青い日記帳 

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「大英博物館 ミイラと古代エジプト展」

国立科学博物館で明日から開催される
「大英博物館 ミイラと古代エジプト展 Mummy:the inside story」の
内覧会に行って来ました。



折角ご招待していただいたので、心情的には展覧会のこと
「良かったですよ〜」「皆さんも是非」と書きたいのですが。。。
どう歪曲してもそんな風には到底書けない内容の展覧会です。

期待に胸膨らませている方、残念ながらその期待には副えないと思います。

「ミイラと古代エジプト展」と銘打っていますが
一番の目玉は3Dシアターだそうです
日本初!ミイラシアターの幕が開く
幅14mの大型スクリーンを備えた約400人収容の3Dシアターを会場内に特設。
古代エジプトのミイラ・ネスペルエンネブウのCTスキャンデータとCGなどを組み合わせた3D映像”Mummy:the inside story”(ミイラ:その内側に秘められた謎)をご覧いただけます。約20分間で、ネスペルエンネブウの体内の秘密や当時の生活の様子などを紹介します。最先端テクノロジーと考古学研究の融合が、ミイラの包帯を解くことなく、3000年前の謎を解き明かすことを可能にしました。
確かにミイラって棺やミイラマスク、布でぐるぐる巻きの物体をせいぜい見ることしかできません。で、どうしたかというと、↑にもある通りCTスキャンにかけてしまいました。ミイラを!
冗談のような画像です。。。
ミイラの包帯を解くよりもこっちの方が呪われそうな感じします。
それとこのCTスキャンってフツーの人も使うんですよね?きっと。なんかな〜

で、ここまでして作った映像ですからさぞかし凄いものと思いきや…

まず入口でこれ渡されます

会場へ入るとそこは待合室。
4つの扉の前にそれぞれ整列させられ待たされます。

何故か?
それはこの展覧会の一番の目玉である3Dシアターを観る為です。

ここで会場の構成を簡単にご説明。
会場マップ
左下の青線で囲ってある部分が待合室です。
「イントロダクション」と書かれてあります。要は前の回の映像が終わるまで
ここできちんと並んで待っててね。という空間。

ディズニー・ランドの「ミクロアドベンチャー!」と同じ仕組みだと思ってもらえれば一番分かりやすいでしょうか。ただしそれとは決定的に違うのは待っている間がとっても退屈であることです。5分間だけ入場直前に映像流れます。

「古代エジプトの歴史・文化や、3Dシアター映像の撮影された背景などを分かりやすく紹介する5分間のイントロダクション」とありますが、すぐ隣のシアターの音が漏れてきてよく聞こえません。。。

この展覧会へ行かれる方へ:
ここの場所でベストポジションは赤丸をつけた扉です。(向かって右から3番目)
この列に並ぶと次のシアターが比較的見やすい位置キープできます。

3Dシアターの映像は20分!
回転率悪くなるの必至。だからこそこの展覧会事前予約制。
日時指定券を2日前までにコンビニなどで買って行くそうです。
当日券もあるそうですが、300円高いのと、席の余裕がないと入れないとのこと。
ジブリ展も真っ青なシステムの展覧会です。

まぁ、そこまで苦労して行くのですから(前売り1200円)さぞかし凄い映像が…
と誰しも思うはずです。ところが期待を見事に裏切ってくれます。

先ほどの会場マップオレンジ線で囲ってある場所がシアターです。
ここで20分3D映像”Mummy:the inside story”(ミイラ:その内側に秘められた謎)を先ほどの3Dメガネをかけて観ます。

ナレーターを高橋克典がやっていることからして意味不明な映像。
無理して3Dで見せるほどの内容でもありませんでした。
前回同じように大スクリーンで見た「ナスカ展」の映像が
素晴らしかったので期待し過ぎた感は否めません。

それにしてもどうして3Dメガネかけて見る映像ってこうもハズレが多いのか不思議です。TDLの「ミクロアドベンチャー!」並みのもの求めてはいけないのかな?あれは良く出来ていますよね。更に言うなら「ミクロアドベンチャー!」の前にTDLにあった「キャプテンEO」は最高の作品でした。あれに勝るもの無し!

