青い日記帳 

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佐藤卓 「日常のデザイン」展

水戸芸術館現代美術ギャラリーで開催中の
佐藤卓 「日常のデザイン」展に行って来ました。



佐藤卓氏の名前は知らずとも佐藤氏がデザインした商品を一度も目にしたことがない人は絶対と言っていいほどいないはずです。まさに「日常のデザイン」。我々の生活の中に知らず知らずのうちに溶け込んで「共存」しているデザインです。

佐藤卓氏について
「ニッカ・ピュアモルト」の商品開発から始まり、「ロッテ・ミントガムシリーズ」「ロッテ・キシリトールガム」「大正製薬・ゼナ」「明治おいしい牛乳」「NTTドコモ FOMA 701iD」などの商品デザインを手掛けるほか、「BS朝日」「金沢21世紀美術館」「首都大学東京」などのVIデザイン、NHK教育「にほんごであそぼ」の企画メンバーおよびアートディレクション、大量生産品をデザインの視点で解剖する「デザインの解剖」プロジェクトなどを手掛ける。
「あっ!これもそうなんだ!」といった感想があちこちで聞かれました。
勿論、私も何度も展覧会会場で同じこと連呼。

ニッカ・ピュアモルト、ロッテ・キシリトールガム、
明治おいしい牛乳、NHK教育テレビ「にほんごであそぼ」
にほんごであそぼ どや
にほんごであそぼ どや

自分が普段「デザイン」とは無縁の生活をしている所為もあり、こと身の周りにあるような物のデザインが「仕事」として成り立つことには不思議な感じがします。

そしてその不思議な感覚は「魅力」となって自分の気をそそります。
97年に今はなき池袋のセゾン美術館で「松永真のデザイン展」が
開催された際も真っ先に観に行ったこと今でも覚えています。
「松永真氏のペンギン」←その時描いて頂いたイラスト)

ところが、運悪く、いつも佐藤卓氏のデザイン展ことごとく行きそびれたり、時間を間違えたりし観はぐってしまっていました。そんなわけで、水戸芸術館でこの展覧会が開催されると知ってから「今度こそは必ずや!」と強く熱い想いを抱き行く機会をうかがっていました。


水戸芸術館へは最後にいつ行ったか思い出せないほど。
少なくとも今の車では行ったことがありません。
するとかれこれ5、6年はお邪魔していないことに。

かみさんの「あんこう鍋」の美味しい時季になってからという強い意向もあり今まで待ち、師走も押し迫った中、念願の佐藤氏の展覧会へいざ!

会場内は主に6つの展示スペースから構成されていました。
まず「デザインの実験室」へ入ると目の前にいきなり
S&B「SPICE&HERBシリーズ」の巨大なオブジェが!

ここは佐藤氏が手がけた商品の巨大オブジェが所々に設置されています。
かなり「掴み」としてはインパクトあります。デザインに興味なくても
ここの部屋だけで楽しめてしまいそうです。

ペンギン好きとしてはこのクールミント・ガムの立体作品から
一匹くすねてきたくなる衝動に駆られます。(駆られました。)

他にも今回の展覧会と連動し開発、デザインをした「おみやげプロジェクト」
「チョコ納豆」「チョコ★いも」(チョコ干し芋)も紹介。

(ショップで販売しています。)

「デザインの解剖」では以下の4つの製品をつぶさに紹介。
一つの商品の生まれる過程が大変よく分ります。
「キシリトールガム」「写ルンです」「リカちゃん」「おいしい牛乳」
デザインの解剖〈4〉明治乳業・おいしい牛乳
デザインの解剖〈4〉明治乳業・おいしい牛乳
佐藤 卓

「デザインの部屋」ではこれまでに佐藤氏が手がけた商品が佐藤氏の「言葉」と共に陳列紹介されています。一番ここが所謂デザイン展らしい部屋です。

展示も流石に凝っていて東博の法隆寺宝物館の展示に似た雰囲気でした。
このように展示されると「日用品」が「芸術品」のように見えてしまうから不思議です。敢えてその辺を問うべくこうした展示にしたのかもしれません。

