青い日記帳 

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「ポップアート1960’s→2000’s 展」

損保ジャパン東郷青児美術館で開催中の
「JOY POP!ポップアート1960’s→2000’s
リキテンスタイン、ウォーホルから最新の若手まで」展に行って来ました。



あっ!なんだかいきなり画像が「潰れて」しまってますね。
↑のチラシに使われているロイ・リキテンスタインの「泣く女

顔の部分スキャン後画像ファイルサイズを縮小したら
いっきに「名物の」ドットがダメになってしまいました。

これじゃー魂奪われてしまったのも同然。
お詫びに口元だけ再度アップしておきますね。
今度はドットつぶさないように注意して。。。


「パソコンや画集で観ればわざわざ本物を観なくても十分」
という理屈は、こんなマンガのような作品でさえ通用しないんだと
いうことが、自分でもあらためて分かりました。

まさかリキテンスタインから教わろうとは…迂闊。

さて、さて展覧会です。

何か久々にアメリカンアートというか現代絵画とやらを
まとめて観たような気がします。
若い頃狂ったように観ていた時を思い出しました。
懐かしかったです。

その懐かしさは実は私だけでなく展覧会を訪れた
多くの方がまず抱く感想だと思います。

まずはじめに、リキテンスタインとウォーホルがそれぞれ
まとめて10点以上展示されています。
その空間に足を踏み入れると「懐かしさ」を感じます。
現代アートなのに。

それもそのはず、現代アートと一概に言ってもこの二人の作品は
主に1960年代の作品。もしかして自分が生まれる前の作品も
あるわけで、懐かしさを感じるのはごくごく当たり前のことです。

もう、この二人の作品は「古典」と言っても過言ではありません。

リキテンスタイン「雄牛」「積わら」「森の前の道
特にこの3点がそれぞれ違った魅力があり良かったです。
「雄牛」は若冲の鶴のように顔の正面から描かれています。かわいい。
「積わら」はモネの“モンブラン”を彼流に描いた作品。食べたい。
「森の前の道」は85年の作品。かなり晩年です。抽象絵画です。
これ観てすぐにリキテンスタインの作品だとは気付かないはずです。

ウォーホルはいいですね。花もモンローもキャンベルもライフ・セイバーズ
などなどお馴染みのスクリーンプリントの作品揃ってました。

この二人は「ポップアートとは?」という導入に使われていました。

・「看板の時代」
ロバート・インディアナの「ラブ」ありました。
美術館からちょっと歩くと新宿アイランドタワー前にこのLOVEの
オブジェがありますね。(損保美術館からも見えます。)

Robert Indiana: Figures of Speech
Robert Indiana: Figures of Speech
Susan Elizabeth Ryan, Robert Indiana

・「もうひとつの流れ」
このセクションはミニマルアートが展示されていました。
フランク・ステラのまだ「壊れる」前のストライプな作品などに混じって
この作品が目を惹きました。

エルズワース・ケリー「スペクトル
これぞミニマル・アート!って感じの気持ちの良い作品です。

・「新しい絵画1980’s
このセクションには村上隆の影響を強く受けた
スー・ウィリアムズの「スーパーフラットの試み」がありました。

こんな作品です。

スー・ウィリアムズの他の画像はこちら

日本画の持つ平面性を積極的に西洋絵画に取り入れようという試みと
そんな解説が確かキャプションに記されていました。

ピンクや赤のラインマーカーで描いたような線が交差し
性に関する強いメッセージを観る者に与えていました。
性器をリアルに描くより一層グサッと来るものがあるのは不思議です。

この他には
・「引用・盗作」でアプロプリエーションやシミレーショニズムに
関連する作品が展示されていたり。


シミュレーショニズム
『シミュレーショニズム』 椹木 野衣
恐れることはない、とにかく「盗め!」世界はそれを手当たり次第にサンプリングし、ずたずたにカットアップし、飽くことなくリミックスするために転がっている素材のようなものだ―「作家」と「作品」という概念およびその成立の正当な基盤とされる歴史性と美学、ひいては「近代」の起源そのものの捏造性を看破、無限に加速される批評言語の徹底的実践とともに、まったく新たな世界認識のセオリーを呈示し、その後のアート、カルチャーシーンに圧倒的な影響を与えた名著。

・「グラフィティ(らくがき)アート」でこれまた美術館で観るのは
懐かしい感じのするキース・ヘリングにお目にかかれたり。

・「雑誌」では今まで知らなかった刺激的なアーティストと巡り会うこと
できました。代表的な人がこの人。デイヴィッド・ラシャペル。
ゴム風船(ブタ)

このシリーズの「コーク缶」最高!笑えます。
ハンバーガーによる死」も分かりやすいくらいストレート。

David Lachapelle
David Lachapelle
Davide Faccioli, David Lachappelle

最後にお気に入りを一枚。


セザンヌの絵じゃないですよ。
よく観るとこれまた少しおかしいです。
これ、穴あけパンチの丸いゴミを重ね合わせて作った作品です。
ドットのように見えるは穴あけパンチのカスです。

ヴィック・ムニーズという人の作品です。
この画家?さんもこれから要チェックです!