それでもミイラのCTスキャンした映像や「中身」を見たい方。
ここ↓十分で観られます。ご堪能あれ。
The British Museum
「Mummy: The Inside Story」


実は、この展覧会の一番の問題点はこの映像自体にあるわけではありません。(もう一度会場マップ見て下さい)

会場マップ右側がミイラやその他古代エジプト文明の遺品が展示されているスペースです。緑色で囲ってある部分がそうです。

ここへ辿り着く為には「イントロダクション」と「映像」の通らなければなりません。展示物だけが観たいという人でも嫌でもこれらの場所を「通過」しなくてはなりません。

試しに博物館の方に質問してみました。
「あの〜展示物だけ観たくても映像観なくちゃいけなのですか?」
「はい。そうです。」
「例えば二回観に来て映像はもういいから展示品だけというのもダメですか?」
「はい。ダメです。」「この展覧会は映像がメインですから。

仮に万が一スムーズにことが運び、入館して待たずに「イントロダクション」と「映像」を観終えたとしても最低でも30分は時間を要します。並ばずに観られたとしての話ですよ。どうなのかな〜このシステム。。。明日から混乱しなければいいけど。

エジプトのミイラ
エジプトのミイラ
Aliki Brandenberg, 神鳥 統夫, アリキ ブランデンバーグ, 佐倉 朔

さてさて、展示品は博物館の方自からが「映像がメイン」と言うだけあって、見慣れたものばかり。しかも映像やウェイティングルームにあれだけ場所を割いてしまっているので展示室はとっても窮屈。(ここでも問題があります。映像見終えた約400人が一気に展示室へ移動するので混雑に拍車がかかります。)

このブログの記事、毎日出来るだけそれぞれの展覧会の良い点を見つけて書こうと心がけているのですが、どうしてもこのミイラ展について書いているとネガティブな話題となってしまいます。いけません。いけません。

良い展示品もあったのでそれをご紹介。
トカゲの形護符の耳飾り
紀元前1400-1250年頃のものだそうです。
え〜と約3000年前ですか。。。は〜
使われているのは紅玉随、金、そしてラピスラズリ。
綺麗でしたよ〜

agnès b.のトカゲ君思い出してしまいました。


動物つながりで、猫やハヤブサ、魚のミイラもありました。
魚のミイラ」なんてどんなものだか想像つきます?
簡単です。そのままです。あまりにも魚の姿よく留めているのでビックリしました。

またヒエログリフが刻み込まれた「アンクエフエンコンスの供養碑」や「死者の書」なども以前ヒエログリフにハマったことのある自分としては嬉しい展示品でした。

↓私も持っていますが、このヒエログリフ・スタンプセットは優れものです!
古代エジプト文字ヒエログリフであそぼう
古代エジプト文字ヒエログリフであそぼう
ニューヨークメトロポリタン美術館, 小山 葉子
ヒエログリフ(古代エジプト文字)の読み方書き方は、長い間、謎でした。18世紀末に発掘されたロゼッタストーンが解明への道となり、イギリスのヤングやフランスのシャンポリオンといった学者の数十年にわたる努力によって、ヒエログリフの謎がとかれたのです。 このセットには、24のヒエログリフの特製スタンプが入っています。「一つの文字が一つの音を表す」というヒエログリフの特徴ゆえに、日本語にもおきかえることができたのです。カタカナやひらがなもローマ字におきかえて、ヒエログリフによる文章がつくれるのです。 70ページの解説書には、ロゼッタストーンの発見のいきさつから、ヒエログリフのスタンプをつかっての遊びやクイズまでが満載の解説書を順に読みすすんでいくうちに、自由にメッセージが作れるようになります。誰かと秘密の手紙のやりとりもできるようになれます。 ニューヨークのメトロポリタン美術館で企画されたこの作品は、現在、英語(アメリカ・イギリス)、フランス語(フランス・カナダ)、ドイツ語、イタリア語、スペイン語版と出版され、1990年の出版以来すでに74万部が、世界各地で販売されているユニークな遊びのセットです。

