青い日記帳 

TB&リンク大歓迎です!
<< August 2020 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< 出光美術館フリーパス | main | 「三井家のおひなさま展」 >>

「志野と織部展」

出光美術館で開催中の
「志野と織部―風流なるうつわ―」展に行って来ました。



ウソのような本当の話です。
昨日、半ドンで仕事終え、電車に乗って両国へ向かいました。
「江戸城」展を観るためです。ところが寝過ごしてしまい、
気がついたら秋葉原。あらら…やってしまいました。ムニョムニョ

反対側のホームから両国まで戻ればいいのですが、
折角?アキバまで来たのですから他の美術館へ。
(この思考回路が理解できないとかみさんは言います)

秋葉原から東京駅まで山手線で移動。
東京駅からてくてく歩いて出光美術館へ。
(このお散歩コース好きです。)

出光美術館では「志野と織部」展が開催されていました。
志野焼きも織部焼きもほとんど興味関心ありませんが
これも何かのご縁と思い、展覧会観てきた次第です。

よく「Takさんはどうやってスケジュール管理しているのですか?」と
聞かれるのですが、答えは簡単「ほとんどしていません。行き当たりばったり。」
なので、今回の件もさして珍しいことではありません。

まぁ、計画を立ててもその通りに運ばないことは小学校の夏休みの宿題の如し。
それでもこんないい加減で偶然に出向いた美術館で思いがけず、
念願の年間フリーパスの手続きもでき、そしてこんなに見応えのある
展覧会に出会えたのですから「不慮の出来事」も決して悪くはありません。

スケッチは3分
「スケッチは3分」 山田 雅夫

さて、さてその展覧会ですが、焼き物のこと全くと言っていいほど
何の知識もないしかも偶然出かけた私を、「すげ〜」と唸らせてしまう
そんな展覧会です。この「志野と織部」展

私のように「志野」についての知識を会場で初めって知っても十分に楽しめます。
【理由その1】
国宝1点、重要文化財3点揃い踏みしてます。
素人目にもそれぞれが持つ違った美しさを理解できます。

中国などからの外来品ではなく、日本で作られた初の白い国産陶器。
志野=白色というイメージが漫然と頭の中にあったのですが、
以下に紹介する4点を見ただけでも随分とそれぞれ色合いが違うこと分ります。

志野茶碗 銘 卯花墻」(うのはながき)

国宝 三井記念美術館蔵
【訂正:画像が違っていました。toran様ご指摘ありがとうございました】

鼠志野鶺鴒文鉢」(せきれい)

重要文化財 東京国立博物館蔵

鼠志野茶碗 銘 峯紅葉」(みねのもみじ) 

重要文化財 五島美術館蔵

鼠志野茶碗 銘 山端」(やまのは) 

重要文化財 根津美術館蔵

志野の中でも「鼠志野」と呼ばれるねずみ色がかった焼き物。
これでさえもそれぞれ色合いが個々で随分と違います。
↑の「鼠志野茶碗 銘 峯紅葉」(みねのもみじ)はほとんど茶色で
所々に灰色が配されている感じです。その色彩の均衡を敢えて
崩すかのように幾何学的な模様が斜めに施されています。
この茶碗の高さや姿に誂えたオートクチュールな紋様です。

また逆に「鼠志野茶碗 銘 山端」(やまのは)では
そのほとんどがその名の示す通り灰色、ねずみ色しています。
これ内側の画像がないのが残念ですが、内側には綺麗な
色彩のグラデーションが見て取れます。手に持ちお茶を頂戴し
飲み終えた後、茶碗の中を見ると…お濃茶の残りの緑が
この絶品グラデに更に色を加えたことでしょう。観たい!!

