青い日記帳 

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「仏像展」(前期)

東京国立博物館で開催中の
「仏像 一木にこめられた祈り」展に行って来ました。



国立博物館で開催する仏像関係の展覧会は、
まず「ハズレ」がないので必ず行くようにしています。

今回は「仏像」展となっていますが仏像の中でも
一木彫りの仏像だけを集めた珍しい展覧会。

↑のチラシではいかにもわんさか仏様がおいでになっているように思えますが
会場内はとても落ち着いている感じを受けました。

数も平成館にしては少なめで65作品。
(仏様の数で140点ほど)
観やすい配置でゆったり鑑賞できます。

更に「前期」「後期」の入れ替えもたった2点のみ。
国宝 菩薩半跏像」と「国宝 十一面観音菩薩

↓右が「国宝 菩薩半跏像」(11月5日まで)・・・前期
 左が「国宝 十一面観音菩薩」(11月7日から)・後期


仏像に詳しい友人に聞くと後期の「国宝 十一面観音菩薩」は
とにかく観ておかなくてはならない仏様だとか。(門外不出の仏像!)
滋賀県の向源寺というお寺からはるばる東京までお越しになります。

「これだけでもいいから観ておいて下さい」と強く言われたので
後期も勿論行くつもりです。(ポイントは背面に付いているお顔だそうです。)
まぁこれは、また観てきたら記事書きますね。



↑今回の展覧会は3種類のチラシがあるようなので全て載せてみました。
どれがお好みでしょうか??

やさしい仏像の見方
「やさしい仏像の見方」 西村 公朝, 飛鳥園

さて、さて注目の「国宝 十一面観音菩薩」がお越しになるまでは
京都・宝菩提院願徳寺蔵の「国宝 菩薩半跏像」(如意輪観音菩薩半跏像)がこの展覧会の主役を務めて下さっています。平安時代に作られた仏像とは思えないほど美しいお姿をそのまま現在に伝えて下さっている大変有り難い仏様です。


会場出ではこの仏様を360度ぐるりと取り囲むようにしてどの方向からも拝することができるように安置されています。像高が88.2cmもますのでかなり見上げる感じとなります。

半跏像ですので、ベストのポジションは画像のような角度なのでしょうが、
この仏様とっても美男子でキリリとしたお顔をしていらっしゃるので
できれば真正面からご覧になるのが宜しいかと。イイ男光線出てます。
「国宝 菩薩半跏像」御尊顔ぴかぴかぴかぴか

あまりに美男子なので、とあるご婦人がバックから小さなライト(懐中電灯?)をおもむろに取り出してこともあろうに、光を当てて鑑賞していました。あまりの大胆さにビックリ。勿論そんなことしたらいけません。撮影やライトは×です。

あまりに堂々とライト当てているので、周りの皆さんもあまり気にされていなかったようですが、流石にまずいなーと思い注意しようとしたら私より前に博物館の方からご注意受けました。そうですよね。。。いくら観たくてもね〜本来あまりじろじろ観るものでもありませんしね、仏像って。

御心の広い仏様でしょうから、きっと罰などはお与えにならなかったかもしれませんが、それでも一晩くらいは目の前がピカピカ眩しくてマイライトのご婦人はきっと寝付けなかったことでしょう。

それと、今回の展覧会はセクションが以下の4つに分かれているのですが
 1.檀像の世界
 2.一木彫の世紀
 3.鉈彫
 4.円空と木喰


「4.円空と木喰」だけかなり異空間でした。
円空好きですが、この展覧会に出さなくてもいいような気がします。
時代的な隔たりと質が違います。

特に木喰は一連の流れで観ていくと、お土産物屋に並んでいる
工芸品のようにしか見えなくなってしまい勿体ない感じでした。

円空と木喰
「円空と木喰」 五来 重

おまけ

本館平常展示室に展示されていた作品。

狩野山雪筆「猿猴図

見よ!この確信犯的なまでの可愛らしさ!!


