青い日記帳 

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「グレゴリー・コルベール展」

森アーツセンターギャラリーで開催中の
「グレゴリー・コルベール」
『animal totems: a prelude to ashes and snow』展に行って来ました。



チーターと少年。
オラウータンと少女。
ゾウと子供たち。
タカと少年。
etc…

動物と人間がさも一緒に暮らしているひとコマを
カメラにおさめたかのような写真が並ぶ展覧会です。



写真と言ってもかなり大型の作品。
縦2m、横5mはあるでしょうか。
そんな巨大な写真をどのようにプリントアウトしているのか
気になったので、美術館の方に伺ってみると。。。

何と!和紙にインクジェットで印刷してあるのだそうです。
確かに横から見てみると「紙感」がしっかりと分ります。

ちょいと調べてみたら徳島県にあるAwagami Factoryという会社のサイト内に
Gregory Colbert用インクジェット和紙制作」というページがありました。

和紙を用いるメリットは例えば、通気性に優れることなど様々な点が
挙げられるでしょうが、グレゴリー・コルベールが着目したのは
きっと和紙の持つ特有の暖かみ、優しさではないでしょうか。

この作品の持つ独特の質感は和紙だからこそ表現できたものでしょう。

当然、自然をテーマに扱うコルベールですので
自然環境面から考えても和紙を使うことに何の違和感もありません。

和紙に印刷された作品の前には石が並べられ
それが展示ラインの役目を果たしていました。

Lalitamba: An Uplifting Literary Experience
Lalitamba: An Uplifting Literary Experience

それにしても、動物と人間がまるで「共同生活」しているような
そんな写真を目の当りにすると、初めは胡散臭さ(ありえね〜)を
感じますが、観ていくうちに「現実」(あるかも)と思えてきます。

実は私はかなり当初懐疑的に作品を観ていたのですが
作品の放つ光彩や奇妙なリアリティーに次第に心が
侵食されていき、出口付近ではイマイチ腑に落ちないまま
感動を手にしていました。良い意味で騙された感覚です。

コルベールは自分の作品は動物と接する理想の姿であり
究極の姿であると言っているそうです。

絵空事を語っているようですが、作品の持つ力は絶大です。
もしかして有り得るのでは…と思わせる説得力があります。



コルベールの語る動物と人間の究極の姿に関しては
いくらでもケチ付けられるのですが…作品は見事です。

今回は写真だけでなく短編映像も2本会場内の大型スクリーンで
木の切り株風の椅子に腰掛けながら鑑賞することができます。
(渡辺謙がナレーションって後から知ったのですが本当かな?)

Ashes And Snow: March 5-June 6, 2005, The Nomadic Museum, Pier 54, New York City
Ashes And Snow: March 5-June 6, 2005, The Nomadic Museum, Pier 54, New York City

今回のこの展覧会は「グレゴリー・コルベールによる現在もまだ進行中のアートプロジェクトです。2002年ヴェネチアで初公開されて以来、現在に至るまで100万人以上もの来場者を迎えました。今回は、お台場でオープンするノマディック美術館での公開に先立ち、animal totemsが六本木ヒルズ森アーツセンターギャラリーで開催されます。」とあるように、3月11日〜6月24日に東京お台場で開催される「ashes and snow」ノマディック美術館(遊牧美術館?)のプレ展覧会です。

ノマディック美術館は以前こちらでも紹介した建築家 坂茂が設計した移動式の展覧会場。ニューヨーク、サンタモニカと「遊牧」していよいよ東京に上陸します。


コンテナを重ねて作ったノマディック美術館(移動式美術館)

現在建築中のノマディック美術館(Nomadic Museum)の模型なども
「グレゴリー・コルベール展」会場内に展示されていました。
またリアルタイムで建築の進むお台場の様子もモニターに映し出されていました。

ashes and snow ノマディック美術館・お台場の様子はこちらで見られます。

ノマディック美術館内部

自然はそんなに甘くはないぞ!と心で叫びつつ
結局最後までしっかり観てしまった展覧会でした。
思った以上に時間かかりました。。。

それでは最後に「今日の一枚

クジラと一緒に泳ぐ男。



これ実はグレゴリー・コルベール本人(鯨の方じゃないですよ!?)
いい身体してるな〜

因みに彼の写真は所謂ヤラセはないそうです。
自然界に生きる動物とそこで生活する人々に協力してもらい撮影するそうです。
チラシのチーターと少年の作品はチーターのいつも座る石の近くで随分と
チーター君が現れるのを待ったとか。。。