これから行こうと楽しみにされていた方には申し訳ないです。
散々書いてしまいました。。。

チケットこちらで空があるか確認して、事前に買い求め20分間の映像がメインの展覧会に1200円払って上野まで出向かれるのは果たして…

ミイラシアターで、3D映像”Mummy:the inside story”ご覧になるのなら
ここで懐かしの「キャプテンEO」の映像フルバージョンでも!
マイケルが一番キレている頃です。「フォー!!」


Michael Jackson-CAPTAIN EO (full movie)



http://www.youtube.com/watch?v=ZFThn8SK47M
展覧会 | permalink | comments(11) | trackbacks(3)

この記事に対するコメント

こんばんは。
詳細なコメントありがとうございます。
内覧会に招待なんてすごいですね。
テレビで紹介しているのを見て興味を持っていましたが
見学しにくいようですね。
クリムトの芸術新潮持ってベルギー〜に行こうと思います。
私、仕事でウィーンに行ったときクリムトに出会いました。
観れば観るほど惹かれてしまいます。
初期の女性ヌードのラインはミューシャにも似ていると思いました。
あのセンスは最高です。
ちょっと仕事場で遊んで写真とってみました。
良かったらチェックしてみてください。
TB,させて頂きます。お許しください。
bonejive | 2006/10/06 11:38 PM
こんばんわ。私のレビューにもお越し下さり、ありがとうございました。

まさしく書かれていること、まったく同感同感同感です!
ぼくは、立体映像も大好きですし、科学博物館も大好き、当然エジプトも魅惑の地、大英博物館に至っては恋いこがれてついに行ってしまいました。
でも、この展示は。。。。。。。

なんとも残念で仕方ありません。。。
すた | 2006/10/07 12:53 AM
こんばんは。
新聞の記事では3Dスキャンのすごさを褒め称えていたので、勝手に極彩色の映像が観られるかと思い込んでいました。実際はオレンジ色の骸骨画像なのですね。そりゃそうか。。。

確かに、立体映像の魅力を喧伝する作品は外れが多いですね。それでも懲りずに観てしまうのですが(笑)。
mizdesign | 2006/10/07 1:58 AM
これを観にディズニーランドに行ったのか、ディズニーランドに行ったらこれがやっていたのか、忘れてしまいましたが、「キャプテンEO」懐かしかったです!一時期家族でマイケルにはまりまして、ビデオを何本か蒐集しました(笑)。
エジプトと言えば、マイケルの曲でエジプトを舞台にした「リメンバー・ザ・タイム」(だったかな?)もなかなか良いです。
・・・展覧会と全然関係ない話ですみません。
tsukinoha | 2006/10/07 5:49 AM
おはようございます。

ものすごくがっかりなさったのが文面から伝わってきます。お疲れ様でした。

>ジブリ展も真っ青なシステムの展覧会です。
一瞬これ「日テレ」がらみって思いました(笑)。ま、それはともかく中身も運営も観客の立場に立って考えていただきたいですね。
shamon | 2006/10/07 7:42 AM
ほんとに冗談のような画像ですね。
思わずPC画面に寄ってしまいました。笑 えっ?って。
るぅ。 | 2006/10/07 7:05 PM
こんばんは
関西では吉村作治せんせの発掘されたミイラと古代エジプト展が始まりました。
こちらはまだ見てないので何とも言えませんが、東京のこの展覧会はTakさんをそんなにもガッカリさせる恐るべき力を持っていたのですねえ。
うーむ・・・
ミイラのたたりじゃ〜〜
かもしれませんね??
遊行七恵 | 2006/10/07 7:07 PM
はじめまして!いきました!!僕も行きました!!エジプト展!!感激ですよね!!記事かいたんでよかったら読んでみてください!

