弐代目・青い日記帳 

  
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池上英洋著『西洋絵画の巨匠 レオナルド・ダ・ヴィンチ』発売!
小学館より、池上英洋先生がお書きになられた
『西洋絵画の巨匠 レオナルド・ダ・ヴィンチ』が発売になりました。祝
(池上先生のインタビューがこの記事真ん中以降にあります。必読です)



西洋絵画の巨匠 8 レオナルド・ダ・ヴィンチ
「西洋絵画の巨匠 8 レオナルド・ダ・ヴィンチ」 池上 英洋
「万能の天才」の真実がわかる決定版画集
イタリア・ルネサンスのみならず、西洋絵画史の頂点に立つ巨匠レオナルド・ダ・ヴィンチ。先入観にとらわれず、好奇心のおもむくまま想像力の翼を広げ、科学的な思考と芸術的感性を融合させて、宇宙の真理と理想の美を追求したその劇的な生涯は、まさに彼が生きた激動の大航海時代にふさわしい、壮大な冒険物語といえます。代表作の《モナ・リザ》や《最後の晩餐》をはじめ、超絶的なデッサン、膨大な手稿の数々、失われた傑作の復元まで、本書は、レオナルド・ダ・ヴィンチが生み出した、人類の至宝ともいうべき名画・傑作のすべてがわかる決定版画集です。最新の研究成果に基づき、「万能の天才」の真実が、いまここに明らかになります。



「西洋絵画の巨匠」シリーズは小学館が満を持して世に放つ21世紀最初の画集。

ルネサンスから現代まで、600年にわたる西洋絵画の歴史を築き上げてきた12人の巨匠を厳選。西洋絵画の大きな流れと神髄を理解する上で新しいスタンダードとなるシリーズです。

昨年の2月に第1回配本「モネ」(著者はブリヂストン美術館の館長島田紀夫氏)と「ゴッホ」が発売になりました。それ以降4月から毎月、ダリ、ルノワール、フェルメール(フェルメールの記事は以前このブログでも書きました。)モリゾ、ピカソ、ウォーホル、ゴヤ、カラヴァッジョ、ファン・エイクと発売になり2006年は終了。
西洋絵画の巨匠 (1)   モネ
西洋絵画の巨匠 (1) モネ
島田 紀夫

そして年が明け、2007年1月に最後の「レオナルド・ダ・ヴィンチ」が刊行されました。(やっぱりトリは大物が飾らないと様になりませんからね)

池上先生がこの画集を出されると知ったのが2004年の12月でしたので丸々一年以上首を長〜くして待ったことになります。

年が明けてかから今か今かと指折り数えてながら出るのを待っていました。



やっとこの素晴らしい画集が発売になり、まるで自分の本が出たかのように嬉しく「小躍り」している状態です。

さて、さて私の想いなどどうでもよいので、ここはひとつ池上先生にこの『西洋絵画の巨匠 レオナルド・ダ・ヴィンチ』の魅力についてお聞きしたいと思います。(お忙しい中お応え頂きありがとうございました。)

便箋池上先生へのインタビューはここからです鉛筆

それでは、まずは…
Tak「一番苦労された点はどんなところでしょう?」
池上先生「いくつもあります(笑
作品所蔵先から送られてきた作品データ(サイズなど)が違っていたので申請しなおしたり、といったやりとりはかなりありました。でもこういった点に関しては、私よりも編集部の方々のほうがもっと大変だったと思います。


Tak「その他には何かありましたでしょうか?」
池上先生「ほかには、苦労というよりは心労ですが、やはり真筆問題ですね。最近の調査報告書なども含めて膨大な文献を見直して、自分の目でも見直して、これだと思っていざ診断を下すのですが、そうなるとけっこうな数の研究者の説の否定にもなってしまうのです。悩みました。でも今はスッキリしています。自分自身も今後変わってくることもあるでしょうが、現時点で最も妥当な判断ができたと、今のところは自信を持っています。

西洋絵画の巨匠 8 レオナルド・ダ・ヴィンチ
「西洋絵画の巨匠 8 レオナルド・ダ・ヴィンチ」 池上 英洋

Tak「編集、出版社からの要望などは何かありましたか?」
池上先生「ふたつの特集は、最初「ミクロコスモス(人体)」と「マクロコスモス(宇宙)」にしていました。ですが、それだと今までのレオナルド論で近いものがいくつかあるので、何度も話し合って現在のものになりました。

