青い日記帳 

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「若冲」紙媒体情報求ム.

好きになると相手のこともっともっと知りたくなるのは自然な心の動き。
対象が画家さんでもそれは同じこと。

かつてセザンヌ、イヴ・クライン、ラファエル前派、フェルメールと
次々に好きになりそのたび毎に本を貪るように読みふけってきました。

本来、画家さんを好きになったなら、その画家の残した作品を
実際にこの目で観る事が「自然な心の動き」に対する一番の対処法。
でもそれって中々簡単には叶わないこと。

実物の絵を観たい!と思ってすぐに観られるわけではありませんからね。

観られなく悶々とした日々を少し解消してくれる手段が紙媒体。本です。
元々本が好きなので心の対処法としては一石二鳥の感。

で、今、最も知りたい相手、好きな相手が伊藤若冲。
ここでも何度も紹介しましたが、手っ取り早く今手に入る本だとこの4冊。


伊藤若冲
「伊藤若冲」 小林 忠
コンパクトな一冊。図版も32点紹介されています。
巻末の『「画遊人」若冲」という文章は興味をそそります。
(↓で「余談」として一部紹介してあります)


目をみはる伊藤若冲の『動植綵絵』
「目をみはる伊藤若冲の『動植綵絵』」 狩野 博幸
「動植綵絵」だけでなく若冲に関する知識かなりこの本で補えます。
印刷もキレイなので見ているだけでも楽しくなる一冊です。


もっと知りたい伊藤若冲―生涯と作品
「もっと知りたい伊藤若冲―生涯と作品」 佐藤 康宏
幅広く網羅している一冊です。個人的にはかなりお勧め。
でもプライスコレクションは一枚も掲載されていません。
その理由は以前こちらに書きました。



週刊日本の美をめぐる「驚異のまなざし 伊藤若冲」 安村 敏信
(小学館のサイトで在庫確認するとまだあります。こちら
(また、「若冲と江戸絵画展」でも販売されていました。)

余談ですが。。。
の著者小林氏が書かれているこの文章が大変興味を惹きます。
それは氏がかつてプライス邸を訪れた時のものです。

海に臨んだ私邸での鑑賞の翌日、寄贈を前提に預けてあるコレクションの一部を見るため、ロサンジェルス市内のLACMAことロサンジエルス郡立美術館へと案内された。そこで久しぶりに目の前にした〈紫陽花双鶏図〉と〈雪中鴛驚図〉によって、先述の若冲展よりもさらに数年さかのぼる学生時代に経験した、とある光景があざやかによみがえってきた。
それは、すでに美術史の研究家として一線にあった先輩の辻さんが、わざわざその二点の若冲画を美術商から借りてきて、研究室の壁面に掛け広げ、次のような意味のことを告げて私たち在学生の注意を喚起した、印象深い思い出のひとこまであった。


「これらの若沖の絵は、かけがえのない名画であるにもかかわらず、信じられないような安い値段(たしか昭和四〇年前後で一幅平均二百万円ほどだったと思う)でアメリカ人に買われ、近く国外へと流出してしまうことになっている。日本人が忘れてかえりみないうちに、かつての浮世絵版画と同様、これらの江戸の絵画が次々と外国の目利きの手へと渡っていってしまうことだろう。」

紫陽花双鶏図」と「雪中鴛鴦図
 
この2作品、現在開催中のプライスコレクション「若冲と江戸絵画」展に
当然ですが、展示されています。昭和40年代と現在では貨幣価値が
違うといえども、一幅200万円は驚き以外の何物でもありません。

私も展覧会でしげしげと見つめながら、ため息ついてしまいました。

話を元に戻して、この他にも「今」本屋さんに並んでいる雑誌だと
こんなものもあります。
家庭画報 2006年 08月号 [雑誌]
家庭画報 2006年 08月号 [雑誌]

「米国・プライス邸の特別取材 里帰りした若冲と江戸琳派」と題し
カラーで12ページにも渡り特集が組まれています。

「美の巨人たち」では少ししか映らなかったプライス邸も
ばっちり紹介されています。勿論あのモザイク・バスルームも!

