青い日記帳 

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上下入れ替えオランジェリー美術館

1996年3月25日にオランジェリー美術館へ行きました。
その後再びパリを訪れた時は美術館は改装工事中でした。

その改装工事がやっと終わったそうです。
仏オランジュリー美術館、改装終え6年半ぶり開館 

以下は改装前にこの美術館を訪れた際の感想です。
ルーヴル美術館の正面に広がるチュイルリー公園の緑に囲まれた小さな美術館。
オランジェリーとは、オレンジやレモンを栽培するための温室のこと。
元々ここは19世紀にナポレオンの甥、ナポレオン3世が、お妃のために温室を宮殿の敷地内に作らせたことに由来する。チュイルニー宮殿は焼失してしまい、現在は残っていないが、庭園は当時のままの姿で公園として開放されている。
オルセー美術館を観て疲れた体を休めるべく、この公園内の噴水のそばにあるベンチにゆったりと腰をおろししばし休憩した後、このオランジェリーを「見学」した。

入り口を入ると2階へ上がる階段が正面にあり、そこから常設展示を観る。
先へ進むと1階へ降りる小さな階段があり降りた部屋にはモネの晩年の
超大作「睡蓮」の連作が待ち受けている。

モネ82歳の時に以来を受け死の直前まで国家的大作の製作にあたった。
1927年にこの大作は公開された。
その後1977年に画商ポール・ギョームコレクション144点が寄贈され、それまで常設展示を持たなかったこの美術館も芸術の都パリに生きた、ピカソ、ルソー、モディリアーニ、マティス、ドラン、ローランサン、スーティンなど珠玉のコレクションを得て、「オレンジの温室」から名実ともに「オレンジの美術館」に生まれ変わった。
オルセー、ルーヴルから歩いていける距離にあるが、二つの大きな美術館とは違い、こじんまりとした、かわいらしい美術館である。


モネの庭へ ジヴェルニー・花の桃源郷―カルチャー紀行
モネの庭へ ジヴェルニー・花の桃源郷―カルチャー紀行
南川 三治郎


今回の改装のポイントはどうやらモネ晩年の連作「睡蓮」を
地下展示室から元々展示されていた自然光を受けられる
展示室に返してあげることのようです。

"The most important part of our work was to give the light back to the water lilies,"

モネの睡蓮、40年ぶり地上階に
モネの大作「睡蓮(すいれん)」で知られるパリの国立オランジュリー美術館が、6年間の改装工事を終えて17日から一般公開される。半地下の造りだった「睡蓮の部屋」は地上階の真ん中に戻り、作品は40年ぶりに自然光と戯れる。


↑これ公開された新展示室だそうですが
10年前と変らないような・・・
確かに天井に光を取り込み窓らしきものがありますが。
(改装前はあそこが格子状のライトになっていました。)
こりゃー実際に行ってみないと分かりませんね。どんな感じか。

モネの「睡蓮」

美術館の1階の壁一面をぐるりと取り囲んでいるのが、晩年のモネの大作「睡蓮」の連作。
『日没』『朝』『雲』『緑の反映』からなる第一室と、『樹木の投影』『二本の柳』『朝』(2点)からなる第二室は、刻々と移り変わる微妙な光の変化を、モネ独自の「目」で追い続けたモネの傑作のためだけの部屋。

因みに、8点の大作は縦2m、横の総和はなんと90mにも達する。
82歳から死の直前モネはこの国家的な大作の製作にあたった。


海外のメディアも、
「Reopening of Museum With Monet's Delayed」
「Monet's Water Lilies bloom again」
「Sunlight shines on Monet's water lilies at last」
などと一様にこのモネの「睡蓮」の連作が
自然光の元再び観られることになったことを
メインに伝えていますが一点気になることが。

今まで地上階に展示してあった
ポール・ギョームコレクション144点は何処へ??
ピカソ、ルソー、モディリアーニ、マティス、ドラン、ローランサン、スーティンなどギョーム夫人による珠玉のコレクションは・・・一体。。。
これら見応えあったことよく覚えています。今でも。

ローランサン、ドラン、モディリアーニが描いた
ギョーム夫人の肖像画もありました。
果たして一体何処へ??




↓ありました。。。

地下です。

ただし新館のようで自然光はあたるようです。
これも見ないと分からないですね。
Renovators have torn down the offending addition and moved the donated collection, which features paintings by Paul Cezanne and Pablo Picasso, to a new annex - also lit with natural light.

それと今回の改装費用ですがUS$31 millionもかかっているそうで、
その費用の捻出として東京や京都で「オランジェリー美術館展」を
開催したり、同じように世界各地を『巡業』し費用を稼いだそうです。

During renovations, most of the collection went on the road as part of a travelling exhibition that visited museums in Fort Worth, Texas; Sydney; and Tokyo. Earnings from the tour financed a quarter of the 25 million euros renovation.

