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「動物絵画の100年展」

府中市美術館で開催中の
「動物絵画の100年 1751-1850」展に行って来ました。



はろるどさんからこの展覧会が開催されることを教えていただき
いまかいまかと開催を首を長くして待っていました。
待ちきれずにこんな記事も書いてしまったほどです。

府中市美術館へは今回、初めて行きました。
まだオープンして数年しか経っていないということでとても綺麗な美術館です。
都立府中の森公園の中にあるので世田谷美術館と感じが似ているとこあります。
美術館スタッフの対応もとても丁寧で親切でした。「初対面」の印象は二重丸。

さて、早速待ちわびた展覧会の様子でも。

構成は以下の通り。
・神性
・科学と好奇心
・迫真の妙
・もの思う動物
・子犬と虎
・奇と個性
・情景


当然ですが全て「動物」を描いた作品です。
ただ、「動物」といっても、空想上の動物、龍や鳳凰、麒麟などから、
魚や蛙、バッタのような昆虫までありとあらゆる身の周りの生き物を含みます。

一番多かったのは「犬」でしょうか。
「子犬と虎」題し一つのセクション構成していたくらいです。
仙崖の「犬図

それと虎も。(とらさん観に行かれたらまた虎特集作って下さい!)
長澤蘆雪の「虎図

この芦雪の「虎図」はポスターにもなっています。
とても凄みのある虎です。とても実物を見ないで空想で描いたとは思えません。

展示されていた虎の中で一番リアルで最も怖そうな虎でした。
そんな睨みを利かせている虎でも後ろ足の肉球がカワイイ。
芦雪らしさが垣間見られます。師匠の円山応挙とはこの変が違いますね。
どこかしら「抜く」ところが用意されています。

ここで突然ですが、
この展覧会、はっきり言って
「長澤蘆雪の展覧会」です。

長澤蘆雪は今までも若冲に比肩するほど好きな絵師でしたが
今回の展覧会ではっきりと開眼しました。長澤蘆雪に。
(若冲ゴメン。浮気ではないから…)

円山応挙の幅広さと伊藤若冲のエキセントリックさが
見事に融合し誰の追随も許さない個性を発揮しています。
そんな長澤蘆雪が主役の展覧会です。

ということで、今回観て来た芦雪の作品一挙公開!

蛙の相撲図
相撲をとっているいるようには一見して観えませんでした。
恋人同士が語り合っていてそのまま抱擁→Kissへ。。。
キャプションに「相撲図」とあるので改めてみると
右に小さな行司役のカエルが描かれています。

帰りがけにもう一度この作品を観たらやっぱり恋人同士に思えました。
行司役のカエルが「二人」をはやし立てているようです。

若竹に蛙図
「もの思う動物」というセクションに相応しい一枚。
いい顔してます、この蛙君。
拡大してみますね。
古代ローマの哲学者にも勝るとも劣らぬこの表情。

ただ、お腹が空いているだけかもしれませんけどね。


鷹・熊図
空と陸の王者の対面…かと思えば、熊さんの表情がめちゃめちゃ冴えません。
上目遣いに「許して〜」と言わんばかり。反対に鷹は岩窟な岩を爪をたてて
凄みを利かせた目でじろりと熊さんを睨んでいます。勝ち誇った顔つきです。
この二匹に一体何があったのか…「華麗なる一族」の後釜で是非ドラマでも。

一笑図
子供と子犬だらけ。。。
子供も子犬もどちらも同じように勝って気まま。
カオス状態。。。特にイヌコロ。

コラコラ、何やってんの!そんな仔犬に育てたつもりは…

因みに「一笑図」とは「竹」と「犬」が描かれた中国の画題だそうです。
「竹」と「犬」合体させると「笑」にるからだそうです。へ〜

そして一番この展覧会で観たかった作品。


竹雀図屏風」重要文化財

竹にとまった雀たち。それぞれ個性豊か。
「最後の晩餐」のように4つの場面にそれぞれ物語があるようです。
成就寺(和歌山県古座町)本堂の袋戸に描かれていたものだそうです。
いやーーこれいくら観ていても飽きません。
喧嘩をしている雀や楽しくおしゃべりしている雀たち。
でも一番気に入ったのは右端の後ろ姿の一羽だけ描かれた雀。
芦雪本人ではないですよね。