また先日も書きましたがこの雑誌でも、若冲の特集組まれています。
「アート・トップ」

巻頭特集「若冲の衝撃波


これで古本まで手を伸ばすようになると、かなり厄介です。
(もうかなり伸ばしていますが…)

こんな風に好きな画家にハマっていると、
必ず色々と情報を下さる方がいてとても助かります。

つい先日も職場の先輩が東京大学出版会の雑誌「UP」に
若冲のことを辻先生がお書きになっているよ!と教えて下さいました。
すぐさま入手。


若冲に取り憑かれたアメリカ人」と題し
5ページほどの文章を載せられています。

さてさて。
どんな些細なものでも結構です。
もし、どこかで若冲の記事見かけたら、どうか教えて下さい。

「知りたい病」を治癒するには、より多くの活字が必要です!

追記:
次号の「ブルータス」は若冲特集ですね!
これは買わねば!!
お知らせ | permalink | comments(9) | trackbacks(0)

この記事に対するコメント

こんにちは。発売中の「花椿」には、若冲の作品からインスパイアされたアート写真「目ニ、オイシイ 京、若冲、野菜」が掲載されています(森村泰昌『野菜涅槃図に捧ぐ」など)。お探しの方向と違うかもしれませんが、ご参考までに。
らら | 2006/07/12 12:38 AM
@ららさん
こんばんは。

早速の情報ありがとうございます。
「花椿」ですね。
今週中になんとか手に入れたいと思います。
なんでもいいんです、今は。
ありがとうございました!感謝。

Tak管理人 | 2006/07/12 12:52 AM
花椿に若冲が。。。化粧品メーカーの広報誌なのに昔からアート色の強い読み物ですよね。一時期毎月店頭でもらってためていたのにいつのまにやら。。資生堂の店頭にもそうそう行かなくなり。。わたしもGETしに行って見ます〜。

それと家庭画報ですか・・・まだ8月号見てないわ。。。これはいつもお世話になっている美容室でいただくことにしよっ(^^ゞ
十六夜 | 2006/07/12 9:41 AM
Takさん、こんにちは
下記リンク先のサイトの管理人さんは偉人のお墓巡りをライフワークにされていますが、若冲のお墓探訪も既にされ、記事にしています。
http://kajipon.sakura.ne.jp/haka/h-n-gaka.htm#jyakutyu

若冲の生涯も解説されているので、よろしければご覧になってはいかがでしょうか?
アイレ | 2006/07/12 3:48 PM
こんばんは

若冲に熱狂されておられるのですね。
本って集め始めるとエンドレスですよね・・・
わたしは古書専門ですので、今ある記事を皆さんのようにご案内は出来ません。
ただ、思い出すことを記します。

*集英社の座右宝の会シリーズで若冲があるはずです。
黒と白の背表紙の大きい本です。
*三彩社の『古美術』がわりと古書店には出回っているようです。これにはかなり以前からときどき掲載されていました。特集号はちょっと見ていません。
*もうなくなりましたが、光琳出版社が『若冲と竹田』特集本を出していまして、それがネットの古書販売目録にありました。
http://andanda.cool.ne.jp/library/magazin_N.html
*葛生町立吉澤記念美術館てありますよね。古径の『神崎の窟』とか所持しているところ。
あそこが名品図録を出していますので、そこにも掲載されているはずです。
*京都の細見美術館、ここが今なら一番手に入れやすいかもしれません。本を出しています。
それであそこは過去の展覧会をデジタル保存していて、それを見ることが出来るのですが、コクヨのサイトに『若冲と琳派』が少しですが、ありました。
http://www.kokuyo.co.jp/rdi/appareo/hosomi.html#
あとそれからその若冲本のことなどはこちらです。
http://www.emuseum.or.jp/Pages/kakonotenrankai/event_rinpa%FAG.htm

これは本ではないですが、京都の同志社大学の隣の相国寺・承天閣美術館が萬野美術館からの寄贈を受けたのを機に新館を造成して、いよいよ来春オープンします。
寺にある若冲の襖絵50枚を常設展示するようです。
ほかには佐竹本とか応挙の滝とか色々。