鼠志野だけでもかなりの数出ています。
国宝でも重文でもありませんが、野村美術館のこちらの鼠志野茶碗も見事でした。

鼠志野茶碗 銘 横雲

野村美術館蔵

グレーに茶色というよりオレンジ色に近い朱が見え隠れしています。
そしてシンプルながらも大変印象的な意匠。
一度観たら忘れさせないタイプの焼き物です。

因みに、根津美術館の「鼠志野茶碗」が3月10日まで
五島美術館の「志野茶碗」が3月28日までの公開です。


展覧会のチケット購入している段階では「志野」より「織部」が観られること
楽しみにしていたのですが、どうやら良い意味で期待外れだったようです。

志野・織部を見る作る基礎知識―名品を見て、作る
志野・織部を見る作る基礎知識―名品を見て、作る

織部焼きは「黒織部ー傾きの意匠」の展示が見応えありました。
「志野」を「静」とするなら、「織部」は「動」。
より動的で様々な意匠で目を楽しませてくれます。

【理由その2】
織部の様々な意匠。

「星文茶碗」はその名の通り「☆」が大きく一個描かれていました。
ダビデの紋章のような茶碗です。

ダビデの星の暗号
「ダビデの星の暗号」 井沢 元彦

「星」だけでなく他にもほんとたくさんのデザインがあります。
とても全て紹介しきれませんが、その中から2点ほど。


これ何の模様でしょう??
ニョロニョロではないですよね??
もしや…まさか。。。

そうその通り!「黒織部文茶碗
「アラビ」です、この模様。大胆ですよね〜
この大きさ、茶碗とのバランスわざと無視しているかのようです。
流石、バサラ!

もう一点

是何?
黒織部吊し文茶碗

「吊るし文」ってこれ何をそれでは吊るしているのでしょう??

ここからが【理由その3】です。
展覧会の会場内のパネル解説に説明がされていました。
この「吊し文」は今までは「干し柿」を意匠化したものだろうと
簡単に考えられていたそうですが、最近ではどうやらこれは
関西では「勧請吊り」「勧請縄」、関東では「道切り」「ミチキリ」と
呼ばれるものを描いたものではないかと考えられているそうです。

「道切り」「勧請縄」についての解説や写真はこちら
神社にある注連縄のようなものと考えるのが手っ取り早いでしょうか。

偶然は重なるものとよく言いますが、帰宅して新聞を読んでいたら
今、出光で観て来たこの展覧会について詳しく紹介されていました。
そこにはこの「吊し文」についてもこう書かれていました。

例えば「吊し文」。従来は「吊し柿」などと言われてきたが、本展は別の見方を提示する。村の境界に注連縄を張り、細縄を垂らすことで、神仏を招き、悪霊をはらう「勧請吊」だというのだ。聖なる境界・結界の文様として、橋をはじめ、垣根、門の木が挙げられていく。

今回は織部や志野の名品を単に紹介するだけでなく
こうした新しい解釈もまた併せて紹介しています。
これがもしかして一番の見所かもしれません。

「志野と織部の紋様意匠」というセクションでは
橋、車輪、籠、籠目、網干、傘と笠、千鳥、草樹、結界ー門木と垣根ーなど
実際にデザインに用いられた焼き物を展示し
その脇にパネルで具に解説がなされています。

先程の読売新聞の記事でもこの点が強調されて紹介されています。

此岸と彼岸をつなぐ橋を、京の周縁に位置する宇治を舞台に描いたつまり聖なる境界のイメージだと、近年では考えられている。そう言えば、志野にも橋の文様が多い。境界をめぐる興昧をそそって、後半は次々に文様を読み解く。

「籠」の解釈も面白い。桃山時代のゆがんだ器は舶来の籠を模したのではないか、と指摘されてきた。今回はさらに、籠目に邪気をはらう力を認め、吊す風習に注目する。器の形にとどまらず、幾何学文様には、確かに籠目を思わせる例が少なくない。当時の祭礼図に描かれた籠目の衣装もパネルで紹介される。やはり祭礼図に出てくる衆(笠)もまた文様化されているが、神仏の依り代という意味があったのではないかと推測する。


文学部に在籍しながら民俗学に興味を寄せていた自分の琴線に触れる
ヨダレが出そうな内容のパネル解説です。ここ必見&必読です。

展覧会の会場の後半部分にこの展示があるのでお疲れになってしまい
スルーされていらっしゃる方も見受けられましたが、勿体無いですよ〜

↓この展覧会の監修者、荒川氏が悲しみます。
やきものの見方
「やきものの見方」 荒川 正明


それと、今回の展示は焼き物の裏面(底)の部分も写真で紹介されています。
また物によっては360度全ての角度からお茶碗観ることできます。
展示ケースの前で「スクワット」して観る角度変えて観ました。

奇妙な偶然でふらりと立寄った展覧会で
素人の私でもこんなに楽しめるのですから
少しでもお詳しい方なら行かない手はありません。

4月22日まで開催しているそうです。是非。

志野と織部―Classic stoneware of Japan
志野と織部―Classic stoneware of Japan
黒田 領治,村山 武,ロバート・ヒューイ,リン・リッグス