蛙図屏風」(一部)重要文化財
キトラ古墳に描かれた壁画のようですが、屏風の一部です。
元々は草堂寺(和歌山県白浜町)本堂の下襖に描かれていたものを
屏風に装丁しなおしたものだそうです。

二曲の屏風ですが、そのほとんどが余白です。
カエルが二匹描かれているのですがそれも右端にちょこっと描かれているだけ。
「若竹に蛙図」に描かれた蛙はさながら哲学者のようでしたが、
この作品は作品自体が哲学者のようです。手を加えられていない空間に
無限の可能性を見出すことができそうです。これ枕屏風にしたら
どんな夢が見られるでしょうね。。。
蛙図屏風


朝顔図」(部分)重要文化財
草堂寺(和歌山県白浜町)南書院の襖絵。
4枚からなる作品ですが画像は一番右の一枚。
イタチが描かれています。
あまり縁起のいい動物ではなかったそうです。江戸時代から。
大きな襖の下方にちょこっと描かれているので遠くから観ると
この鼬さんは龍にも見えたりします。龍と朝顔。。。それはないか。

で、すごいな〜とほとほと感心してしまったのは
この襖の一番左の一枚。

これを「折枝画」と判断してよいのか分りませんが
こんな空間の使いかたするのはまず西洋や中国では考えられません。

これだけ余白を残しておきながら空間的な連続性。
つまり朝顔の描かれていない部分全てを想像できてしまいます。
いやはや何とも。。。

この他に4月10日から「牛図」(重要文化財)が展示されるそうです。
展示替リスト

「長澤蘆雪が主役の展覧会」として紹介してきましたが
勿論、他の絵師さんの素晴らしい作品もざくざく。
機会があればまた別の日に紹介させていただきます。

江戸の博物学者たち
江戸の博物学者たち
杉本 つとむ

最後に蘆雪の師匠、応挙の作品を。「今日の一枚」として。

木賊兎図」部分



見よ!このウサギの毛のふわふわ感。
木賊 (トクサ)と兎の体が接するあたりなんて
レオナルドのスフマート技法のようではないですか!
この作品4月8日までの展示です。

花鳥風月の科学
花鳥風月の科学
松岡 正剛

「動物たちの霊力」
中村 禎里

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 動物はいつの時代にも描かれてきました。中でも18世紀後半から19世紀前半までの約100年間は、日本絵画史上、最もバラエティー豊かな動物絵画の時代と言えるでしょう。
 珍しい生物や自然界への好奇心から博物学が高まり、庶民の間では動物の見世物が人気を呼んだ時代でした。ラクダや象、まるで図鑑のような魚の絵が、掛軸となり床の間を飾ったのです。一方で、古来、人々が動物に対して感じてきた神秘性から、信仰的な目的の不思議な絵も生まれています。
 江戸後期の絵画界全体を揺るがした「本物のように描く」という新しい技術も、動物絵画の面白さを一段と押し進めました。「森派」のように、迫真的な動物の絵を家業にする一派さえ現れたほどです。また、この時代には、画家が個性を表現し自身の内面性に目を向けようとする近代的な芸術精神が高まりました。物思いにふけっているような表情の動物や、動物の姿を借りた奇抜な表現も、そうした背景から生まれた新しい世界です。さらには、犬がまだ今日ほどペットとしては飼われていなかった当時にあって、町なかの子犬に人間的な表情を与え、誰もが愛らしいと感じる絵に仕立てた円山応挙のような画家もいました。
 動物の絵と一口に言っても、そこには実にさまざまな動機があります。そして画家たちのほとんどが、余技ではなく本気で動物の絵に取り組んだのです。「動物たちが主役」になった約80点の絵を通して、多彩な魅力あふれる動物絵画の時代を、実感していただきたいと思います。


