青い日記帳 

  
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2018年 展覧会ベスト10
時間を見つけては今年も日本全国の美術館・博物館に足を運び数多くのアート作品と出逢うことが出来ました。体調を少し崩した時期もありましたが、今年も何とか大晦日を迎えられそうです。

このブログを書きはじめて14年と172日になりました。これもひとえに支えてくれた家族と駄文を読んで下さる皆さんあってのこと。いつもいつも感謝の気持ちでいっぱいです。

更に今年は筑摩書房より『いちばんやさしい美術鑑賞』(ちくま新書)を上梓するなど、大きな節目となる一年でもありました。



前置きが長くなりましたが、私が選ぶベスト展覧会2018を僭越ながら発表させて頂きます。「プロが選ぶ展覧会」「かみさんが選ぶ展覧会」と合わせてお楽しみ下さい。

個人的に関わりを大きく持った「ミラクル・エッシャー展」と「フェルメール展」はベスト10から外しました。「フェルメール展」は執筆した本や雑誌だけでもこれだけの数があります。

王冠22018年 私が観た展覧会ベスト10王冠2

1位:「糸のみほとけ」

「糸のみほとけ―国宝 綴織當麻曼荼羅と繡仏―」
会期:2018年(平成30年)7月14日(土)〜8月26日(日)
会場:奈良国立博物館
https://www.narahaku.go.jp/

絵画でも運慶・快慶の仏像でもなく、刺繍仏を一堂に集めた展覧会が今年観た中で最も心に残っています。絵画や一般的な仏像よりも何倍も作った人の想いが感じられるのが刺繍仏。木や石を削り落として形にしていく一般的な仏像と違い、刺繍仏は一本一本縫い合わせていくことを思うとそこに託された祈りが直接伝わってきます。一歩間違えば「執念」「怨念」に繋がる刺繍仏たち。とにかく心に深く刺さった展覧会でした。

2位:「ルーベンス展」

「ルーベンス展―バロックの誕生」
会期:2018年10月16日(火)〜2019年1月20日(日)
会場:国立西洋美術館
http://www.nmwa.go.jp/

ルーベンス絵画がこれだけまとめて日本国内で観られるのはこれが最初で最後と言っても過言ではありません。そもそもルーベンスが描いた油彩画は、日本人には縁遠い物語画(宗教画)が主題。しかもどれもこってりとした脂っこく進んで箸をのばすことを躊躇してしまいます。しかしそんなことを吹っ飛ばしてくれるダイナミックで魅力的な名画たちが上野駅から徒歩数分の場所にあるのです。これほど満足度(お得感)の高い展覧会は中々ありません。

美術展初心者も怖くない! 絵画に潜むサイドストーリーから読み解くアートの楽しみ方

これはもう“事件”!?「ルーベンス展」開催で、あの名作アニメ「フランダースの犬」放送決定!

3位:「扇の国、日本」

「扇の国、日本」
2018年11月28日(水)〜2019年1月20日(日)
会場:サントリー美術館
https://www.suntory.co.jp/sma/

日本で生まれ発展した扇を扱う展覧会。あまりにも内容が濃くて未だにブログに感想を書けていません。扇をテーマにこれほど豊かな展示が可能なのかとただひたすら感心してしまうばかり。道具としての扇だけでな勿論なく、美術・工芸作品にも多く用いられた扇を多様な視点で紹介しています。それも名品を各地から集めてきています。年明けにもう一度拝見して整理出来たら記事書きます。良かったわ〜しかし。因みにリニューアルのため、サントリー美術館休館します(2019年11月11日〜2020年5月中旬予定)。

4位:「縄文展」

特別展「縄文−1万年の美の鼓動」
会期:2018年7月3日(火) 〜9月2日(日)
会場:東京国立博物館
https://www.tnm.jp/

日本で初めて縄文時代だけに光を当てた今回の記念すべき「縄文展」。テーマを設定し見るべきポイントを示していました。ただ並べるだけに終わってしまわずに、いかに魅力を伝えるかに注力を注いだ展示でした。10000年以上も続いた縄文時代について、実は断片的にしか知らずにいたことを痛感させられました。ひとつひとつのカタチや文様に込められた作り手の思いが伝わってくるものばかりで、その多くがビックリするようなデザインセンスの持ち主なのです。期待以上のものを感じられた展覧会でした。