最後に「今日の一枚」の代わりにこちらでも。

織部の連房式登窯


国指定史跡「元屋敷陶器窯跡」
 400年前の桃山時代、美濃地域は日本最大のやきもの産地でした。「大窯」・「連房式登窯」と呼ばれる地上式の窯は当時の技術の粋を極めたもので、ここで生産された陶器は全国へと出荷されました。
 土岐市にある元屋敷窯は美濃窯最古の連房式登窯で当時の姿をよく留めており、その重要性から昭和42年に国指定史跡となりました。



この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=937
史上最高のバブル景気に沸いたとされる桃山時代。それは日本に「うつわ革命」さえももたらしました。漆器や木器など木を主体にした中世までの食器文化を根底から覆し、陶器や磁器というやきもの主体の近世の食器文化へと移行させたのです。その新たなシンボル的なやきものが、志野や織部などの美濃陶器でした。
志野や織部は、それまで中国産や朝鮮産の外国のやきものに独占されていた高級什器のシェアに食い込んだ初の国産のやきもので、かたち・色彩・文様、そして肌合いなど、すべての点で外国産のうつわとは異なる、魅力的な和の造形を創造しました。とくに志野の茶道具(茶碗や水指)、織部の懐石器(向付や鉢)は、日本のうつわを根本的に変えるような大きな影響を後世に残したのです。
それではその造形の特徴とはいったい何だったのでしょうか。今回はその点を追求していきます。本展では、出光コレクションの志野と織部を一堂に会するとともに、国宝1件、重要文化財3件をはじめとする館外の秀逸な名作を特別出品し、現在実現できうる最高の「志野と織部」展を目指します。陶芸ファンには見逃すことのできない盛りだくさんな内容です。
和のうつわのもつ醍醐味を存分に堪能していただけると幸いです。
展覧会 | permalink | comments(21) | trackbacks(13)

この記事に対するコメント

こんばんは
関心がないと仰りながら、この記事の面白さは一体なんなのでしょう?画面の前で「うんうん」とか勝手に相槌うっちゃいましたよ。

蕨文を見て思い出しました。無邪気な後輩と焼き物を見ているとき、↑↑文があり、「矢印だー」と後輩大喜び。(おいおい)。
すると知らないおじさんが後輩に「それは竹です!」
叱られてしまいましたよ。
あの後輩なら蕨をみて「?の逆バージョンですね」と言ってくれそうです。(秘かに期待中)

>文学部に在籍しながら民俗学に興味を寄せていた
・・・大阪にも一人いますよ、そういうのが。
遊行七恵 | 2007/03/02 10:43 PM
TBありがとうございます。
本当に、黒織部はバサラという感じでした。
自由なのにまとまっていて、かっこいいですね。
実は白い志野と緑の織部はちょっと苦手で、
この展覧会、どうしようかと思っていましたが、
行ってよかったです。
郁 | 2007/03/02 11:15 PM
アキバ、神田、東京・・・出光ですか。
私だったら、アキバまで乗り過ごしてしまったら、
アキバ、御徒町、上野とTakさんと逆方向で、きっと
国博か西美に行ってしまうでしょうね。

年間パスポート魅力的ですね。でも、一人で利用するのでは
ちょっともったいないかなぁとも考えてしまいます。
一村雨 | 2007/03/02 11:35 PM
出光の展示は今回も相当丁寧なんでしょうねぇ。
好感度の高い美術館です。ムンクもあるし。

年に何度かは足を運びたくなります。が、
一村雨さんと同感です。
単独行動派にとっては年間パスポートはちと高いです。
KAN | 2007/03/03 2:08 AM
こんにちは。ご訪問とTB、ありがとうございました。
今回の、「志野と織部」は随分前から楽しみにしていたのですが、五島と根津の鼠志野は色といい、形といい、素晴らしく、しばしその前で見つめてしまいました。

最後の部屋の絵柄とその解釈も、じっくり拝見しました。
ただ、「聖なる」ということが強調されすぎていたきらいがあって、あの絵柄を描いたのは、もっと彼らのそばにあるものを、自然に、そして自由に描いただけのような気がするんですが‥。逆に言えば、聖なるものと日々の生活が、昔はより近いところにあったとは云えると思いますが。

と、まったくの素人がどうもすみません。
でも、こちらのブログ、とても楽しく拝見させていただきました。


cottn | 2007/03/04 12:06 AM
トラックバックありがとうございます。
知性を感じさせる素晴しいブログですね。

「志野と織部」は、期待通りの面白さでした。
成叡 | 2007/03/04 7:37 AM
@遊行七恵さん
こんばんは。

この展覧会、ミチキリだとか
心騒がす言葉が多く見られます。
イケナイ、イケナイとは分りつつも
そちらの方へ興味関心が。。。

本文には書かなかったのですが
撫子を意匠に取り入れた焼き物が
多かったですよね。現在とは植物を
愛でる基準もかなり違っていたようです。

色の派手じゃないクリスマスローズなど
もし桃山時代にあったらデザインとして
使われたでしょうか?

