弐代目・青い日記帳 

  
TB&リンク大歓迎です!
アートフェア東京 2017
東京国際フォーラム 展示ホールで開催中の
「アートフェア東京 2017」に行って来ました。


https://artfairtokyo.com/

2005年から開催している、日本最大級の国際的なアートフェア「アートフェア東京」が今年も開催されています。

海外のアートフェアは現代アートがメインですが、「アートフェア東京」は、美術・工芸から、日本画・近代美術それにアクセサリーまで実に幅広いアート作品が集う特別なイベントです。


池永康晟、中原亜梨沙、岡本東子の新作が並ぶ秋華洞ブース

リアル『美人画づくし』はまさに眼福。


中原亜梨沙画集 ゆうなれば花

作品を購入しなくても、こうした展示作品を鑑賞しに行くだけでも十分元が取れます。どこのギャラリー、画廊もここぞとばかりにイチオシの作家さんを出してきます。

今年のアートフェア東京で目に留まった、これは!という作家さんをご紹介しておきますね。


サガキ ケイタ(みんなのギャラリー

モノトーンのボッティチェリ「ヴィーナス誕生」。作品にぐいっと近寄ってみると驚きの事実が!







ペンで勝負する作家さんの中でもちょっと彼の作品は尋常ならざるものを感じます。これからの展開が益々楽しみな作家さんのひとりです。


諏訪敦(成山画廊)

えっ!これが諏訪さんの作品??

そうなんです。今回の新作です。ベーコンのような筆致の鹿と珍しい男性裸像。今度お会いしたらこれらの作品について聞いてみます。
https://twitter.com/suwakeitai


Ron English(JPS GALLERY HONG KONG)

香港のギャラリーからRon Englishが出展。誰もがよく知る親しみのあるキャラクターが彼の手に掛かるとちょっと距離を置きたくります。


ちょうど、ライブペインティングをしていました。

大きな美術館が所蔵していてもおかしくないシャガールの大作があったり、曾我蕭白が露出展示されていたりと相変わらず楽しいアートフェア東京。


曾我蕭白(松本松栄堂




松井冬子さんの新作と曽我蕭白とのコラボ展示が観られたりもします。


キム・テホ(ミヅマアートギャラリー)

25層で描かれた作品を彫刻刀で削り作り出された作品。かなりベテランの作家さんですが、生で作品を観るのはこれが初めて。


THE ECHO by SEIBU・SOGOブース

昨年から参加している西武・そごうのブース。今年も充実した展示でした。百貨店系で最も現代アートに力を入れているのが西武・そごうです。


小林 モー子(ギャラリードゥポワソン)
http://maisondesperles.com/

一度、伊勢丹サローネで観てかみさんが一目惚れしたビーズ作家。1万円代から購入できるのが嬉しいです。彼女のビーズ作品つけている人会場内のあちこちで見かけました。


野口哲哉(ギャラリー玉英)

毎度のことですが、広い会場にたくさんのギャラリーや画廊を詰め込んでいるので、へとへとに疲れます。野口作品のような顔になってしまいます。

時間と体力に余裕を持って出かけましょう。「アートフェア東京」は3月19日までです。


「アートフェア東京 2017」
(ART FAIR TOKYO 2017)


開催日時:
3月17日(金)13:00 〜20:00
3月18日(土)11:00 〜20:00
3月19日(日)10:30 〜17:00
会場:東京国際フォーラムホールE & ロビーギャラリー
主催:一般社団法人 アート東京 / テレビ東京 / BSジャパン
企画:アートフェア東京2017実行委員会
制作:運営エートーキョー株式会社
公式サイト:https://artfairtokyo.com/