懐かしさと新しさの入り混じった展覧会。
他にもたくさん紹介したい作品はあるのですがこの辺で。



トホホなおまけ

この塗り絵を仕上げて持っていくと「特性シャープペンシル」が
もらえると書いてあったので、頑張って塗って行きました。


42階の受付でお姉さんに「はい!」と元気よく差し出すと、
「すみませ〜ん。これ中学生以下対象なんです。」

えーーーー聞いてないよ〜

「下の方に小さく書いてあります。」
フォントサイズいくつだ!といわんばかりの小さく薄い文字で
確かに書いてありました。。。塗り絵に夢中で気付かず。

「でも、折角ですから差し上げますよ。」
なんて調子よく行かないのがこの美術館の特徴でもあります。
冷たくあしらわてしまいました。

そんなマイナスな気分で観た割にはまぁまともな展覧会だったかな。
因みに今回の作品は全て、株式会社ミスミのコレクションだそうです。
日本にもこんな現代アートに力注いでいる立派な会社あるのですね。
JOY POP!
 1960年代のニューヨークに、日用品や広告をそのまま描く作家たちがあらわれました。既製品を作品にとりいれる試みは19世紀から進められていましたが、リキテンスタインのマンガやウォーホルの描くスープ缶の力強さは衝撃的でした。彼らは難解だと思われていた美術に、映画やロックのようなポップカルチャーが持つわかりやすさと魅力をあたえました。彼らの精神はいまや世界に広まり、日本でも村上隆など90年代にネオ・ポップと呼ばれた作家たちがマンガ・アニメ世代の共感をえています。
 この展覧会では、60年代のビッグネームから、ピーター・ハリー、キース・ヘリングら80年代の個性派を経て、ヴィック・ムニーズ、マリーナ・カポス、デイヴィッド・ラシャペルなど注目される若手を集め、アメリカでポップアートの精神を受けつぐ作家たちをご紹介します。


展覧会 | permalink | comments(6) | trackbacks(4)

この記事に対するコメント

こんばんわ、Takさん。
ぬりえはやろうかと思ってよく見たら、こども対象ってのにかろうじて気付きました。でも、あれわかんないですよね〜。
Takさんが、ぬりえ出しちゃうのもっともですよ。
シャープペンもらえてよかったですね。
むかーし、数日ですがラフォーレミュージアムで監視のバイトをやったことがありました。その時の展示がポップアートだったので、思い入れがありますねー。
あおひー | 2006/08/06 12:18 AM
@あおひーさん
こんにちは。
TBありがとうございました。

>シャープペンもらえてよかったですね
いえいえ、もらえなかったんです。
冷たくあしらわれて終りでした。。。イケズ。

一階で開催していたワークショップも
小中学生対象ということで見学すらさせて
もらえませんでした。
どーもこの美術館は・・・ぶつぶつ。。。
Tak管理人 | 2006/08/07 8:35 AM
>いえいえ、もらえなかったんです。
あっ!!すみません。
逆に理解したつもりになってました。大変、失礼しました。
>小中学生対象ということで見学すらさせてもらえませんでした。
これはどうかと思いますね。
大人が見学していいなと思って、子供に勧められると思うんですが、かの美術館にはそういう発想がないのでしょうかね。
あおひー | 2006/08/07 6:04 PM
@あおひーさん
こんばんは。

あそこの美術館そんなに甘くないんです。
キビシー!!

杓子定規過ぎなのもどうかと思いますよね。
ルールはルールでしょうが、人間味感じられないんですよね。
言い方とかに。
だからカチンときてしまいます。
私滅多に怒ることないのですが。。。
Tak管理人 | 2006/08/07 10:17 PM
Takさんこんばんは。
なかなかよくまとまっていた展覧会でしたよね。
思っていたより楽しめました。
場所が場所なのもので、
引用、盗作のテーマのところは少しドキッとしましたが…。

>ヴィック・ムニーズという人の作品です。
この画家?さんもこれから要チェックです

面白いですよね。フェルメールなども描いているのでしょうか。
ちょっと拝見してみたいです。
はろるど | 2006/08/08 10:35 PM
@はろるどさん
こんばんは。
TBありがとうございます。

>場所が場所なのもので、
>引用、盗作のテーマのところは少しドキッとしましたが…。

おおーーー毒舌〜
いいぞいいぞ!!

日本の企業でもこうしてコレクションしている
ところあるのですね、嬉しくなりました。

ヴィック・ムニーズの手法はやろうと思えば
会社でもできますよね!
但し根気が要りますが。
(それと首をかけてやらねば)
Tak管理人 | 2006/08/08 10:57 PM
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新宿では、金券屋が美術館のチケットを売っているだけでなく、 美術館もあります。 損保ジャパンビルにある「損保ジャパン東郷青児美術館」です。 新宿西口から高層ビル街にいくと、ゆるやかにすそが広がっているように見えるビルの中にあります。 http://ww
Roy Lichtensteinが多数出展されていてご機嫌。Marina Kappos は注目。損保ジャパン東郷青児美術館にて9月3日まで。
ポップアート1960\'s→2000\'s | 徒然なるまままに | 2006/08/31 9:45 PM