青い日記帳 

  
TB&リンク大歓迎です!
「両陛下と文化交流―日本美を伝える―」
東京国立博物館で開催中の
特別展 御即位30年記念「両陛下と文化交流―日本美を伝える―」に行って来ました。


https://tsumugu-exhibition2019.jp/

今年(2019年)4月30日に、天皇陛下の御退位及び皇太子殿下の御即位が行われます。長い日本の歴史を振り返ってみると様々な事由により「譲位」がこれまでも行われてきました。

しかし、譲位が行った光格天皇(1817年)を最後に江戸、明治、大正、昭和そして平成とこれまでしばらく行われいませんでした。



御退位を決められた今上天皇の御即位30年を記念する特別展が、東京国立博物館本館1階の特別5室で開催されています。昭和から平成と年号が変わった時のこと覚えていらっしゃるでしょうか。

そして平成2年(1990年)に天皇陛下御即位の儀式が執り行われました。その際に描かれたのが東山魁夷、高山辰雄による「悠紀・主基地方風俗歌屛風」です。

展覧会前期に東山魁夷の「悠紀地方風俗歌屛風」が、後期に高山辰雄の「主基地方風俗歌屛風」がそれぞれ公開になります。チラシに用いられている画像がそれぞれの屏風です。

晩年の東山魁夷が手掛けた「悠紀地方風俗歌屛風」は、良い意味で筆に衰えが見られお祝いの場に置くのに調度いい感じに仕上がっているのではないでしょうか。

昨年の「東山魁夷展」で観たどの作品よりも、画面にやわらかさを感じました。後期(4月2日〜29日)の高山の屏風も観に行くのがとても楽しみです。普段我々が目に出来ない作品ですからね。


松竹薔薇蒔絵十種香道具」江戸時代・18世紀
宮内庁三の丸尚蔵館

展覧会の構成は以下の通りです。

御即位
御誕生
外国ご訪問と文化交流
皇后陛下とご養蚕


今回の展覧会では美術工芸品以外にこうしたものが拝見出来るのが大きな魅力です。


赤縮緬地吉祥文様刺繡振袖」昭和10年(1935)
黒紅綸子地落瀧津文様振袖」昭和13年(1938)
宮内庁侍従職所管

皇室では近代以降も子どもの成長の折々にこうした祝い着をこしらえているそうです。会場にはこれを実際に羽織ったお姿の幼少の頃(2歳)の天皇陛下のお写真が飾られています。

また絹織物は日本の優れた文化のひとつとして世界に広く知れ渡っていますが、歴代皇后陛下は「御養蚕始の儀」「御養蚕納の儀」などの行儀の他にもお蚕を育て生糸を紡ぐ作業をなさっています。



こうした作品と共に、実際に皇后陛下が取り組まれていらしゃるご様子をパネルで説明がなされています。

天皇、皇后にまつわる普段目にすることの出来ない作品や衣装などが第一の見どころとするなら、第二のみどころとして、両陛下が外国御訪問時に紹介された宮内庁所蔵の絵画の名品が出ている点があげられます。

必見の作品はやはりこちらでしょう。


岩佐又兵衛「小栗判官絵巻」江戸時代・17世紀
宮内庁三の丸尚蔵館

前期後期共に場面替えはありますが観られますので、美術ファンの方はこれかぶりつきで是非。東京都美術館「奇想の系譜展」と一緒に観ればなお佳しです。

又兵衛作品はある程度まとめて作品を観ないと「ツボ」が中々分からないものです。

尚、後期から皆大好き酒井抱一「花鳥十二ヶ月図」がお目見えします。三の丸所蔵の花鳥十二ヶ月図拝見するの久しぶりなので今からとても楽しみです。



本館特別5室での展示なので、展示数は多くはありませんが、我々がやたらに目にすることの出来ないものがほとんどです。一生に一度観られる機会があるか無いかの展示品も多くあります。

一点一点にとても重みを感じた展覧会でした。

この展覧会が終了すると、引き続きこちらの展覧会が同じ空間で開かれます。


特別展「美を紡ぐ 日本美術の名品 ―雪舟、永徳から光琳、北斎まで―」
会期:2019年5月3日(金・祝)〜6月2日(日)

この展覧会から「平成」ではなく新元号となります。華やかな展示となることでしょう。

現在開催中の特別展 御即位30年記念「両陛下と文化交流―日本美を伝える―」は4月29日までです。平成最後のトーハクの特別展。お見逃しのなきように!