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この記事に対するコメント

先日行った台北の故宮博物院の大観はすごかったです。
北宋の時代に、あのように自由で動きのある素晴らしい動物の絵があったとは・・その後南宋になると、自由闊達さはなくなっていくのですが、時代を考えるとさすが中国恐るべしでした。11世紀ですから・・・
gakko | 2007/03/19 1:00 AM
実はワタシも昨日行って来ました!!!
もしかしたらどこかですれ違っていたかもしれませんね!
あんみつ | 2007/03/19 10:12 AM
今回都合がつかなくて展覧会断念したので、こちらで見れて嬉しいです。
はろるどさんから東府中駅からの散歩道も教わりましたので、次回はちゅうバスでなく、散歩でgo!を目論んでます。
木賊うさぎは以前にも見ましたがモヘアというか、ウールマークつけたくなるような毛並みでしたね。
わんころに虎。いいなぁ・・・

いい企画が多いので、遠くても行きたい美術館の一つです。
遊行七恵 | 2007/03/19 12:40 PM
府中はチラシからして四ページのものを作っているのですから気合が入っていますね。
それで入館料も高くはない。
府中単独の開催は惜しいくらいですね。
長澤芦雪の展覧会、僕もそう感じました。
展示を観ていて芦雪の作品が多いなあと感じたものです。
しかしさすがは重要文化財、蛙二匹であとは余白というのはすごい!
本当にどういう光景が広がっているか想像の無限のチカラが広がりますー。

ところでTAKさんはどういうルートで美術館へ行かれましたか?
僕は武蔵小金井からバスを使ったのですが、再開発のためバスの停留所が変更、探していってみるとこの時間帯は北口から発車していると書かれてあり、ひどいめにあいました。
もう少し美術館へのアクセスが便利になってほしいものです。
oki | 2007/03/19 10:25 PM
Takさんこんばんは。お早いですね!
事実上の蘆雪展ということで宜しいでしょうか。
雀図以外にも、素晴らしい作品がいくつも来ているようですね。
楽しみです。

お車でしたか?
私は遊行さんにもおすすめした通りいつも東府中から徒歩なのですが、
確か美術館の前は桜並木だったかと思います。
華やいだ頃に行くのも良いかもしれませんね。

また出向いたら感想をTBさせていただきます!
はろるど | 2007/03/19 10:37 PM
もう行かれたのですね。
拝見させていただくにつれ
ますます見たくなります。

「蛙の相撲図」、どうでしょう。
目がかっと見開いて、緊張感を感じるのです。
お相撲しているように見えるのですが…。
早く見てみたいです。
ヤンバル | 2007/03/19 11:29 PM
日記に書いて下さって有難うございます。
こんな楽しげな展覧会を危うく見逃すところでした。
今日、とある古書店に貼ってあるポスター見ましたが、いいですねぇ。
手元に欲しい・・・。

しかし、会期短いのに、展示替えがあるなんて、いつ行くか迷います。
蘆雪の「牛図」、昨秋奈良県立美術館の展覧会に
出品されたのと同じならあえて今回は諦められますが、
その他の絵に関して予備知識がないので、
前期と後期のどちらを取るべきか判断しかねて困ってます。
m25 | 2007/03/20 1:37 AM
@gakkoさん
こんにちは。

中国も時代時代によって随分と
作風が変ってきますよね。
故宮に行った時は時間があまりなく
駆け足で観てまわったので次はゆっくりと
観てみたいと思っています。いつになるやら…