Tak「この画集のおすすめポイントはズバリ!?」
池上先生「同シリーズの特徴ですが、まずは圧倒的に図版が美しいことですね。
あとは解説です、と言わせてください(笑
モナリザの背景の解説など、自説もかなり多いので、お楽しみあれ。


Tak「執筆中のこぼれ話などありましたら教えて下さい。」
池上先生「最初、掲載したい図版をリストにしながら、わかっているものはサイズを書き込んでいました。その時、ラ・ジョコンダ(モナリザ)の縦のサイズが、4ページ見開きにすると丁度入る大きさになることにふと気が付きました。それで<最後の晩餐>だけのつもりでいた4ページ見開きを<モナリザ>にもすることにしました。つまり、掲載された見開きのモナリザは「原寸大」なのです。

これは凄い↑
原寸美術館 画家の手もとに迫る
「原寸美術館」結城昌子氏もこれ聞いたらビックリするでしょうね!
因みにこの本には「最後の晩餐」と「モナリザ」が原寸で一部分載っています。

Tak「最後に皆さんにメッセージをお願いします。」
池上先生「この画集は、『ダ・ヴィンチの遺言』と並行して執筆しました。刊行時期の違いでもおわかりのように、こちらは時間がかかった本なので、今はホッとしています。
ダ・ヴィンチの遺言
『ダ・ヴィンチの遺言』池上英洋
『ダ・ヴィンチの遺言』に関する記事はこちら

遠近法をテーマに卒論を書き始めた頃から、遠近法の歴史においても巨人であるレオナルドの勉強も一緒に始めました。その頃の専門はまだ狭く、バロックのイエズス会様式だけだったので、レオナルドとここまでのお付き合いになるとは思っていませんでしたが。

さてこれで、柔らかめの伝記/解説本と硬めの作品集/画集が揃いました。次は各分野の専門家から見た総合的なレオナルド本が必要ですが、こればかりは一人で書くことができないので、ただ今各分野からの何人もの研究者と一緒に準備中しているところです。

あとは、もちろん「レオナルド・ダ・ヴィンチ―天才の実像」展の準備も真っ只中です。こちらも楽しみにしていてくださいね。


ご丁寧にお応えいただき本当にありがとうございました。
この画集がゴールではなく逆にここからがスタートといった感じでしょうか。
次のステージの「ダ・ヴィンチ本」も今からまた楽しみです。

そして今年3月20日より東京国立博物館で開催される「レオナルド・ダ・ヴィンチ―天才の実像」展!ウフィツィ美術館より至宝『受胎告知』が日本にやってきます。


今年も池上先生のご活躍から当分目が離せそうにありません!!
池上先生のブログ「池上英洋の第弐研究室

西洋絵画の巨匠 8 レオナルド・ダ・ヴィンチ
西洋絵画の巨匠 8 レオナルド・ダ・ヴィンチ
池上 英洋

池上英洋著『西洋絵画の巨匠 レオナルド・ダ・ヴィンチ』皆さんのブログや日記でもバンバン宣伝して下さい。拙ブログのリンク・コピペどうぞご自由によろしければお使い下さい。

下手で申し訳ないのですが↓これもどうぞご自由に!


追記:本の感想書きました!こちらです。是非。

お知らせ:
来る2月4日(日)に出版記念パーティーを開催します。
詳しくはこちら

この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=891
| 読書 | 17:45 | comments(8) | trackbacks(5) |
Takさん、こんばんは。

ike先生のコメント、非常に興味深く読ませていただきました。生の声が伝わって来るようで、著作を早く読みたい気にさせられますね。

Amazonではまだ予約販売扱いのようですが、さっそく注文入れておきました。また感想等アップしたいと思います。(ブログの+RECOMMENDには入れておきました)
| Nikki | 2007/01/15 6:15 PM |

@Nikkiさん
こんばんは。

小学館のサイトでは既に販売されていますね。
今日出入りの本屋さんに聞いたらすぐ持ってきてくれると。
本当は実物見てから書きたかったのですが
発売のタイミング見計らって今日アップしました。

池上先生には無理言ってしまって
申し訳なく思っています。今更ながら。

Nikkiさんの時もインタビューお願いしますね!
予約済みということで。何卒。
| Tak管理人 | 2007/01/15 9:47 PM |

Takさん

私も会社の帰りがけに本屋さんで予約して
明日、先生の本を手にすることができます〜☆

嬉しくて今から画集を開いてみるのが
楽しみでワクo(゚ー゚*o)(o*゚ー゚)oワクしています。

先生とのご対談もとても参考になりました。
Nikkiさんのインタビューも楽しみです!!