特別展 御即位30年記念「両陛下と文化交流―日本美を伝える―」

会期:2019年3月5日(火) 〜4月29日(月・祝)
開館時間:9:30〜17:00(入館は閉館の30分前まで)
(ただし、会期中の金曜・土曜は21:00まで開館)
休館日:月曜日(ただし3月25日(月)、4月29日(月・祝)は開館)
会場:東京国立博物館 本館特別4・5室
https://www.tnm.jp/
主催:東京国立博物館、宮内庁、文化庁、読売新聞社
特別協賛:キヤノン、サントリーホールディングス、資生堂、 JR東日本、積水ハウス、眦膕亜日本たばこ産業、 野村ホールディングス、三井不動産、三菱地所、明治ホールディングス
協賛:JTB、竹中工務店、成田国際空港、日本郵政グループ、三井住友銀行、三菱重工業、三菱商事
公式サイト:https://tsumugu-exhibition2019.jp/


イヴニングドレス、コート」昭和時代・20世紀
宮内庁侍従職所管

美智子皇后がお召しになったドレスも前期・後期で展示替えとなります。

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「アートフェア東京2019」
東京国際フォーラムで開催中の
「アートフェア東京2019」(AFT2019)に行って来ました。


https://artfairtokyo.com/

アートフェア東京( AFT )とは
アートフェア東京は、毎年春に東京で開催されている国内最大級の国際的なアート見本市。国内外の厳選されたギャラリーが出展し、古美術・工芸から、日本画・近代美術・現代アートまで、幅広いジャンルの作品が展示・販売される。会期中は、歴史に紐づいた日本のアートを発信するだけでなく、東京のアートシーンやマーケットの“今”を伝える企画展示、関連するシンポジウムやパーティーを都内各所で開催する。国際的で多様なアートマーケットのプラットフォームであるアートフェア東京は、アートファンやアート関係者のみならず、各国大使、行政関係者、経済界の主要な人々の情報交換・社交の場として、多くの来場者が訪れる。(2018年実績:60,026人)
毎年恒例となったアートフェア東京。いつも新たな発見や驚きに満ち溢れた熱気ある会場。今年も存分に愉しんで参りました!

気になった作品、作家、ギャラリーをランダムにご紹介して行きますね!




スパゲッティの空き箱の中に美術館があったらいいな〜杉山健司さんがそんな夢を叶えてくれました。名古屋から出展のギャラリーSTANDING PINEには他にも「どうなっているの??」的な作品があります。


ギャラリーアンザイのブースでライブペイントをMr.Doodle(ミスター・ドゥードゥル)が行っていました。下書きなしにすらすらと上下左右に描いていく様は圧巻。服もいいですよね〜

動画はこちらに


昭和初期に描かれた北野恒富「花嫁」と現代作家・岡本東子の美人画が同時に観られるのもアートフェアならでは。秋華洞のブースには他にも池永康晟さん、中原亜梨沙さんの美人画も勢揃いしています。


向かいの画廊たづでは、河本真里さんの綺麗な日本画が観られます。


鎌倉時代の仏像と戸田浩二さんの水瓶のコラボ。祥雲ブースは他にも驚きの作品が!ライティングにも注目です。


鳩ノ森美術ブースで見つけたゆるふわ作品。美術太郎と名乗る男性によって描かれたキャラはそれぞれ名前が付いています。


こちらは詫摩昭人さんの高級マンションのリビングに似合いそうなスタイリッシュな作品。大阪のYoshiaki Inoue Galleryブースで観られます。


今年の一押しは川人綾さん。ただのストライプではありません。京都のイムラアートギャラリー(imura art gallery)に連絡入れないと!!


古美術 鐘ヶ江で、鈴木祥太さんの金工に酔う。ブースが狭いので危険危険。


アートフェア東京2度目の単独展示となる山口藍さん。今回は焼物に絵付けした作品が多く出ています。ミヅマアートギャラリーです。


ロビーギャラリー展示で一押しは何と言っても小野川直樹さん。ex-chamber museumブースでその目で確かめて下さい。今がお買い時かも。

「アートフェア東京2019」は3月10日までです。


「アートフェア東京2019」

開催日程:2019年3月7日(木)〜3月10日(日) 4日間 
(最終入場は各日終了30分前)
会場:東京国際フォーラム・ホールE
(東京都千代田区丸の内3-5-1)
主催:一般社団法人アート東京、テレビ東京、BSテレビ東京、イープラス
後援:内閣府、外務省、 経済産業省、 厚生労働省、 文化庁、 観光庁 他
協賛:寺田倉庫、株式会社モリモト、ザ・ペニンシュラ東京、積水ハウス株式会社、クレディ・スイス、住友不動産株式会社
特別協力:MHD モエヘネシーディアジオ株式会社
パートナーエアライン:全日本空輸株式会社
オフィシャルファニチャー:株式会社イロコデザインジャパン
協力:株式会社羽田未来総合研究所、株式会社寺岡精工、獺祭、 サンペレグリノ社、 ミネベアミツミ株式会社、アークヒルズクラブ、六本木ヒルズクラブ
企画協力:株式会社八紘美術
特別協力美術館:出光美術館、エスパスルイ・ヴィトン東京、群馬県立近代美術館、国立新美術館、サントリー美術館、東京オペラシティアートギャラリー、東京国立近代美術館、東京都現代美術館、東京都美術館、戸栗美術館、原美術館、ポーラ美術館、三菱一号館美術館、森美術館、横浜美術館 
パートナーイベント:ART in PARK HOTEL TOKYO 2019/3331 アートフェア2019/Asian Art Award supported by Warehouse TERRADA
公式サイト:https://artfairtokyo.com/