@あんみつさん
こんにちは。

おお!!いらしてましたか〜
私は13時くらいに到着していました。
同じ空間で作品鑑賞していたかもしれませんね。

@遊行七恵さん
こんにちは。

今回は芦雪の作品を中心にご紹介しましたが
また別の機会に他の絵師さんも紹介したいと思っています。
ここのところ、公私共にばたばたしており
いつも以上に落ち着かない状態です。
でも、この動物たちを観ているとそんなことも
忘れて少しのんびりした気持ちになれました。

初めて行きましたがとても良い美術館ですね。

@okiさん
こんにちは。

気合入っていますね。
チラシの出来もいい感じです。

>府中単独の開催は惜しいくらいですね。
仰る通りですね。
日本画は公開できる日数などに制限がありますから
難しいのかもしれません。そう考えるとプライス展は
なんとも凄い展覧会です。
アメリカ帰る前にちょっとだけ見せて欲しいです。

美術館へはチュウバスを利用しました。
これが一番便利だと伺ったので。
歩いても歩けない距離ではないですね。

次は車で行ってもいいかな〜と思いました。

@はろるどさん
こんにちは。

はろるどさんに教えて頂いてから
今か今かと首を長くして開催日待ってました。
期待道り。それ以上の展覧会でした。

車で行くことも考えたのですが
初めてなのでまずはデフォルトで。
京王線&チュウバス使ってみました。
Suicaも利用できましたしね。この日から。

@ヤンバルさん
こんにちは。

行っちゃいました。
もうこれだけは逃すまいと思い。

「相撲図」は相撲しているように
見えて「正常」だと思います(^^ゞ
私だけです、変な見方しているの・・・
感想お待ちしています!!

@m25さん
こんにちは。

大き目のポスターは芦雪の虎が描かれていますね。
小さいほうは雀。これまたいい感じです。

芦雪の「牛図」は草堂寺の襖絵です。
奈良でご覧になったものとは違うかと。
個人的な趣味からは前期が宜しいかと。

日本画の場合はどうしても展示替えが
少なからず起きてしまいます。
今開催している森美術館の展覧会も
今日、明日から確か展示替えしているはずです。
観に行かないと!!
Tak管理人 | 2007/03/20 3:56 PM
とても良い展覧会でした。動物を見るのは肩に力が入らないので、大好きです。
この美術館には何回も行ってますが、東府中から「府中の森公園」を抜けていく美術散歩を楽んでいます。ここを通ると、季節の移り変わりが本当に良く分かります。
とら | 2007/03/23 8:48 PM
こんにちわ。
21日に行ってきました。なかなか充実の内容でしたね。
後期、牛図はちょっと見てみたいところです。
あおひー | 2007/03/24 12:24 PM
@とらさん
こんばんは。

そうですね〜動物作品はほんと肩に力入れずに
楽しむことできます。私も大好きです。
東府中からの散歩道も良さそうですね。
せかせか行くよりも木々や草花見ながら行ったほうが
確かに良いかもしれません。

@あおひーさん
こんばんは。

行かれましたね!!
良かったですよね。
「牛図」も見たことない作品なので
出来れば今一度行きたいと思っています。
和歌山まではちょいと行けませんからね。
Tak管理人 | 2007/03/24 11:46 PM
はじめまして。TBありがとうございました。私の方もTBさせていただきますね。
府中市立美術館は近いのですが、なかなか行くことがありません。でもこの展覧会は前から是非と思っていました。美術館は結構立派で、府中市がうらやましい!うちは隣の市なのですが、超貧乏市なのでこんな施設は絶対にできません・・・
実は、1年ほど前に偶然こちらのブログにたどり着き、それ以来ずっと拝見させていただいています。いつも勉強させていただいています。今後もよろしくお願い致します。
nocci | 2007/03/28 10:48 PM
@nocciさん
こんばんは。
コメントありがとうございます。

府中美術館、行こう行こうと思いつつ
中々いけずにいました。
こういった展覧会でもないと
重い腰があがりません。
私の住む市も近隣の市に比べて貧乏です。。。
税金は高いし。。。

ブログご覧になって下さっていたのですね。
どうもありがとうございます。
いつも軽薄な記事ばかりですみません。

今後とも宜しくお願いいたします。
Tak管理人 | 2007/03/30 12:47 AM
本当に蘆雪の展覧会のようでしたね。
蘆雪のカエルの相撲図、前日に東博で鳥獣戯画を
見たばかりなので、とても面白く感じました。
一村雨 | 2007/04/01 9:35 AM
@一村雨さん
こんにちは。

>前日に東博で鳥獣戯画を見た
日記拝見しました。
「受胎告知」もいいですが
あそこの常設も見逃せませんよね!

