。世界遺産の街クスコもとっても綺麗ですよ。(無論、マチュピチュも、、、)
はじめまして | 2006/05/09 3:34 AM
@はじめましてさん
こんばんは。

ナスカまで行かれたのですか!
それは凄い!!
行ってみると「砂漠」という
感覚実感できるのでしょうね。
現地に行くことあるかな〜
Tak管理人 | 2006/05/09 11:36 PM
TBさせていただきました。
が、また前回と同様に文字化けが出てしまってすみません。。。なんででしょうねえ、うーむ。

さて、いま、改めて読ませていただいてテレタビーズとガチャピンのくだりで笑わせていただきました。

今回、なかなかよい展示だと思いました。しかし、金曜の夜であんなに混んでるとは思いもよりませんでしたよ。
あおひー | 2006/06/11 10:57 AM
@あおひーさん
こんばんは。
TBありがとうございました。

混雑していたのですね〜
金曜夜にもかかわらず。
人気ありますからね、これ。

でも面白かったというか
新鮮な驚きのある展覧会ですよね。

テレタビーズとガチャピンの先祖が
ナスカに居たとは・・・ねぇ。
Tak管理人 | 2006/06/11 5:40 PM
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