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| 展覧会 | 00:44 | comments(0) | trackbacks(0) |
『美人画づくし 弐』出版記念展
ギャッリーアートもりもとで開催中の
「『美人画づくし 弐』出版記念展」に行って来ました。


http://www.artmorimoto.com/

16名の日本画家による美人画新作展が銀座松屋裏手にあるギャラリーアートもりもとで開催されています。

現在の美人画人気の火付け役であり“フィクサー”でもある池永康晟さんを筆頭とする主に若手日本画家によるグループ展です。

1960年頃を境に美人画の地位は急激に低下し、グラビア、漫画、アニメなどが席巻する時代となりました。

今はそれが素人さんまで巻き込んでいます。たとえばInstagramで「#美人」「#ポートレート女子」「#綺麗なお姉さん」なとハッシュタグ検索すれは、それこそ何万、何十万という数の似たような写真が画面に表示されます。



そんな「便利な時代」に、日本画で時間と手間をかけ描かれた美人画の居場所は果たして存在するのでしょうか。

それがあるのです。時計の振り子のように大きくどちらかに振れるとその反動で逆方向へ戻る動きが自然と起こります。

経済でも政治でも教育の場でも皆そうです。今、ようやく長い時を経て振り子が日本画サイドに揺り戻って来たのです。機は熟しています、まさに。


池永康晟「梅を待ちても・まりあ
池永作品の女性たちは、今この日本のどこかにいる名前を持ったリアルな存在です。もしかしたら個展会場で居合わせたかもしれませんし、街ですれ違っているかもしれません。

これが肖像画と決定的に違う点であり、池永作品の大きな魅力のひとつと言えます。モデルの個性を単に表すだけなら肖像画や写実画に委ねておけばよいわけで、美人画であるためにはその絵を観てそこに描かれている女性に心ときめかねばなりません。

つまり絵を観て恋に落ちる感覚です。池永作品は写実絵画のように見えて実は決して写実的ではないのです。この点は他の現代の美人画家の作品を観る際にもとても重要です。
池永作品の魅力や秘密については拙著『いちばんやさしい美術鑑賞』で書いたので、是非ご一読頂けると嬉しいです。池永さんにも喜んで頂いたお墨付きです。

それにしても、会場内の美人画の作家さんの女性率が高いこと高いこと。16人中13人が女性です。女性が描くからこそ美しく細やかな部分まで描けるのかもしれません。


宮崎優「陽春
丁子紅子「約束。

お二人とも以前から大好きな作家さんです。是非近くに寄って実物をご覧になって下さい。日本画ならではの繊細な描写にハッとさせられるはずです。

例えば…



永田優美さんなど、まだ現役の美大生でありながら、早くも独自のスタイルで美人画の一角を担う予感がする作家さんから、中堀慎治さんのような「美人画暗黒時代」を生き抜いてきた大ベテランまで、個性豊かな美人画がずらり勢揃いしています。

〈出品作家〉
池永康晟、大竹彩奈、黒木美都子、島田沙菜美、田口由花、丁子紅子、中堀慎治、長尾美輝、永田優美、新家未来、早川実希、平田望、宝居智子、三谷拓也、宮優、山本真澄


三谷拓也「僕にとって君は

個人的には、三谷拓也さんを応援したいです。彼の美人画がこれからどのような成長を遂げるのかを何年か見守っていこうかと思います。

尚この展覧会は、タイトルにあるように、芸術新聞社から1月に出たばかりの『美人画づくし 弐』で取り上げられた16名の作家さんを紹介しています。


美人画づくし 弐

池永康晟さん本人としては「理想の女性」「同時代の女性を描く」ということはごく普通のことであったわけです。

たまたまそれが半世紀ぶりであったがゆえに「美人画の復活」とされるだけのように捉えられがちですが、歴史の偶然は得てして必然であること私たちは様々な事例からよく知っています。

グラビア写真や萌え絵に傾いた振り子が再び「美人画」に戻ってきたのです。


「『美人画づくし 弐』出版記念展」

開催期間:2019年3月4日(月)〜10日(日)
開廊時間:10:30〜18:30 
会期中無休
会場:ギャッリーアートもりもと
(東京都中央区銀座3−7−20)
http://www.artmorimoto.com/




美人画づくし


美人画ボーダレス

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| 展覧会 | 23:16 | comments(0) | trackbacks(0) |
「千住 博展」
そごう美術館で開催中の
高野山金剛峯寺 襖絵完成記念「千住 博展」―日本の美を極め、世界の美を拓く―に行って来ました。


https://www.sogo-seibu.jp/common/museum/

世界遺産・高野山金剛峯寺の大主殿に奉納する襖絵と床の間からなる障壁画44面の完成を記念し開催されている展覧会。奉納後は一般の人は観ることが出来なくなってしまうので、最初で最後の機会となります。

平安時代のはじめに空海(弘法大師)によって開かれた真言密教の聖地・高野山金剛峯寺。近年では海外からの観光客もぐんと増え日本だけでなく世界中から注目を集めているパワースポットです。

