青い日記帳 

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「土から生まれるもの展」

東京オペラシティーアートギャラリーで開催中の
「土から生まれるもの コレクションが結ぶ生命と大地」展に
行って来ました。



ここの美術館、3000点にものぼる所蔵品を有しています。
その大半が寺田小太郎氏の寄贈によるものだそうです。

東京オペラシティコレクションは、主に寺田小太郎氏の寄贈によるものですが、日本を代表する抽象画家、難波田龍起、史男父子の作品をはじめ、相笠昌義、李禹煥、川口起美雄、智内兄助などの絵画、版画、立体作品が含まれています。

寺田小太郎氏は元々ここオペラシティーが建っているこの場所の地権者さん。
昔風に言えば「大地主」さん。2600点ものコレクションを収集し寄贈。

現在は名誉館長及び評議員を務めていらっしゃるそうです。

今まで企画展を観終えワンフロア上のギャラリーで開催している
所蔵品展を観てから帰るのがここの美術館での「流れ」

今回は所蔵品を3階と4階のギャラリー全てを使っての展覧会です。

感想は…ちょっと地味かな。
まぁ、そう感じたのも仕方ありません。
如何せん「メーヴェ」見た後に寄ったのですから。。。

順番は逆の方がいいですね。
「土から生まれるもの展」→「オープンスカイ2.0」
楽しみは後回しにしないと!
どうしてもチャーシュー先に食べたくなるんですよね。

小川待子さんの作品が最初の方に沢山あるのですが
みな壊れかけのような作品で、近寄るのが怖いです。
厚手のコートとか着て観ているとうっかり引っ掛けて
落下させてしまいそうです。

3階のフロアで気になった作品がこれ。
押江千衣子さんの「オアシス



人間にとってはオアシスではないかもしれません。
でも蛙ならきっと喜びそうな空間です。

昨年の秋に見た「中村ケンゴ展」のカエルさんならきっと喜んでくれそうです。


はろるどさんのお好きな、李禹煥の作品もありましたが
イマイチ。中途半端かな。

「バベルの塔」を描いた作品ありましたが、あれも良かったです。
(作者の名前は……忘れました)

大場緑さんの作品が天井からぶら下がっていましたが
あれは何なのでしょう??ドリアンに見えましたが、まさかね。

4階のフロアではやっぱりこれでしょ!
(また鳥ですか)

西野陽一さんの「生命の樹

横2mを超す大きな作品です。
巨木の真下から見上げた様子。
青い小鳥達が飛んでいます。
画像では見えませんが実際は他にも色々と。。。

実は今回、オペラシティー所蔵品展ということで期待していた作品がありました。
それは保田井智之氏の作品です。

ミザンソロブ

昨年の「インゴ・マウラー展」鑑賞後4階のギャラリーで初めてこの作品を目にし、久々に身体中に衝撃の走る思いを受けました。素材は木(樟)とブロンズです。

古代ギリシャの彫刻のようでもあり、また鎌倉時代の仏像のようでもあります。
もっと観ていると百貨店の隅に置かれたマネキンにも見えてきます。
頭の中で収拾が付かなくなってしまいました。
対象をぼんやりとすら把握できないこともあるものだと初めて実感しました。

