青い日記帳 

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「現代植物画の巨匠展」

損保ジャパン東郷青児美術館で今日まで開催していた
「英国シャーリー・シャーウッド コレクション 現代植物画の巨匠展 −ボタニカル・アートのルネサンス−」に行って来ました。



オックスフォード大学で植物学を学んだ
シャーリー・シャーウッドさんが世界各地から蒐集した
ボタニカル・アート作品を紹介する展覧会。

約600点以上にも及ぶコレクションの中から
約120点が出展されていました。

A New Flowering: 1000 Years of Botanical Art
A New Flowering: 1000 Years of Botanical Art
Shirley Sherwood, Stephen A. Harris, Barrie Edward Juniper
↑この本シャーリー・シャーウッドさんが書かれたものです。
展覧会で流れているビデオでも紹介されていました。
大学でのテキストとしても使用されているとか。。。

さて、さて今回の展覧会。
どのように鑑賞するか人それぞれ分かれるように思いました。

単純に描かれた植物の絵に見惚れるのもよし。

植物学的見地から「観察」し観るのもよし。

世界各地の様々な植物を比較するのもよし。

若冲の描き出す世界と比べてみるのもよし。

カメラでは表せない部分を楽しむのもよし。


ポール・ジョーンズ「エリルデーンの花

で、私はというと…
ホームセンターの園芸コーナーで品定めしている時の気持ちで
会場内をうろうろしていました。

「この花、花壇の端に植えたいな〜」なんて感じで。

実際に我が家の猫の額ほどの花壇に植えてある
植物達もちらほら見受けられました。

「雪待草」(スノードロップ)「ひまわり」
「レイテン・ローズ」(クリスマス・ローズ)
「ヘデラ・ヘリックス」「アマリリス」「薔薇」
それに「福寿草」

佐藤廣喜「福寿草

また、新宿御苑で今年開花した大変珍しい「ジュード・ヴァイン」(ヒスイカズラ)を描いた作品などには心惹かれるものありました。
(かみさん、新宿御苑で実際に観たそうです。いつの間に…)

Contemporary Botanical Artists: The Shirley Sherwood Collection
Contemporary Botanical Artists: The Shirley Sherwood Collection
Shirley Sherwood, Kew Royal Botanic Gardens, Victoria Matthews

「ジュード・ヴァイン」(ヒスイカズラ)の他にも中々見たことない
植物や花沢山ありました。ポスターにも使われているこれ。


ステファニー・バーニ「ディクソニア・アンタルクティカ
(名前絶対覚えられそうにありません)
このゼンマイにも見える植物、なんと生長すると10mにもなるそうです。
オーストラリア侮れません。(教訓)


アン・スワン「芽キャベツ
芽キャベツってこういうふうに生るって今の今まで知りませんでした。
絵を観に行って植物の勉強。
(それにしてもあまり美味しそうではないですね。。。)

他にも「フランス海岸松の球果」なんて作品もありました。
今話題のフラバンジェノールの採れる松ってこれなんですね。

それと、「マーメイド・ローズの雄しべ」という作品
その名の通り雄しべしか描いていませんでした。
「マーメイド・ローズ」って名前想像かき立てますよね。
どんな薔薇なのか。
帰宅後早速調べてみたら、、、なんてことはないフツーの薔薇でした。


今回の展覧会の図録、英語版しか売ってませんでした。
A Passion for Plants: Contemporary Botanical Masterworks from the Shirley Sherwood Collection
A Passion for Plants: Contemporary Botanical Masterworks from the Shirley Sherwood Collection
Shirley Sherwood
日本語版は作れないのかな?作らないのかな?どっち??