この作品は今月29日まで公開されています。

追記:今月号の「芸術新潮」は…
芸術新潮 2006年 11月号 [雑誌]
芸術新潮 2006年 11月号 [雑誌]
 仏教を信仰した国の中で、日本ほど木で仏像を造ることにこだわった国はありません。
 飛鳥時代から奈良時代にかけて、日本の仏像は金銅仏や乾漆像、塑像が主流でした。しかし、奈良時代後半頃から一本の木材からできるだけ像の主要部分を造り出す一木彫が盛んに造立されるようになると、それ以降、日本では仏像の大半が木で造られるようになります。本展では、日本人がこだわった木で仏像を造ることの意味を考えるとともに、そこで培われた良質な木の文化を通して日本人の心や精神性に触れます。
 展覧会は、「檀像の世界」、「一木彫の世紀」、「鉈彫」、「円空と木喰」という四つのテーマを通して、その底流に脈々と流れる日本人が木と仏に託した祈りの世界を浮かび上がらせます。
 出品作品は146体でいずれも名品揃い。特に会期の後半(11月7日〜12月3日)に展示される滋賀・向源寺の国宝十一面観音菩薩立像(渡岸寺観音堂所在)は今回、寺外初公開の作品です。その姿の美しさから白洲正子、井上靖、土門拳、水上勉ら多くの人々の心を魅了してきた像として知られています。ぜひ仏像が作り出す平和で静謐な世界をご期待下さい。
展覧会 | permalink | comments(17) | trackbacks(6)

この記事に対するコメント

こんばんは。Minnetです。
私も先日、国宝・菩薩半跏像(京都・宝菩提院願徳寺蔵)の美しさに魅了されました。衣文の襞も完璧で、ブロンズ像みたいに輝いていましたね。その他、関東・東北地方のみという「なた彫り」の仏像も知ることができました。
後期も本当に楽しみです。
最近、展覧会の会場内で、携帯で話している人が多く、何とも嘆かわしいことです。
| 2006/10/24 12:37 AM
オープニング含め2回行ってきました〜
十一面が来たらまた行かないと・・・
こないだ東博に勤める友人と、「作るたびにチラシのデザインがヒドくなる!」と話し合ってたトコです。
紙もペラペラになってるし!
しかし外人さんには「仏像いっぱい」の方が人気があるそうで、
ポスターがばんばん売れてるそうです・・・
サノア | 2006/10/24 7:20 AM
とてもこれ気になっています。
でも10月31日(だったかな?)から、夜のライトアップがあるそうで、それが気になってまだ行けていません。
(近いんだから分けていけばいいんですけどね。貧乏性です。)
ライトはだめですが、よくレンズで見てる人はいますよね。
私の母も表装の仕事をしているので、よくレンズをもって美術館に行きます。

秋はやはりいい季節の所為か、よい展覧会も多いですね。
見ても見ても終わりませんね・・・(笑)
Emmy | 2006/10/24 10:59 PM
Takさま、おはようございます。
たぶんお仕事中なのでしょうけれど。

菩薩半跏像を、見てきました。
あの麗しいお姿、指先から足のつま先まで、ヴィーナスのようでした。
円空は飛びぬけてよかったです。
木喰の微笑みに癒されました。
展示方法もなかなかゆったりさせてくれてるのではないでしょうか?

今度の十一面観音さまの背面がどうなっているのか、
私も記憶をたどって、確かめたいと思っています。
確か、あのお顔があったはず・・・・
お願いです、しばらく秘密にしておいて下さいまし!
あべまつ | 2006/10/25 10:38 AM
週末に見てきました、仏像達。
いずれ劣らぬ個性派揃いで、何度見ても飽きない。
そして、
京都・宝菩提院願徳寺蔵の「国宝 菩薩半跏像」(如意輪観音菩薩半跏像)
麗しいです!!
真正面から顔を見据えるのはどうにも恥ずかしく、
ナナメ前方からちらりと御尊顔を拝し、
横及び後方から、そのお姿の細部を凝視してきました。
幸せです。
滋賀・向源寺の「国宝 十一面観音菩薩立像」(渡岸寺観音堂所在)
も、必ず見に行きます。
菊花 | 2006/10/25 7:55 PM
私も行きました!
あんまり乗り気じゃなかったのですが、
行ってビックリ!素晴らしい!
勉強になりましたし、
仏像に魅了される方の気持ちが解かる(ような)気がしました。
円空と木喰は確かに異空間でしたが、樹木そのものに彫りつけるなんてパフォーマーっぷりが江戸時代にはうけたのかしら?と微笑ましい気持ちで眺めましたよ〜。