どうせなにもみえない―諏訪敦絵画作品集

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@taktwi

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| 展覧会 | 23:56 | comments(0) | trackbacks(0) |
「茶碗の中の宇宙」
東京国立近代美術館で開催中の
「茶碗の中の宇宙 樂家一子相伝の芸術」展に行って来ました。


http://raku2016-17.jp/

安土桃山時代に樂家初代長次郎によってはじめられた樂焼(楽焼)。今から400年以上も昔のことです。その初代長次郎から一子相伝で現代の十五代樂吉左衞門まで脈々と続いている樂焼。
一子相伝とは、技芸や学問などの秘伝や奥義を、自分の子の一人だけに伝えて、他には秘密にして漏らさないことであり、一子は、文字通り実子でなくても代を継ぐ一人の子であり、相伝とは代々伝えることです。
樂吉左衞門をして「私が生きている間に二度とこれほどの規模の展覧会は開催できない」と言わしめるほど大規模かつ網羅的な樂茶碗の展覧会が国立近代美術館で開催されています。


十五代 樂吉左衞門

通常の展覧会ですと幾つかのセクション(章)に分け、作品を紹介しますが、「茶碗の中の宇宙 樂家一子相伝の芸術」展ではその必要はありません。

なぜなら初代長次郎から十五代吉左衞門まで15名が作り出した茶碗を、文字通り脈々と見せているからです。このシンプルな展示こそまさに樂家一子相伝の芸術を観るのに最も優れていると思われます。


初代 長次郎「黒樂茶碗 銘 大黒」(重要文化財)16世紀
千利休所持伝来

余計なものは極力そぎ落とし、シンプルに見せる。

そう、まさに展覧会会場自体も樂茶碗の世界に倣っているのです。一見物足りなく感じるかもしれませんが、それこそが狙いだと思います。


三代 道入「黒樂茶碗 銘 青山」(重要文化財)17世紀
樂美術館

「茶碗の中の宇宙」展は茶碗好きにとっては夢のような展覧会であり、それこそもう二度とこれだけの数は揃うことありませんので何が何でも観たいはずです。

では、逆に茶碗に興味の無い方にとってはどうでしょう。淡々とならぶ黒や赤の茶碗を眺めても何がどう良いのかさっぱり分からないはずです。自分もどちらかと言えば後者にあたります。

なので、実際に観に行くまでは果たしてどうなのかな〜と心なしか不安でした。しかし、実際に会場で拝見すると茶碗の展覧会であると共に、樂家という非常に特殊な家の400年以上に渡る物語に触れる稀有な展覧会だということに気付かされました。


八代 得入「亀之絵黒樂茶碗 銘 萬代の友」18世紀
樂美術館

八代 得入は18歳で家督を継いだものの病弱であったため26歳で九代 了入に家督を譲ってしまったそうです。そして30歳の若さで亡くなってしまいます。僅か9年しか代を継いだ期間がないため、作品も非常に少ないそうです。

20歳前後で作った作品は、まだまだオリジナリティーを発揮するに至っていません。もし得入が仮に50歳まで樂茶碗を作り続けていたら一体どんな茶碗が出来たことでしょう。そんなことを想いながら拝見してきました。


本阿弥光悦「黒樂茶碗 銘 雨雲」(重要文化財)17世紀
三井記念美術館


五代 宗入「黒樂茶碗 銘 亀毛」17-18世紀 
尾形乾山「銹絵染付松図茶碗」17-18世紀
本阿弥光悦書、俵屋宗達下絵「蓮下絵百人一首和歌巻断簡」17世紀

五代 宗入は樂家初の婿養子。実父の兄があの尾形光琳・乾山の父にあたります。つまり三人は従兄弟同士だったことになります。

さらに、三人の曾祖母は本阿弥光悦の姉にあたるそうで、樂家、尾形家、本阿弥家は血縁関係で結ばれていたのです。

琳派好きの方に樂茶碗を好まれる方が多いのはこうした樂家と琳派の親密な関係があったことに起因するのかもしれません。そもそも乾山が焼き物の道へ進んだのも樂家の影響が大きかったはずです。