5位:「ルドンー秘密の花園」

「ルドンー秘密の花園」
会期:2018年2月8日(木)〜5月20日(日)
会場:三菱一号館美術館 
http://mimt.jp/

三菱一号館所蔵の名品「グラン・ブーケ」は元々はフランス・ブルゴーニュ地方の美術愛好家のドムシー男爵が、自宅(お城)の食堂を飾る壁画として描かせたものでした。壁画は大小計16点。残りの15点(オルセー美術館所蔵)がこの展覧会で再会を果たしました。それが一番の目玉かと思いきやそうではなく、「花」をテーマに作風の変化したルドン作品を上手いことまとめて見せていました。簡単そうに思えてとても手間暇時間をかけ練られた展覧会でした。

6位:「ピエール・ボナール展」

「ピエール・ボナール展」
会期:2018年9月26日(水)〜 12月17日(月)
会場:国立新美術館
http://www.nact.jp/

ボナールほど不思議で自由な画家はいないのではないでしょうか。それがどこから来るものなのかよく分からなかったのですが、今回初めてまとめてボナール作品を観られたことでその謎が解けたような気がします。ボナールの作品を観ていると羨ましくなってしまいます。それは彼の生き方が今の我々とは真逆だからです。周り(時代)に流されず、好きなように生き好きな作品を二つの世界大戦を通しながらも描き続けることが出来たボナール。多幸感あふれる展覧会でした。

7位:「暁斎・暁翠伝」

「暁斎・暁翠伝 ─先駆の絵師魂!父娘で挑んだ画の真髄─」
会期:2018年4月1日 (日)〜6月24日 (日)
会場:東京富士美術館
http://www.fujibi.or.jp/

河鍋暁斎(1831〜89)の展覧会はここ数年で幾つか開催されてきていますが、これほど展示構成が優れた展覧会は観たことがありませんでした。ただ漫然と暁斎作品に触れるのではなく、事細かに分類されたジャンルごとに見せてくれました。中でも「暁斎のデザイン」や「暁斎の本の仕事」といったこれまでにないセクションまで。そして20代の頃から仕事を引き継いだ娘・暁翠の作品も同等に展示に組み込まれていたのもポイント高し。西川口の河鍋暁斎記念美術館へも今年は足を運びました。

8位:「エミール・ガレ 自然の蒐集」

「エミール・ガレ 自然の蒐集」
会期:2018年3月17日(土)〜7月16日(月・祝)
会場:ポーラ美術館
http://www.polamuseum.or.jp/

エミール・ガレ(1846年〜1904年)の展覧会は毎年どこかの美術館で開催されていますが、「エミール・ガレ 自然の蒐集」では、関連する絵画や標本などをガレ作品と積極的に同時に展示することがなされていました。また自然光でガレ作品が観られるように工夫されたりと、とても意欲的な見せ方を行いそれが全てプラスの方向に作用していました。作品数の少ないガレが晩年になって手掛けた海シリーズが観られたた点も高い満足度に繋がりました。

実は正真正銘の「××」だった!?ガレのガラス器でアール・ヌーヴォーなお花見を

9位:「高麗青磁―ヒスイのきらめき」

「高麗青磁―ヒスイのきらめき」
会期:2018年9月1日(土)〜11月25日(日)
会場:大阪市立東洋陶磁美術館
http://www.moco.or.jp/

現在のコリア(Korea)の語源とも考えられている高麗。高麗王朝時に作られた高麗青磁だけを集めた展覧会。研ぎ澄まされた鉄壁の美しさを誇る中国の宋の時代の青磁とは、違った趣のある高麗青磁の魅力は想像以上のものでした。まとめて観るからこそわかる良さというものがあります。他の焼物の中に数点高麗青磁があってもそこまで惹かれないでしょう。「幻のやきもの」とされ、多くの人を熱狂させた高麗青磁の世界に没入出来た展覧会でした。

