弐代目・青い日記帳 

  
TB&リンク大歓迎です!
「ピカソ展」ー幻のジャクリーヌ・コレクションー
川村記念美術館で開催中の
「ピカソ展」ー幻のジャクリーヌ・コレクションーに行って来ました。



季節外れの台風一過の日曜日の昼下がり、
久々に川村の駐車場は誘導するおじさんが出るほどの混雑ぶり。
第一駐車場に停められなかったのは
多分「モネ」展以来かもしれません。
いつもはひっそりかんと静まりをみせるこの美術館ですが、
今日は「大入り」でした。
それに比例するかのように子供連れの家族の姿がとても多かったように思えました。

「ピカソ」という画家の名前は、近所の小学校低学年の子でさえ知っています。
他の画家は?知らないそうです。。。
確かに名実共に一番有名な画家さんかもしれません。

ただ、そのピカソに難しい解釈や説明・分類などが加わると、
一気に遠い存在となってしまいます。
やれ「キュビズム」だのやれ「〜の時代」だの。etc・・・

自分も一時、ピカソが遠い存在になってしまった頃がありました。
ただ、近頃はその揺り戻しなのか、身近に感じる画家さんの一人になっています。
それは、立て続けに毎年「ピカソ」展を観ているからかもしれません。
それは、自分の絵の観方が徐々に変ってきているからかもしれません。

今回のこの展覧会は、そんな自分にピッタリの展覧会で、
一言「素直に楽しい」展覧会でした。

ジャクリーヌのことが本当に好きでスキでたまらなかったんだな〜
と思わせる作品がいっぱいありました。
ジャクリーヌのことを綺麗に描いています。

例えば、素描の展示室にあった彼女の肖像画。
服の部分とアクセサリーの部分がコラージュで仕上げられています。
とっても素敵な作品です。

このセンスが道端で似顔絵描いているおじさんたちにあれば、
かなり人気を博すると思うのですが。

」(1965年)はジャクリーヌに捧げるとありましたが、こんな絵をもらったら、喜ばない女の子いないのでは?(実際かみさんはえらくこの絵気に入っていました)ダンボールにさらさら〜と描いただけの細長い一輪の白い花。百万本のバラの花よりこちらの方が「愛されているわー」と感じさせるような絵です。素敵滅法。

ジャクリーヌは幸せ者です。
また、80才過ぎてもこんな洒落たプレゼントが出来るピカソはやっぱり凄い!
Tak「クリスマスプレゼント、僕が描いた花の絵でもいい?」
かみさん「いいわけないでしょ!!」(お粗末・・・)

ジャクリーヌ以外にもいい絵他にも色々ありましたよ〜
「接吻」というタイトルの作品は彫刻を含めて何点かありましたが、
その中でも極めつけダントツに良かった?のは1928年に描かれた
接吻」。これいいです。

男が女を貪るように上からキス抱擁
女もそれを熱く受けとめキス抱擁
さらに情熱的に舌を入れ絡ませキスラブ

今回、子供用に川村美術館が作ったパンフにこう書かれています。
「ご両親へ・・美術について最も良い方法は、作品の中に見えるものについて話すこと。子供の場合は特にそうです。(中略)大切なのは、まず子供が自分で考え、それを言葉にすることです。(中略)きっとびっくりするような答えが返ってきますよ。あなたが見過ごしていた作品の細部を発見し、思いがけない洞察に満ちた解釈をするかもしれません。」
チャレンジャーだな〜冷や汗

サーカス」(1933)は一瞬本当にこれピカソの作品?と
眼を疑いたくなるような仕上がりの小品。
どことなく気になる作品でした。

緑の鼻孔の女」なんて作品もありました。
これ、タイトルだけでもかなりインパクトあるのに
更に作品はその上をイクすさまじさ?!
だって、本当に鼻の孔が大きく緑色なんですよ〜
「どうして緑なのお母さん」なんて聞かれたらどうします??

17世紀の男の肖像」(1967)
何枚か同じような作品がありましたが、このサラサラ〜と
描いたようなピカソらしい(マティスとは違う)感じの
作品がとても新鮮で良かったです。
川村美術館ご自慢のレンブラントの作品とされる
一階に常設してある作品と比べて見みることが
できるのは、ここまで観にきた特権かもしれません。

天気もよく、高速も空いていて
しかも展覧会がこんなに楽しいとなると
「あーーいい日曜日だったな〜」としみじみ思ってしまいます。

ありがとう!ピカソ!!

2005年1月6日(木)−3月13日(日) 山口県立美術館へ巡回。
以下プレスリリース
西洋美術史に燦然とそびえ立つ画家、パブロ・ピカソ(1881-1973)。本展は、晩年のピカソを支え、多くの傑作のモデルとなった妻ジャクリーヌの旧蔵コレクションから、人物をモチーフとした作品に焦点を当て、絵画・素描・彫刻をあわせて約120点をご紹介するものです。

今回の出品作は、ピカソ作品の中でも特に画家自身が愛着を抱いて、生前は大切に手元にとどめ、没後はジャクリーヌが相続したコレクションから選ばれました。1986年にジャクリーヌが亡くなったあとは、彼女のコレクションがまとまって紹介される機会は少なく、日本では本展が初公開となります。
展覧会全体を通して、1917年に描かれたキュビスム様式の人物像から、死の直前の1972年に手がけられた作品まで、ピカソの壮年期から最晩年にいたる制作の変遷をたどれます。
特に、ジャクリーヌをとらえた肖像画の並ぶ一角は、展示室の中でもひときわ目を引くことでしょう。どの作品も、大きな黒い瞳と秀でた鼻筋が印象的な彼女の美貌をよく伝えています。とりわけ、天地約2メートルの、等身大を超える堂々とした絵姿は、妻がピカソの心に占めていた存在の大きさを知らしめるものです。
このほか、天才画家の驚くべき発想法を物語るユニークな素描の数々も見逃せません。

