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トリロジー:オルセー美術館展

昨日アップした「オルセー美術館展 19世紀 芸術家たちの楽園
(記事はこちら

1996年の「オルセー美術館展 ― モデルニテ:パリ・近代の誕生」、1999年の「オルセー美術館展 ― 19世紀の夢と現実」に続く第三弾だそうです。
オルセー美術館所蔵の優品で構成する展覧会3部作(トリロジー)

昔からミーハーだったため、96年も99年も両方とも観に行きました。
当時は「東京ウォーカー」でも取り上げられるほど盛り上がっていました。

本棚に整理されている、今まで観た展覧会のチラシの中から
96年と99年のオルセー展のチラシ見つけ出しましたのでご紹介。
来ていた作品も数点ずつ。

まずは96年のオルセー展から。

「オルセー美術館展 ― モデルニテ:パリ・近代の誕生」

チラシに使われているのはマネの「バルコニー
昨日も書きましたがやっぱり黒の使い方絶妙ですね。
ぱっと観、三人しか確認できませんが、良くみて下さい。
男性の左側にもう一人男の人が描かれています。ボーイさんかな。


ドガ「オペラ座のオーケストラ
手前のオーケストラ・ピットと奥のライトが当たっている舞台が対照的。
舞台は一見華やかですが、どこか憂い感じさせます。
顔描かれていません。踊り子の。


マイヨール「日傘の女
ピンク色の服装も印象的ですがそれにも増して背景が。
綺麗に4色4段に。女性を取り除いたらマーク・ロスコの作品になるかも。

ルノワールの「ピアノを弾く娘たち」も来ていました。

この作品について赤瀬川氏は滅多切りしています。
この本で。
赤瀬川原平の名画読本―鑑賞のポイントはどこか
「赤瀬川原平の名画読本―鑑賞のポイントはどこか」 赤瀬川 原平

モネも有名なこの作品が出展されていました。

サン=ラザール駅
オルセー美術館も元々は鉄道の駅だったわけです。
何となく因縁めいている作品です。
しかし、これ綺麗だったな〜鮮やかでした。色合い。

モネの庭―花々が語るジヴェルニーの四季
「モネの庭―花々が語るジヴェルニーの四季」 ヴィヴィアン ラッセル

因みに96年の「オルセー美術館展 ― モデルニテ:パリ・近代の誕生」も
東京都美術館で開催されました。1月14日〜3月31日。
観覧料が一般1100円でした。今から10年以上も前ですからね。

そうそうこの頃はまだ都美館は夜間開館していました。
金曜と土曜日は午後7時まで開館していました。
昔できたことが今できないのは不思議です。

すぐわかる画家別印象派絵画の見かた
すぐわかる画家別印象派絵画の見かた


続いて99年のオルセー展

「オルセー美術館展 ― 19世紀の夢と現実」

チラシに使われているのはモネの「庭の女たち」
1867年の作品ですからまだまだ初期のもの。
私的にはあまりいいとは思いませんでした。

チラシはもう一パターンあってそちらの表紙絵は
ゴーガンの「アレアレア(愉び)」どちらがいいと問われれば
やっぱりそれでもモネかな〜

96年のオルセー展に比べるとメジャーな作品が多かったように思えます。
それと質的にも高かったと記憶しています。


ドガ「カフェの中で(アプサント酒)
この虚ろな表情の女性が描かれた作品はどこかでご覧になったことあるはずです。
これ今一度観てみたいな〜


セザンヌ「レスタックから見たマルセイユ湾の眺め
セザンヌの中である意味「記念碑」的な作品です。
1878年頃マルセイユ近くのレスタックに滞在した時に描いた一枚。
きっと高台からの眺めでしょうが、実際の現地の写真を見ても
このようには見えません。青い海の部分が今回のオルセー展にある
「ギュスターヴ・ジェフロワ」の机上のようにこちらを向いています。
遠近法なんてもうこの絵には当てはまりません。
それでも風景画として違和感なく見えるのは再構築されているからでしょう。


バーン=ジョーンズ「サブラの王女(王の娘)
今回この作品が来ていれば…
この当時まだそれほどラファエル前派に熱あげていなかったもので。。。
観たい!!

99年のオルセー展で一番感動したのはゴッホのこの作品でした。

ゴッホ「星降る夜、アルル
ニューヨーク近代美術館(MoMA)にある「星月夜」を思い起こさせます。
今でも鮮明にこの作品を観た時の印象を覚えています。
衝動を抑えることにこの絵の前で必至だったように記憶しています。

ゴッホといえば、この本、お二人の方から面白いと薦められました。
ゴッホは欺く 上巻 (1)
ゴッホは欺く 上巻 (1)
ジェフリー・アーチャー

この99年の「オルセー美術館展 ― 19世紀の夢と現実」は
都美館ではなく国立西洋美術館で開催されました。
何でも西洋美術館開館40周年記念だったとか。
9月14日〜12月12日 観覧料が一般1300円でした。
(今回のオルセー美術館展が1500円だから年々値上がりしていますね)