十五代 樂吉左衞門の作品

元々は唐三彩から出発した樂家の歴史。初代が極めたモノトーンの世界を現代まで受け継いで来たひとつの家の壮大な歴史と向き合える展覧会です。

4月11日からトーハクでは特別展「茶の湯」もスタートします。何十年分かけて出会う名碗が今年は一気に観られる大チャンスです。

鑑定団で話題の国宝「曜変天目」も観られる!特別展「茶の湯」がすごい

まずは竹橋の「茶碗の中の宇宙展」から。桜が見ごろとなり混雑する前に是非。5月21日までです。図録はAmazonでも購入可能です。
愛蔵版 茶碗の中の宇宙 樂家一子相伝の芸術
千利休のわび茶を表現する「樂焼」の450年を俯瞰する展覧会「樂ー茶碗の中の宇宙」の図録。樂の世界が一冊で分かる決定版。


「茶碗の中の宇宙 樂家一子相伝の芸術」

会期:2017年3月14日(火)〜5月21日(日)
開館時間:10:00-17:00 (金曜日は10:00-20:00)
*入館は閉館30分前まで
休館日:月曜(3/20、3/27、4/3、5/1は開館)、3/21(火)
会場:東京国立近代美術館
http://www.momat.go.jp/
主催:東京国立近代美術館、京都国立近代美術館、NHK、NHKプロモーション、日本経済新聞社
協賛:日本写真印刷
特別協力:樂美術館、国際交流基金
協力:あいおいニッセイ同和損保
公式サイト:http://raku2016-17.jp/

無料シャトルバス運行!
4/11(火)〜5/21(日)の開館中、東京国立近代美術館と特別展「茶の湯」が開催される東京国立博物館の間を無料シャトルバスが運行します。
*乗車には展覧会チケットの提示が必要


MOMATコレクション「美術館の春まつり」もお見逃しなく。


茶碗と茶室―茶の湯に未来はあるか (とんぼの本)

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注:会場内の画像は主催者の許可を得て撮影したものです。
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| 展覧会 | 22:44 | comments(0) | trackbacks(0) |
チェブラーシカと強力コラボ「大エルミタージュ美術館展」
2017年3月より森アーツセンターギャラリー、7月より愛知県美術館、10月より兵庫県立美術館において、「大エルミタージュ美術館展 オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち」が開催されます。


http://hermitage2017.jp/

ティツィアーノ、クラーナハ、ルーベンス、ヴァン・ダイク、レンブラント、スルバラン、フラゴナール・・・、美術史に燦然と輝く巨匠たちの名画が一堂に会する「大エルミタージュ美術館展」

展覧会を盛り上げるべくロシアのあの可愛いキャラクター「チェブラーシカ」と強力タッグを組みグッズや特別メニューを展開します。


ティツィアーノ・ヴェチェッリオ《羽飾りのある帽子をかぶった若い女性の肖像》1538年
©The State Hermitage Museum, St Petersburg, 2017-18


チェブラーシカ_なりきりチェブラーシカぬいぐるみ
©2010 CMP/CP

画像で見ただけでもかなりの完成度ですね。ティツィアーノの描く美しい女性に負けとも劣らないチェブラーシカ。これ連れて帰りたいですね。


チェブラーシカピンバッチ
©2010 CMP/CP

最近、ジャケットにピンバッチを付けること多くなりました。某美術館のオリジナルピンバッチや他の展覧会で購入したものをTPOに合わせ付け替えています。

「大エルミタージュ展」でもまた増えることになりそうです。先日「茶碗の中の宇宙」展でもピンバッチゲットしたばかりというのに…


sun&moon カフェテリア ザ サン チェブラーシカのオレンジパフェ
(3月18日〜3月31日)
©2010 CMP/CP


sun&moon レストランエリア ザ ムーン チェブラーシカのアフタヌーンティーセット
(3月18日〜5月31日)
©2010 CMP/CP

森タワー52階のカフェでは期間限定で提供されるオリジナルメニューにチェブラーシカが大活躍!「チェブラーシカのオレンジパフェ」は販売期間がとても短いので食べたり写真を撮りたい方はお早めに。