10位:「ヨルク・シュマイサー展」

「ヨルク・シュマイサー 終わりなき旅」
会期:2018年9月15日(土)〜11月18日(日)
会場:町田市立国際版画美術館
http://hanga-museum.jp/

2012年に他界したヨルク・シュマイサー(1942-2012)の作品を生前からコレクションしていた、町田市立国際版画美術館で逝去後初となる本格的な回顧展。版画作品としては異常なほど長く見続けさせる作品が多いのは、彼が作品内に「文字」や様々なイメージを重層的に配置しているからです。時にそれは日記であったり、メモ書きであったりします。一枚の版画の中に「物語」が複数潜んでいるかのようでした。



以上、独断と偏った嗜好により選んだベスト10です。ギャラリーでの個展やイベント系の展覧会はランキングから除外しました。観に行ったのにブログに書けていない展覧会の多い一年でもありました。

来年(2019年)も元気に美術館・博物館へ足を運べるよう努めます。身体あっての展覧会巡りですからね。

《お時間ありましたら下記のトークイベントにお越しくださいませ》

【トークイベント】銀座美術夜話会―第15話
「ムンク展ー共鳴する魂の叫び」開催×『いちばんやさしい美術鑑賞』刊行記念
ムンク展でひらく美術館のとびら! −美術館で絵画と共鳴する。


新春☆横浜美術館貸切!1月20日18:00〜☆『イサム・ノグチと長谷川三郎』展☆学芸員解説&Tak氏+パトロンプロジェクト菊池トーク&交流

アートエバンジェリスト協会カンファレンス
2019年度テーマ 〜アートを伝え続けること〜


展覧会に行きたくなる!青い日記帳流 美術鑑賞術

2月24日(日)14時〜TADアート・アートレクチャー「わからないから始まる美術鑑賞」(富山県美術館)
https://tad-toyama.jp/

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かみさんが選ぶ「2007年 展覧会ベスト10」
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| 展覧会 | 22:36 | comments(0) | trackbacks(1) |
かみさんが選ぶ「2018年 展覧会ベスト10」
バタバタと落ち着かない間に、もう師走の29日となってしまいました。いつにもなく掃除や片付けが出来ておらず、書きかけの原稿の資料の山に埋もれながら年越しを迎えそうです。

毎年恒例となりました、今年観た展覧会のベスト10を発表したいと思います。まず今日は、自分が選んだベスト10や専門家が選ぶ「ベスト展覧会」よりも好評の、うちのかみさんが選んだ今年のベスト展覧会を発表します。



お楽しみ頂ければ幸いです。

ぴかぴかかみさんが選ぶ「2018展覧会ベスト10」ぴかぴか

1位:特別展「縄文−1万年の美の鼓動」

会期:2018年7月3日(火) 〜9月2日(日)
会場:東京国立博物館

2位:「ムンク展―共鳴する魂の叫び」

会期:2018年10月27日(土)〜2019年1月20日(日)
会場:東京都美術館

3位:「7つのヒマワリ」

会場:大塚国際美術館

4位:「フェルメール展」

会期:2018年10月5日(金)〜2019年2月3日(日)
会場:上野の森美術館

5位:「横山華山展」

会期:2018年9月22日(土)〜11月11日(日)
会場:東京ステーションギャラリー

6位:「ルーベンス展」

会期:2018年10月16日(火)〜2019年1月20日(日)
会場:国立西洋美術館

7位:「生誕110年 東山魁夷展」

会期:2018年10月24日(水)〜12月3日(月)
会場:国立新美術館

8位:「仁和寺と御室派のみほとけ」

会期:2018年1月16日(火) 〜3月11日(日)
会場:東京国立博物館

9位:「チームラボ・ボーダレス」

会期:2018年6月21日(木) 〜 常設
会場:お台場パレットタウン

9位:「チームラボ プラネッツ TOKYO DMM.com」

会期:2018年7月7日〜2020年秋
会場: teamLab Planets TOKYO

10位:「マルセル・デュシャンと日本美術」

会期:2018年10月2日(火)〜12月9日(日)
会場:東京国立博物館

以上、かみさんが直感的に選んだベスト10(9位のチームラボは合わせ技で一本だそうです)でした。チェックし忘れているのもたくさんありそうですが、年末の慌ただしい時ですのでどうぞご勘弁下さい。