今もし見られたら「幸福の王子」に見えたかもしれません。

幸福の王子
「幸福の王子」 オスカー・ワイルド

次回のコレクション展では是非、保田井智之氏の作品をまたこの眼で観たいです。
願いを込めて「今日の一枚」はこれにします。

東京オペラシティアートギャラリーでは、ギャラリー全館を使って当館コレクションのダイナミズムをご覧いただく展覧会「土から生まれるもの:コレクションがむすぶ生命と大地」を、2007年1月13日[土]より開催いたします。
アートギャラリーではこれまで、2600点以上にのぼる東京オペラシティコレクションの中から、年間4回、異なるテーマでご覧いただく収蔵品展を開催してまいりました。本展はそれを拡大し、新たな切り口として「土」や「大地」をテーマに作品を見つめ直します。
地球の誕生以来エネルギーを蓄え、生命を支え育む、大地。当コレクションにおけるさまざまな美術表現の中にも、私たちはその内なる力を感じることができます。それらは「人間とは何か」という根源的な問いを投げかけ、時に私たちの存在そのものを映し出してくれるのではないでしょうか。
本展では、このテーマのために特別出品される現代陶芸作家小川待子の新作インスタレーションや、コレクションから初出品となる秋山陽のダイナミックな陶芸作品に加え、絵画、工芸、写真などの作品をアートギャラリー全館で展示いたします。大地にまつわる多様な表現を通して、我々をとりまく生命のあり方に思いを巡らせていただければ幸いです。

出品作家
秋山陽、荒木高子、伊藤慶二、伊藤彬、尹享根、小川待子、川口起美雄、小泉淳作、鈴木治、崔恩景、難波田龍起、西野陽一、西村陽平、野又穫、李禹煥 ほか 計 約40人
展覧会 | permalink | comments(5) | trackbacks(1)

この記事に対するコメント

コンサートホールにはよく行くのですが、いつも友人と待ち合わせていたり、ぎりぎりに行ったりで、ギャラリーはまだ行った事がありません。今度行くときには絶対早めに行ってギャラリー覗いてみよう。
GAKKO | 2007/01/19 10:01 AM
保田井智之さんの作品を、Takさんの写真で初めて知りましたが、
写真からでも胸の奥が痛むような感じを覚えました。
是非、実物を見てみたいです。

「幸福の王子」は、中学の時に学校で読んでいて
思わず泣いてしまった思いで深いおはなしです。
確かに、感じる痛みは二つとも似ているように思いました。
ティダ | 2007/01/19 10:36 PM
@GAKKOさん
こんばんは。

ここのギャラリーとても広くて開放的です。
特に下の会は。
それに毎回知らない作家さんの個展も
開催してくれるので特別展以外も
結構楽しめます。

@ティダさん
こんばんは。

私も保田井氏の作品初めてここで見たとき
えもいわれぬ感動を受けました。
今でもそれはしっかりと心に残っています。
どうしてもまた観たい作品です。

「幸福の王子」この新刊は挿絵も素敵です。
子供の頃とは違ったポイントで泣きたくなるのは
一応成長した証と受け止めていいのですよね?!
Tak管理人 | 2007/01/20 12:20 AM
こんばんは。
先日、オペラ観劇の後に楽しんできました。
とても静かな展覧会だったので、
ワーグナーで火照った体を少し冷ますのには、
ピッタリだったかもしれません。(?)

>はろるどさんのお好きな、李禹煥の作品もありましたが
イマイチ。中途半端

「風と共に」は少し過渡的な作品ですよね。
「線より」の端正な美が消え、
最近の「照応」のような静もなく…。
ざわついた感じが良いときもあるのですが…。
今回のは私もイマイチでした。
はろるど | 2007/03/02 9:21 PM
@はろるどさん
こんばんは。

オペラ鑑賞の帰りですか。
それならここうってつけかもしれませんね。
前回の伊東さんの展覧会では
逆にさらに火がめらめらと。。。

静かな展覧会でした。

李の作品ほど
その時によって作品からうける
イメージが違う作家も珍しいかもしれません。
私はやっぱり「線より」が好きかな。
あれに初めて出会った時は衝撃でした。
Tak管理人 | 2007/03/02 10:07 PM
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東京オペラシティアートギャラリー(新宿区西新宿3-20-2) 「土からうまれるもの - コレクションがむすぶ生命と大地 - 」 1/13-3/25 全館規模で収蔵品展を開催するのは初めてのことです。感度の良いオペラシティアートギャラリーのコレクションより、「土」を切り口に