青い日記帳 

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映画「オランダの光」

恵比寿ガーデンプレイス内にある東京都写真美術館ホール
上映中の映画「オランダの光」を観てきました。



公式サイト
本館の映画紹介のページ
別館(annex)の映画紹介ページ


浅井愼平さん(写真家)+小林頼子さん(目白大学教授・オランダ美術史)

私が行った2時30分からの回に先立って、お二方による
『オランダの光』公開記念トークイベント開催されました。

写真家としての立場から観た感想
美術史家としての立場からの感想

司会の進行下手も手伝って、かみ合わないトークとなってしまったのが
残念でした。これ、二人を同時におよびすることなかったのではないでしょうか。

浅井氏も小林先生も、もっと話したかった様子満々でしたし
聴いている我々も中途半端な感があり残念でした。

それぞれのお立場から、違った話をもっともっと伺いたかったです。
そもそも、このトークの時間も映画本編が始まる前(予告編)の時間を
利用してのとても限られた時間なので、話をまとめるのも
初めから無理なことではあったと思います。

浅井氏は写真家として「光」の捉え方をお話くださいました。
その中でラグビー場での例はとても分かりやすく
「なるほどな〜」と深く頷けるものがありました。

小林先生はやっぱりフェルメールネタに。
フェルメールは光と影を自分の中に構築して
本来なら見えないはずの光を我々に画面を通して
見せてくれるとのことでした。
言われて納得。確かにそうかもしれません。

もったいない、もったいない。
こんなお話一緒にしかも極短時間でじゃ〜
「もったいないお化け」おばけ出てきちゃいます。

さてさて、肝心の映画。
フェルメールの作品が4枚ほど出てきます。
デルフトの眺望
真珠の耳飾の少女
手紙を読む青衣の女
牛乳を注ぐ女


中でも「デルフトの眺望」は作品の一つの核に据えられています。
あの空、雲間からの光、それを描いたフェルメールの筆。
欠かせない作品です。

ライスダールの風景画も「オランダの光」を描いた作品としては
欠くことのできないものです。

白眉はモンドリアンが1914年に描いた「埠頭と大洋」
これを出してくるとは・・・やるな〜

蛇足ですが・・・
画家の名前の字幕スペルが一箇所違ってました。
(一緒に行った方が気づかれました)


アンネ・フランクは日記(1944年2月23日)の中で、こう書いています。

(隠れ家である、屋根裏部屋からアムステルダムの空を見て)
「これが存在しているうちは、そしてわたしが生きていてこれを見られるうちはーこの日光、この晴れた空、これらがあるうちは、決して不幸にならないわ。」
恐れる人、寂しい人、不幸な人、こういう人たちにとって最高の良薬は、戸外へ出ることです。どこか一人きりになれる場所―大空と、自然と、神様とだけいられる場所へ。
映画・観劇 | permalink | comments(19) | trackbacks(8)

この記事に対するコメント

TBありがとうございました。フェルメール好き・・・というのは、Takさんのサイトを開いた瞬間に強烈な印象となって認識しました。オランダの青、フェルメールの描く青は本当にきれいですよね。
S-limix | 2004/11/26 5:11 PM
@S-limixさん
コメントありがとうございます。
真っ青なサイト見ていただきありがとうございます。
<m(__)m>
高価なラピスラズリをふんだんに惜しげもなく
使ったフェルメールさん。謎多き画家です。
Tak管理人 | 2004/11/26 5:22 PM
TBありがとうございました^^
気がつきませんでした。。。

さて、Takさんのエントリ見てから私はどう感じるか・・・
まぁ、ドキュメンタリーですから・・・
ようやく、来週見に行けます。
Moebon | 2004/11/26 11:41 PM
@Moebonさん
こんばんは。
annexは落書き帳
こちらは日記帳。まぁ、どちらも内容それほど
変らないブログです(^^ゞ