ジャン=オノレ・フラゴナールとマルグリット・ジェラール《盗まれた接吻》1780年代末
©The State Hermitage Museum, St Petersburg, 2017-18
かつての帝政ロシアの首都、サンクトペテルブルク。この街を今も続く芸術文化の都へと導いたのが、女帝エカテリーナ2世(在位1762-1796)でした。1764年、エカテリーナ2世がベルリンの実業家から317点の絵画コレクションを取得したのが、エルミタージュの始まりといわれています。その後も歴代皇帝が国家の威信をかけて美術品を収集し、エルミタージュは、世界でも類を見ないほどの質と規模を誇る美術館となりました。

本展覧会では同館の1万7千点に及ぶ絵画コレクションの中でも特に充実している、16世紀ルネサンスから 17-18世紀のバロック・ロココのオールドマスター、巨匠たちの名画85点を国、地域別に紹介します。これらのなかには、エカテリーナ2世が1764年に取得した作品をはじめ、在位中に収集された作品が数多く含まれています。美術館の歴史そのものともいえる、絵画コレクションの背景を知ることも展覧会の楽しみのーつとなるでしょう。

グランド ハイアット 東京 エルミタージュ アフタヌーンティー

こちらはぐっと大人な特別メニュー。チェブラーシカもいいけど、こんなゴージャスなアフタヌーンティーも一度は味わってみたいものですね。

「大エルミタージュ展」はいよいよ3月18日からです。
http://hermitage2017.jp/


「大エルミタージュ美術館展 オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち」(東京展)

会期:2017年3月18日(土)〜6月18日(日)
会場:森アーツセンターギャラリー
(東京・六本木ヒルズ 森タワー52階・港区六本木6‐10‐1) 
http://www.roppongihills.com/museum/
主催:エルミタージュ美術館、日本テレビ放送網、読売新聞社、BS日テレ、森アーツセンター
公式サイト:http://hermitage2017.jp/

世界最大級の美術館、エルミタージュのドキュメンタリー映画「エルミタージュ美術館 美を守る宮殿」(Hermitage Revealed)も4月29日(土)より公開となります。


@hermitage0429
「エルミタージュ美術館 美を守る宮殿FBページ

映画「エルミタージュ美術館 美を守る宮殿」
監督:マージー・キンモンス 2014/イギリス/カラー/英語、ロシア語/83 分

4月29日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開。

Twitter:@hermitage0429

「エルミタージュ美術館 美を守る宮殿FBページ

展覧会、映画それに可愛いグッズやコラボメニュー。今年の春はエルミタージュ美術館に注目が集まりそうです。

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| 展覧会告知 | 23:12 | comments(0) | trackbacks(0) |
J-WAVE : RADIO DONUTSに出演します。
81.3 FM J-WAVE : RADIO DONUTS(ラジオ・ドーナッツ)に出演します。


http://www.j-wave.co.jp/original/radiodonuts/

毎週土曜日午前の情報番組ラジオ・ドーナツ(略してラジド)10:10からの東京ガス提供のTOKYO GAS LIFE IS A GIFTに出演します。30分番組です。

展覧会の楽しみ方や『カフェのある美術館』について、あれこれ話してきました。


カフェのある美術館 素敵な時間をたのしむ

ラジオをお持ちでなくても、便利なアプリRadikoをDLすればいつでもここでも聴けます。

また、10時10分オンタイムに聴けなくても過去1週間以内に放送された番組が聴ける「タイムフリー」というとても便利な機能もあります。


http://www.j-wave.co.jp/original/radiodonuts/

番組名:TOKYO GAS LIFE IS A GIFT
放送日:3月18日(土)10時10分〜40分


お時間ご都合つく方、よろしければお付き合いくださいませ。


http://rokujigen.blogspot.jp/

別件ですが、荻窪6次元にて「カフェのある美術館ナイト」を開催します。

3月30日(木)
「カフェのある美術館ナイト」

詳細はこちらから↓
http://rokujigen.blogspot.jp/

予約:件名を『カフェのある美術館ナイト』とし、 名前、人数を明記の上、rokujigen_ogikubo@yahoo.co.jp ナカムラさんまで。

3月のお忙しい時期とは思いますが、諸々宜しくお願いいたします。

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| お知らせ | 23:03 | comments(0) | trackbacks(0) |
「草間彌生 わが永遠の魂」
国立新美術館で開催中の
「草間彌生 わが永遠の魂」展に行って来ました。


