青い日記帳 

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映画「ゲド戦記」

映画「ゲド戦記」を観て来ました。



いきなりですが、点数で表すと私が45点。かみさんが40点。

宮崎駿監督の息子・宮崎吾朗氏が監督を務めるているこの映画。
公開前からそちらの話題が先行していてどうしても駿監督と、
比較しながら観てしまいます。仕方ない事だと思います。

原作には無い「父殺し」のシーンが登場するのは
そういった意味で象徴的ではありました。

そして、オイディプスの伝説を嫌でも重ねあわせて観てしまいます。

映画を観た後に知ったのですが、原作本は6冊からなるかなりの長編。

ゲド戦記 全6冊セット
ゲド戦記 全6冊セット
アーシュラ・K・ル=グウィン, 清水 真砂子

これを2時間のアニメーションに纏め上げようとした心意気だけは
買いますが、やはり上手くまとまっていません。残念。

ただし、原作を知らずに観た自分でも
ストーリーは比較的分かりやすい内容でした。

この辺は「ダ・ヴィンチ・コード」とは随分と違う点です。
それだけ「ゲド戦記」の原作に沿っていないという裏返しでもありますが。

原作本の『ゲド戦記』についてはこちらに載っているので
映画をこれからご覧になる方も読んでおいて損はないかと思います。
ネタバレに全然ならない点がまた凄い。。。

因みにこれも知らなかったのですが、原作の『ゲド戦記』って
『指輪物語』『ナルニア国ものがたり』と合わせ、世界三大ファンタジー
なんて称されているのですね。。。無知でした。

テルーの唄 (ゲド戦記 劇中挿入歌)
テルーの唄 (ゲド戦記 劇中挿入歌)

作品の中で最も輝いているシーンの一つとして
ヒロインのテルーが草原で歌う場面があげられます。
(↑の歌です。)

イメージ画像?!

新人の手嶌葵が歌っているのですが、これが良い。
歌で選考したのだろうな〜と確信持てます。
この歌聴いて主人公のアレンも涙流していました。
(原作では主人公はアレンではなくゲド
 「アレン戦記」じゃないですからね)

映画の中でもアレンよりゲドの方が中心となって
ストーリーが展開していくように感じられてしまいます。
(ガンバレアレン!)

岡田准一の声を半分以上の目的で行ったかみさんの評価が
低いのはきっとその所為かと思われます。

かみさん曰く。
「岡田君の顔がそのままアレンだったらかなり高得点だったのに…」


グリコのポスカムCM画像。
動画は3種類こちらで見られます。

その岡田君は残念ながら台詞少な目。
見せ所は最後の最後。
それまではダメダメな青年役。
キムタクのハウルよりかは違和感なく耳に入ってくる声でした。

東京タワー プレミアム・エディション
東京タワー プレミアム・エディション
因みにかみさんのイチオシはこれ↑

ゲド(ハイタカ)の声の菅原文太がとても良かった。
そつなくこなすというか、聞いていても安心。
役にもしっかりなりきっている感じを受けました。
流石。



ところで読売新聞の電車の中にある広告読まれました?
これ読んでいるといつの間にか菅原文太の声が聞こえてきます。

本当の自分を探す旅に出たい。
などという言葉をよく聞く。
若い頃、よく使う言葉の一つだろう。
でも、考えてみて欲しい。
本当の自分とは、君自身ではないか。
君が旅するべき場所は、いまの君から一番近くて、
そして一番遥か遠いところ。
そう、君自身の中へなのだ。
魔法だのまやかしだの、救ったふりは出来る。
でも、本当に君を救えるのは、君だけなのだ。
自分で前に進め。
魔法を期待する人には、魔法は決してかからない。
自分の足で立ち上がれ。
ゆっくりと羽ばたいてこそ、遠くまで行ける。
さあ、羽ばたけ。


読売新聞は、おおすじゲドの意見に賛成します。
↑最後のこの一行がおかしい。笑えます。
「おおすじ」がどのあたりなのかを是非聞きたいですよね。

スタジオジブリ・プロデュース 「ゲド戦記歌集」
スタジオジブリ・プロデュース 「ゲド戦記歌集」

帰宅してからyahoo!やgooの映画紹介サイトで「ゲド戦記」の評価を
読みましたが、結構散々に書かれていますね。。。

そんな中にあって、この方のレビューは大変参考になりました。
是非、一読お勧めします。


ところで、映画が始まってすぐのシーンで
上空で二匹の竜が争っている場面あります。

一匹がやられて海に落ちてしまいますが、
あれってテルーなんでしょうか?