@郁さん
こんばんは。
コメントありがとうございます。

昔、Bunkamuraで織部の展覧会を
開催したときも、何の知識もなく
出かけて「織部」のバサラっぷりに
いたく感動したこと思い出します。

私もこの展覧会偶然とはいえ
行けてよかったです。

@一村雨さん
こんばんは。

西美の記事拝読しました。
常設だけでもたっぷりと楽しめますよね。

しかし驚きました。目が覚めたらアキバ。
一端下車してジャンク屋徘徊して
それから出光&日本橋へ出向きました。

年パス一人だと割高ですかね。

@KANさん
こんばんは。

丁寧&ムンクもしっかりありましたよ。
今年はロビーを改装するようです。
二年がかりでリニューアル。

森美術館は一人確か8000円だったかな。
まぁ、あそこは展望台にも行けるので。
Bunkamuraやめたので出光にしました。

@cottnさん
こんばんは。
コメントありがとうございます。

私も「聖なる」はどうかな〜と思っていました。
今現在の視点から捉えると確かにそうなのかも
しれませんが、当時は仰る通りもっと生活と
密接に自然や風土が関連し繋がっていたはずです。
(今は切り離されすぎです。)
風にたなびく花や草を意匠に取り入れていました。
あれって「普通」のことではないかと思いました。
草花って「写真」でもない限り絶えず揺らいでいます。

なんてことは、実際に観ているときは全く考えず
ただただ「すげーー」なんて言葉発しながら
楽しんできました。行って良かったです。

@成叡さん
こんばんは。
コメントありがとうございます。

いえいえ、、、背伸びして書いているので
そこかしこに綻びが見えるブログです。。。

今後とも宜しくお願い致します。
Tak管理人 | 2007/03/04 6:28 PM
 Takさん こんにちは 
 すばらしかったですね。 実際、手にとって重さや手触りを確かめたいとかられました。 唇に触れたらどんなだろう、夢を見ました。

 恥ずかしながらTB、なぜか文字化けしました。 よからぬ夢を見たからでしょうか。喜左右衛門井戸のよう。
ラグタイム | 2007/03/05 10:51 AM
こんばんは。「卯花墻」ではなく「橋姫」だと思うのですが・・・。それとも画像使用に規制等があるのでしょうか。既に更新済みでしたらすみません。ちょっと気になったものですから。
toran | 2007/03/05 8:23 PM
@ラグタイムさん
こんばんは。
コメントありがとうございます。

夢見たくなります。
触れたくなります。
あれだけ美しいと。

TBありがとうございます。
文字化けはきっとこちらの不具合かと。
歪んだ文字もまたをかし。

@toranさん
こんばんは。

ご指摘ありがとうございました。
早速画像入れ替えました。
教えていただき助かりました。
本当に有り難うございました。
間違いだらけのブログですが
今後とも宜しくお願い致します。
Tak管理人 | 2007/03/05 11:00 PM
お蔭さまで、この展覧会に行きました折に無事、出光の水曜講座会員
に申し込むことが出来ました。 
これでお会い出来る確率もぐっと高まりましたね^^

「志野と織部」展の記事もやっと書けましたので、TB付けさせて
戴きたいと思います。 宜しくお願いします。 
ところでTakさんも民俗学がお好きだったのですね。
(*´∀`)人(´∀`*)ナカーマで、これからもヨロシクです!
山桜 | 2007/03/09 6:32 PM
こんにちは。
昨日、行ってきました。
念願の「志野と織部」良かったです!!
本当に楽しんでお茶碗作っていたんだと思いました。
文様の気の抜けようが大好きなのです。
織部のまったりとした緑、黒。
志野のとろんをした乳白色。
きっちり作る完品好みの大陸文化とはまったく異質ですね。
モチーフに使われた、
最高に柳橋水車図屏風。これも最高に格好良かったです。