日本に貸し出しするので日本のボタニカル・アートの画家さんの
作品も多く入れたのでしょう、8点ほどありました。

その中でもこれにはビックリ。

丸山きみよ「


帰宅後、ヤブ蚊と闘いながら庭いじりしました。
ダリヤ、ベルガモット、そしてバラなどなど。
もうすぐ「ヘブンリー・ブルー」も咲くかも。

「ターシャの庭」のようにはいかずとも。
植物に接することは欠かせない日課です。



ご紹介

いつもお世話になっているkyouさんご自身が描く
Botanical Art(ボタニカルアート)満載のサイトです。



シャーウッドさん、コレクションに加えてみてはいかが?
植物画(ボタニカル・アートBotanical Art)は、植物学的な記録の手段として草花の構造を正確に描写した絵を意味します。写真や印刷技術の発達により一時衰退の兆しをみせましたが、芸術作品としての魅力を備えた植物画は人々に愛され続け、近年では自然環境保護運動や園芸ブームに伴い再び関心を集めるようになっています。植物画は植物の分類上注目すべき特徴を強調し花と果実、解剖図を一枚の画面に表現するなど、写真を凌駕する情報の提示が可能なことから学術的にも再認識され、今も世界各地で多くの作家が現役の植物画家として活躍しています。この展覧会は個人としては世界最大規模を誇るシャーリー・シャーウッド博士のコレクションから、現代の植物画家による作品121点を紹介いたします。

シャーリー・シャーウッド コレクション
オクスフォード大学で植物学を学んだシャーリー・シャーウッド博士は植物画の普及につとめながら世界各地をまわり、30カ国以上200人以上にのぼる現代の植物画家を発掘・支援しその作品を収集しています。現在、コレクションの総数は600点以上におよび、本展ではその中からシャーリー・シャーウッド コレクションとしては本邦初公開の作品を展示いたします。
展覧会 | permalink | comments(9) | trackbacks(7)

この記事に対するコメント

Takさん、こんばんは。

本展は2回行ってたので2つTBさせていただきました。
本当にリアルというか、写真などでは写し得ないという意味ではシュール・レアリズム的なジャンルかも、と思いました。

ちなみに私は育てても、途中で全部枯らしてしまう派です(^^;;
Nikki | 2006/07/03 2:03 AM
このゼンマイのポスターを電車の中で穴があくほど良く眺めてましたので、
絶対変な人と思われていたと・・・
それでいて、ボタニカル・アートは図版を見ればいいかな・・・と、
パスしてしまったのですが、やはり実物はいいですか?

私も今春、熱川バナナ・ワニ園でヒスイカズラを初めて見て、
その不思議な青色と垂れ下がる大きな花房に圧倒されました。
そう言えば、この図録の表紙の羊歯の仲間も先日小石川で見てきました。

芽キャベツって気持ち悪いですよね。主人は生えている所を
見てから食べなくなってしまいました。

アートに関係ない話になってしまってごめんなさい^^;

山桜 | 2006/07/03 9:19 AM
ボタニカル・アート観に行かれたんですね。
植物好き、花好きにはたまらない展覧会ですよね♪
私もターシャ・テューダーの庭に憧れます〜。
計算されているのだけど自然な印象のガーデン、
素敵ですよね。。。

Takさんのお宅にはベルガモットがあるんですか?
ハーブ好きなので興味津々です。お茶にも良さそうですね!
ちなみに私はベルガモットはアロマテラピーで芳香浴を
楽しんでいます。(笑)

久しぶりにTBさせて頂きますね。
(ちゃんと出来るかな…汗)
Anna | 2006/07/03 10:15 AM
こんにちは
わたし 羊歯大好きです。
ディクソニア・アンタルクティカ
これが可愛いです。
巨大なコゴミ(クサソテツ)の親戚。

庭のシダ類にはみんな名前付けてます。
シダオ、シダキチ、シダゾウ、シダスケ・・・
(日によって変更アリ)

そういえば歌舞伎の世話物の家の暖簾はみんなワラビ柄でしたね。
京都の武田薬草園には小磯良平が写生した薬草の水彩画があります。
非公開なのが残念なところですが。
遊行七恵 | 2006/07/03 1:33 PM
こんにちは。
過分な紹介をしてくださって、パソコンの前でのけぞってしまいました(冷汗)

おっしゃるように、植物画は色々な見方があるなぁと改めて思いました。
それと、コツコツと描く楽しみも。
白い紙の上に、永遠に枯れない花が浮かび上がってくる瞬間が、なんともいえない快感があります。
私なんぞは、浮かび上がってこなくて、打ちのめされる事の方が多いですけど・・。

>若冲の描き出す世界と比べてみるのもよし。
私はちょうど若冲の後に見に行ったので、やはり色々感じるものがありました。

若冲の描く植物は、ありのままの植物ではなく、若冲の目を通して再構成された「若冲の植物」になっていると思います。またそこがすばらしいところ、若冲の若冲たる所以だと思います。

