青い日記帳 

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アクオスTVCM「グランド・ジャッド島の日曜日」

今年のお正月からオンエアーされている
シャープの液晶テレビ「アクオス」TVCM.



モネ、ゴッホ、北斎と続いてきた「世界の名画」シリーズ第4弾はスーラ。
AQUOS(「スーラ」篇)

ジョルジュ・スーラといえば誰しも知る「点描画家」
我が家ではスーラのことを「点々の画家」と呼んでます。

「スーラ。点で描く、光と色の秘密。
それは、テレビの原理を予言していたのかもしれません。」と
吉永小百合さんのナレーションが流れます。


本物も近づいて観るとこのように見えるから驚きです。
一体どれくらいの時間と根気を要したのでしょう。

因みに↑の「点々」は↓の中央の女性のスカートの部分です。


スーラ―点描を超えて
「スーラ―点描を超えて」 米村 典子

今回のCMに登場するのはスーラの代表作
グランド・ジャッド島の日曜日の午後

シカゴ美術館所蔵の作品です。
かなり大きな絵でおよそ205×305cmもあります。

グランド・ジャッド島は実際にパリ郊外にある島です。
その大作の中に吉永小百合さんが入り込みます。

色彩光線主義で描かれた画面が一変し現実の?世界へ。
画面下には 2007年「グランド・ジャッド島」パリ とテロップが。

この「グランド・ジャッド島の日曜日の午後」には秘密が隠されているそうです。以前、まだエプソンが提供していた頃の「美の巨人たち」で取り上げていました。男性に比べ女性の数が多いこと。他にも色々。
詳しくはこちらのサイトで。この絵の印象ガラリと変ります。
吉永さんそこに居ていいの!!

アニエールの水浴
市民の間に新たな階級が生まれたのです。セーヌを挟み、水浴びの場と、憩いの島グランド・ジャット島。右を向いたアニエールの労働者たちと、左を向いたグランド・ジャット島のプチブルジョアたち。

スーラ
スーラ
広田 治子,サラ・カー=ゴム

スーラは31歳の若さで病死してしまいます。
残された作品が少ないのはその所為でもあります。
それと理由はもうひとつ。一枚の作品を仕上げるのに
かなりの時間を要したことがあげられます。

点描という根気と時間の要る作業に加え
スーラの性格からか一枚の作品を仕上げるのに
実に多くの習作を描いたそうです。

この「グランド・ジャッド島の日曜日(の午後)」もまた然り。


ニューヨークのメトロポリタン美術館にはこんな絵があります。

以前現地で撮影してきたものです。
METのガイドブックによるとこのような解説がなされています。
1884年のこの絵は、セーヌ川の島で休日を楽しむパリの人々を描いたスーラの代表作の最終的な習作である。最終段階の仕事として、スーラは、視覚混合(二つの色か一遠くからみたときにひとつの色合いにみえる現象)を利用して、望みどおりの効果を作り出すために対照的な色の絵の具をさまざまに並べている。

シカゴにあるのが完成品。
NYにあるのが最終段階の習作。


実はNYにはまだ「グランド・ジャッド島の日曜日」の習作があります。
もっと早い段階の習作です。
それがこの作品。
無人島……

これ一枚描くのだってさぞかし大変だったでしょうね。。。
スーラって命削って、命を点々に変えて画業に励んでいたように思えてきます。

スーラの絵本―もっと近づいて
「スーラの絵本―もっと近づいて」 結城 昌子

シャープのアクオスのCMのことさらりと書いて終りにしようと
思っていたのに、またいつものようにだらだら書いてしまいました。。。
いけません。いけません。

お詫びついでに?「今日の一枚」ならぬ「今日の一壁

NYのウォール街をちょっと東へ入ったあたりで偶然見つけた壁画。


今でもこれあるのかな??

SHARP AQUOS 46V型 地上・BS・110度デジタル フルハイビジョン液晶テレビ LC-46GX1W
SHARP AQUOS 46V型 地上・BS・110度デジタル フルハイビジョン液晶テレビ LC-46GX1W


