青い日記帳 

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「黒川紀章展」

国立新美術館で開催中の
「黒川紀章展-機械の時代から生命の時代へ-」へ行って来ました。



「行って来ました」とは言っても、無料だったので
「異邦人たちのパリ 1900-2005 ポンピドー・センター所蔵作品展」の
ついでに観て来た、立寄ってきただけです。

ご自身が設計された新美術館のオープンニングで
自分の展覧会を開催してしまうなんて驚きです。

しかも展示室の最後にどーーんと紋付袴姿の自分の写真を飾る神経の(ず)太さ。
やはり世界をまたにかけて活躍するにはこれくらいの「図々しさ」がないと
やっていけないのだな〜と学びました。←これが一番の収穫かな。

建築の展覧会ってスマートなイメージがあるのですが
今回の「黒川紀章展」ではそれが感じられませんでした。

壁に中銀カプセルタワービル、和歌山県立博物館、クアラルンプール国際空港など
黒川氏が手がけた有名な建築物が大きなパネルで紹介されていたのですが、
それに付けられた(脇に書かれた)解説がぶっ飛んでいてちょっと引きました。

何て言ったらいいのでしょう。
例えるなら私が皆さんから頂いたコメントに対するお返事の文。
「!」を多用し、軽薄な文なのです。

ですからいくら立派な歴史に名を残すような建造物の紹介でも
とってもチープに思えてしまいます。公の文で「!」何てまず使わないですよね?
まぁ黒川氏のことですから敢えて用いて他との違いを出されたのかもしれませんが。
あまり賢明な手段ではないように思えました。


中銀カプセルタワービル:中央区銀座8−16

しかし本当にこうやって作ったのですね。このビル…


このビルも現在存続するか取り壊すするかでもめているようです。
建築家の黒川紀章さんの代表作「中銀カプセルタワービル」(東京・銀座)に取り壊しの計画が浮上している。1960年代に提唱した「メタボリズム」(新陳代謝)の理念を体現したユニークな外観で、日本建築家協会などがカプセル交換による保存を求める一方、建て替えを求める声も上がっている。世界的な近代建築の保存団体ドコモモは、ユネスコ世界遺産委員会に提出した候補リストに、日本からはカプセルタワーと丹下健三氏の代々木競技場を掲載している。 
毎日新聞

こちらは表参道にある日本看護協会ビル


一瞬、新国立美術館かと見まごうかもしれません。
表参道ヒルズの道を挟んで反対側にある建物です。

オープン前の国立新美術館の写真はこちら


そうそう、先月末に創刊された
アート・インフォメーション・マガジン「art_icle」の特集が
六本木でアートに浸るというものでした。
アーティクル創刊1号

その中で勿論、この展覧会も紹介されています。

見開きでしっかりと。

ところが、もっと中面に安藤忠雄氏の「21/21 DESIGN SIGHT(トゥエンティワン・トゥエンティワン デザインサイト)」がとってもクールに紹介されています。

三宅一生デザイン文化財団 21/21 DESIGN SIGHT 

3月30日〜4月18日まで21_21 DESIGN SIGHT特別企画
「安藤忠雄 2006年の現場 悪戦苦闘」展が開催されるそうです。

「アーティクル」さんこちらには3ページ割いています。
黒川さんは2ページ。ひがむんじゃない??

表参道ヒルズの建設の時だってそういう噂聞きましたし
今回の都知事選への立候補だって石原都知事が安藤さんを
オリンピック関連施設の建設者にしたからでしょ?

それに今日こんなニュースも新たに入ってきました。
黒川氏、都知事選へ新たな公約・都庁舎売却
 東京都知事選への出馬を表明している建築家の黒川紀章氏は5日、都庁で会見し、14項目からなる公約集の改訂版を発表した。新銀行東京や都庁舎を民間に売却することなどを新たに掲げた。
 すでに明らかにしていた首都機能の一部移転や五輪招致中止に加え、都心にインフラや住宅地を集中させ周辺に森を整備する「コンパクトシティ」などの街づくりも提唱。文化・福祉政策として、800カ所以上にボランティアセンターや障害者施設、寄席など様々な機能を持つ拠点を設ける構想も盛り込んだ。


東京都庁舎は師匠の丹下健三氏の設計。
これもまた色々あったようですしね。

黒川氏のマニュフェスト見ていると「建築家」を決める選挙のように思えてきます。

新 共生の思想―世界の新秩序
新 共生の思想―世界の新秩序
黒川 紀章

話が随分とそれてしまい軌道修正できなくなってしまいました。
3月19日までだそうです。この展覧会。

それにしても、チラシを作らずにポスターを無料配布している展覧会って初めて経験しました。持って帰るの邪魔だからもらわなかったけど。。。


因みに国立新美術館のすぐ近くにあるギャラリー間では
3月8日〜5月12日まで「アトリエ・ワン展」が開催されています。
こちらはおススメです。(同じく無料)

カーサ・バラガン
「カーサ・バラガン」 齋藤 裕

この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=943
 国立新美術館の設計者である建築家・黒川紀章の主要作を回顧するとともに、現在取り組んでいる世界各国の最新プロジェクトを紹介し、ユニークな模型や映像を使い現代建築・都市の将来を展望しようとするものです。黒川紀章はCIAM(近代建築国際会議)の崩壊以後、1959年に「機械の時代から生命の時代へ」の時代の転換を宣言し、1960年にはメタボリズムグループの運動に参加、以来約半世紀、一貫して生命の時代の建築・都市の研究、創造に挑戦してきました。メタボリズム、共生、リサイクル、エコロジー、生態系、情報といった黒川紀章が1960年代から提起し続けているテーマは、現在世界が直面する大切なテーマとなっています。