本館平常展示室のお猿ちゃんは愛くるしいかぎりですね〜。
「茶釜」の展示のほうはイマイチでした…。

nao | 2006/10/25 9:42 PM
@Minnetさん
こんばんは。

>ブロンズ像みたいに輝いていましたね。
上手な表現ですね!
まさにその通りでした。
いいお顔していました。
円空はとても楽しみにしていたのですが
木喰がちょっといまいちでした。私的に。

携帯は目立ちますね、確かに。

@サノアさん
こんばんは。

>「作るたびにチラシのデザインがヒドくなる!」
やはり。。。
そうですよね。。。
あの大集合チラシ&ポスターはどうしても解せません。
あれが地下鉄の駅とかでかでかと貼ってあるので
有り難い通り越してちょっと気持ち悪いです。

外人さんには確かに受けいいでしょうね。
そうか〜そっちで狙ったか!東博!!

@Emmyさん
こんばんは。

ライトアップ昨年見ましたが結構いけますよ。
周りが意外と暗いので明かりが映えます。

レンズ(単眼鏡)今まで使っていなかったのですが
若冲を見るために買いました。
今回は持って行きませんでしたが
後期は持って行こうと思ってます。

>見ても見ても終わりませんね・・・(笑)
そうなんです。。。贅沢な悩みです。

@あべまつさん
こんばんは。

展示方法良かったと思います。
絵画など比べると
360度ぐるりと鑑賞者をばらすこと
できるので、混雑も緩和されますね。

円空をまとめて観たのは今回が初めてだったので
ちょっとドキドキしました。
以前、梅原猛さんが確か円空について
書かれていたはずなのでその本を今探しています。

>確か、あのお顔があったはず・・・・
目茶目茶ここポイントです!!!!!!
お楽しみに。(^_-)-☆

@菊花さん
こんばんは。

やはり皆さん「国宝 菩薩半跏像」(如意輪観音菩薩半跏像)に
心奪われていらっしゃるのですね。
あれだけ美しいと万人が認めざるを得ませんよね。

>幸せです。
この一言に凝縮されていますね。
まさに至福の時を過ごせました。

更に後期は・・・
こういった感じでの展示替えなら
文句全くありません。
喜んで二回観に行きます。
一度に二つ観てしまうのは勿体ないですからね。

@naoさん
こんばんは。

だいたい展覧会って乗り気でないほうが
感動が大きかったりしますよね。
(ミイラ展はマイナスでしたけど)

関西の友人曰く
「関東の人は円空と木喰がないと満足しないからなー」
だそうです。

円空痺れますよね。
私は大好きです。

平常展の浮世絵も良かったです。今回。
お茶はまたご一緒に。
Tak管理人 | 2006/10/25 11:11 PM
どうも東博で開催される仏像展は、見ていて落ち着きません。
なんか、仏様のお顔も、よそ行き顔しているような気がして...
今回は、お寺ブランド展でないところが、救いでしょうか。
普通の日に、所用で新宿に出かけたついでに、足を伸ばしてみました。

秋はお寺でも特別開扉があるわけですが、東京にお出ましになっていても大丈夫なのかな、と思ってしまいました。
まぁ、他にもあるから、大丈夫なんでしょうけど。

薬師寺、唐招提寺は伽藍が残っていますが、大安寺は昔の建物は何もありません。
伽藍の平面図を見ているのが好きです。(笑)

ところで、クイズです。
「京終」は、なんと読むでしょう。大安寺に一番近いJRの駅かな?