http://kusama2017.jp/

2004年に森美術館で開催した草間彌生の大回顧展「クサマトリックス」から9年。再び六本木の地で草間彌生展が開催されています。

この間、他の美術館でも「草間彌生展」は数多く開催され、また十和田市現代美術館をはじめとするパブリックアートとして草間作品に触れる機会が格段に増えました。

と、同時に草間彌生に対する人々の捉え方、印象もかなり変化したように思えます。



それまでは、ともすれば「変人」扱いを受けていた草間に対し、今ではその真逆。尊敬するとか、可愛いとかこれまでの草間評とはまるで違う言葉がネット上で数多く見られます。

にわかに信じられないかもしれませんが、Instagramで「草間彌生」と検索するだけで一目瞭然です。若い女性からおじさんまで実に幅広い層の人から驚くべき支持を得ています。

2月22日から始まったばかりの「草間彌生 わが永遠の魂」展もすでに大人気となっており、チケットを求める人の列やグッズを購入するために1時間近く並ぶ人も。

この草間彌生ブームを一番驚いているのはご本人かもしれません。


草間彌生 連作「わが永遠の魂」

連作「わが永遠の魂」が130枚以上展示室の壁にびっしりと並ぶ様は壮観です。と同時にここは草間彌生の頭の中に入り込んでしまったかのような錯覚に陥ります。

一枚一枚にきちんと作品タイトルがついているので、それと合わせて観るとより一層楽しめ、草間が日々何を考えているのかが分かります。

幾つかタイトル書いておきますね。

恋のはじまり
いまわしい戦争のあとでは幸福で心が一杯になるばかり
天国に咲く花
私の愛する星の精
わたしの大好きな眼たち
星は語っている
みんなは平和を求めている
海底の物語
私の愛する人々
静寂の中で生きる
しのびがたい愛の行方
行こう、空の彼方へ



草間彌生 連作「わが永遠の魂」

草間の頭の中と前述しましたが、しばらく作品群の中に身を置いていると、まるで草間彌生の胎内の中にいるような気分にさせれます。

包み込まれるような不思議な温かさを草間作品から感じたのは今回が初めての経験でした。現在の草間人気の秘密の一端を垣間見た気がします。

さて、この展示空間は展覧会のいわば「つかみ」であると同時に「主菜」でもあります。皆に愛される草間がどのように誕生したかを展示室をぐるりと回る形で見せていく上手い構成となっています。

展覧会の構成は以下の通りです。

1:21世紀の草間彌生(1)
2:初期作品
3:ニューヨーク時代 1957-73
4:21世紀の草間彌生(2)
5:帰国後の作品 1970-2000
展示室外の展示



「2:初期作品」展示風景


「3:ニューヨーク時代 1957-73」展示風景


草間彌生《生命の輝きに満ちて》2011年

今回の「草間彌生展」で初めて草間の過去作品に触れる方も多いはずです。可愛らしい南瓜を創り出した草間とはかけ離れた印象を受けるかもしれません。

しかし、幻聴幻覚に悩んだ少女時代や、強迫観念に苛まれたNY時代のダークな草間作品があってこそ、今の草間があるのです。

今や、2016年『タイム』誌「世界で最も影響力のある100人」に選出され、文化勲章を受章するに至った草間。「クサマトリックス」の頃とは隔世の感があります。

88歳となった草間作品は観る者に尋常ではないエネルギーを与えてくれます。

今年(2017年)必見の展覧会であること間違いありません。「草間彌生 わが永遠の魂」展は5月22日までです。是非!