また、皆さんとで祝杯を上げたいですね〜☆
拙記事よりこちらへリンクさせて頂きました。
| Julia | 2007/01/15 10:56 PM |

@Juliaさん
こんばんは。

行きつけの書店が心もとないので
この画集は駅前の大きな書店で購入しました。
アマゾンでもよかったのですが
なるべく早く手にしたかったので。

>皆さんとで祝杯を上げたいですね〜☆
これは企画進行中です。
ご協力仰ぐと思いますがどうぞ宜しくです。
| Tak管理人 | 2007/01/17 6:25 PM |

こんにちは。
いつも楽しいブログ拝見させていただいてます。

池上英洋先生の「レオナルド・ダ・ヴィンチ」私も早速手に取り楽しませていただいたので、こちらにTBさせていただきました。
とっても素敵な画集でしたね!
Takさんが小躍りするのも分かる気がします(笑)

mixiですでに参加表明はしたのですが、本の出版記念パーティーに私も参加させていただこうと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。


| marimo | 2007/01/22 1:46 PM |

@marimoさん
こんばんは。
TBありがとうございます。

おーー読まれましたか!!
いいでしょ。親切丁寧。
先生のお人柄が見え隠れします。

出版記念パーティーに荷物になるかも
しれませんが、本持ってきていただければ
先生からお名前入りのサインが!

今、あれこれ企画練っています。
どうぞお楽しみに。
| Tak管理人 | 2007/01/23 11:57 PM |

Takさん
こんばんは

この本はとてもよかったです。
パーティに誘っていただかなかったらスルーしていたかもしません。
感謝、感謝です。
| lysander | 2007/02/07 1:51 AM |

@lysanderさん
こんばんは。

中々画集って自分から買うことないですよね。
よほど好きな画家のものでないかぎり。。

サインもばっちりして頂き文句なしですね!!
| Tak管理人 | 2007/02/08 5:49 PM |










http://bluediary2.jugem.jp/trackback/891
池上英洋『レオナルド・ダ・ヴィンチ』
優美さと麗質、そして能力とが、ある方法であふれるばかりに一人の人物に集まる。その結果、その人物がどんなことに心を向けようとも、その行為はすべて神のごとく、他のすべての人々を超えて、人間の技術によてではなく神によって与えられたものだということが、明瞭に
| カイエ | 2007/01/18 11:36 PM |
読書記録-[西洋絵画の巨匠 8 レオナルド・ダ・ヴィンチ]
sabato, il 20 gennaio 2007 sono le ventitre e cinquantanove 西洋絵画の巨匠 8 レオナルド・ダ・ヴィンチ 池上 英洋  レオナルド・ダ・ヴィンチの芸術についての「定番」が、また一つ誕生したと言って良いのではないでしょうか。実作品の再現性の素晴らし
| Megurigami Nikki | 2007/01/21 1:12 AM |
池上英洋先生執筆「レオナルド・ダ・ヴィンチ」
レオナルド・ダ・ヴィンチ 池上英洋先生執筆のこちらの画集、あちらこちらで絶賛されているのをよそに、私もとうとう手にとってじっくり読ませていただきました。 まれにおもしろい本に出会うと、時を忘れて夢中になって読んでしまうものです。 この本はまさにそ
| MARIMO | 2007/01/22 1:33 PM |
池上英洋『レオナルド・ダ・ヴィンチ』
今年の3月には「受胎告知」が来日することが決定しており、なにかと話題のレオナルド・ダ・ヴィンチであるが、この度小学館から決定版画集と呼ばれるべき画集が出版された。 レオナルド・ダ・ヴィンチ 作者: 池上 英洋 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2007/01
| naoの本棚 | 2007/01/27 12:52 PM |
『西洋絵画の巨匠 レオナルド・ダ・ヴィンチ』(池上英洋著)
いろんなブログで話題になっている池上先生の著作です。先日、出 版記念のパーティに参加させていただきました... 『西洋絵画の巨匠 8 レオナルド・ダ・ヴィンチ』出版記念パーティー (弐代目・青い日記帳) これまで、こうしたシリーズものの画集は手に取ることがあり
| 徒然と(美術と本と映画好き...) | 2007/02/07 1:48 AM |
編集・執筆を務めた『カフェのある美術館 素敵な時間を楽しむ』(世界文化社)好評発売中です。


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