ちょっと、、くだらないかもですが、、笑

http://ameblo.jp/fmshinkichi/entry-10018031982.html
しんきち | 2006/10/08 3:13 AM
@bonejiveさん
こんにちは。

内覧会はたまたまラッキーだっただけです。
でもこの展覧会正規の価格1500円払って
観に行ったらきっと怒ってこんな記事どころでは
なかったかと・・・

>クリムトの芸術新潮持ってベルギー〜に行こうと思います。
いいな〜いいな〜
楽しんで来てくださいね。
私の分までしっかりたっぷりご覧になって来てくださいね。

クリムトって金をこれでもか〜とふんだんに使う
太っ腹なところが好きです。
ケチケチしていたらあんな絵描けません。

TBしていただいた記事拝見させていただきました。
プロですね。仕事が!!

@すたさん
こんにちは。

凄く期待して行ったのに裏切られた感じがあって
こんなマイナスな記事になってしまいました。
あれはないですよね〜
すたさんの専門的なご意見もとても参考になりました。
かみさんも納得していました。

今度別の展覧会ご一緒しましょう!

@mizdesignさん
こんにちは。

そうなんですよね。
こっちで勝手に期待を膨らませすぎていたのかもしれません。
「上野&ミイラ」と聞くとなんだかDNAが反応するかのように
日本人って心ときめかせてしまいますよね。

ナスカ展の時と同じ会社が作ったものとは思えませんでした。
しかも20分もいらん!もしもし行かれたら感想を是非。

@tsukinohaさん
こんにちは。

この記事書いていて一番の収穫は
「キャプテンEO」の映像を見つけられたことです。
書いている途中にもかかわらず2回も見てしまいました。
これ完成度高いですよね。
かれこれどれくらい前の作品なのでしょうか。
最近は技術に頼ってばかりで内容が伴っていないもの
多すぎる感じがします。

@shamonさん
こんにちは。

がっかりでした。
まぁ期待していかなきゃここまでガッカリ感
味わうことなく見られたかもしれませんが。。。

>中身も運営も観客の立場に立って考えていただきたいですね。
仰る通りです。
「また行きたい!」と思わせる展覧会にしてほしいです。

@るぅ。さん
こんにちは。

冗談かと思いました。
大英博物館で開催されたこの展覧会のサイトを
見れば十分かと思います。。。

@遊行七恵さん
こんにちは。

>ミイラのたたりじゃ〜〜
>かもしれませんね??
ホントそうですよ!
CTスキャンまでかけてしまい。
中の様子を事細かに分析して
それであの映像と内容ですから
きっと関係者祟られます!?

吉村センセの展覧会の方が
まだましに思えてしまうそんな展覧会です。
クワバラクワバラ

@しんきちさん
こんにちは。

面白いブログですね!!
いました、いました。
メガネ早めにかけてしまっているおじさん!
しんきちさん、お似合いですよメガネ。
Tak管理人 | 2006/10/08 12:43 PM
こんばんわ。
私も行ってきました。

「どうしてもとおっしゃるのであれば、展示だけご案内することもできます」らしいですよ。

ちょっと手際が悪い感じでしたけど、トカゲの首飾りがきれいだったのでヨシとしておこう。という感じでした。(^^)
あんどぅ | 2006/10/22 8:58 PM
@あんどぅさん
こんばんは。
TBありがとうございます。

展示されているものだけもう一度観たいです
(^_^;)
半額くらいにしてくれないでしょうかね。
映像はもぅいいですから。。。

化け物の文化誌目茶目茶面白いですね
あれカハクの底力垣間見ることできました。

寺田寅彦に惚れました。
Tak管理人 | 2006/10/23 12:23 AM
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