国立新美術館開館10周年
「草間彌生 わが永遠の魂」


会期:2017年2月22日(水)〜5月22日(月)
会場:国立新美術館 企画展示室1E
開館時間:午前10時〜午後6時(金曜日は午後8時)
4月29日(土・祝)〜5月7日(日)は、毎日午後8時まで開館、
入場は閉館の30分前まで
休館日:毎週火曜日 ※但し、5月2日(火)は開館
主催:国立新美術館、朝日新聞社、テレビ朝日
協賛:鹿島建設、岡村印刷工業
協力:草間彌生スタジオ、パナソニック、TOKYO FM
展覧会公式サイト:http://kusama2017.jp/


一部撮影可能エリアが設けられています。


無限の網―草間彌生自伝 (新潮文庫)

草間彌生は本もたくさん出していますが、中でもこれは読んでおくべき一冊です。

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| 展覧会 | 23:08 | comments(0) | trackbacks(0) |
編集・執筆を務めた『カフェのある美術館 素敵な時間を楽しむ』(世界文化社)が2月18日に発売になります。


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【展覧会レビュー】
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「藤田美術館の至宝 国宝 曜変天目茶碗と日本の美」
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「動きのカガク展」
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パリ行って来ました
オランダ行って来ました
 

BLUE HEAVEN(本館)

『文藝春秋』に寄稿しました。

『AERA』に載りました。

「マウリッツハイス美術館展公式ガイドブック」編集・一部執筆しました

「ザ・シネマ」に寄稿しました。

トークショーに出演しました

日経に掲載されました

朝日新聞に掲載されました

再び日経に掲載されました

「美連協ニュース」寄稿

『アートコレクター』で紹介されました

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OLYMPUS ダハプリズム防水単眼鏡 ギャラリースコープ Monocular I 6×16
OLYMPUS ダハプリズム防水単眼鏡 ギャラリースコープ Monocular I 6×16 (JUGEMレビュー »)

観劇・美術鑑賞・セミナーなどの知的シーンや、コンサート会場・ファッションショーなどで大活躍!
軽いのでいつも持ち歩いています。
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モチーフで読む美術史 (ちくま文庫)
モチーフで読む美術史 (ちくま文庫) (JUGEMレビュー »)
宮下規久朗
宮下規久朗先生の最新刊!絵画に描かれた代表的な「モチーフ」を手掛かりに美術を読み解く、画期的な名画鑑賞の入門書。カラー図版150点を収録した文庫オリジナル。
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日本美術図解事典―絵画・書・彫刻・陶磁・漆工
日本美術図解事典―絵画・書・彫刻・陶磁・漆工 (JUGEMレビュー »)

「これ一冊で日本美術を鑑賞する際の知識が全て揃う」
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アイテムで読み解く西洋名画
アイテムで読み解く西洋名画 (JUGEMレビュー »)
佐藤 晃子
西洋絵画を鑑賞する際に必要となる宗教画,神話画の50のアトリビュートを紹介。ありそうで無かった絵画ファン待望の一冊。
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美術鑑賞手帳
美術鑑賞手帳 (JUGEMレビュー »)