その金剛峯寺にある数ある部屋の中で、長年白襖となっていた「茶の間」と「囲炉裏の間」に千住博に新作の依頼があったのが2015年のこと。

千住博が「茶の間」の襖絵に選んだのが2009年ベネッセアートサイト直島の「家プロジェクト」より積極的に取り組んでいる「断崖図」。今回の作品は、全長は16メートルを超えるまさに大作です。


千住博 高野山金剛峯寺襖絵 《断崖図》(部分)
2018年 182.7×1676.6cm
高野山金剛峯寺蔵

今回の一押しがこの「断崖図」です。正直これを観るためだけに横浜へ行ったとしても、誰も文句は言わないでしょう。日本画がそうであるように、残念ながら画像からではその良さが十分の一も伝わりません。

空海が目にしたであろう山並みを描いていますが、その山肌(崖)の部分に目を凝らすと非常に立体的に表現されていることに気が付かされます。


千住博《断崖図 #2》2012年
軽井沢千住博美術館

それもそのはず。この崖を描くにあたり、まず和紙を千住自らが手で揉んで皺をこしらえ、凸凹の状態にしてから岩絵の具を付着させているのです。「平面の彫刻」です。

言葉で説明するのは容易いことですが、実際に絵画作品ましてや高野山に奉納する全長16メートルを超える作品に仕立てるには、大変な労力と根気、それに集中力が必要なのことは想像に難くありません。

まさに圧巻とよんで良いでしょう。作品の前に立つと身震いしてしまうはずです。


千住博 高野山金剛峯寺襖絵 《瀧図》(部分)
2018年  185.5〜367.0×2590.6cm
高野山金剛峯寺蔵

もう一つの部屋(隣同士)「囲炉裏の間」には更に大きな18メートル超の「瀧図」を描きました。千住博といえばこの「瀧図」ですが、描き始めた頃の評判は決して芳しいものではありませんでした。かく言う自分も瀧ばかり描いている画家として積極的に観ようとしない時期がありました。

ところが、それが大きな過ちだと気づいたのはここ数年です。「瀧図」は年々進化し続けていたのです。会場に展示されている「四季瀧図」(1999年)は1点が5メートルある瀧図4点組から成る作品で、それぞれ春夏秋冬とタイトルが付けられています。

そこには、我々日本人が思い描く四季の様子が瀧の表情だけ(色調は同じ)で現わされています。キャプションが無くても「これは夏だね」とそれぞれすぐに分かるはずです。

20年以上に渡り、思考を重ね深化しながら成長させてきた「瀧図」の最新作のひとつが、高野山金剛峯寺襖絵 《瀧図》なのです。

初めて下地に文化財の修復で用いる特殊な膠「軟靭膠素」(なんじんこうそ)を用いたそうです。これまで使っていた膠と違い、水に対する耐性が強いのが特徴でそれを最大限に生かし高野山に奉納する「瀧図」を描いています。

具体的には「軟靭膠素」を用いた下地に水を垂らし乾かぬ間に、胡粉をといた岩絵具をその上から流すのです。「(胡粉を)垂らすと結局まだ水が流れているから、その流れに沿って胡粉がグニャグニャと動くわけです。」


千住博「龍神」2014年

ヴェネツィア・ビエンナーレで公開された「龍神」と比べると、同じ瀧の流れでもまるで違うものだとはっきりと分かります。

これら最新作の「断崖図」「瀧図」は、会場内のビデオでその制作過程が紹介されています。

松尾芭蕉『笈の小文』に「造化にしたがひ、造化にかへれ」という言葉に感化され瀧図を描いた千住博。還暦を迎えある到達点に立った作品と云えるでしょう。

因みに、「断崖図」にしても「瀧図」にしても多くの試行錯誤や失敗作を経て、今の形があるのです。





2015年のヴェネツィア・ビエンナーレで公開された「龍神」には蛍光塗料が用いられているのでブラックライトをあてることでこのように色が劇的に変化します。

今回の「千住博展」のユニークなのは、まず初めに最新作である高野山金剛峯寺 襖絵をどーーんと見せてしまい、先に進むに従い初期作品に移り変わっていく点です。


千住博「朝に向かって」1989年
軽井沢千住博美術館

この頃の作品にはまだ東山魁夷の影響がはっきりと残っています。魁夷の元へ作品を直接見せに行き指導を仰いだこともあったそうです。

それにしても、「瀧図」や「断崖図」のような画期的で斬新な技法をどのようにして編み出したのでしょう。これまで真摯に千住作品と向かい合ってこなかった自分には、まだ答えが見つかりそうもありません。