水曜会員は、まだまだ使いこなせそうになく、断念!
記事はこれから頑張ります。
あべまつ | 2007/03/10 3:23 PM
@山桜さん
こんにちは。

おーーご入会できましたか〜
それはそれは。
>これでお会い出来る確率もぐっと高まりましたね^^
ですね。講演会はなるべく出席するようにします。

TBありがとうございます。
民俗学好きですよー
ミーハーなので京極夏彦なんて随分深入りしたものです。

どぞよろしくです。

@あべまつさん
こんにちは。

>きっちり作る完品好みの大陸文化とはまったく異質ですね。
ここ重要ポイントですね。
西洋ではシンメトリーが重要視されますが
日本ではあえてそれを壊す形が好まれる点に
それぞれの文化が持つ特質を見出すことできます。

桃山から江戸にかかれて描かれた作品もまた
アンシンメトリーな作品が多く観られます。
そして「平面的」。スーパーフラットです。

無理に西洋の遠近方などを取りいれても
うまくまとまらないのが日本文化です。


Tak管理人 | 2007/03/10 4:30 PM
夕方6時からの作品解説を聞いてきました。充実、充実。
「磁器と違って、土の肌合いを見せるのがミソ。
殿様自ら粘土をこねるように、焼き物には土への愛着がある。
それまで日本の器は木製が主流だったが、
室町時代に焼き物が登場してから立場が逆転する。」など、
知っていたようでいちいち考えてすらいなかったことを
教えて貰って「ほほう!」の連続でした。
鼠志野では、酸化鉄の釉薬?を器にかけるとき、
あえて白い部分を残すように釉薬をたらし、
その余白の形に合わせて白い箇所には絵を描き込み、
色の付いた部分は削って白い線の絵を掘り出すのだそうで。
そうやって見ていくと、
織部の緑のどろっとした貯まりなども
制作者の計算外なのだろうと思うと面白く見えてきました。
焼き物、好きになりそう。やばい(笑)
| 2007/03/16 11:48 PM
↑作品解説のコメントを書き込んだのは、菊花です。
名前入力するの忘れてた・・・。
菊花 | 2007/03/17 6:44 PM
@菊花さん
こんばんは。

解説聞きたいな〜
ずぶの素人としてはもっともっと
知りたいこと、お聞きしたこと
やまのようにあります。
色々分ると見え方も全然違いますよね。

いつもながら丁寧にレポートさながらの
コメントを書いていただき有り難く思います。
これだけでもかなり勉強になります。
プリントアウトしておきます。

>焼き物、好きになりそう。やばい(笑)
それは危険!
やばい、やばい。

名前入力し忘れ私もしょっちゅうです。。。
(^^ゞ
Tak管理人 | 2007/03/19 12:14 AM
こんばんは。
焼き物の名宝展が、特殊な知識なしに普通に楽しめるというのは凄いことですね。
絶世の豪華絢爛さと、あっという間に収束する儚さを併せ持った時代の華が、現代でも愛される。
何とも不思議な話です。

出光は見逃せません。
mizdesign | 2007/04/05 11:18 PM
こんにちは。
コメント&TBありがとうございました。
この吸引力。志野や織部の魅力は一体なんなのでしょうね。
Takさんが寝過ごされたのは、呼ばれたからなんじゃないでしょうか^^。
素敵な展覧会でした。

それから今頃気がつきまして恐縮ですが
リンクに上げていただきありがとうございます。
tsukinoha | 2007/04/06 5:43 AM
@mizdesignさん
こんばんは。

やはり出光美術館はしっかりとした
企画力を持っているなーと痛感しました。
ただ目玉作品を並べるだけでなく。

これできれば終わる前に今一度行きたいと思っています。
アートフェアと掛け持ちで。

@tsukinohaさん
こんばんは。

呼ばれて良かったです。
寝過ごして正解でした。

志野も織部もそれぞれ違った魅力を持ち
この展覧会ではそれが相対することなく
うまく収斂されていたように思えます。

東博の常設で織部を先日見たのですが
今までとは違った見方できました。
Tak管理人 | 2007/04/06 10:53 PM
Takさん、こんばんは
TakさんはもしかしてO型ですか?
実は私の行動パターンと似ているような気がしましたもので?(そういう私はO型です。え、似ているなんて迷惑?そんなこと、まぁおっしゃらずに)
出光らしい良い展覧会だったと思います。
図像の意匠分析はすっと見ていると、志野・織部には何か神聖な意味合いがあったのかという思いになってしまいました。
アイレ | 2007/04/16 2:07 AM
@アイレさん
こんばんは。