「バーバーサイン プロジェクト」や「バーバーサイン インスタレーション」では街中で目にする「床屋」さんの赤と青と白がくるくる回転している「サインポール
これを床屋さんとは関係のない場所に置いてみるという試み。
床屋さんのサインポールと共に、置かれた場所も不釣合いな組み合わせによって
再認識・再発見されるといった感じのものでしょうか。

とにかく佐藤氏は一環して日常で意識されていないモノへの執着にかなり
感心があるようです。それは大量生産&諸費され使い捨てられる商品の
デザインに携わっている佐藤氏ならではの強い視点だと思います。

この他「言語博物館」や「サーフィン」など佐藤氏自身を垣間見ることのできる展示も最後に控えています。見応え十分の展覧会です。

こちらは新刊だそうです。
クジラは潮を吹いていた。
クジラは潮を吹いていた。
佐藤 卓

この展覧会1月14日まで開催しています。お近くの方は是非。
アンコウ鍋(どぶ汁)も美味しかったです。

あんこう鍋 山翠

ほぼ日刊イトイ新聞に『佐藤卓「日常のデザイン」展 第2会場』があります。
とっても中身の濃い第2会場。水戸はちょっと遠いという方、こちらで
佐藤氏のデザインに対する考え方をじっくりと読むことできます。

おまけ

いつもならチケットの半券何処かへやってしまったりするのですが、
今回だけはしっかり財布に入れて持ち帰ってきました。


こちらはミュージアムショップに設置されたガムの自販機
 
 グラフィックデザイナー佐藤卓は、「ニッカ・ピュアモルト」「ロッテ・キシリトールガム」「明治おいしい牛乳」など、くらしのなかにある身近な商品のデザインをはじめ、NHK教育テレビ「にほんごであそぼ」の企画メンバーおよびアートディレクションを務めるなど、幅広く活躍中です。
 彼のデザインは、派手さや奇抜さで人目をひくことではなく、日常生活のなかにあたりまえにあることを大切にしています。自己主張しすぎないにもかかわらず、個性的なデザインであるといってもよいでしょう。
 また、商品デザインと並行して「デザインの解剖」や「バーバーサイン プロジェクト」などの自発的なプロジェクトも精力的に行っています。
 こうした彼のデザインやプロジェクトは、ふだんは意識していない普通の日常が、とてもおもしろくて魅力的であることを私たちに気づかせてくれます。その意味では、彼の活動すべてが「アート」的であるといってもよいでしょう。
 本展は、佐藤卓のこれまでの活動のほぼすべてを紹介するとともに、この展覧会をきっかけに生まれたいくつかの作品、プロジェクトを初公開します。

展覧会 | permalink | comments(4) | trackbacks(2)

この記事に対するコメント

ご招待券を2枚ももらって、絶対行こうと思いつつ、行けてません!! 新年、行きたいと思います。ペンギングッズが欲しい。
海 | 2006/12/27 11:31 PM
@海さん
こんにちは(もう空の上かな)

ペンギングッツ期待したのですが
ありませんでした。。。
でも展覧会自体は必ず行って損はないです。
是非!!
Tak管理人 | 2006/12/28 10:44 AM
行かれましたね、ミトゲイ。なかなか楽しい企画でした。
あんこう鍋、いいですね。美味しそう。水戸の名物でしょうか?
自由なランナー | 2006/12/28 6:44 PM
@自由なランナーさん
こんにちは。

あんこう鍋は水戸はじめ茨城の名物だそうです。
太平洋であがったアンコウをそのまま調理。
特に今回頂いた「どぶ汁」は超美味。
食べすぎました。。。
Tak管理人 | 2006/12/29 12:38 PM
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