「ムンク展」「フェルメール展」「ルーベンス展」そして「チームラボ・ボーダレス」に「チームラボ プラネッツ TOKYO DMM.com」は現時点でまだ開催しています。

年明け一本目の展覧会に選んでみてはいかがでしょうか。猪年もまた素敵な展覧会に数多く出逢えますように。




【バックナンバー】
かみさんが選ぶ「2007年 展覧会ベスト10」
かみさんが選ぶ「2008年 展覧会ベスト10」
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| 展覧会 | 15:24 | comments(0) | trackbacks(0) |
プロが選ぶ「2018年 ベスト展覧会」
平成30年も残すところあと5日となりました。何かと慌ただしい年の瀬ですが、今年も年末恒例の新聞各紙に掲載された専門家(プロ)が選んだ「今年のベスト展覧会」をご紹介したいと思います。



メジャーな人気を博した展覧会から、存在すら知らなかったマニアックな展覧会まで、様々な展覧会が今年も専門家により選ばれています。

掲載日の早い順に、朝日・讀賣・毎日の順でご紹介します。



朝日新聞
2018年(平成30)12月18日(火)夕刊

回顧2018 美術
消えた存在が照らし出す
 
・下がる実物への敬意
・国、時代を軸に「相対化」の試み

私の3点

☆北澤憲昭(美術評論家)
「縄文」(東京国立博物館)
「起点としての80年代」(金沢21世紀美術館)
「超えてゆく風景展 梅沢和木×TAKU OBATA」(ワタリウム美術館)

1は「美術」のかなたから造形の可能性を照らし出し、2は80年代美術の起爆力を見事に検証した。3は梅沢和木がネットから蒐集した画像のカオスが、鑑賞と批評の現在の試金石となっていた。

☆高階秀爾(美術史家)
「建築の日本展」(森美術館)
「縄文」(東京国立博物館)
「扇の国、日本」(サントリー美術館)

1は自然素材を生かした技術力が生み出した日本的空間構成、2は古代人の祈りの心に支えられた豊穣で多彩な美の世界、3は自然への畏敬親和の念と優雅な遊び心が一つになった美意識を通して見る日本文化論の好企画。

☆山下裕二(美術史家)
「縄文」(東京国立博物館)
「真明解 明治美術」(神奈川県立歴史博物館)
「吉村芳生」(東京ステーションギャラリー)

1は考古遺物としてではなく、「美」から縄文をとらえて画期的。展示も素晴らしい。2は学芸員の意欲があふれ、明治美術を新たな切り口でとらえ直した。3は地方で活動した作家を全国区にしようとする熱意を感じた。


カプセル 歴史ミュージアム 国宝土偶 全5種セット




讀賣新聞
2018年(平成30)12月20日(木)朝刊

回顧2018 アート
経済・社会との関係焦点に
 
複製品活用や少年像撤去…

3氏が選ぶ展覧会ベスト4

☆建畠晢(多摩美大学長、埼玉県立近代美術館館長)

「1968年 激動の時代の芸術」(千葉市美術館など)
「岡村桂三郎展ー異境へ」(神奈川・平塚市美術館)
「ゴードン・マッタ=クラーク展」(東京国立近代美術館)
「詩人 吉増剛造展」(東京・渋谷区立松濤美術館)

1968年展は、戦後前衛芸術の転換点をなした時期に焦点を当て、作品と大量の資料によって社会的背景も含めて整理し直してみせた。

☆椹木野衣(美術批評家、多摩美術大学教授)

「ルー・ヤン展 電磁能神教− Electromagnetic Brainology」(東京・スパイラルガーデン)
「会田誠展 GROUND NO PLAN」(東京・青山クリスタルビル)
「内藤礼―明るい地上には あなたの姿が見える」(水戸芸術館)
「現代山形考 修復は可能か?ー地域・地方・日本ー」(山形県・東北芸術工科大学)

ルー・ヤン展は中国の新世代パワー爆発、会田展は新五輪都市への批評的回答、内藤展は精緻と変移の極限的共存、山形展は保存と修復の是非・北からの声。

☆蔦谷典子(島根県立美術館主席学芸員)