蘆雪の自由闊達さが好きです。
Tak管理人 | 2007/04/01 11:42 AM
こんにちは。
確かに蘆雪の存在感は群を抜いてましたね。
確かな写実力、ユーモアのセンス、悪乗り。
どれをとってもピカイチの実力が光っていました。
でも、なんで蛙が相撲をとってるんでしょうね(笑)。

若冲も良かったです。
承天閣行きの段取り(根回し?)をそろそろ始めます。
mizdesign | 2007/04/08 3:43 PM
こんばんは。
ようやくこの展覧会、行ってきました。
私も蘆雪の作品が多くて、うれしかったです。

応挙の『木賊兎図』もステキでした。
「しろいうさぎとくろいうさぎ」という絵本を思い出しました。1匹多いんだけど。。。
jchz | 2007/04/09 10:07 PM
@mizdesignさん
こんばんは。

芦雪は我々の考えるところの
はるか上を軽々と笑いながら
飛び越えていくそんな人物です。
あのセンスは一体どこで。。。

そろそろですね。若冲。
根回し始めますか。ね。

@jchzさん
こんばんは。

良い展覧会でしたよね。
難しいこと考えずに
楽しむこと出来ました。

>応挙の『木賊兎図』もステキでした。
木賊とウサギの接している部分の表現
鳥肌がたちそうになりました。
Tak管理人 | 2007/04/09 10:39 PM
Takさん、こんばんは。

アドバイス有難うございました。
お勧めに従って、行けるうちにと3月半ばに行ったのに、
ブログにupするのが凄く遅くなってしまいました。

Takさんイチオシの兎、ガラス越しで間近で観れず残念でしたが、
Takさんのブログがそれを補ってくれました。

しかしこれで600円って、とんでもないですよね。
時間があれば、是非後期にも行きたいです。
m25 | 2007/04/11 2:46 AM
@m25さん
こんばんは。
TBありがとうございました。

ブログ拝読させていただきました。
熱のこもったレポートですね。
m25さんのレポート拝読したら
また観に行きたくなってしまいました。

後期もやはり行った方が良さそうですね。

動物モノは見ていて安心できます。
難しいこと考えずにすみまししね。
府中良い企画展開催してくれました。
Tak管理人 | 2007/04/11 10:25 PM
こんばんは。Minnetです。
私は前期ギリギリに行ってきました。
美術館に行くまで予想以上に時間がかかりましたが、低料金(スタンプラリー参加で480円)で、期待以上の内容の濃い展覧会でした。(六本木の1500円は高すぎます。)
円山応挙の傑作「木賊兎図」を先に見せておいて、その後に芦雪の作品を見せることによって、応挙と芦雪を互いに引き立たせる効果があったように思います。「150キロの直球の後の大きく曲がる変化球」みたいなハッとする感動がありました。
また、初めて知った画家も多く、収穫大でした。
都合がつけば、後期の北斎の鯉(戸方庵井上コレクション)を見に行きたいです。
Minnet | 2007/04/12 1:16 AM
@Minnetさん
こんばんは。
コメントありがとうございます。

スタンプラリー参加しました。
子供用でも楽しめました。
よい企画です。

>応挙と芦雪を互いに引き立たせる効果があったように思います。
確かに。意図的に師匠との差を際立たせている感受けました。
芦雪のクセのある変化球は名捕手でもキャッチするの
難しそうですね。