天才画家の最後のミューズとなったジャクリーヌが、自分の「子供たち」と呼び、二人の愛の思い出とともに大切に守った充実のコレクション。それらは、私たちにピカソの独創に満ちたまなざしをたどる喜びを与えてくれるでしょう。
| 展覧会 | 22:32 | comments(9) | trackbacks(3) |
川村のピカソ展も行かれましたか!
うらやましいです。

ピカソの大作も、川村の大きな空間の中では、より力強く見えそうですね。生き生きとしてくるとでも言うのでしょうか。

しかし駐車場まで混雑していましたか。さすがはピカソです。
| はろるど・わーど | 2004/12/06 8:42 PM |

こんばんは.

川村記念美術館はゆるーい気持ちで絵を見ることができるところですよね.
「素直に楽しい」に同感です!
| おけはざま | 2004/12/06 10:34 PM |

こんばんはー。
これ、夏に大阪で観ましたよ。
Takさんもおっしゃってますが、
ピカソのジャクリーヌへの愛情が溢れるような、
ほわぁっとした印象を持ちました。
赤い接吻、が印象的でした。
あと、「トルコ風の衣装をまとうジャクリーヌ」
ピカソにここまで愛されるなんて
女冥利に尽きますよね(?)
| はな | 2004/12/06 10:47 PM |

TBありがとうございます。
こちらからできないみたいなので、コメントで失礼。
jugemっていつも重いみたいで、タイムアウトになってしまうのです。
また何かあったらトラバってください。
| 7ntrdbl | 2004/12/06 11:44 PM |

トラックバックとコメントをありがとうございます!
とてもいい展覧会でした。

ここまでやらないとメセナとか言えませんね。
景気も緩んできているらしいので、もっと企業には
頑張って欲しいと思います。

# わが社も含めて...
| lysander | 2004/12/07 12:01 AM |

コメント&TBありがとうございます。
川村美術館そんなに混んでましたか。やはりピカソの人気は凄いんですねえ。
| イッセー | 2004/12/07 1:18 AM |

@はろるど・わーどさん
川村の方が遠いのですが、
車でびゅーーんと行けるので楽なんです。
新宿は車では行きたくないですからね。

おっしゃる通り、高い天井の川村で
のびのびと作品がしていた気がします。
それでもいつもより詰め込んでの展示でしたけどね。

@おけはざまさん
こんばんは。

あそこだけ時間軸・空間軸その他がずれている気がします。
きっと美術館手前の森をくぐるあたりに仕掛けがあるのかも・・・
なんてね!!

@はなさん
こんばんは。
もう既に大阪では開催されましたよね、札幌でも。
日本各地巡回してますね。
お金稼ぐな〜遺族。
ジャクリーヌだーーい好き。かわいくて仕方ない!!って
雰囲気ありありの作品でしたね。
ピカソはいつまでたっても「若い」です。
エライなーー
こんな二人の関係滅多にあるもんじゃないですよね。

@7ntrdblさん
すみません・・・
ジュゲムは午後10時を過ぎるととたんに重くなります。
繋がらなくなります。シンデレラより酷いです。
記事がそれまでに書きあがらない日は冷や冷やしてます。
懲りずに遊びに来て下さい。
それ以外は割りとつながるようになりました。これでも。

@lysanderさん
こんばんは。
川村美術館は偉いです。
自宅の周りの落ち葉掃くのさえ大変なのに
川村はキチンと手入れしてます。掃除も怠りません。
人かけてます。頑張ってます。
絶対赤字なのに・・・

エライですよね。川村。ガンバレ川村!!

@イッセーさん
混んでましたよーー
ファミリー多かったです。
監視員の人も活発に動いてました^_^;
ピカソネームバリュー有り過ぎです。
| Tak管理人 | 2004/12/07 8:44 PM |

ピカソはやはり偉大です。
ジャクリーヌとは歳をとってからの結婚だったでしょうから余計ああだったのでしょうね。(ガンバル!笑)

ウーキ情報merci bienです!録画かな。。
| Moebon | 2004/12/11 1:55 AM |

@Moebonさん
偉大です。
素晴らしい〜最近やっとそのこと分かってきました。
子供には分からないです。ピカソは。(^^)

ウーキ行きますよーー近々。
| Tak管理人 | 2004/12/11 11:33 PM |










http://bluediary2.jugem.jp/trackback/78
ピカソ展 幻のジャクリーヌ・コレクション(川村記念美術館)
川村記念美術館に行ってきた.ピカソ展は損保ジャパン美術館でみたが,展示によって
| 昼間の青い月 | 2004/12/06 10:35 PM |
ピカソ展―幻のジャクリーヌ・コレクション(川村記念館)
vagabond さんにトラックバックしていただいた、 川村記念館に行ってきました。同じ展覧会を新宿 の東郷青児美術館でも観たのですが、全然、印象 が違いました。 まず、ロゴがユニーク。何だかとっても楽しそう なポスター・チラシです。これは新宿では見られ なかった
| 徒然と(美術と本と映画好き...) | 2004/12/06 11:58 PM |
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「アート」部門のTBのお題 「ピカソを語ろう!」 「ピカソ展」 幻のジャクリーヌ・コレクション    高知県立美術館??  (2004.5.22観賞分) 日本初公開。 ピカソの妻ジャクリーヌ氏が所有していた知られざる ピカソの油彩、彫刻、ドローイングなど1
| 月影の舞 | 2005/11/07 9:46 AM |
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