「至上の印象派展 ビュールレ・コレクション」(東京・国立新美術館など)
「モネ それからの100年」(名古屋市美術館など)
「阿部展也ーあくなき越境者」(広島市現代美術館)
「没後50年 藤田嗣治展」(東京都美術館など)

コレクターの眼の確かさ、長年の研究に裏打ちされた豊かさ、新鮮な視点、ひとちの作家を世代を重ね追求した成果。展覧会は多様でおもしろい。


旅する画家 藤田嗣治 (とんぼの本)




毎日新聞
2018年(平成30)12月20日(木)夕刊

この1年 美術
「節目」意識する出来事相次ぐ
 

今年の展覧会3選

☆高階秀爾(美術評論家・大原美術館館長)

「プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光」(東京・国立西洋美術館、兵庫県立美術館)
「没後50年 藤田嗣治展」(東京都美術館、京都国立近代美術館)
「ピエール・ボナール展」(東京・国立新美術館)

1プラド美術館の代表的名画群、特にベラスケスが圧巻。2「素晴らしい乳白色の地」の裸婦像でフランス美術界を驚かせた画家の生涯の軌跡。3晴郎な光輝を放つ独自の世界を確立した画家の回顧展。

☆島敦彦(美術評論家・金沢21世紀美術館館長)

「トラベラー:まだ見ぬ地を踏むために」(大阪・国立国際美術館)
「猪・瞼・カーテン チェルフィッチュの〈映像演劇〉」(熊本市現代美術館)
「内藤礼―明るい地上には あなたの姿が見える」(水戸芸術館現代美術ギャラリー)

1パフォーマンスを軸に大胆な全館展示による開館40周年企画。2映像を使って演劇の可能性を広げる岡田利規の挑戦的展示。3変化する自然光のみで、作品空間に向き合うひそやかな場を創出。


あえかなる部屋 内藤礼と、光たち




展覧会のベスト3などは掲載されていませんが、日経や産経でも今年のアートシーンを振り返る記事がそれぞれ掲載されました。

日本経済新聞
2018年(平成30)11月29日(木)

回顧2018 美術
展示施設の存在意義問う
 

改修などで休館中の美術館の収蔵品を各地に巡回させる試みが目についた年だった。各地の美術館による着実な収集活動の成果が明らかになった。

長年の調査・研究が集約された「没後50年 藤田嗣治展」、視点の新しさで画家の魅力を再発見した「没後40年 熊谷守一 生きるよろこび」展、館独自のテーマを深化させた「池袋モンパルナスとニシムイ美術村」展などに研究の厚みを感じた。近代美術のスター的存在となった藤田のほかにも、再評価されるべき美術家は眠っていることだろう。それらも日本の重要な「文化財」だ。(一部掲載)




産経新聞
2018年(平成30)12月23日(日)

【回顧2018】美術 
リアルとバーチャルの間で


人気の展覧会を前に、辛抱強く列をつくり、会場では静かに作品を熟視する−。長く当たり前のように行われてきた鑑賞の“作法”が変わりつつある。ソーシャルメディアが普及し、VR(仮想現実)など新しい技術が進化する中、美術館はどこまで観客に「開いて」いくのか。本物を見るとはどういうことか。鑑賞体験の変化について考えさせられた1年だった。(続きはこちらから。)






プロが選ぶ「2018年 ベスト展覧会」如何でしたでしょか。

こう見てみると、いくつか忙しさにかまけて見逃してしまった展覧会があることに気が付かされます。椹木氏に勧められた展覧会も結局行けず…

それにしても「縄文展」は強いですね。確かに会場内からただならぬパワーが発せられ通常の平成館とは雰囲気が全然違いました。ひとつひとつのモノの力がとにかく強い展覧会でした。

今年も皆さま自身の選ぶベスト展覧会をブログに書かれましたらお手数ですがTB頂けると嬉しく思います。TwitterやFBページへコメントとして書いて頂いても結構です。何卒、宜しくお願い申し上げます。