私もなるべく後期も行きたいと思ってはいるのですが、
果たしてどうなることやら。。。
Tak管理人 | 2007/04/12 11:45 PM
Takさん、嬉しい感想を有難うございます。
自分のブログにしては珍しく賑わったのは、
やはり芦雪効果でしょうか。

コメントくれた方のおかげで、大英博物館所蔵の
応挙の「虎図」の存在を知ることが出来ましたので、
画像を追加しました。
細部はわかりませんが、よく似ています。
想像、もしくは模写でしか描けなかった時代だと
いうことを改めて思ってみたり。宜しければご覧下さい。

Minnetさんの感想、私も参考になりました。
こんな風に受け止められる感性が羨ましいです。素敵ですね。

ものぐさなもので見逃してしまう展覧会ばかりですが、
そのくせ気に入ったものは通ってしまうので、
明日後期を観に行きます。牛に鯉、楽しみです。
m25 | 2007/04/14 3:33 PM
@m25さん
こんばんは。

大英博物館所蔵の応挙の「虎図」
初めて観ました。ご指摘の通り
芦雪のそれとそっくりですね。

応挙の虎図は現在森美術館で
開催中の「日本美術が笑う」展でも
出展されています。ただし芦雪のような
愛らしい肉球は描かれていません。

虎はこの時代だれも本物を見たことなく
描かれたものや剥製などを観て想像で
描いたそうです。北斎の虎、首妙に長かったですね。

後期の記事も是非またTB送ってください!
Tak管理人 | 2007/04/15 10:09 PM
私もようやく行ってきました。
甲羅がどーんと描かれた蘆雪の「亀」
「きゃんきゃん」の文字も可愛い仙崖の「犬」、
まるい目玉が可愛い若沖の「鶴」など
動物絵というのは、
見ていると微笑ましい気持ちになりますね。
それにしても「北斎の虎=首が長い」
というイメージが、私の中で定着しそうです。
ギメと太田記念が対だった虎&龍図、
あの虎もやたらと首が長かったですよね。

動物つながりで、
『遊鶏の賦 清原啓一』@渋谷区立松濤美術館
にも行ってきました。孤高の鶏(軍鶏)達が
油絵の具でドーンと迫ってきました。
菊花 | 2007/04/15 10:37 PM
@菊花さん
こんばんは。

ほんと微笑ましい気持ちになりますね。
気分良く展覧会見てまわれます。
フツーにしていてもかわいい動物を
江戸の絵師達はそのエッセンスを
何倍にも引き出して更にかわいくしています。

北斎の虎は確かに首長系ですね。
見たことない虎を描いたので
北斎の頭の中ではあんなイメージだったのでしょう。

松濤でそんな面白そうな展覧会やっているのですね。
知りませんでした!
ありがとうございます。行かなきゃ。
Tak管理人 | 2007/04/17 10:57 PM
こんばんは。
今回は仰る通り蘆雪の展覧会でしたね。
最後の4点はもう痺れました。
東博で開催していれば、きっと関東でも蘆雪ブーム(?)がやって来たとさえ思います。

連れによれば「蛙図屏風」の余白は霧ではないかとのことです。
私は気がつかなかったのですが、
そう言われるとこの作品がとても情緒的に見えてきますね。
はろるど | 2007/04/19 8:42 PM
Takさん、こんばんは。

後期の記事、やっと書けました!
おだてられりゃ木に登る豚なもので、
早速またTBさせて頂きました。

やはり、前期と後期、両方観てよかったです。
色々、感想や観え方に変化が出ます。

でも、応挙の雀が観れたので、お勧め通りに
前期に行っておいて正解でした。
(アドバイス、本当に有難うございました。)
が、応挙の雀が無い状態で観ると、
芦雪の雀のよさが浮きだって、
その良さがストレートに伝わってきたり。不思議です。
m25 | 2007/04/20 2:20 AM
@はるるどさん
こんばんは。

芦雪良いですね、かなり好き度アップしています。
自由奔放な作品にはとても惹かれます。
東博で開催。。。夢ですね。
でも全くの夢でもないかもしれませんよ。

お連れさんのご指摘鋭いですね!!
「風景」を描いて「心情」を表す。
うーーん、確かに!