私は神田には詳しくないですが、京都の古美術専門書店と大阪の天牛、天地といった古書店にはかなり沢山の若冲や応挙の本がありました。
ネットに出ているのと店頭とではことなるようですが。
http://tengyu-syoten.co.jp/

主旨が違うようでしたら、ごめんなさい。
長々と失礼いたしました。がんばってください。
遊行七恵 | 2006/07/12 10:41 PM
こんにちは。
過去に若冲に関する著作についてコメントを入れたものがあるので、
おそれながら参考までに記させていただきます。

・古今第二号 特集「若冲と竹田」光琳出版社
http://tsukinoha.exblog.jp/m2006-05-01/#3088108
すでに遊行七恵さんが記載をされている書籍ですが、文人に関する内容の濃い対談集です。

・和楽2004年9月号
http://tsukinoha.exblog.jp/m2006-04-01/#3010287
もしかしたらお持ちになってらっしゃるかもしれませんね?

・煎茶への招待 NHKライブラリー
http://tsukinoha.exblog.jp/m2006-02-01/#2686974
煎茶の文化という大局から、若冲がどのあたりにいるのかを俯瞰して読み取ることができます。

至文堂の「日本の美術」のバックナンバーにも「伊藤若冲」の巻があるはずです。

以上、失礼しました。
tsukinoha | 2006/07/13 12:43 PM
@十六夜さん
こんばんは。
情報ありがとうございます。

「花椿」近所の本屋で早速探しましたが
見当たりませんでした。調べると
どうやら限られた書店でしか扱っていないようですね。
http://www.shiseido.co.jp/hanatsubaki/shoplist/index.htm

今週中にでも都内の書店で見つけます!

@アイレさん
こんばんは。
情報ありがとうございます。

とても詳しく若冲の生涯について
書かれていますね〜
えらいな〜このサイトの管理人さん。
見習わなくては!

プリントアウトして読みます。

@遊行七恵さん
こんばんは。
情報ありがとうございます。

ってこれだけで一日分の記事になります。
これだけお調べになるだけでも
さぞかし大変でしたでしょう。
なんとお礼を申し上げてよいのやら。

ありきたりですが
どうも有り難うございました。
感謝感謝です。

>主旨が違うようでしたら、ごめんなさい。
全然違っていません。

実は古本大好きでして
あれこれ蒐集しています。

光琳出版社の本など
何冊かgetしました。

一番欲しいのは京博で開催された
「若冲展」の図録ですが
プレミア付いてしまっていて
とても手が出せません。。。

あの時、京都無理してでも
行っていればな〜〜と
今頃になって後悔しています。

承天閣美術館はそうすると…
やはり行かねばならないですね。

古本も何冊か溜まりましたら
またあらためて記事したいと思います。

@tsukinohaさん
こんばんは。
情報ありがとうございます。

「煎茶への招待」はノーチェックでした。
早速購入したいと思います。

他は何とか手に入れることができ
今では宝物を扱うようにして読んでいます。

「古今」や「和楽」は古本屋さんで
300円〜500円程度で買った記憶あります。
信じられないですよね。

光琳出版社懐かしいです。
Tak管理人 | 2006/07/13 10:33 PM
2月17日の日経新聞夕刊に「若沖の絵、金閣寺に」という記事が載っていました。
↓のページには残念ながら写真がありませんが、新聞にはカラー写真が載っていました。帚(ほうき)と云うかハタキのようなものに子犬がぱふっと叩かれているような、じゃれているような絵です。
5月の相国寺承天閣美術館「若沖展」で公開されるそうですよ。
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20070217AT3B1602B17022007.html
菊花 | 2007/02/18 12:09 AM
@菊花さん
こんばんは。

情報ありがとうございまーす。
日経が主催なのですね、これも。
やるな〜

京都の若冲展に備えて
こうやって小出しにネタ出してきそうですね。

5月の下旬に出向こうかと思っています。
菊花さんは行かれます??
Tak管理人 | 2007/02/18 9:35 PM
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