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| 展覧会 | 20:51 | comments(0) | trackbacks(0) |
「民藝 MINGEI -Another Kind of Art展」
21_21 DESIGN SIGHTギャラリー1&2で開催中の
「民藝 MINGEI -Another Kind of Art展」に行って来ました。


http://www.2121designsight.jp/

21_21 DESIGN SIGHTディレクターでもあり、日本民藝館館長を務める深澤直人氏が、民藝館の所蔵品を中心に、新旧さまざまな150点余りの民藝を選び抜き、紹介する展覧会です。

安藤忠雄建築のコンクリートの壁で囲まれたスタイリッシュな空間に、名もなき人々が生活をよりよくせんと作り上げた「作品」が、整理整頓され美しく配列されています。


民藝展会場風景

田舎のおばあちゃんが作った少し甘めの金平ごぼうを、都内の高級レストランでナイフとフォークで頂くような、場違い感をまず会場に一歩入ると覚えます。

民衆の用いる日常品の美に着目した柳宗悦(1889-1961)が、それらを『民藝』と名付けることで、人々の美意識が芽生え、新たな芸術品として発見されたのが1925年のこと。

日常的に目にしていた他愛もないものが、ある日突然、芸術品としての価値を持つ。言語論的転回。





一度そのような目で観てしまうと、それ以降は後戻りできないが怖いところです。そもそも我々は生まれた時から「民芸品」に囲まれていたので、はなから「それ以前」には戻れないのですが…

しかし、「民藝」という概念が無かった時代はこれらを何と呼びどのように捉えていたのでしょう。答えは出なくてもそれを考えるだけでも面白いかもしれません。


この二つの火鉢を見たとき、「民藝はヤバイ」と思った。
こんな形は思いつけない。意図的に生み出された美とは違う大胆さに、自分は敵わないと脱帽した。ラディカルだ。


民藝館の解説の一切ない展示室とは違い、2121では饒舌なほどディレクターの言葉が躍っています。

高ぶる気持ちをもう少し抑えても良いように思えるのですが…まぁそれもここでの展示ならでは。

何も、民藝館と同じ展示を求めてはいけません。これはこれで面白いものです。実に。


絵付け、あるいは柄というのは、偶然を迎い入れる力のようなもの。
あらかじめ考えておけないものだ。


三分の一くらい観ていくと、このテンションにも慣れ楽しくなってきます。今の若い人たちにはこれくらいでないと、民藝自体に興味を向けてもらえないのかもしれません。

個人的に今回の「民藝 MINGEI -Another Kind of Art展」で一番良かった点は、150点近くの民藝館所蔵の作品をまとめて観られたことに尽きます。

これ意外とありそうで無いことです。





民藝ラヴァーズから、民藝って何??って方まで懐広く受け入れてくれるバランスの良い展覧会です。

撮り下ろしインタビューや制作現場の映像、民藝の新たな表情を映し出す写真、日本民藝館設立時の貴重な資料などの多彩な展示も必見です。

「民藝 MINGEI -Another Kind of Art展」は2019年2月24日までです。年明けに是非是非〜


「民藝 MINGEI -Another Kind of Art展」

会期:2018年11月2日(金)- 2019年2月24日(日)
休館日:火曜日(12月25日は開館)、年末年始(12月26日 - 1月3日)
開館時間:10:00 - 19:00(入場は18:30まで)
会場:21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー1&2
http://www.2121designsight.jp/
主催:21_21 DESIGN SIGHT、公益財団法人 三宅一生デザイン文化財団
後援:文化庁、経済産業省、港区教育委員会
特別協賛:三井不動産株式会社
協賛:株式会社良品計画、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社
展覧会ディレクター:深澤直人
特別協力:日本民藝館
展覧会グラフィック:TSDO
テキスト:猪飼尚司
会場構成:中原崇志
会場グラフィック:飯田将平
映像:岡本憲昭
コーディネーション:夏目康子



21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー1&2 今後の展示予定。

テーマ:ユーモア(展覧会ディレクター:浅葉克己)
2019年3月15日(金)〜6月30日(日)

テーマ:虫(展覧会ディレクター:佐藤 卓)
2019年7月19日(金)〜11月4日(月・祝)

テーマ:インスピレーション(展覧会ディレクター:田川欣哉)
2019年11月2日(金)〜2020年3月8日(日)