そうそう、書き忘れました。
人間が動物に本を読んであげているシーンが多くあったように思えます。
これまた意味深な場面です。

こうやってあれこれ考えていると作者の術中に陥っていきます。。。
やれやれ。

SHIGERU BAN
SHIGERU BAN
坂 茂

おまけ

この展覧会のショップでお台場のノマディック美術館の前売り券を
900円で販売しています。

通常の前売り券が1800円、当日券が1900円のこと考えるとかなりお得かと。
っていうか、お台場高過ぎ!!

この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=909
人間と動物との驚異的な交流の姿を捉えた作品の数々。そこには両者の間に存在する境界線などありません。ashes and snowが構成するこの詩情あふれる芸術作品は、グレゴリー・コルベールによる現在もまだ進行中のアートプロジェクトです。2002年ヴェネチアで初公開されて以来、現在に至るまで100万人以上もの来場者を迎えました。今回は、お台場でオープンするノマディック美術館での公開に先立ち、animal totemsが六本木ヒルズ森アーツセンターギャラリーで開催されます。animal totemsでは、ashes and snow の中から厳選されたグレゴリー・コルベールによる大型写真作品約15点の展示と短編映像『俳句』を2本上映致します。


展覧会 | permalink | comments(8) | trackbacks(6)

この記事に対するコメント

TBありがとうございます。
たしかに作品の持つ力は絶大ですね。
最初は砂漠の砂が熱いのではないだろうか、などと余計なことを考えていましたが、だんだん気にならなくなりました。
ショップでは、ついDVDを購入してしまいましたが、
前売り券があったとは、気がつきませんでした。
東京に戻ったら買っておこう・・・。
@管理人@幾つかの良い物と暮しさん
こんばんは。

観ているうちに作品に
入り込んでしまうのは不思議でした。
たまたま一人で行ったもので余計に。
前売り券はお得です。
ショップだけでしたら裏から…

お台場楽しみですね!
Tak管理人 | 2007/02/05 11:07 PM
TBありがとうございました。
コチラからもいただきました。
和紙にインクジェットなんですね。。
どんなサイズのプリンターなんだろう…。
fotalk | 2007/02/05 11:26 PM
@fotalkさん
こんばんは。
コメント&TBありがとうございます。

プリンター確かに気になりますね。
そこまで観ているときは気が回りませんでした。
キャノンかエプソンでしょうかね。
あとで調べてみます。
Tak管理人 | 2007/02/06 12:12 AM
こんばんは。
今頃、夜行列車のなかで、ビールなど飲んでおられる頃でしょうか?
今日、森アーツで、みてきました。
思いの外、素晴らしく、短編映画にも見とれてしまいました。ある種ショックでした。
あの疑いのない動物と自然と人間の無垢な関係、
詩情溢れていました。
6月まで、お台場に行くなら、もう一回日本美術が笑うをみて、900円チケットゲットでしょうか。
あべまつ | 2007/03/20 10:26 PM
@あべまつさん
こんにちは。

昨夜遅くに戻りました。
金沢雪ゼロ。驚きです。
感想は後ほど。

さて、お台場は森と
重なる作品もありますが
会場の雰囲気がまるで違うので
もしお好きなら是非とも行かれるべきかと。
900円チケットはまだ売っていますかね?
確かめてから行かれるのが賢明かと。

森美術館「日本美術が笑う」は展示替えしたので
また出向かないといけません。
Tak管理人 | 2007/03/23 11:51 AM
Takさん、こんばんは
遅れちゃいましたが、TBさせていただきました。
実は「日本美術が笑う」のチケで見れるということだけで行ってしまいました。
でも、それはいい意味で裏切られたといった感じでとても良い雰囲気の展覧会でした。
もう少し作品数が多くても良かったかもしれませんが…
お台場のノマディック美術館にも行ってみたいですが、果たしてどうなるやら?
アイレ | 2007/05/01 2:29 AM
@アイレさん
こんばんは。
TBありがとうございます。

お台場はちょいとお高いですよね。
ただ、建物も含めて観に行くと
逆に安いかもしれません。
この作品はノマディック美術館で観て
初めて「体験」できるような気がします。
Tak管理人 | 2007/05/01 9:08 PM
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