青い日記帳 

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『受胎告知』だけでは勿体無い。

あと一週間後の20日にいよいよ始まる
特別展「レオナルド・ダ・ヴィンチ―天才の実像」
The Mind of Leonardo - The Universal Genius at Work

『受胎告知』本邦初公開とあってあちこちの雑誌やサイトでも
これでもか〜と言わんばかりに取り上げられています。
監修者の池上英洋先生も大忙し!池上英洋の第弐研究室



さて、この展覧会が開催されるのは東京国立博物館。
本館正面入口から入るとユニクロのCMにも使われた
大きな階段が目の前に両手を広げるようにはだかります。
その階段の裏側に秘密の展示室「本館特別5室」があります。

最近では2005年にこの展示室で「中宮寺 国宝 菩薩半跏像」が特別公開されました。1999年に同じくこの「特5」でドラクロアの「民衆を導く自由の女神」を観た記憶があります。博物館の外までぐるりと並んだこと覚えています。
流石に「ツタンカーメン」や「モナリザ」が来日した時の記憶はありません。

さて、今回の「レオナルド・ダ・ヴィンチ―天才の実像」展どうしても目玉の「受胎告知」ばかり取り上げられていますが、平成館で開催される展示も見逃せない作品揃いだとか。この展覧会、ある意味「巡回展」のようなものです。
この展覧会は2007年1月までイタリア・フィレンツェのウフィツィ美術館で開催されていた企画展を日本向けに再構成したものです。 公式サイト

本館特別5室と平成館を使っての特別展。
でも、折角、博物館へ行かれるなら平常展も是非。
今日はここからが本題です。

本館から平成館へ向かう途中、本館18室を通りますが、
今、ここに小林古径「異端(踏絵)」や川村清雄「形見の直垂(虫干図)」など
どこかで観たことあるような、近代美術の名作がフツーに展示されています。

あまりにフツーに展示されているのでただの連絡通路として
足早に通り過ぎてしまう方もチラホラ。勿体無いお化け出ます。

古寺をゆくスペシャル 東大寺修二会 二月堂お水取り
古寺をゆくスペシャル 東大寺修二会 二月堂お水取り

丁度、奈良でお水取りが昨日でしたか?開催されたとニュースで聞きました。
絶好のタイミングで前田青邨がスケッチした「お水取り」が展示されています。


東大寺のお水取りはテレビでしか見たことないので
↑の絵がどんな場面のものなのか分りませんが、
ぱっと目にしただけでデジカメのシャッター押させるだけの
インパクトを有している作品であることは間違いありません。


またこちらの作品はきっとお水取りを観に来ている人々の群れを
描いたものでしょうが、ぱっと見、山口晃さんの作品のように観えました。

高階先生が前田青邨について書かれた文章をつい最近
読んだばかりだったので人物描写など今までとは違った見方も出来ました。

そうそう青邨の「竹取物語」も一幅展示されていました。

月の使者を迎えうつ武士たち。

この「竹取物語」については津田左右吉大先生がお書きになられた
『文学に現はれたる我が国民思想の研究』が秀逸。

以上ご紹介した本館18室の近代美術は今月25日までの展示だそうです。

本館2階に上がるともっともっと見応えある作品が待っています。
詳しい作品については東京国立博物館のサイトのtopページある
「今日の博物館」でチェック!

特集陳列「下絵―悩める絵師たちの軌跡」はとても興味深い展示でした。
普段こういったものってまず観ることできません。
企画して下さった学芸員の方に感謝感謝。

 「下絵」は工芸品の下図や、書の料紙に装飾のために描かれた絵を指すこともありますが、ここでは、絵を描くための下描きという意味に用います。画稿といってもよいでしょう。この特集陳列は、江戸時代のさまざまな絵師の下絵を集めて、その魅力を楽しんでいただこうというものです。


狩野晴川院養信「江戸城障壁画下絵(西の丸 表 大広間 法眼溜・上段の間)」

白い部分は修正を加えた点。
消しゴムでささっと消すことできませんから、
白い胡粉を訂正箇所に塗っているそうです。
修正液そのもの。

しかし、鶴を描くのでも随分と苦労し試行錯誤していること見て取れます。
将軍様の御用絵師とは聞こえがよろしいですが、機嫌損ねることできませんし
意のままに描くことできませんからさぞかし大変だったでしょうね。。。


狩野晴川院養信「江戸城障壁画下絵(西の丸 大奥 対面所 二の間)」

こちらは大奥を彩る障壁画の下絵。
将軍だけでなく大奥の女性の好みの絵までも
描かないといけないなんて更にしんどそう。
「狩野派」って胃悪くして亡くなった人多そうですね。

江戸博の「江戸城展」よりもはるかに面白く見応えある作品が展示してある
この特集陳列「下絵―悩める絵師たちの軌跡」は4月1日までです。
(勿論、入館料だけで観られます!)