このドキュメンタリー映画単調ですので
眠気対策必至かと。
落ちそうになるのをこらえながら
(特に前半やばかったです)
Tak管理人 | 2004/11/27 9:29 PM
Takさん。

家内と二人で「オランダの光」を見てきました。

オランダを列車旅行してみれば、風景はあのように地平線と空と雲しかない平地が広がっていることは誰の目にも明らかです。従って、地平線が低く、空と雲を大きく描いたオランダ絵画を生み出しているものは、「オランダの風景」というよりも「特異的なオランダの光」であるという考え方自身もいかがかと思っていました。

さてこの映画ですが、最近その「オランダの光」が昔と変わったのはエイセル湖が干拓されたためであるという仮説に対して、賛否両論の議論が、延々として、まとまりのなく続いていました。水槽実験もありましたが、あまりにも低次元のものなので、あきれました。

光線と強い関係があるといわれている名画が、沢山登場していましたが、それぞれと光線との関係についての分析は皮相的で、これらの名画をダシにしているだけのものでした。

定点観測を続けて繰り返し映像として登場させているのですが、季節が変われば、あるいは天候が変われば、風景が変わるのは当然なのに、あまり何回も出てくるので、あきれて寝ている人が多かったようです。私自身も折角お金を払って入場したのだから・・と睡魔と戦っていましたが、最後にはそれもしんどくなって、精神安定剤をのむことになってしまいました。

これは「ドキュメント映画」というよりは、「映像アート」といわなければ誤解を招くと思います。
とら | 2004/11/28 7:55 PM
@とらさん
こんばんは。
晴れた日にこの映画観るのはもったいないかもしれません。
トークショーで浅井氏がちょっと皮肉交じりにそんな
内容のこと話してました。一理あり。

それで、とらさんの感想の
>これは「ドキュメント映画」というよりは、「映像アート」
これも的を射ていらっしゃると思いました。
確かに言われるとそうかもしれません。

光が乱反射するかのように、内容もまとまりが
なかったのですが、意図されて作られているのでしょう。
一種、幻惑的な「オランダの光」というタイトル。

もしかして、一番の出来はこのタイトルにあるのかもしれません。

私はDVD出るの楽しみにしています。
家で観れば睡魔に負けてもまた見直すことできますからね。
Tak管理人 | 2004/11/28 10:03 PM
ようやく観てきました。
ん〜〜、映像はきれいでした。
あやうく、オランダ語が子守唄になるところでした。
Moebon | 2004/12/13 4:15 PM
@Moebonさん
想像以上に「強敵」でしたでしょ!
睡魔。
Moebonさんのブログも先ほど伺ってきました。

長距離トラックの運転手さんのコメントの
場面がもしかして一番分かり易かったかもしれませんね。
Tak管理人 | 2004/12/13 10:34 PM
Takさん、こんばんは。
遅ればせながら見てきました。「オランダの光」
拙いですが、感想を書いてみましたので、
TBさせていただきます。

美しいオランダの映像と、
時折出てくるフェルメールの絵画に見入っていました。
映画としては微妙な感じでしたが、
切り口は良かったので、色々考えさせられました。
はろるど・わーど | 2005/01/28 12:07 AM
TB有難う御座いました。
勿論、Takさんの記事は拝読してはいたのですが、こうしてTB
していただくと、嬉しいものです。

そうそう。↑にもありましたが、実は、トラックの運転手さん
のコメントがなんだかとっても分かる分かる。と、実は思って
いました。
それと、あの、ロッテルダムに在住というアーティストの話。
イタリアから帰ってくると、光の違いが分かります云々。
そして、彼の作品(青い絵の具に卵の黄身を混ぜていましたね)
の中にオランダの光。

淡々と観ていたのでした。私。
Sa | 2005/01/28 9:12 PM
@はろるど・わーどさん
コメント&TBありがとうございました。
念願成就ですね。
拙いなんてご謙遜。
素晴らしい感想です。
TBされた私が恥ずかしいです(^^ゞ