懺悔の念を込めつつ、これからしばらく千住作品を意識的に観て行くようにしたいと思わせる、そんな展覧会でした。そしてシンプルに感動します。

高野山金剛峯寺 襖絵完成記念「千住 博展」は4月14日までです。関東圏ではそごう美術館だけでの公開です。お見逃しのなきように。


高野山金剛峯寺 襖絵完成記念「千住 博展」
―日本の美を極め、世界の美を拓く―

会期:2019年3月2日(土)〜4月14日(日)
開館時間:午前10時〜午後8時
※3月2日(土)は午前11時〜午後8時
※入館は閉館の30分前まで
会場:そごう美術館(横浜)
https://www.sogo-seibu.jp/common/museum/
主催:そごう美術館、NHKプロモーション
後援:神奈川県教育委員会、横浜市教育委員会
特別協力:高野山金剛峯寺、軽井沢千住博美術館
協力:アート・コンサルティング・ファーム
協賛:株式会社 そごう・西武


三戸 信惠 (著)

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| 展覧会 | 22:33 | comments(0) | trackbacks(0) |
「河鍋暁斎 その手に描けぬものなし」
サントリー美術館で開催中の
「河鍋暁斎 その手に描けぬものなし」展に行って来ました。


https://www.suntory.co.jp/sma/

江戸時代が終焉を迎える1868年のおよそ30年前の1831年に河鍋暁斎はこの世に生を受けました。長く続いた時代から激動の明治時代への転換期を肌で感じながら筆を揮った絵師です。

「画鬼・河鍋暁斎」と呼ばれ、彼に描けないものはないと思わせるほど実に多様な分野で活躍した絵師です。

2004年にステーションギャラリーで開催された「国芳・暁斎 〜なんでもこいッ展だィ〜」で初めて暁斎の魅力を知ってから15年…その間に暁斎展が何度も開かれるようになり、知名度も一気に上昇しました。


河鍋暁斎「鷹に追われる風神図」一幅 明治19年(1886)
イスラエル・ゴールドマン・コレクション(ジョサイア・コンドル旧蔵)
Photo:立命館大学アート・リサーチセンター【全期間展示】

その画業については、長らく風刺画や妖怪画などに焦点が当てられ、「面白い絵を描く絵師」的な扱いをされてきた感があります。

確かに「戯画の暁斎」というイメージは生前からあり、それを売りにしていましたが、それだけでは暁斎のほんの一部の魅力しか見ていないことになります。

また、こうした戯画は前述のステーションギャラリーでの展示に見られるように、最初の師である歌川国芳から影響を受けたとされてきましたが、狩野探幽が描いた戯画を暁斎が所持していたことか明らかになってきたそうです。

そうなると、暁斎の戯画も複眼的な視点から捉え直さねばならなくなります。まず今回の展覧会での収穫のひとつが「暁斎戯画の見直し」です。


河鍋暁斎「毘沙門天像」一幅 嘉永元年(1848)
河鍋暁斎記念美術館
【展示期間:2/6〜3/4】

その狩野派には10歳の時に入門(駿河台狩野派の前村洞和に入門)。狩野派絵師として修行を重ね何と19歳の若さで全て学びとってしまいました。

暁斎のどの絵を観ても、たとえそれが酒の席で戯れに描かれたものであっても、確かな構成力で安定した構図を保つ作品を描いています。

駿河台狩野家の伝統を受け継ぐ筆法と、独特な感性をもとに活躍の場を広げていった姿が明らかになり暁斎の奥深さがより鮮明になってきました。

「狩野派の絵師としての暁斎」として作品に向かい合えるのが、今回の展覧会の二つ目の収穫でした。


河鍋暁斎「虎図」一面 19世紀
東京・正行院
【全期間展示】

展覧会の構成は以下の通りです。

第1章 暁斎、ここにあり!
第2章 狩野派絵師として
第3章 古画に学ぶ
第4章 戯れを描く、戯れに描く
第5章 聖俗/美醜の境界線
第6章 珠玉の名品
第7章 暁斎をめぐるネットワーク


「第5章 聖俗/美醜の境界線」の切り口はとても新鮮でした。今売れに売れている漫画『狂斎 1 』を10倍楽しむにまさにうってつけのセクションでした。


狂斎 1 (トクマコミックス echoes)
ちさかあや (著)

レビューはこちら

さて、ここ最近毎年のように開催されている「暁斎展」ですが、今回のサントリー美術館の展覧会はある意味でその集大成に位置するものと言えるでしょう。

これまで紹介してきた「収穫」の他に、最も見応えがあり、これまであまり触れられてこなかった注目のセクションがあります。それが「第3章 古画に学ぶ」です。


河鍋暁斎「九相図」一面 明治3年(1870)以前
河鍋暁斎記念美術館
【全期間展示】(ただし場面替あり)

古くから仏教美術として多く描かれた「九相図」。屋外に捨てられた人の死体が朽ちていく経過を九段階にわけて描くショッキングな作品です。九相図に関してはこの本が一番のおススメです。闇の日本美術

その「九相図」を暁斎も模写しています。こうした仏教美術から、宋元の名家や、雪舟などの中世絵画、元信や探幽などの歴代狩野派絵師、土佐派、円山派、尾形光琳、谷文晁、鈴木春信や喜多川歌麿らの浮世絵とありとあらゆる作品を模写しているのです。

