青い日記帳 

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ブリジストン美術館土曜講座「古都アッシジとウンブリア諸都市」

ブリヂストン美術館ホールで開催された
恵泉女子学園大学助教授 池上英洋氏
土曜講座「古都アッシジとウンブリア諸都市」に行って来ました。
(地中海学会秋期連続講演会「世界遺産への旅」) 

池上先生のBlog「池上英洋の第弐研究室」での告知。

以前からこのブログでも告知していました池上先生の講演会。
悪いことに仕事と重なり講演会のはじめから拝聴することは
できませんでしたが、残り30分だけ最後列でこっそりと
拝聴してきました。。。ほんとこっそりと。

30分と言っても焦って息きらせて駆け込んだ心拍数を
通常通りに戻すまでかなり時間を要しました。

それに最後列の私の隣の席には小池寿子先生が
座っていらしたのでかえってドキドキしてしまい
池上先生のお話、ちゃんと聴くこと出来ない状態がしばし続きました。
(小池先生!来週伺います!!)

そんな中で画家の同定問題について話された時は
流石に集中して耳を傾けること出来ました。



なんでも、スクロヴェーニ礼拝堂(Cappella degli Scrovegni)と
アッシジの壁画は果たして両方ともジョット(Giotto di Bondone)1267-1337の
手によるものか専門家の間では意見が分かれているそうです。

素人の私などにとっては「衝撃の事実」に匹敵する内容です。
「えっ!」と一瞬わが耳を疑ってしまいました。

ジョットとスクロヴェーニ礼拝堂
ジョットとスクロヴェーニ礼拝堂
渡辺 晋輔


またアッシジの壁画にしても上堂と下堂では同一人物によるものかも
専門家によって意見はまちまちだそうです。

他にも色々と普段のペースで坦々と粛々と話しを進めて行かれていましたが
何よりも自分の目で見て確かめて判別することが重要という言葉には
当然のことながらもあらためて深く頷かされました。

自分自身の「眼の力」で判別するのが一番だそうです。


因みに、アッシジへは一度だけ行ったことがあります。
(以下自分が撮影してきたものです)

ローマから鉄道で2時間の場所にあるアッシジの街。
小高い丘のような場所に街があります。宮崎駿の原風景を垣間見ることできます。
ジオットのフレスコ画などが描かれている「聖フランチャスコ教会」

アッシジの街はスパージオ山の西の中腹に位置するため、街からの眺望はとても美しいものがあります。(スバシオ山は標高1300m)

ここの教会は日本人の修道士の方もいらっしゃるので
日本語によるガイドもしていただくことが可能です。

私たちは現地の方に頼んでしまいましたが、
時同じくして、日本人修道士の方が解説されている姿目にしました。

さてさて、このアッシジの聖フランチェスコ教会内のフレスコ画を
手がけたのが、「近代絵画の祖」ジョット(Giotto di Bondone)1267-1337

教会内部はずらりと聖フランチェスコにまつわるシーンが
28場面も描かれています。その一枚がこれ↓

小鳥に説法する聖フランチェスコ

これがだいたい畳8畳ほどの大きさだと言われています。
現地ではそんなに大きくは見えなかったのですが
考えてみれば壁画ですからね。それくらいあって当然かも。

全ての画像と詳しい解説は↓にあります。
聖フランチェスコ大聖堂「フランチェスコ伝」28場面

池上先生もご推薦なされていましたこの本。
私も読みましたがカラー図版が多くやはり一番のお薦めです。
アッシジの聖堂壁画よ、よみがえれ
「アッシジの聖堂壁画よ、よみがえれ」 石鍋 真澄
1997年の大震災により致命的な損傷をこうむった、イタリア美術の至宝、アッシジのサン・フランチェスコ聖堂壁画。現在も最先端のテクノロジーを駆使した修復作業が続けられているが、それらの名画のなかには、もはや完全な姿を取り戻すのが不可能とされているものも少なくないという。本書では、震災直前に撮影したフィルムを用い、それらが在りし日の輝かしい姿を大きな図版で完全復元。とりわけ、14世紀の天才ジョットの代表作『聖フランチェスコ伝』全28点には、1点ごとにわかりやすい解説をつけ、初心者にとってもかっこうの入門書となっている。 現地を訪れても決して見ることのできない名画の世界が、いま鮮やかによみがえる。

男池上先生へぴかぴか

それにしても、すらすらとテンポ良く講演なされていたので
聴かれていらした方もきっとあっという間の90分だったでしょうね。

また、こいつが大活躍していました。優れものですね!!
     KOKUYO プレゼンテーションマウス EAM-ULW2 (ハンディタイプ, パワーポイント操作機能)
KOKUYO プレゼンテーションマウス EAM-ULW2 (ハンディタイプ, パワーポイント操作機能)

小池先生がとってもとっても欲しがっていらっしゃいました。
(来週はこれお持ちになってご登場でしょうか?!)