Takさんの記事に書いていただいたなんて、光栄です。
記念にトラックバックさせてもらいました。
kyou | 2006/07/03 2:19 PM
Takさん

Takさんは行かれていらっしゃらなかったのでは?と案じておりましたが、最終日に行かれたようで良かったです☆

本当に素敵な植物画展でしたよね〜♪

私もNikkiさんと同じくTBを2回送らせて頂きますね(゚-^*)ノ 
Julia | 2006/07/03 7:33 PM
@Nikkiさん
こんばんは。
TBありがとうございました。

うちのかみさんと一緒ですね。
枯らしてしまう派(^_^;)

一つの画面に多面的、時系列的に
植物が描かれているのがとても
興味深かったです。

@山桜さん
こんばんは。

ゼンマイ10mって。。。
イメージできませんよね。
食べても美味しくなさそうだし。

>やはり実物はいいですか?
油彩画や若冲などに比べれば
図版でも十分楽しめると思います。
私もギリギリまで行かなかったのは
そんな理由もあったからです。

ヒスイカズラを俄然観たくなってきました。
自然界には無いような色合いですよね。
不思議だ〜

キャベツの絵もありました。
花キャベツが伸びきってしまったような絵でしたが。

>アートに関係ない話になってしまってごめんなさい^^;
記事自体そうですから。。。(^^ゞ

@Annaさん
こんばんは。
TBありがとうございます。

花好きにいつからなったのか
定かではないのですが、、、
暇さえあればパソコンか庭にいます。
今はバラの手入れが大変です。
(でも楽しい!)

ベルガモットってちょっと毒々しい赤い花
咲かせます、道ゆく人も珍しそうに
のぞいていきます。
今度「別館」に写真アップしますね。
切花にしても長持ちします。

@遊行七恵さん
こんばんは。

>庭のシダ類にはみんな名前付けてます。
>シダオ、シダキチ、シダゾウ、シダスケ・・・
大笑いしました(^.^)
いいですね〜
こういう感覚好きです。

植物いっそう身近なものに
感じられますよね。
西洋人にはない発想です。

小磯良平の薬草の絵
観てみたいな〜
さすが京都色々ありますね。

@kyouさん
こんばんは。

kyouさんの描く植物画思い出しながら
鑑賞してきました。kyouさんの作品は
とっても繊細な感じがします。

私は絵心なくまるっきり
描けないので上手く描ける方
尊敬してしまいます。

描く手ならではの苦労話も
多々あるのでしょうね、きっと。

>私はちょうど若冲の後に見に行ったので、
>やはり色々感じるものがありました。
実は、自分も昨日、三の丸で若冲を見たあと
新宿行ったんです。だからやはりあれこれと
比べるものではないと思いつつも比べてしまいました。

若冲もフェルメールも目に見えたものを
そのまま描くのではなく再構築している点が
とても惹かれます。1900年代ではセザンヌ。
自分の好きな画家さんのタイプだんだんと
分かってきたように思えます。

@Juliaさん
こんばんは。
TBありがとうございます。

あまり乗り気ではなかったのですが、
時間が空いたので観てきました。

シャーウッドさんの別荘の庭が
凄かったです。羨ましいというか
なんというか。。。
Tak管理人 | 2006/07/03 8:42 PM
こんにちは
”今年は「細密画」に慣れる”がテーマ
になってきた様な気分です。
1室目で許容量を超す細かさでしたが、Takさん同様
私もだんだん「この花良いなぁ〜」とか
植物園に居る気分になってました。
量の多さにもう一度行こうかと思ってましたが、
なかなか2回行くのは難しいです。(私は・・・)

図録、有りませんでしたか?
此処はレジメも無いので残念ですよね。
いつも子供用を入り口で購入しメモります。
るる | 2006/07/03 8:43 PM
@るるさん
こんばんは。

最終日だったこともあり混雑していました。
「流す」つもりで気楽に鑑賞してきました。
絵よりかかれた植物に興味がわいてしまいました。
視点変えたら随分と面白くなりました。

レジメ(出展リスト)あるんです。。。
置いていないだけで。
受け付に申し出るともらえます。(もらいました)
エレベーターが揺れてちょっと恐かったです。
Tak管理人 | 2006/07/03 8:50 PM
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