また、
「かつて人と竜はひとつだった。」
「世界の均衡が崩れつつある。」
「人間の頭が、変になっている。」
「いのちを大切にしない奴なんて、大嫌いだ!」
等などの印象的な台詞はかなり強いメッセージを
観ている者に否が応でも与えます。

絵的には父親には勝てませんが
言葉ではかなり近い所まで行けたように思えました。
(もう少し繋がりあれば尚良かったのですけどね。)

本当の名前を他人に明かすと支配されてしまうという設定を
もうちょっと上手く使っても良かったかな。
「千と千尋の神隠し」でも名前は重要でしたからね。

シュナの旅
「シュナの旅」 宮崎 駿

この漫画が映画「ゲド戦記」の原案となっていることも
帰ってきてから知りました。早速読まなくては!!

辛口の点数つけておきながらこうしてどんどん
ジブリの戦術にハマっていってしまいます。。。
竜が人間の住む世界に現れて共食いを始めるなど、異変が起こりはじめた多島海世界“アースシー”。異変の原因を探るべく旅に出た大賢者ゲドことハイタカは、その途中で父王を刺して国を飛び出してきたエンラッドの王子・アレンと出会った。2人はともに旅を続け、ハイタカの昔なじみ・テナーの家へ身を寄せる。しかしテナーと共に住んでいた少女・テルーは、心に闇を持ち自暴自棄となるアレンを嫌悪するのだった…。
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この記事に対するコメント

おはようございます。
わたしはゲドの原作至上主義なので映画は見ませんが、原作はすばらしいですよ、今は岩波も普及版みたいな感じのを出しているのでお求めやすいようです。
シュナの旅まで混ぜていると聞いてびっくりです。
というか、ヲタ女子向けなシーンが多いようですね、映画は。谷山浩子さんがピアノ伴奏をしているようでそれだけは聞いていたいとも思いますが、ちょっとショボンな感じがいたします。
カリブの海賊見てきます。可愛いデップ♪を。
遊行七恵 | 2006/08/02 9:14 AM
おはようございます。

未見ですが評判は最悪みたいですね。
監督は素人、ヒロイン役も素人、鈴木Pのあざとい宣伝。
これだけでもうんざりですが、公開前日「トトロ」放映後の生歌に完全に引きました。

この映画「日経」でも★1つでしたね。
隣に紹介されていたジブリの原点とされる「王と鳥」が★5つ。
先に公開された細田監督の「時をかける少女」は★4つの高評価。細田監督は故あって「ハウル」の監督を降りた方。
実に皮肉な結果です。

アニメ業界も次世代が台頭しつつありますが、
後進の育成という点でジブリは完全に出遅れましたね。
もう数年前から囁かれていたことではありますが。

>映画「ゲド戦記」の原案
ぱらぱらと読みましたがきれいな物語ですよ。
父駿氏が企画を出したけど当時アニメ化が認められず絵物語として世に出したものと聞いています。
どうせならこっちを駿監督に創ってほしかった。
shamon | 2006/08/02 9:24 AM
私も奥様と同じで岡田君の声を目的で行きました。
何故ならこれに限らず、どんな映画も原作を超えられないと確信しているからです。
(岡田君は少年の頃と比べると本当に化けましたね!超cool!)
でも、≪影におびえる少年≫というのも気になって・・・その答えもあの映画の中では得られなかったのでちょっと、やっぱり、がっくりでしたが 監督の志は感じる事ができたので 私は初監督作品のご祝儀で70点をあげます。
まだこのブログを見始めて間もないんですが takさんは 本当にあったかいものの見方が出来るんですね。お人柄がブログに出ています。ご無理なさらない程度に続けてください。
fiore | 2006/08/02 9:13 PM
@遊行七恵さん
こんばんは。

原作は確かに良さそうですね。
本屋さんで立ち読みしてきました。
シュナの旅をまず先に読んでみます。
早速アマゾンに注文しました。

「カリブの海賊」も観たのですが
まだ感想書いていませんでした。。。
ジョニーデップがとっても楽しそうに
演じていました。彼のはまり役ですね。
三作目が既に観たいです。

@shamonさん
こんばんは。

鈴木さんが裏で手を回しているのでしょうかね。
宮崎駿監督としても息子にバトンタッチするしか
方法がなかったのでしょう、きっと。
大きくなってしまうと小回りきかなくなるものです。

「王と鳥」はそんなに評価高いのですか
もっと多くの映画館でやってほしいです。

ジブリはこのままだとディズニーに飲み込まれて
しまいそうな悪い予感がします。
上手いこといかないものでしょうかね。

原作を三部作かで父親が作っていたら
それこそ歴史に残る超大作になっていたかもしれませんね。
惜しいことしました。

@fioreさん
こんばんは。
コメントありがとうございます。

暗いですよね。。。岡田くんの役。
確かに原作は映画では越えられませんね。
どうしても比べてみてしまいがちです。
影におびえる少年の答えも他の疑問も
解決されないまま終わってしまいましたね。
続きがあたかも存在するかのようです。