映画としての完成度ではなく
着眼点の勝利ですね、この映画。
話題にも事欠きません。
やっぱり「オランダの光」はあるのでしょうね。
また「行きたい」病が発症しそうです。。。

@Saさん
コメントありがとうございます。

トラックの運転手さんのコメント分かり易かったです。
実際に経験しているから故のコメント。
言葉に力があります。
へんてこな実験より何倍も説得力もあります。
卵はテンペラ画でしょうか。
私もぼんやり淡々と観ていたので
深く考えませんでした。

こうして間おくとまた観たくなるから不思議です。
はやくDVDでないかな〜
Tak管理人 | 2005/01/28 11:53 PM
こんにちは。

昨日、レイトショーでようやく観てきました。
とてもきれいな映像でした。

ひとり寝息の高い人がいて、7割くらいはお
やすみになっていたような雰囲気でした。
lysander | 2005/01/30 1:23 PM
@lysanderさん
コメントありがとうございます。
レイトショーでは特にzzz率高そうですね(^^)
私はお昼ごろ観ましたがそれでも、
睡魔が襲ってきました。
オランダに行きたくなる映画です。
多摩川の土手では同じこと出来ないですよね?
Tak管理人 | 2005/01/31 7:34 AM
こんにちは!
ようやく観てきました。
正直、途中は睡魔との戦い!!!でした。。
でも、あのフェルメール、どれも実物を観てないのが
悔しかったです。。
この週末、京都へ行ってきます。草間展です。
Takさんのコメントで勉強してから行ってきますね!
(あと、平山画伯も回る予定。。。)
はな | 2005/02/03 3:52 PM
@はなさん
コメントありがとうございます。
ご覧になりましたね〜
睡魔との戦いお疲れさまでした(・_・;)
手ごわいですよね、睡魔君。

フェルメールの「デルフトの眺望」は
とにかく本物観ないといけません。
世界一の風景画です(大げさかな)

草間展おすすめ。
平山展いまいち。 です。
Tak管理人 | 2005/02/04 7:55 AM
こんにちは。
でも、あの映画の睡魔って「心地よさ」ですよね。
「デルフトの展望」映画の中でも絶賛されてましたよね。
んーー観たいなー。

草間展はあんまり興味がなかったのですが、
たくさんの方が絶賛されてるので興味が出てきたのです。
平山展はその逆、です。
でも、「ナマ平山作品」って実は観たことがないので
やっぱり観たいなー、と。「洛中洛外図」も。
いろんな意味で楽しみです。
京都は雪が降ったら身動きが取れないのでお天気だけが
気がかりなんですけど。
はな | 2005/02/04 11:18 AM
@はなさん
こんばんは。
「デルフトの眺望」ってサイトや画集で観るのと
現物観るのでは全く全然違います。
絵はだいたいがそうですが、それでも
この作品はそれが飛びぬけています。
現物観たら光に打たれます。

草間彌生は良いです。
私も展覧会行ってそれが分かりました。
一部の作品には嫌悪感覚えるかもしれませんが
素晴らしい作品多いです。
平山郁夫は・・・
ヘリ乗って描いちゃいけません。
洛中洛外図を取り違えています。

お天気になーーれ。
Tak管理人 | 2005/02/04 11:19 PM
TB有難うございました。

「光」については、絵画や映像だけでなく、文学や音楽、それらの下地となる生活のなかで生まれた芸術(限界芸術)なんか検証して、多角的に見ればまたおもしろくなるかもしれませんね。

stoneroses8010 | 2005/02/05 12:00 PM
@stoneroses8010さん
こんばんは。
コメントありがとうございます。

光に目を向け、しかも映像として
作り上げたのは凄いと思います。
日常の中にあるものに気が付き
それを具現化する。
できそうで、できないことです。
Tak管理人 | 2005/02/05 11:17 PM
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