美術鑑賞の楽しみをさらに広げるこれまでになかった手帳です。ミニガイドと書き込み式の鑑賞の記録ページが一緒に。

自分もお手伝いさせて頂きました。レビュー→こちら
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画家の食卓
画家の食卓 (JUGEMレビュー »)
林 綾野
画家たちが楽しんだ26のレシピを再現。クレー、フェルメール、セガンティーニ、メムリンクの暮らしと創作現場を巡る旅。
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美術品はなぜ盗まれるのか: ターナーを取り戻した学芸員の静かな闘い
美術品はなぜ盗まれるのか: ターナーを取り戻した学芸員の静かな闘い (JUGEMレビュー »)
サンディ ネアン
とかく扇情的に扱われる美術品盗難。だが実際は、麻薬や犯罪に絡む危険な裏社会と結びつく場合が多い。事件に巻き込まれた学芸員の立場からその実態を訴え、問題点を考察する一書。 レビュー→こちら
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江戸の献立 (とんぼの本)
江戸の献立 (とんぼの本) (JUGEMレビュー »)
福田 浩,松井 今朝子,松下 幸子
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日本美術全集2 法隆寺と奈良の寺院 (日本美術全集(全20巻))
日本美術全集2 法隆寺と奈良の寺院 (日本美術全集(全20巻)) (JUGEMレビュー »)
長岡 龍作
法隆寺金堂内陣は、普段は大変暗い上に太い円柱に加え、金網が廻らされており、その詳細はなかなか見ることができません。今までに撮影された写真も鮮明さということでは満足のゆくものではありませんでした。今回は最新の撮影技術により、南面(正面)のみならず、北面(背面)からも撮影。その結果、全く見たことがない写真を目の当たりにすることになりました。仏像の質感と量感、豊かな色彩に感嘆し、感動をおぼえる一冊となっています。
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山口晃 大画面作品集
山口晃 大画面作品集 (JUGEMレビュー »)
山口 晃
8年ぶり、待望の最新作品集。11月26日発売!予約しないと!!

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運慶: リアルを超えた天才仏師 (とんぼの本)
運慶: リアルを超えた天才仏師 (とんぼの本) (JUGEMレビュー »)
山本 勉,ヤノベ ケンジ,橋本 麻里,みうら じゅん
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知識ゼロからのキリスト教絵画入門
知識ゼロからのキリスト教絵画入門 (JUGEMレビュー »)
池上 英洋
池上英洋先生が易しく紐解く『聖書』の世界。レビュー→こちら
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芸術家の家: 作品の生まれる場所
芸術家の家: 作品の生まれる場所 (JUGEMレビュー »)
ジェラール=ジョルジュ ルメール,ジャン=クロード アミエル
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フェルメールへの招待
フェルメールへの招待 (JUGEMレビュー »)

不肖・私がフェルメール30作品の解説執筆と全体の編集に携わった一冊です。オールカラーB5版。96ページから成る、これまでにないフェルメールパーフェクトガイドです。主に「フェルメール初心者」に向け丁寧に噛み砕いた表現で綴られているので、美術の専門用語を知らずともフェルメール作品について一通りの知識を得ることが出来ます。

お手に取って頂ければ幸甚です。よろしくお願い致します。
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偽りの来歴 ─ 20世紀最大の絵画詐欺事件
偽りの来歴 ─ 20世紀最大の絵画詐欺事件 (JUGEMレビュー »)
レニー ソールズベリー,アリー スジョ
来歴さえあれば、たとえ贋作でも「ほんもの」になる。詐欺師は驚くべき方法で美術史を捏造した。美術界を震憾させた事件を追うドキュメンタリー。レビュー→こちら
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フェルメールの食卓 暮らしとレシピ (講談社ARTピース)
フェルメールの食卓 暮らしとレシピ (講談社ARTピース) (JUGEMレビュー »)
林 綾野
林綾野さんの待望のフェルメール本!レビュー&インタビュー→こちら
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ヴァチカン物語 (とんぼの本)
ヴァチカン物語 (とんぼの本) (JUGEMレビュー »)
塩野 七生,藤崎 衛,石鍋 真澄
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野兎の眼
野兎の眼 (JUGEMレビュー »)
松本 典子
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Vixen 多機能単眼鏡 マルチモノキュラー4X12 1105
Vixen 多機能単眼鏡 マルチモノキュラー4X12 1105 (JUGEMレビュー »)

掌に収まる単眼鏡は、必要なときにサッとポケットなどから取り出して使える便利な、美術館・博物館必須アイテム。
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日本美術のことば案内
日本美術のことば案内 (JUGEMレビュー »)
日高 薫
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日本美術鑑賞の際に、よく出てくる言葉を満載。絵画、彫刻、工芸品などの具体的な写真をふんだんに使い紹介
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