青い日記帳 

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「岡田真宏展」

銀座・石川画廊で開催中の「岡田真宏展」に行ってきました。
(石川画廊のサイト





↑で『岡田真宏』と検索するといかに岡田氏にお世話になっているか分ります。

そんな岡田氏から招待状が届いたのは先週。
だらだら過ごしていて危うく行き過ごすところでした。
この個展明日(3月28日までです)

前回同様、12色の色鉛筆を雲肌麻紙にストロークだけで
描き出した不思議な「光景」の作品です。

↑にアップしてある画像は一番大きな作品「水の夢・光子(フォトン)の旅」という新作。横幅実に366cm、縦180cmもある大きな大きな作品です。

これだけ大きな作品ですので、横長のポストカードに収めようとすると、どうしても作品の命でもあるストロークの跡が潰れてしまい、見えなくなってしまいます。よって仕方なく今回は作品の一部分だけをトリミングして招待状としたそうです。

実際はこのような作品です。

どの部分をトリミングしたかお分かりになりますよね。

さて、先程も書きましたが、岡田氏の作品は油彩でも水彩でもはたまたアクリルでもなく「色鉛筆」を用いて和紙のような紙に腕のストロークだけで描いています。要は「線」の集合体のようなものです。

いつも制作過程についてお話では伺っていたのですが、今回はそれがDVDに収録され会場内で流されていました。横366cmのキャンバスの向かって左上方から、斜めに手のストロークの分だけ色を置いていく作業が延々と続けられます。

「12色の色鉛筆を用いる」ということはその作業を12回繰り返して行うわけです。気が遠くなるような作業です。至極単調な作業でもあります。岡田氏は言います。単調なリズムの繰り返しの中からこのような作品が生まれてくるのだと。

実際に作品に近寄ってみましょう。

玉虫の羽のように
虹色に輝いて見えるのがお分かりになるはずです。

この根気の要る作業を実に半年も!続けてこの作品が完成したそうです。
DVDを観ていると確かに着ている服が春物から夏、そして秋物へと
移り変ってゆくのが分ります。当然描き始めと終りの頃では「作風」も違います。

この絵には岡田氏の2006年の半年がぎゅっと凝縮されているのです。


作品を前に語る岡田氏。

我々の日々の生活もとても単調です。でもそれを重ねることによって一つの「作品」が生まれるように、何かしら「結果」が得られるわけです。慌しく雑然と過ぎ去る毎日です。何も有益なものを実感として得られず時間だけが過ぎ去っていく感覚に苛まれることが多々あるやもしれません。

岡田氏の作品を目の前にすると、そんな日々の連続も決して無駄ではないことを体感させられます。雑然とした慌しい毎日も積み重ねることにより「虹色」に輝きだすかもしれません。玉虫の羽の如く。


役目を終えた12色の色鉛筆の芯と雲肌麻紙を用いたオブジェ。

以前もご紹介しましたが、このブログにアップさせていただいた
岡田氏の考えが凝縮されている文章「水のごとく」を
あらためて、載せておきます。
お読みになられていらっしゃらない方、この機会に是非。

「水のごとく」
 
 
 
 
 
 
 
 

それでは、最後に「今日の一枚

新作だそうです。「水の夢・不可思議



これまた大きな作品です。これは円の中心から右ストローク、その周りの円は左ストロークと順々に右左と向きを変え描きあげたそうです。

中心が浮き出ているようにも、くぼんでいるようにも見えました。
更に円の一部分だけ浮かび上がってきたり、へこんだりと
鑑賞者の心を映す鏡のような作品でした。
「不可思議」というタイトル納得です。

ダーウェント アーチストペンシル  24色セット
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