大当たりです!
大型じゃなくてO型です。
超いい加減な性格です。
ほんとだらしないし。。。
アイレさんは同じO型でも
しっかりタイプとみました。

神聖な意味合いに重きを
随分と置いていましたね。
先日再訪しました。
Tak管理人 | 2007/04/17 11:10 PM
コメントする









この記事のトラックバックURL
トラックバック機能は終了しました。
この記事に対するトラックバック
 国立近代美術館に行きました。以前、オリエント博物館に誘ってくれた友人と結婚し
松田権六の檜 | 日本の美術・アジアの美術 | 2007/03/02 11:09 PM
「志野と織部 ―風流なるうつわ―」展に行ってきました。
「志野と織部」展 | Verdure 4F | 2007/03/05 9:29 AM
  志野と織部−風流なるうつわ (出光美術館)を見に行く。  雨。 思った通りすいている。   上写真       「重要文化財 鼠志野茶碗 銘 峯紅葉 桃山時代」 この色、 風合い たまらなく好き。 亀甲の文様も絶妙の配置、 顔を
ï? | 別所沼だより | 2007/03/05 10:29 AM
出光美術館で開催中の 「志野と織部−風流なるうつわ−」展 2007年2月20日(火)~4月22日(日) http://www.idemitsu.co.jp/museum/honkan/exhibition/present/index.html (会期中のみ有効)に行って参りました。 上・志野草花文鉢 左・織部舟人物
「志野と織部」展 | 天地(あめつち)に遊ぶ | 2007/03/09 6:33 PM
心待ちにしていた、志野と織部展に行ってきました。 お昼ちょっと前だったのですが、意外と人が入っていました。 今回もとても充実したいい展覧会でした。
やきもの展では定評のある出光美がまたまた大ホームランをかっ飛ばしてくれた。2/
出光美術館の志野と織部展 | いづつやの文化記号 | 2007/03/16 12:00 PM
小さい子は砂場で遊ぶのが大好きです。 とにかく黙々とひたすらに砂を掘ったりまるめてだんごにしたり。 土というのは生命の源につながるなにかがつまっているんじゃないかという気がしてきます。 子どもはなるべく土に近い階層に住まうのがいいとも思います。 娘
326 志野と織部 風流なるうつわ | たまゆらデザイン日記 | 2007/04/05 6:11 PM
 出光美術館で開催中の「志野と織部 -風流なるうつわ」展を鑑賞しました。  豪華...
志野と織部 | 柏をたのしむ@水上デザインオフィス | 2007/04/05 10:42 PM
 志野焼と織部焼は、これまであまりなじみがありませんでした。色彩、文様をみると焼き物として、たとえば伊万里、古久谷のような派手さはなく、地味な存在だったのが正直な感想です。出光美術館で開催中の『志野と織部 風流なるうつわ』は志野、織部の魅力を教えてく
志野の白と、織部の緑 | Beautiful Noise | 2007/04/09 6:20 PM
出光美術館(千代田区丸の内3-1-1 帝劇ビル9階) 「志野と織部 - 風流なるうつわ - 」 2/20-4/22 志野にも織部にも疎い私でも楽しめました。共に桃山時代に生まれ、「和のうつわのシンボルとも言うべき存在」(パンフレットより。)である美濃陶器を概観する展覧会で
「志野と織部 - 風流なるうつわ - 」 出光美術館 | はろるど・わーど | 2007/04/12 10:07 PM
志野と織部−風流なるうつわ3月21日 出光美術館(〜4月22日)  桃山時代に一斉風靡した志野焼と織部焼。茶碗や鉢に有名な作品を多く残していますが、出光美術館では、その志野焼と織部焼に焦点を当てた展覧会が行われています。     桃山時代に飛躍的
志野と織部 | 青色通信 | 2007/04/16 1:36 AM
  写真は、まさおさんからいただいた今年の奈良・東大寺のお水取りのようすです。千数百年つづくこの行事にはあまたの“決まりごと”があり、修二会はその“決まりごと”の積み重ねといえるでしょう。けれども、それぞれの行いにどのような意味があるのか、いまも解明
美の源流 かたち | 雪月花 季節を感じて | 2007/04/16 10:07 AM
「志野と織部」展チラシ 丸の内の出光美術館で開催されている「志野と織部―風流なるうつわ」展へ行ってきました。この前出光美術館へ来たのは「国宝・風神雷神図屏風」展でした。また、茶碗を観るのは去年の9月以来、この前は三井記念美術館で「赤と黒の芸術・楽
出光美術館で「志野と織部」展を観る! | とんとん・にっき | 2007/06/09 5:10 PM