芸術新潮は大特集ですね。
大分前に、「仏像のひみつ」を買いました。最初に買いに行った時はなくて、「はじめての仏像」を買って来ました。
「仏像のひみつ」は、ちょっとあっさりしていますね。

新幹線に乗って、遠くに行きたい。
まだ、先ですが、唐招提寺金堂の大修理が終わるのが楽しみです。

鼎 | 2006/10/28 10:44 PM
@鼎さん
こんばんは。

確かによそ行きですね。
まぁ、その分ぐるりと
一周でき背中も拝見できるので
満足しています。

京都、奈良でこれ開催したら
もっともっと仏様集まるでしょうね。

「京終」分からないので
ネットで検索かけてしまいました。
駅名は難しいです。。。

芸術新潮の特集今回はどうも
ぴんとこなくて買うのやめました。
「仏像のひみつ」は良い本ですね。

奈良へ行って応挙&芦雪が見たいです。
今日は東北道飛ばして一村に逢って来ました。
Tak管理人 | 2006/10/30 12:17 AM
Minnetです。こんばんは。
2回目の仏像展で、滋賀・向源寺の十一面観音菩薩立像(国宝)を拝観してきました。
ライトアップされた姿は、遠くまでオーラを放っていましたよ。私は想像以上の美しさにすっかり「魅了」されてしまい、毎日でも通いたいくらいです。
恥ずかしいことに、展覧会のチラシを見るまでこの仏像の存在すら知らなかったのですが、この仏像に出会えて感激しました。
それから、背面もじっくり観てきました。
いつか滋賀の向源寺に行ってみようと思います。
| 2006/11/11 1:16 AM
@Minnetさん
こんばんは。

十一面観音様やはり美しかったですかーー
これは是が非でも行かねばなりません。
毎日通いたいお気持ちきっと分かると思います。

仏像奥が深いです。
でも楽しいです。
そして奈良や京都へ自然と足が向きます。
ハマりますよ〜
Tak管理人 | 2006/11/13 12:33 AM
駆け込みで仏像展観て来ました
私は仏像フェチではないので、彫刻の一つとして観てしまうんですよね・・
でも、今回はこれをお寺で観たい、湖北に行きたいと思いました
えみ丸 | 2006/11/30 1:34 PM
@えみ丸さん
こんばんは。
TBありがとうございます。

自然と手を合わせたくなりますよね。
それとできればケースから出して
差し上げたい気持ちにもなります。

アリガタヤアリガタヤ
Tak管理人 | 2006/12/01 1:16 AM
こんにちは。
遅ればせながら、やっと行ってきて、やっとアップしました。
今頃TBで失礼いたします。
1週間経った今でも余韻が残っています。
tsukinoha | 2006/12/09 6:16 AM
@tsukinohaさん
こんにちは
TBありがとうございます。

tsukinohaさん圧倒されっぱなしでしたでしょ?
強い感性お持ちの方だと逆に疲れますよね。
でもそれは心地好い疲れです。
Tak管理人 | 2006/12/10 10:51 AM
こんばんは、TBありがとうございました♪
前期のイケメンは京都ということで、後期の観音さまにお会いすることにしました。(滋賀はちと遠いです。。。)
国宝の観音さまがメインのチラシ、私も持っていたはずなのですがどこにいってしまったのか・・・ははは
既に記憶が霞んでいるのですが、観音さまの後ろのお顔は、ガハハ〜(^_^)と笑っていたように思います。(違ったかな?)
展示方法、照明のあて方、特に影(シルエット)が素晴らしかったです。第一章ではくっきりとした影、第二章では浮かび上がるような柔らかい影、とても素敵で、幻想的というか、神秘的というか、独特の空間を演出していました。
所蔵作品展、特集展示の『猫』がよかったですよ〜(^_^)
帰りに西美の前庭でイルミネーションを堪能しました♪
りゅう | 2006/12/22 11:33 PM
@りゅうさん
こんばんは。

チラシつくり過ぎですよね。
マニアとしては嬉しいですが。
でも、集めるの大変!

ここの博物館の照明はピカイチです。
なんでも専門家の方がいるとか。
上手いこと魅せますよね〜

わざわざお越しいただいた仏様に
失礼のないように、そして鑑賞者に
満足のいうように!

「猫」期間が違い観られませんでした。
西美は今年行くチャンスあるかな〜
Tak管理人 | 2006/12/24 2:09 PM
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