それにしても池上先生。
「エストエストエスト」はまだいいとして
「あしゅら男爵」はきっと聴かれている方どなたも気が付かれていなかったのでは?
私は最後列のパイプ椅子でクスクス笑っていましたが。。。
あしゅら男爵

講演会を30分しか聞いていない割にはその後が随分と長かったですね。。。
帰宅したら0時を過ぎていました。

今後ともダ・ヴィンチ絡みで何かとよろしくお願い致します。
今日はどうもありがとうございました。

ダ・ヴィンチの遺言
ダ・ヴィンチの遺言
池上 英洋

来週の土曜講座は小池寿子先生による
「モン・サン・ミッシェル—地の果ての異界」です。

死を見つめる美術史
死を見つめる美術史
小池 寿子

1972年のユネスコ総会での決定以来、世界遺産は全世界においてすでに750を越えるようになり、それをめぐる旅は、いま、多くの人々を魅了しています。なかでもその土地の歴史や風土と結びついて育まれた文化遺産は、遺跡、建造物、美術作品を包含し、そのものが芸術作品としての輝きを放っています。今期の連続講演会は、南仏の古代遺跡を背景に異才の近代画家を生み出した南仏アルルに始まり、世界有数の文化遺産をもつイタリアの中でも魅惑的な古都を経て、アルプスを越えた北の果ての海に屹立するモン・サン・ミッシェルへ、そして情熱と異国情緒あふれるグラナダ、アンダルシアへと、周辺都市も訪ね歩きながら、知られざる魅力をも探ってゆきます。
講演会 | permalink | comments(6) | trackbacks(2)

この記事に対するコメント

TAKさん

お仕事の後に息せき切って、会場にいらして
そのあともスゴイ盛り上がりよう〜〜☆☆
そして、さらにもう記事を書かれていらっしゃるとは!

TAKさんは現代のブログ界の聖フランチェスコですね〜(*"ー"*)♪

私は、最前列、がぶりつきだったので、たくさんの貴重な画像を見させて頂いて、先生のパワーが炸裂したご講演を90分間も拝聴できて幸せでした〜☆

>自分自身の「眼の力」で判別するのが一番だそうです。

判別できるだけの眼をこれからもつけなければ、と思いした!

来年もレオナルド関連、本当に楽しみですね〜(^_-)-☆
Julia | 2006/11/19 10:51 AM
昨日の池上先生のパワーポインター、あれは何だ???と思っていたのですが、そんな優れものがあったのですね。なるほど。ちょっと購入を考えています・・・。
manu | 2006/11/19 11:02 AM
@Juliaさん
こんにちは。

飲んで帰ってきて眠いのおしてまで
ブログの記事書くのですから病気です。

画像は約100枚あったそうです。
しかも複数枚の作品を組み合わせた
画像も多くあったので思ったよりも
たくさん観た気になりましたね。

テンポ良くて途中参加の私は
慣れるまで大変でした。。。

アッシジは良い街です。
また行きたくなりました。

@manuさん
こんにちは。

コクヨの製品だそうです。
講演会終了後控え室での話題は
専らこのポインターについてでした。
思ったより安価ですよね!
Tak管理人 | 2006/11/19 12:18 PM
やっと記事書きましたよ〜。
八海山の消費速度が尋常でなかったのが、今朝の二日酔いに現れてました・・・(^^;;

あのコクヨのポインターはいいですね。PCに手を触れないで画面が変わっていたので、誰かが後ろで操作してるのかな?と思ってしまいました。
Nikki | 2006/11/19 9:59 PM
Takさん、おつかれさまでした。

記事もさっそくUPされていて驚きです。とりあげていただいてありがとうございます。

小池先生と島田先生と一緒にお茶、楽しかったですね。

それにしても、あしゅら男爵(笑

ではまた近々…
ike | 2006/11/20 12:52 AM
@Nikkiさん
こんばんは。

八海山飲みすぎましたね。
次の日午後になってもダメダメでした。

ポインターはみなさん興味があったらしく
一番の話題でした。コクヨやるなーー

@ikeさん
こんばんは。

お疲れ様でした。

記事あの後書きました。
電車寝過ごしましたけどね。

>小池先生と島田先生と一緒にお茶、楽しかったですね。
贅沢な時間をどうもありがとうございました。
小池先生の未読の本注文しました!

では、また…明日?!
Tak管理人 | 2006/11/20 9:16 PM
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