展覧会 | permalink | comments(9) | trackbacks(3)

この記事に対するコメント

私は建築物が好きですが、どちらかと云うと現代建築より古い西洋館に惹かれます。
これから丸の内に、三菱1号館や創建当時の東京駅が復元されるとのことで楽しみです。
HONKY | 2007/03/08 11:29 PM
Takさん
こんばんは

ある意味において衝撃的な展覧会ですよね。
う〜む。
lysander | 2007/03/09 1:41 AM
こんばんは。

見てこられたんですね。
私は「日本の表現力」及び「異邦人達のパリ」で
国立新美術館には2回行きましたが、
この展示会には全く食指が動かず前を素通りでした^^;。

>「建築家」を決める選挙のように思えてきます。
ド素人が映画監督できる日本だから、
建築家が知事に立候補しても不思議じゃないけど、
この公約はなんだかなぁ、ですね。
混戦してきた都知事選、有権者としては頭が痛いです^^;。
shamon | 2007/03/09 9:16 PM
@HONKYさん
こんにちは。

名古屋の明治村へ行ったとこがあります。
HONKYさんも行かれたでしょうか。
建物の「ジェラシックパーク」のようでした。

@lysander
こんにちは。
TBありがとうございます。

衝撃的でしたね。
泣く子も黙る展覧会。
いやはや。。。何とも。

伊東さんが恋しいです。

@shamonさん
こんにちは。

都知事選は百花繚乱の様相を呈してきましたね。
あまり乱立すると票が割れてしまうのに。
皆出たいのですね〜選挙。

黒川氏はパリで立候補でもされれば宜しいかと。
それで名を馳せてほしいです。

lysanderさんがブログに書かれていましたが
普段見ている展覧会がいかにキュレターさんの
努力の賜物なのかよく分りました。
Tak管理人 | 2007/03/10 4:23 PM
こんばんは。新美術館については今のところあまり印象がないので、今後に期待したいと思っています。
やはり、コレ微妙な気持ちになる展覧会ですよね(^^;
後半の若手アーティストを中心とした展示の方が面白かったです。
最後のあの写真は単純に笑っちゃいました。
しのぶん | 2007/03/13 11:21 PM
@しのぶんさん
こんばんは。

3月中にもう一度でかけようと思ってはいるのですが
中々行けないでいます。こうして展覧会行かずに
終わってしまうことしばしば。
こういうビミョーな展覧会だけは何故かしっかり
出かけているのでちぐはぐな感じです。
Tak管理人 | 2007/03/14 11:44 PM
こんばんは。TBありがとうございました。
本当にビミョーな展覧会でした。
黒川さんの建築よりも、その主張というか人となりばかりが目についた内容だったと思います。

ちなみに私が出向いた日はご本人がいらっしゃったようです。
(トークショーか何かでしょうか。)
今は建築以外の方面で注目されているので、
会場内にはマスコミの方も目立ちました。
きっと都知事選の公約のようなぶっ飛んだお話をされたのでしょうね…。
はろるど | 2007/03/28 10:08 PM
ご無沙汰してます。コメント、TBありがとうございました。
黒川紀章展、伊東豊雄の「新しいリアル展」と比較すると
その先進性の差は歴然ですね。

美術館の設計も一見新しいファサードとエントランスホールに
目を奪われますが、実体はただの大きな「ハコ」
やはり旧世代の建築家ではないかと。
テツ | 2007/03/29 7:35 AM
@はろるどさん
こんばんは。

ビミョーでしたねー
っていうか、あれ駄目でしょう。
はっきりと。
選挙前でよかったですね。

ご本人はよくみえていらっしゃるようです。
知人も会ったと話していました。
どうせなら、伊東さんとかに会いたいですね。

それでは、日曜日に。

@テツさん
こんばんは。

私も伊東さんの展覧会がまず頭に浮かびました。
ああいったわくわくする感じゼロでした。

そうそう、あれ「ハコ」です、まさに。
はこにうねうねしたガラスつけただけ。
ある意味、上手いことやったものです。
Tak管理人 | 2007/03/30 12:44 AM
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ある意味ここ数年でみた展覧会の中で一番凄いかも... 国立新美術館はとても広々としていて屋根が高く造られています。 そんな空間の壁いっぱいに、黒川さんの作品が紹介されています。 しかも同世代の鑑賞者に対する配慮なのでしょう、普段展覧会では 見ることのないで
黒川紀章展 機械の時代から生命の時代へ (国立新美術館) | 徒然と(美術と本と映画好き...) | 2007/03/09 1:41 AM
先日、なにかと話題の国立新美術館に行ってまいりました。 関係ないけど「新国立美術館」かと思ったら、よく見ると国立「新」美術館が正しい名前なんですね、コレ。 見たのは「異邦人(エトランジェ)たちのパリ 1900 − 2005 
国立新美術館「異邦人たちのパリ」「20世紀美術探検」「黒川紀章」 | ライトオタクなOL奥様の節約入門日記 | 2007/03/13 11:22 PM
工事中に六本木ヒルズから見えた曲面の大ガラス壁に、ただならぬ造形を感じた国立新美術館に行ってきた。見る角度によっては巨大なサボテンのようにも見えるガラスが有機的にうねる外壁がまず目を引く。内部に入ってみると3階まで吹き抜けのエントランスホールに、外光
黒川紀章の国立新美術館 | 中年とオブジェ〜魅惑のモノを求めて〜 | 2007/03/29 7:24 AM