Bunkamuraで開催しましたね。
私もこの展覧会を渋谷まで観に行きましたので、
今回の改装のほんのちょっとだけ手助けしたことになるでしょうか。

モネの庭―花々が語るジヴェルニーの四季
モネの庭―花々が語るジヴェルニーの四季
Vivian Russell, 六人部 昭典, 大久保 恭子, ヴィヴィアン ラッセル


兎にも角にも、ここの「睡蓮」観ずしてモネ語れません。
もしかしてパリで一番幸せな気分になれる美術館かも。

追記(12月)

ちゃんと仕事しましょう。
時間とお金かけたのですから。。。

名画にあわや大損害、改修後の美術館で雨漏り今年5月に改修を終え、再オープンしたパリのオランジュリー美術館で雨漏りが発生、展示中の名画に損害を与えかねない事態となっている。
 モネの大作「睡蓮(すいれん)」で知られるパリの国立オランジュリー美術館が、6年間の改装工事を終えて17日から一般公開される。半地下の造りだった「睡蓮の部屋」は地上階の真ん中に戻り、作品は40年ぶりに自然光と戯れる。
 8枚組みの睡蓮(高さ2メートル、幅の総計91メートル)はモネ(1840〜1926)が最晩年、新規開業する同美術館のために制作した記念碑的な作品。公開時から地上階中央の2室に置かれたが、60年代半ばの大改装で部屋ごと半地下の位置に移された。今回の改装では入り口正面に楕円(だえん)形の2室を復元、これまで通り4点ずつが壁面を一周するように展示されている。
 コンクリートの天井は撤去され、ガラス張りの屋根から注ぐ自然光は、白布で柔らかくして室内に取り込まれる。

その他 | permalink | comments(9) | trackbacks(4)

この記事に対するコメント

しらなかった〜〜。
改装してたんですか。

オランジェリーは私の大好きな美術館の中のひとつです。
睡蓮の間ほんときれいで贅沢な空間ですよね。
実際に睡蓮の池の中に自分が囲まれてるような。

以前のレトロな感じも好きだったけど
新しい建物はどんな感じかな。
写真を見る感じと光がはいって素敵な空間ですね。

話は違いますが「最後の晩餐」とか
色々できてきてていまヨーロッパきになるー^^




cherry | 2006/05/06 9:54 AM
こんにちは

改装寸前に行きました。パリ版ぐるっとパス(ミュゼカルテ)使って。
美術館前の寂れた公園のベンチや使われなくなった遊具が思い出されます。
パリやNYは一週間くらい一人でいたい場所です。

オレンジ色の文字がウレシイですね。
遊行七恵 | 2006/05/06 11:04 AM
@cherryさん
こんばんは。

この前パリに行った時は観られませんでした。
オランジェリーはルーブルのようにばかでかくなくて
日本人向けですよね。落ち着きます。
あのくらいの大きさが。

今回の改装で古い壁とか出てきたようです。
建物自体は変化ないと思います。
モネの睡蓮に光を当てたかったのでしょうね。

ヨーロッパ行っちゃいます?
ヌーもいいけど。。。

@遊行七恵さん
こんばんは。

>オレンジ色の文字がウレシイですね。
七恵さん嬉しいです!!
見にくくなるのでオレンジ色にするの
一度あきらめたのですが、少し落ち着いた色探してきて
このようにしてみました。やっぱりやってよかった〜

カルトミュゼって無くなってしまうって
本当なのでしょうか??
Tak管理人 | 2006/05/07 5:46 PM
先ほどはトラバありがとうございました。
オランジュリーは、行きたくて、待ちに待った美術館です。
もう6年も待ってたんだと先日のニュースで感じました。
ところでカルトミュゼのウワサは…
そうなるとかなり辛いですが。
miso | 2006/05/07 10:49 PM
こんばんは

>カルトミュゼって無くなってしまうって
本当なのでしょうか??

・・・あわてて調べましたら(行く予定もないのに)1.3.5日券がなくなったようです。
http://www.parismuseumpass-japon.com/
2.4.6日券を販売続行するみたいですね。
とりあえずホッとしました。
遊行七恵 | 2006/05/07 10:58 PM
はじめまして、99年に行って閉まってました(´・ω・`)ショボーン
自然光の睡蓮是非見てみたいものです。
ヲヤジ | 2006/05/08 8:00 AM
@misoさん
こんばんは。

待たせてくれましたよね。
いつ行っても閉まっているイメージあります。
10年前の記憶ももう消えかけています。。。
新生オランジェリーパリで一番に
訪ねてみたい美術館の一つです。

@遊行七恵さん
こんばんは。

カルトミュゼ情報ありがとうございます。
なくなるわけではないのですね。。。
全てが。
安心しました。
マルモッタンはまだこれでは入れないのですよね。。。

オルセーに並ばずに入れるのは嬉しいです。

@ヲヤジさん
こんばんは。
はじめまして。コメントありがとうございます。

自然光の睡蓮、光の加減で見え方もかなり
変ってくるでしょうね〜
それと地下(1階)もどうなったのか見てみたいです。
Tak管理人 | 2006/05/08 6:41 PM
Takさん

コメントとTBを有難う御座いました。
とってもきれいな壁画の図版ですね〜☆

実際に行かれた方がバケツが置いてあったとかッ!
プールでも以前、天井が落ちてきた事件が
ありましたけど、最悪、そんなことにならないと
いいですね! 現地の人たちは焦ってないのかしらん?
Julia | 2006/12/22 12:20 AM
@Juliaさん
こんばんは。

バケツですか!
折角新しくしたのに。。。
トホホですね。

来年のブリヂストンの土曜講座で
この美術館のお話もあるので
質問しがいがあるかもしれませんね。
Tak管理人 | 2006/12/22 10:31 PM
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