レオナルド・ダ・ヴィンチ
レオナルド・ダ・ヴィンチ
池上 英洋

最後にダ・ヴィンチ関連でお得な情報。

今博物館へ行くとこんな素敵な「受胎告知ポストカード」が入手できます。

ミュージアムショップで買ったら200円以上はする代物。
それが今だと無料で配布されています。
受付にこっそり置いてあります。こっそりと。

80円切って貼ってお知り合いに送るのも良し。
また、これ「割引券」も兼ねている優れものです。
これだから東博通いはやめられません。

NHKBShiではこんな番組放送するようです。
「名画来日!レオナルド・ダ・ヴィンチを堪能する 第1部」
放送日 :2007年 3月18日(日)
放送時間 :午後0:00〜午後4:00(240分)

「名画来日!レオナルド・ダ・ヴィンチを堪能する 第2部」
放送日 :2007年 3月18日(日)
放送時間 :午後7:00〜午後9:00(120分)

池上先生出るかな?

この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=948
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この記事に対するコメント

フィレンツエに住むマイミクが「受胎告知」出発騒動を教えてくれました。当地では、「受胎告知」種発直前になって、ゼッフィレッリまで出てきて、日本に持っていくのを反対、飛行機に乗せるなんて・・・と大反対がおきたようです。

ツタンカーメンの時はあの部屋は使わなかったと思います。

室生寺が台風で塔が壊れたとき、あの部屋に、十一面観音などが出張なさいました。
gakko | 2007/03/14 9:51 AM
ドラクロワのときは見に行きましたが、なぜか観客わたし一人でした。それとツタンカーメンは大昔うちの母が並びに並んで見たそうですが、不思議なことにハッと気づくと母一人しかいなかったそうです。なんかキョーフです。

お水取りは今年少し離れたところで見ました。
それでもやはり興奮します。
奈良博では杉本健吉のお水取りの図がいくつかありました。
それと過去帳も見ました。青衣の女人の文字を見て、ドキドキです。
遊行七恵 | 2007/03/14 10:24 AM
今日3時ごろに東博に行き、

4月15日に表慶館で演奏されるチッケトを買ったきました。

受胎告知の葉書には気が付きませんでした。

Takさんのこの記事を先に見ていれば、絶対ゲットしていたのに・・・

思わず天を仰いじゃいます。

やっぱり会社をサボって行ったのがよくなかったのかも
わん太夫 | 2007/03/14 11:13 PM
@gakkoさん
こんばんは。

出発騒動の情報を早速記事にしてみました。
いやはや。ちょっとした騒ぎだったのですね。

そりゃーーもめますよね。確かに。

ツタンカーメンは特5ではなかったのですか…

@遊行七恵さん
こんばんは。

それはそれはラッキーでしたね。
怖いくらいに。。。
本当はいたんじゃありませんか?大勢の人が。
見えなかっただけとか。コワイコワイ

お水取り実際に見たらそれはそれは
すごい迫力でしょうね〜
テレビの映像でさえ興奮します。

@わん太夫さん
こんばんは。

中々4月以降の予定が立てられずに
ちょっとイライラしています。
また何かイベントでもやりたいとは
思っているのですが、ちょっと
忙しくていっぱいいっぱいです。

ポストカードお送りしますよ!
お茶のお礼に(^_-)-☆
Tak管理人 | 2007/03/14 11:50 PM
はい、出ます。
6時間番組なので、さすがにずっと出るわけではなくちょこちょことですが。

でも我が家にはBSHiが無いので自分では観られません(笑
ike | 2007/03/16 12:19 AM
@ikeさん
こんばんは。

お忙しい中、コメントありがとうございます。

録画まかせてください。
売りつけたりしませんから。
Tak管理人 | 2007/03/16 11:00 PM
昨日収録(前日収録!)があって、全貌がわかりました。
6時間中、番組が4本入っている感じです。これまで放映済みのものが3本あるので、Takさんにはものたりないかも。
新規撮りはそれほど多くはありません。

また別の番組予定もあるので、今回はどうぞご無理なさらないで。

いつもありがとうございます。
ike | 2007/03/18 8:04 AM
@ikeさん
こんばんは。

観ましたよ〜
今回は地味目のスーツにシャツでしたね。
(そんなことはよしとして。。。)

とても勉強になりました。
チューリップの変種など。
斜め右下から見てきます。

それにしても展示ケースもいい感じに収まりましたね。
イタリアで見た時のような鮮烈な印象得られるか楽しみです。
Tak管理人 | 2007/03/19 12:22 AM
お水取りの絵は思いがけないラッキーでした。
「紫式部日記絵巻」や明恵の「夢記」などもあり
常設も楽しいですね。
TBさせていただきました。
郁 | 2007/03/24 10:29 AM
@郁さん
こんばんは。
TBありがとうございます。

常設展示もしかしてクローズ?
なんて思って念のため博物館の方に
聞いてみたらそんなことありませんよ
と応えてくださいました。
見逃せませんよね。あれこれ。
Tak管理人 | 2007/03/25 12:08 AM
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