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この記事に対するコメント

こんばんは。TBありがとうございました♪
昨春からエコール・ド・パリを中心とした展覧会が多かったので、そのあたりを予想していましたが、まさか北斎の後にスーラとは。さすがに印象派の系統に戻るとは思いませんでした。
こんなにたくさん習作があったんですね、一枚仕上げるのにどれだけ神経をすり減らすのでしょうか。完成品はまさに命の結晶かもしれません!しかもすんごい秘密が!!Σ(ノ°▽°)ノハウッ!なんてこった!!
スーラを鑑賞する機会は本当に少ないですね、これからは心して鑑賞しようと思います。じー ( ・_・)
Takさん、秋はやはり。。。ですよね! ((o(^-^)o))ワクワク
りゅう | 2007/01/23 12:51 AM
こんにちは。
スーラですねー
私も、スーラ、大好きです。
アクオスのCM、ホントに、思いがけず
スーラがとり上げられていて、初めて見たとき、
ちょっとドキッとしました。
おっしゃるとおり、「命を削って」あの美しい
作品たちを生み出したんですね。
丹念に筆を置き続けた画家の後ろ姿が
しのばれるようです。
楽しませていただきましたm(__)m
mari | 2007/01/23 4:59 PM
スーラのグランドジャケット島の午後!お正月からオンエアーされてますよね♪ 吉永さゆりの紅梅色のきものがまるでもともとのスーラの絵の中に収まっていたように・・・ほんと上手くできたCM。アクオスシリーズはいつも感心しきりです。

実は娘の中学校の文化祭の学年制作でこのグランドジャケット島の午後をとりあげて学年600人あまりでモザイク作品を作ったんですよ。それはそれで大迫力です。

丁度年末のわたしのブログで写真の背景にその作品が映っあって話題になってその直後のオンエアー びっくりしましたよ。

原寸も300×200程度なんですね。学年制作のほうも教室の後ろいっぱいの大作です。。。あのおおきな画面をスーラはひとりで制作したんですね。。。まさに命を削るように。。

こんなに習作があったとは今回はじめて知りました。
いつも、このブログでお勉強させていただいています。。ありがとうございます♪

十六夜 | 2007/01/23 5:27 PM
「グランドジャケット島の日曜日の午後」を
別の絵の中に描いたものが、
バーンズ・コレクションにありますね。
絵にある点描画とモデル3人との違いをだすことで、
点描画に対する批判にこたえる挑戦的な作品です。
1994年のバーンズ・コレクション展で来日してます。
Jun | 2007/01/23 11:46 PM
@りゅうさん
こんばんは。

スーラできましたね。
これもしかして当初から予定に
入っていた画家さんだったのでしょうね。
スーラの画法はまさにテレビそのものですからね。

習作ばかり目立つのがスーラの特徴です。
展覧会行って観ると大概習作だったりします。

あの島の秘密は私もあの番組で初めて知りました。
あれから一気に絵の見え方変りました。

秋はね〜ですよねーー

@mariさん
こんばんは。

スーラって背も高くていい男だったそうです。
佳人薄命。
病には勝てなかったようですが、
それにしてもあまりにも若い死です。
ただ、ときたま思うのですが
このまま長生きしてもスーラの技法は
果たしてどうだったのかな〜と思います。
短期勝負。
でも、発展的な点描画も観たかったと思います。

@十六夜さん
こんばんは。

>紅梅色のきもの
そうなんですよ〜
着物も毎回楽しみのひとつです。
今回の着物吉永さんとてもお似合いでしたね。

>600人あまりでモザイク作品を作ったんですよ
ひゃーーそれはスゴイ!!
いい想い出になりますね。
迫力満点!

習作はもっと探せば出てくるのですが
毎日時間と戦いながら焦って書いているので
これしか用意できませんでした。
また調べてみますね。

スーラがサーカスに非常に惹かれていたというのも
なんだかとても気になるところです。

@Junさん
こんばんは。

ありましたね〜
懐かしいなーー
あの絵は野心的でした。
この島に隠された意味を
より明瞭に示した作品でした。
図録めくってみますね。

バーンズコレクション
また来日してくれないかな〜
Tak管理人 | 2007/01/24 12:10 AM
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スーラきましたね〜 キャーq(≧∇≦*)(*≧∇≦)pキャー TVCM「世界の名画」シリーズ第4弾。AQUOS(「スーラ」篇)   東急ジルベスターの中継(テレビ東京)をみて年を越しました。 恒例のカウントダウンです♪(^o^)丿 そこで年明け早々にSHARPのCM。それも《
スーラ〜♪(吉永小百合さんのCM) | 隆(りゅう)のスケジュール? | 2007/01/23 1:20 AM
シャープの液晶テレビAQUOSのCMで「グランド・ジャット島の日曜日」っていう絵が紹介されています。 多分、一度は観た事があるかと思います。 この絵は点描画と言う技法の絵で、絵の具を混ぜて色を作るのではなく、例えば黄緑にしたい面に黄色と緑の無数の点を