自らの才能に溺れることなく、真摯に古画と向き合い貪欲にそのエッセンスを自分のものとして行った姿が目の前に浮かんでくるようです。


河鍋暁斎「鳥獣戯画 猫又と狸」一面 19世紀
河鍋暁斎記念美術館
【展示期間:3/6〜3/31】

「鳥獣戯画」は中でもお気に入りだったのでしょう。そこから彼が好んで描いた蛙が生まれたのです。中でも大英博物館所蔵の「蛙の蛇退治」は必見です。

狩野派や同時代の浮世絵師からだけではなく、唐時代の戴嵩から応挙に琳派とありとあらゆる先達の絵を学んだ姿をその目で確かめて下さい。

「古画に学んだ暁斎」3つ目にして最も大きな今回の収穫でした。

幕末・明治の動乱期に独自の道を切り開いた暁斎の溢れんばかりのパワーの源は、先人たちの作品と真摯に向き合った暁斎の作画活動にしっかり根ざしていたのです。


河鍋暁斎「閻魔・奪衣婆図」二幅 明治12〜22年(1879〜89)
林原美術館
【展示期間:3/6〜3/31】

この作品が出ると知り小躍りしてしまいました。後期も必ず観に行きます!

「河鍋暁斎 その手に描けぬものなし」展は3月31日までです。気が付けばもう今日で3月!新元号発表までひと月と迫りました。年度末の慌ただしい時ですが、これは観ておかないといけません。

これまで幾度となく「河鍋暁斎展」を観てきた人こそ。迷わず行くべし。


「河鍋暁斎 その手に描けぬものなし」展

会期:2019年2月6日(水)〜3月31日(日)
※展示替えあり
開館時間:10:00〜18:00(金・土は10:00〜20:00)
※2月10日(日)、3月20日(水)は20時まで開館
※いずれも入館は閉館の30分前まで
休館日:火曜日
※3月26日は18時まで開館
※shop×cafeは会期中無休
会場:サントリー美術館
https://www.suntory.co.jp/sma/
主催:サントリー美術館、河鍋暁斎記念美術館、朝日新聞社
協賛:三井不動産、三井住友海上火災保険、サントリーホールディングス
協力:日本航空


闇の日本美術』 (ちくま新書)


暁斎春画 -ゴールドマン・コレクション

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| 展覧会 | 22:48 | comments(0) | trackbacks(0) |
【お知らせ】

↑単眼鏡紹介記事書きました。

おかげさまで重版となりました!


いちばんやさしい美術鑑賞』 (ちくま新書)


編集・執筆を務めた『カフェのある美術館 感動の余韻を味わう』(世界文化社)12月に発売となりました。


編集・執筆を務めた『フェルメール会議』10月2日発売です!

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「展覧会に出かける前に準備しておきたい5つのこと。」

「展覧会を何十倍も楽しむために心がけたい5つの秘訣。」

フェルメールへの招待
國學院大學文学部教授の小池寿子先生監修。不肖私(Tak)が編集と一部執筆しました。詳細はこちら

【展覧会レビュー】
「2018年 展覧会ベスト10」
かみさんが選ぶ「2018年 展覧会ベスト10」
プロが選ぶ「2018年 ベスト展覧会」
読んでおきたい10冊のアート関連本

パリ行って来ました
オランダ行って来ました
 

BLUE HEAVEN(本館)

『文藝春秋』に寄稿しました。

『AERA』に載りました。

「マウリッツハイス美術館展公式ガイドブック」編集・一部執筆しました

「ザ・シネマ」に寄稿しました。

トークショーに出演しました

日経に掲載されました

朝日新聞に掲載されました

再び日経に掲載されました

「美連協ニュース」寄稿

『アートコレクター』で紹介されました

Yahoo!カテゴリ絵画に登録されました

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ロマネスク美術革命 (新潮選書)
ロマネスク美術革命 (新潮選書) (JUGEMレビュー »)
金沢 百枝
11~12世紀のロマネスクこそは、ヨーロッパ美術を大きく塗りかえる「革命」だった。宮廷文化から民衆文化への流れのなかで、知識より感情を、写実よりかたちの自由を優先する新たな表現が、各地でいっせいに花ひらく。古代ギリシア・ローマやルネサンスだけがスタンダードではない。モダン・アートにも通じる美の多様性を、豊富な図版を例に解きあかす。
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『フェルメール展』公式ガイドブック (AERAムック)
『フェルメール展』公式ガイドブック (AERAムック) (JUGEMレビュー »)
朝日新聞出版
記事書いています。是非お手に取ってみて下さい。
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若冲の描いた生き物たち
若冲の描いた生き物たち (JUGEMレビュー »)
小林 忠,小宮 輝之,湯浅 浩史,佐々木 猛智,本村 浩之,秋篠宮 文仁
若冲と学研がコラボした画期的な若冲本!レビュー→こちら
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叢 小田康平の多肉植物
叢 小田康平の多肉植物 (JUGEMレビュー »)
小田 康平
「人の間にあるサボテン−自由な美しさ、見たことのないトーン。自然と人との関わり、その不思議を小田康平さんは知っている。とても豊かだ」レビュー→こちら
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現代アート探偵ゲンダイチコースケの事件簿『銀髪の賢者と油之牝狗』(ぎんぱつのけんじゃとあぶらのビッチ)
現代アート探偵ゲンダイチコースケの事件簿『銀髪の賢者と油之牝狗』(ぎんぱつのけんじゃとあぶらのビッチ) (JUGEMレビュー »)
岡田 裕子,阿部 謙一,松下 学
現代美術家岡田裕子が主宰、会田誠顧問による謎の人形劇団「劇団★死期」の伝説の公演を小説化。アートの知識を楽しく学べる児童文学。