今日は珍しく過去の展覧会についてに記事でした。
これっていいかもしれません。ネタが尽きた時には。猫2

印象派の世界とウィンダム・ヒル
印象派の世界とウィンダム・ヒル
オムニバス,スティーヴ・アーキアーガ,ナイトノイズ,フィリップ・アーバーグ,ティム・ストーリー,ジョン・ビーズリー,ヘンリー・バトラー
19世紀末から20世紀にかけてのフランスで、絵画の世界を中心に展開されていた「印象派」の作風は、音楽にも影響を与え、ここに収録されているドビュッシー、フォーレやラヴェルらが中心的人物として作品を残している。


この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=913
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この記事に対するコメント

懐かしいです。わたしは'96のは東京で見ました。
朝一番に行きました。2/10。
赤瀬川さんの本ではルソーの赤ん坊の絵の評が爆笑ものでした。
'99ゴッホの『星降る夜』、本当によかったです。たしかグッズもたくさん作られていました。買わなかったけど、人気やなーと思いました。
しかしこの展覧会はちょっと不満がありました。その前年に行ったせいかもしれません。
神戸では床掃除の絵がチラシに入ってました。
やはり今回の展覧会が一番よかったと思います。
遊行七恵 | 2007/02/07 12:28 PM
なんと本物のオルセーに行った事がないので、過去2回とも見ました。
「ゴッホの部屋」を見るのが楽しみです。
あの絵は、旧松方コレクションだったという話を聞いた事があるようなないような・・・戦後フランスが日本に返さなかったとか・・・ゴッホに似た絵がほかにもありますか?

ドガの「アブサン」いいですねえ。変な感じで。二人ともモデルは役者さんなんでしょ?浮世絵の畳の替わりにテーブルがならんでいるとか・・・変なの・・・
gakko | 2007/02/07 1:36 PM
@遊行七恵さん
こんばんは。

とらさんも仰っているように
三回の中で今回の展覧会が
満足度一番高いようです。

入館料も毎回高くなっていますが
あれって物価に比例してではなく
作品の充実具合によってなのかもしれません。

床掃除はカイユボットでしたでしょうか。
あれ単体ではかなり良い作品ではないでしょうか。

で、東京展も来られます??

@gakkoさん
こんばんは。

>旧松方コレクションだったという話
正しいです。
フランスが返却するの惜しくなって
難癖つけて返してくれなかった作品です。
非常に発色の良い作品です。

オルセー美術館のカタログには
以前は松方コレクションの件が
書かれていたのですが今のカタログには…
触れられたくない後ろめたい点です。

似ている作品はアムステルダムの
ゴッホ美術館にあります。そっくりです。

Tak管理人 | 2007/02/08 5:56 PM
私は99年のオルセー展には行けなかったのですが、96年には神戸へ見に行きました。
やはり今回のオルセー展のほうが充実した内容だと思います。
>バーン=ジョーンズ「サブラの王女(王の娘)」
99年にはバーン=ジョーンズも来ていたのですね。
今回ラファエル前派の油彩画は来ていなかったようですが、機会があればオルセー所蔵のラファエル前派や象徴主義絵画中心の展覧会を開催して欲しいと思います。
千露 | 2007/02/08 10:07 PM
@千露さん
こんばんは。

>機会があればオルセー所蔵のラファエル前派や象徴主義絵画中心の
>展覧会を開催して欲しいと思います。

激しく希望します!!
オルセー美術館にはもっと良いバーン=ジョーンズもあります。
そろそろラファエル前派の展覧会開催してもいい頃ですよね。
喉がカラカラです。

まとまってラファエル前派の作品を観たいです。
Tak管理人 | 2007/02/09 10:15 PM
こんばんは^^。オルセー展、TBお送りしました^^。

99年は早朝から観にいきました。懐かしいです。

>マイヨール「日傘の女」
一昨年、現地で見ました(笑)。
こっちもとても懐かしいです。

そうそう、
全く話は違いますが、再来週に宮崎駿監督がNHKの特別番組に取り上げられます。
http://www.nhk.or.jp/professional/schedule/index.html
shamon | 2007/03/17 9:57 PM
@shamonさん
こんばんは。
TBありがとうございます。

時が経つのってほんとはやいですよね。
この資料探しながらこんなに前だったけーと
一人懐かしく感慨にふけっていました。

今日の迷宮美術館でオルセー展取り上げられて
いたので、また更に混雑するかなー
Tak管理人 | 2007/03/19 12:16 AM
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モロー ガラテア 19世紀芸術家たちの楽園―オルセー美術館展 この展覧会は「モデルニテ:パリ近代の誕生」(1996) 「19世紀の夢と現実」(1999)に続くオルセー美術館展3部作の集大成とのことです。 (パンフレットより) 今回のテーマは19世紀の芸術家たちと 彼ら
オルセー美術館展 | Chiro's Memo | 2007/02/08 9:53 PM