民藝とは何か (講談社学術文庫)
柳宗悦

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「国宝 雪松図と動物アート」
三井記念美術館で開催中の
「国宝 雪松図と動物アート」展に行って来ました。

キャッチーな動物たち勢ぞろい!国宝、超絶技巧、屏風、能面、切手なんでもありのすごい展覧会。


http://www.mitsui-museum.jp/

全てに動物をモチーフとした100点近い作品で構成された展覧会。その99%が館所蔵の作品というのですから驚きです。

それにしても、動物が描かれたり、形取られたりする作品が実際にそんな多くあるのでしょうか?観に行くまでは少し疑心暗鬼でした。

江戸時代以来300年に渡る三井家の歴史の中で蒐集された膨大な作品をもってすれば、そんなことは朝飯前のことだったようです。


円山応挙「梅花双鶴図小襖」江戸時代・18世紀
円山応挙下絵「朱塗鶴亀蒔絵三重盃」江戸時代・19世紀
共に北三井家旧蔵

三井家と円山応挙の深いつながりについては、あらためて説明する必要もありません。良い応挙作品沢山持っています。

北家は京都画壇とのつながりも深く、特に円山応挙の作家活動を援助していたことから、応挙をはじめとする円山四条派の作品も多く見受けられる。
三井にまつわる施設:三井記念美術館より。

しかも、今回が初めて公開される作品もあるとのことで、蔵の深い三井家に対し要らぬ憂慮をしたものです。


円山応挙「雲龍図」江戸時代・1784年
北三井家旧蔵

北三井家の江戸時代の蔵帳に、応挙から直接入手した作品との記載があるそうです。輪郭線を用いず墨の濃淡と地紙の余白を活かした応挙お得意の技法。

同じ展示室にある「国宝 雪松図屏風」と見比べてみると、共通点も多く「雪松図屏風」が何も際立って特殊な作品でないことがよく分かります。

その「雪松図屏風」ですが、何度も観ても毎回新たな発見があります。一見シンプルなのに深い味わいを湛えています。こういう「味」を出せる日本食のお店に行きたいものですね。

思い切って観る角度を極端に変えてみるのもよろしいかと思います。


円山応挙「国宝 雪松図屏風」6曲1双
江戸時代・18世紀 北三井家旧蔵

正面から見ると6扇(面)ありますが、横から3扇(面)しか見えない角度で観るとこんな別の表情になります。と同時にこれでも作品として成立するのが凄くありませんか。


円山応挙「国宝 雪松図屏風」6曲1双
江戸時代・18世紀 北三井家旧蔵

反対側に移動して同じような角度で3扇だけ見るとこんな感じとなります。

応挙は今でいうVR的な飛び出す絵画をで描くことの出来た先駆者です。これくらいのことはお茶の子さいさいだったはずです。と言うか、完全に遊んでいますよね。この絵で。

元々「国宝 雪松図屏風」がどんな作品であったか、リンク先で確かめてみて下さい。見方を少しだけ変えるだけでもこんなに違った表情となるのです。是非試してみてください。



展示構成は以下の通りです。

1:茶道具
2:絵画
3:茶道具と工芸品
4:切手
5:絵巻・仮面・能装束・漆絵額

この他、茶室「如庵」展示ケースには、「国宝 志野茶碗 銘 卯花墻(うのはながき)」が鎮座し場を寿いでいます。


国宝 志野茶碗 銘卯花墻
桃山時代・16〜17世紀 室町三井家旧蔵

国宝中の国宝2点とこんなにゆったりと対峙できるなんて幸せです。「国宝展」の賑やかで華やかな空間でも輝きを放っていましたが、やはりホームで静かに鑑賞するに尽きます。自宅に帰るとほっとするのと同じで。

さてさて、動物アートです。絵画だけでなく茶道具や工芸品にもさりげなく多くの動物が描かれています。

山口素絢「雪中松に鹿図屏風」のように画面の中心に動物を描いた作品から、一見しただけではどこに動物モチーフがあるのか分からないようなものまで、実に多種多様な作品が会場いっぱいに展開されています。