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名画のネコはなんでも知っている
名画のネコはなんでも知っている (JUGEMレビュー »)
井出 洋一郎
ゴッホ、ミレー、ゴーギャン、ゴヤ、ルノワール、歌麿、北斎、国芳などの天才画家たちの思想を、まさかのネコ目線でひも解く、新感覚な名画解説書。
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美術館で働くということ 東京都現代美術館 学芸員ひみつ日記 (メディアファクトリーのコミックエッセイ)
美術館で働くということ 東京都現代美術館 学芸員ひみつ日記 (メディアファクトリーのコミックエッセイ) (JUGEMレビュー »)
オノユウリ
アートに囲まれて働く美術館学芸員。優雅な職業のイメージだけど、実際は日々、ドタバタの連続なのです!? 展覧会の舞台裏から、学芸員のお仕事のリアルまで。美術館の知られざる一面を描くコミックエッセイ!
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九相図をよむ 朽ちてゆく死体の美術史 (角川選書 556)
九相図をよむ 朽ちてゆく死体の美術史 (角川選書 556) (JUGEMレビュー »)
山本 聡美
腐敗し白骨化してゆく亡骸の様子を克明に描く「九相図」。仏教とともに伝来し、日本に深く根を下ろしたこの図像には、生と死、そして肉体の無常をめぐるいかなる想いが秘められているのか。豊富な図版とともに探る。
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千年の翼、百年の夢 豪華版 (ビッグコミックススペシャル)
千年の翼、百年の夢 豪華版 (ビッグコミックススペシャル) (JUGEMレビュー »)
谷口 ジロー
ルーヴル美術館とビッグコミックオリジナルの共同企画。オールカラー豪華版。
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美術館のなかのひとたち(1) (バンブーコミックス)
美術館のなかのひとたち(1) (バンブーコミックス) (JUGEMレビュー »)
黒田 いずま
美術館で働く学芸員の近江さん。個性豊かなメンツが解説、展示、監視などの仕事を通して、日々様々な工夫をしながら楽しく来館者をお出迎えする日常をユーモラスかつ鋭いツッコミで描いた作品。
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PENTAX Papilio 6.5×21 双眼鏡
PENTAX Papilio 6.5×21 双眼鏡 (JUGEMレビュー »)

普段は単眼鏡で済ませていますが、どうしても隅々まで観たい作品の場合はこの双眼鏡を使ってます。
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西洋美術史入門・実践編 (ちくまプリマー新書)
西洋美術史入門・実践編 (ちくまプリマー新書) (JUGEMレビュー »)
池上 英洋
美術史の実践方法が最後にまとめられています!世界が変わる、名画の見方。前作「西洋美術史入門」からさらに一歩奥へ。池上英洋 著

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ウォーターハウス夢幻絵画館 (ToBi selection)
ウォーターハウス夢幻絵画館 (ToBi selection) (JUGEMレビュー »)
川端 康雄,加藤 明子
夏目漱石をイチコロにしたウォーターハウスの文学性と蠱惑的な魅力を余すところなく紹介!

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池永康晟画集 君想ふ百夜の幸福
池永康晟画集 君想ふ百夜の幸福 (JUGEMレビュー »)
池永康晟
日本画の異才“池永康晟”がベールを脱ぐ!

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すゞしろ日記 弐
すゞしろ日記 弐 (JUGEMレビュー »)
山口 晃
画家・山口晃のエッセー漫画第2弾。

面白きことも無き世を、面白く!

画家・山口晃の“どーでもいいけど楽しげなこと”満載
レビュー→こちら
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モチーフで読む美術史 (ちくま文庫)
モチーフで読む美術史 (ちくま文庫) (JUGEMレビュー »)
宮下規久朗
宮下規久朗先生の最新刊!絵画に描かれた代表的な「モチーフ」を手掛かりに美術を読み解く、画期的な名画鑑賞の入門書。カラー図版150点を収録した文庫オリジナル。
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日本美術図解事典―絵画・書・彫刻・陶磁・漆工
日本美術図解事典―絵画・書・彫刻・陶磁・漆工 (JUGEMレビュー »)

「これ一冊で日本美術を鑑賞する際の知識が全て揃う」
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アイテムで読み解く西洋名画
アイテムで読み解く西洋名画 (JUGEMレビュー »)
佐藤 晃子
西洋絵画を鑑賞する際に必要となる宗教画,神話画の50のアトリビュートを紹介。ありそうで無かった絵画ファン待望の一冊。
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美術鑑賞手帳
美術鑑賞手帳 (JUGEMレビュー »)