ご祝儀で70点ですか。
私もそれではご祝儀で65点にします。

毎日時間に追われるようにして
「適当に」書いているだけです(^^ゞ
でもお褒めいただく嬉しく思います。
励みにして頑張ります!
Tak管理人 | 2006/08/03 12:20 AM
こんにちは^^。夏本番で暑いですね。

>鈴木さんが裏で手を回しているのでしょうかね。
話題づくりの腕は評価しますが、
彼が作品に口を出すとろくなことがないですね。
「イノセンス」でもキャストに口を出し、
押井監督に
「俺はあの男と違って声優さんの価値をわかってんだよ。」
とばっさり却下されたのは有名な話^^;。

それに「ナウシカ」「ラピュタ」「トトロ」の名作は
鈴木氏ではなく別の名プロデューサーが送り出したものです。が、その後経営方針で対立してジブリを去った。
そして鈴木氏が入って利益優先に走るようになった。

宮崎氏ほどの天才はなかなか出てはきません。
でも「耳をすませば」の近藤監督が生きておられたら、
ジブリも素人を監督に立てるなどなかったでしょう。
息子の吾朗氏は能力以前に「???」という発言も多く、
求心力があるとは思えません。
今からでもいい、IGの「押井塾」のように
地道に人材育成をしてほしいと願います。

「王と鳥」は昨日観てきました。
古い作品ですが遊び心一杯で楽しめました。
ブログにもレビューを挙げてあります。
宮崎駿作品が大好きな方なら
きっとオオウケすることうけあい^^。
もしお時間取れるなら是非。
劇場へ行く際の注意も書いておきました。
ご参考になれば幸いです。
shamon | 2006/08/03 12:43 PM
@shamonさん
こんにちは。
コメントありがとうございます。

暑いですね。
今日は地元の花火大会の日なので
晴れてくれて嬉しいのですが
こう暑いとちょっと。。。
庭のヒマワリだけが嬉しそうです。

鈴木さんと押井監督そんな
軋轢があったのですか。
お詳しいですね。shamonは。

もうかると思うと入り込んで
くる人っていますからね、どこでも。

宮崎監督は自分でも「絵」描けますからね。
それに「女の子」の扱いが上手いです。
ゲド戦記はどちらかというと「男の子」が主でしたね。

ブログのレビューは拝読させていただきました。
他の記事も含めて。
TBが上手く飛ばないようでこちらから
お返しが出来ずにおりますが
どうぞご勘弁あれ。
Tak管理人 | 2006/08/05 11:51 AM
こんにちは^^。
もしかして昨日は江戸川花火?
私も行きました。

>お詳しいですね。
業界に友人がいました。
ちなみに押井さん、「立喰師列伝」できちんと鈴木Pに”仕返し”してます(苦笑)。
#「立喰師」のレビューは名前のところに入れておきます。


>宮崎監督は自分でも「絵」描けますからね。
アニメーターとしては超一級ですもんね〜。
動きでストーリーを語る手腕はやっぱり素晴らしい。
次回作が楽しみです。

>それに「女の子」の扱いが上手いです。
「宮崎駿の世界―クリエイターズファイル 」を読めば
その理由がわかりますよ。
ジブリファンにはかなりショックな中身ですけど^^;。

>もうかると思うと入り込んで
>くる人っていますからね、どこでも
採算も大切ですが、もうちょっと作品の中身を大切にしてほしいですね。良い作品は必ず人をひきつけるものですから。


shamon | 2006/08/06 12:59 PM
@shamonさん
こんにちは。

花火大会勿論行きましたよ!
これ見ないと!
私は市川側で毎年見ています。
打ち上げ花火が頭の真上にあがる位置で。
火の粉や花火のカスが降りかかってきます。
今年は風向きのせいもあって今までで
一番降られたかな。煤だらけでした(~_~)

押井さんといえば
今、銀座の日産ギャラリーで
おもしろそうな展示していますね。

出張前に行けたらなーと思っています。
Tak管理人 | 2006/08/07 9:09 AM
本日から夏休み〜。

あ、ちょうどその反対にいたかも(笑)。
こちらには煙がほとんど来なくて快適でした。

日産×「攻殻SSS」コラボは今注目ですね。
タチコマがいるといいのだけれど・・・(^^ヾ。

shamon | 2006/08/07 11:07 AM
@shamonさん
こんばんは。

いいですねー夏休み。
15日にならないと休めません。
日曜さえも(T_T)

日産ギャラリー私も行ってみたいと
思っています。ただ時間が。。。
Tak管理人 | 2006/08/07 10:14 PM
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ジブリの新作は「ゲド戦記」 | ひねもすのたりの日々 | 2006/08/02 8:48 AM