可愛らしいものもあれば、おやっ?と首を傾げたくなるものまで。これだけ多彩だと必ず幾つか自分のお気に入りの作品が見つかるはずです。


樂旦入「黒樂兎絵茶碗」江戸時代・19世紀
北三井家旧蔵


酒井抱一「秋草に兎図襖」江戸時代・19世紀
森狙仙「岩上群猿図屏風」江戸時代・18〜19世紀
共に北三井家旧蔵


高瀬好山「昆虫自在置物」明治〜昭和時代
北三井家旧蔵


新南蘋「花鳥動物図」清時代・1750年
北三井家旧蔵

如何です。そのほとんどが和み系のほっこりするような作品ですよね。中にはどこに動物モチーフがあるのか分からないなぞなぞのようなこんな作品もあります。


惺斎「竹置筒花入 銘 白象」大正時代
北三井家旧蔵

「白象」と銘のある花入。その名前の由来はこの花入れの重量感ある下部が、象の足を想起させることから付けられたものだそうです。

所謂、見立ての一種なのですが、面白いことに一度「象の足」と刷り込まれてしまうと、もう竹には見えなくなってしまいます。象の足以外の何物でもありません!近寄ってみると「肌感」もそっくりです。夜中に展示ケースの中闊歩していたりして…

さてさて、象が出てきまたので、やはりこの作品についても触れておきましょう。


長沢芦雪「白象黒牛図屏風」6曲1双
江戸時代・18世紀
個人蔵

特別出品で新出・初公開となります。エツコ&ジョー・プライスコレクションと島根県立美術館にこれと瓜二つの屏風絵があります。今回の初進出となるこちらの作品を含めると同じものが3点存在することになります。

当時人気がありリクエストに応えて芦雪が複数同じ作品を描いたのでしょうか。


長沢芦雪「白象黒牛図屏風」6曲1双
江戸時代・18世紀
個人蔵

巨大な白象と小さな鳥、黒い牛と白い仔犬といったこの絵の一番の魅力である大小の動物たちの競演もそのままです。

来年(2019年)に東京都美術館で開催される「奇想の系譜展 江戸絵画ミラクルワールド」にプライスさんの「白象黒牛図屏風」が出るので、まずはこちらの新たに出てきた3枚目の屏風絵をじっくりと観察しておきましょう。

年末年始の慌ただしさを一時忘れ、のんびりと美術鑑賞に浸るには最適な展覧会です。「国宝 雪松図と動物アート」は2019年1月31日までです。休館日の確認お忘れなく。


「国宝 雪松図と動物アート」

開催期間:2018年12月13日(木)〜2019年1月31日(木)
開館時間:10:00〜17:00 ※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日(12月24日、1月14日、1月28日は開館)、12月26日〜1月3日、1月27日
会場:三井記念美術館
http://www.mitsui-museum.jp/
主催:三井記念美術館

眼鏡お忘れなく!


今橋先生の名著も。

兎とかたちの日本文化
今橋 理子 (著)

「かわいい」だけじゃ、ダメなんです。
日本美術から、和歌や俳諧、染織や工芸、グッズや和菓子、現代アートまで、親しき動物の表象から見えてくる日本文化の特質とは? これまでの美術史や民俗学の枠に収まらない、広汎な分野を渉猟した方法によって、文化の伝承あるいは創造という現代の問題にまで迫る。写真105点を収録。見ていて楽しくなる一冊。


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【お知らせ】

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「展覧会に出かける前に準備しておきたい5つのこと。」

「展覧会を何十倍も楽しむために心がけたい5つの秘訣。」

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國學院大學文学部教授の小池寿子先生監修。不肖私(Tak)が編集と一部執筆しました。詳細はこちら

【展覧会レビュー】
「2018年 展覧会ベスト10」
かみさんが選ぶ「2018年 展覧会ベスト10」
プロが選ぶ「2018年 ベスト展覧会」
読んでおきたい10冊のアート関連本

パリ行って来ました
オランダ行って来ました
 

BLUE HEAVEN(本館)

『文藝春秋』に寄稿しました。

『AERA』に載りました。

「マウリッツハイス美術館展公式ガイドブック」編集・一部執筆しました

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