美術鑑賞の楽しみをさらに広げるこれまでになかった手帳です。ミニガイドと書き込み式の鑑賞の記録ページが一緒に。

自分もお手伝いさせて頂きました。レビュー→こちら
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画家の食卓
画家の食卓 (JUGEMレビュー »)
林 綾野
画家たちが楽しんだ26のレシピを再現。クレー、フェルメール、セガンティーニ、メムリンクの暮らしと創作現場を巡る旅。
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美術品はなぜ盗まれるのか: ターナーを取り戻した学芸員の静かな闘い
美術品はなぜ盗まれるのか: ターナーを取り戻した学芸員の静かな闘い (JUGEMレビュー »)
サンディ ネアン
とかく扇情的に扱われる美術品盗難。だが実際は、麻薬や犯罪に絡む危険な裏社会と結びつく場合が多い。事件に巻き込まれた学芸員の立場からその実態を訴え、問題点を考察する一書。 レビュー→こちら
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江戸の献立 (とんぼの本)
江戸の献立 (とんぼの本) (JUGEMレビュー »)
福田 浩,松井 今朝子,松下 幸子
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日本美術全集2 法隆寺と奈良の寺院 (日本美術全集(全20巻))
日本美術全集2 法隆寺と奈良の寺院 (日本美術全集(全20巻)) (JUGEMレビュー »)
長岡 龍作
法隆寺金堂内陣は、普段は大変暗い上に太い円柱に加え、金網が廻らされており、その詳細はなかなか見ることができません。今までに撮影された写真も鮮明さということでは満足のゆくものではありませんでした。今回は最新の撮影技術により、南面(正面)のみならず、北面(背面)からも撮影。その結果、全く見たことがない写真を目の当たりにすることになりました。仏像の質感と量感、豊かな色彩に感嘆し、感動をおぼえる一冊となっています。
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山口晃 大画面作品集
山口晃 大画面作品集 (JUGEMレビュー »)
山口 晃
8年ぶり、待望の最新作品集。11月26日発売!予約しないと!!

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運慶: リアルを超えた天才仏師 (とんぼの本)
運慶: リアルを超えた天才仏師 (とんぼの本) (JUGEMレビュー »)
山本 勉,ヤノベ ケンジ,橋本 麻里,みうら じゅん
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知識ゼロからのキリスト教絵画入門
知識ゼロからのキリスト教絵画入門 (JUGEMレビュー »)
池上 英洋
池上英洋先生が易しく紐解く『聖書』の世界。レビュー→こちら
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芸術家の家: 作品の生まれる場所
芸術家の家: 作品の生まれる場所 (JUGEMレビュー »)
ジェラール=ジョルジュ ルメール,ジャン=クロード アミエル
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フェルメールへの招待
フェルメールへの招待 (JUGEMレビュー »)

不肖・私がフェルメール30作品の解説執筆と全体の編集に携わった一冊です。オールカラーB5版。96ページから成る、これまでにないフェルメールパーフェクトガイドです。主に「フェルメール初心者」に向け丁寧に噛み砕いた表現で綴られているので、美術の専門用語を知らずともフェルメール作品について一通りの知識を得ることが出来ます。

お手に取って頂ければ幸甚です。よろしくお願い致します。
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偽りの来歴 ─ 20世紀最大の絵画詐欺事件
偽りの来歴 ─ 20世紀最大の絵画詐欺事件 (JUGEMレビュー »)
レニー ソールズベリー,アリー スジョ
来歴さえあれば、たとえ贋作でも「ほんもの」になる。詐欺師は驚くべき方法で美術史を捏造した。美術界を震憾させた事件を追うドキュメンタリー。レビュー→こちら
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フェルメールの食卓 暮らしとレシピ (講談社ARTピース)
フェルメールの食卓 暮らしとレシピ (講談社ARTピース) (JUGEMレビュー »)
林 綾野
林綾野さんの待望のフェルメール本!レビュー&インタビュー→こちら
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ヴァチカン物語 (とんぼの本)
ヴァチカン物語 (とんぼの本) (JUGEMレビュー »)
塩野 七生,藤崎 衛,石鍋 真澄
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野兎の眼
野兎の眼 (JUGEMレビュー »)
松本 典子
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Vixen 多機能単眼鏡 マルチモノキュラー4X12 1105
Vixen 多機能単眼鏡 マルチモノキュラー4X12 1105 (JUGEMレビュー »)

掌に収まる単眼鏡は、必要なときにサッとポケットなどから取り出して使える便利な、美術館・博物館必須アイテム。
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日本美術のことば案内
日本美術のことば案内 (JUGEMレビュー »)
日高 薫
レビュー→こちら
日本美術鑑賞の際に、よく出てくる言葉を満載。絵画、彫刻、工芸品などの具体的な写真をふんだんに使い紹介
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