@m25さん
こんばんは。
TBありがとうございます。

>やはり、前期と後期、両方観てよかったです。
>色々、感想や観え方に変化が出ます。

っとなると、後期もやはり行った方が良いですかね。
うーーん、悩ましい。

雀のお話とても興味深いです。
作品は単体で見ることまずありません。
「受胎告知」は特殊な例です。
そうすると他の作品との呼応が出てきます。
比較も当然できます。
応挙と芦雪、師弟関係にあった二人の作品
きっと共鳴しあうものがあるのでしょうね。
Tak管理人 | 2007/04/21 11:18 PM
こんにちは
諦めてましたが、ゆけました。
めっちゃカワイイ〜〜嬉しくなりました。
ナゾの仙僂罎りの?お菓子も買いましたし、ご機嫌さんでした。空港から直行で100分です。
かなり楽しめましたし、本も良かったです。

ところでたばこと塩の風俗画もよかったですよ〜
遊行七恵 | 2007/04/24 4:16 PM
@遊行七恵さん
こんばんは。

良かったですね!行くことができて!!
これは行かれた価値ありありだったはずです。
>ナゾの仙僂罎りの?お菓子も買いました
うちも買いました。
あそこの和菓子やさんが仙僂虜酩覆鮖っているそうですね。

>ところでたばこと塩の風俗画もよかったですよ〜
モディリアーニと抱き合わせで?観に行ってきます。
Tak管理人 | 2007/04/26 5:56 PM
Takさん、こんばんは
先日はたくさんのTBありがとうございました。
Takさんも蘆雪の魅力にやられたようですね。
私も昨年から追っていて、かなりの作品を見ることができました。
なんか、あの肩の力を抜いたところと応挙ゆずりのしっかりした部分がうまく噛み合ってよいですね〜
アイレ | 2007/04/30 12:15 AM
@アイレさん
こんばんは。

アイレさんのブログとうちのブログの相性が
イマイチでTB送りたいときに中々送れません。
申し訳ないです。ご迷惑かけて。。。

府中までちょいと遠いですが
観に行く価値十分にありますね。
芦雪熱は中々ひいてくれません。
Tak管理人 | 2007/04/30 1:04 AM
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??100? 17511850?? | あお!ひー | 2007/03/24 12:21 PM
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動物絵画の100年@府中市美術館 | magrittianの道程 | 2007/04/11 2:36 AM
府中市美術館(府中市浅間町1-3) 「動物絵画の100年 - 1751〜1850」 3/17-4/22 府中市美術館で開催中の「動物絵画の100年」展です。江戸時代の絵師たちによる動物絵画、約80点ほどが紹介されています。応挙、若冲、狙仙、江漢、北斎、それに今回の主役の蘆雪などと
「動物絵画の100年」 府中市美術館(その1) | はろるど・わーど | 2007/04/19 8:37 PM
「動物絵画の100年」展    会場: 府中市美術館 @東京都  会期: 2007年3月17日(土)〜同年4月22日(日)http://www.art.city.fuchu.tokyo.jp/01_Kikakuten/H18/Doubutsu/doubutu.htm 前期に引き続き、後期も観に行って来た。なんたって後期の目
動物絵画の100年@府中市美術館・後期 | magrittianの道程 | 2007/04/20 2:13 AM
動物絵画の100年 1751−1850 (後期展示)4月10日 府中市美術館(〜4月22日)  美術系ブロガーさんの間で話題の展覧会にようやく行ってきました。実は私も「はろるど・わーど」のはろるどさんがご自身のブログで紹介されてから、秘かにチェックしておりました。
動物絵画の100年 | 青色通信 | 2007/04/30 12:00 AM