弐代目・青い日記帳 

  
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「くまのもの 隈研吾とささやく物質、かたる物質」
東京ステーションギャラリーで開催中の
「くまのもの 隈研吾とささやく物質、かたる物質」展に行って来ました。


http://www.ejrcf.or.jp/gallery/

絵画展は行くけど、建築展には中々足が向かないとよく耳にします。でも実際に展覧会へ行ってみると美術展同等もしくはそれ以上に混雑し賑わっていたりするものです。

実際の建物を展示することは不可能なので、どうしても模型やモックアップ(実物素材による原寸大の部分模型)、写真パネルが主となります。


浅草文化観光センター

建物を観るのであれば、外へ出て浅草なりマルセイユなりと出向けば願いは叶います。「くまのもの 隈研吾とささやく物質、かたる物質」では、副題にもあるように、建物の紹介がメインではなく、隈研吾が用いてきた物質に焦点を当てている展覧会です。

いま、あなたがいる建物は何で出来ているでしょう。木造建築家屋でしょうか、それとも石や金属で作られた建物でしょうか。

街中を歩いていていても、周囲の建物がどんな「物質」で出来ているのか専門家でない限り、気にしないものです。ところが、隈研吾のそれはそれを否でも意識させるものが多くあります。


スターバックスコーヒー太宰府天満宮表参道店

「梅ケ枝餅」の店が軒を連ねる大宰府の表参道に忽然と現れた木のオブジェのようなスタバ。「大宰府 スタバ」で検索してみて下さい。ビックリするはずです。自分もここで珈琲を飲んできましたが、視線が落ち着かずキョロキョロ不審者のようでした。

さてさて、建物を構成する物質というとどんなものが思い浮かびますでしょうか。この展覧会では10のセクションから成り、それぞれ物質によって分けられています。

展覧会の構成は以下の通りです。

・竹
・木
・紙
・土
・石
・瓦
・金属
・樹脂
・ガラス
・膜、繊維


かなり意外なものも含まれています。例えば「瓦」。屋根にのせる瓦を隈研吾は建物の壁面に用いています。


中国美術学院民芸博物館

こちらは「石」で作られた美術館です。


ヴィクトリア&アルバート・ミュージアム ダンディ

このように、一般的な建築展と展示されているものはさほど変わりありませんが、見せ方が大きくこれまでと異なります。建物への新しいアプローチの仕方を教えてくれる展覧会なのです。

建築を学ぶ学生さんらしい人を多く見かけましたが、普段こうした展覧会では目にすることのほとんどない、年配の女性の姿もあり、隈研吾のここ数年で爆発的に知名度がアップしたことも影響しているのでしょう。


品川新駅(仮称)


新国立競技場

おばさまたちや、建築素人にも楽しめる要素が満載なのです。「安藤忠雄展」も盛況でしたが、やはりあちらも見せ方に徹底的にこだわっていましたからね。

建築とは、結局のところ物質である。物質と人間との会話である。世界という得体のしれない大きさなるものが、物質という具体的存在を通じて、人間と会話するのである。物質が違うと、会話の仕方も変わり、こちらの気分も大いに変わってくる。20 世紀は、コンクリートのせいで、会話は固くなり、人間の表情もずいぶん暗くなった。
もう一度、様々な物質と、いきいきとした会話をはじめよう。
」隈研吾

紙や土、石、繊維といった素材が隈研吾の頭の中でどのように関連し繋がりをみせているのかを、各セクションでフローチャートのように記されています。


最後にまとめて映像で、建築物全てが関り合っていることを示す映像があります。

これが実に興味深い!「積む」「粒子化」「包む」「編む」「支えあう」この5つに全ての素材と建築が有機的につながるというのです。

作品リストにも同じ図が掲載されているので、それを頼りに観て行くと、他の建築展では味わえない魅力を感じられるはずです。

これまで手掛けた建造物と今、まさに現在進行形で工事が行われている建物まで、物質ごとに丁寧に紹介しています。


浮庵

こうしたインスタレーション的な作品も展示されていて飽きさせません!

「浮庵」は、塩ビ製の風船にヘリウムガスを注入して浮かせ、その上からスーパーオーガンザという世界最軽量のポリエステル繊維の布をかけて茶室としたもの。

移動の際は折り畳んでスーツケースに入れて持ち運べるそうです。

イメージしていた建築展と同じようで違うこと分かって頂けましたでしょうか。そうそう全て写真撮影可能です。色々と楽しめる展覧会です。

「くまのもの 隈研吾とささやく物質、かたる物質」展は、5月6日までです。是非!!なるべくお早めに。


くまのもの 隈研吾とささやく物質、かたる物質

会期:2018年3月3日(土)〜5月6日(日)
開館時間:10:00 - 18:00
金曜日:10:00 − 18:00
※金曜日は20:00まで開館
※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日(祝日の場合は火曜日)
会場:東京ステーションギャラリー
http://www.ejrcf.or.jp/gallery/
主催:東京ステーションギャラリー[公益財団法人東日本鉄道文化財団]、隈研吾建築都市設計事務所
協賛:大成建設株式会社、株式会社丹青社、株式会社 長谷工コーポレーション、株式会社 安藤・間、株式会社イトーキ、株式会社大林組、鹿島建設株式会社、コクヨ株式会社、越井木材工業株式会社、小松精練株式会社、株式会社ジェイアール東日本建築設計事務所、清水建設株式会社、住友林業株式会社、セントラル硝子株式会社、大光電機株式会社、大日本印刷株式会社、太陽工業株式会社、大和リース株式会社、株式会社 竹中工務店、東急建設株式会社、TOTO株式会社、戸田建設株式会社、ナイス株式会社、株式会社乃村工藝社、不二サッシ株式会社、文化シャッター株式会社、前田建設工業株式会社、三井住友建設株式会社、株式会社LIXIL
協力:株式会社新建築社


JA109/隈研吾特集 Kengo Kuma:a LAB for materials

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| 展覧会 | 23:20 | comments(0) | trackbacks(0) |
「エミール・ガレ 自然の蒐集」
ポーラ美術館で開催中の
「エミール・ガレ 自然の蒐集」展に行って来ました。

実は正真正銘の「××」だった!?ガレのガラス器でアール・ヌーヴォーなお花見を


http://www.polamuseum.or.jp/

アール・ヌーヴォーを代表するフランスのガラス工芸家、エミール・ガレ(Émile Gallé、1846年5月4日〜1904年9月23日)の展覧会は、これまで数多く開催されてきました。

展覧会以外でもガレの作品を常設展示している北澤美術館などがあり、作品を比較的観る機会の多い作家です。


エミール・ガレ《蜻蛉文脚付杯》1904年頃
ヤマザキマザック美術館蔵

正直に応えて下さいね、「ガレ展」と聞いて少々食傷気味ではなかったですか?「またか〜」的に。でも、どんな作品でも展覧会によって見え方や感じ方はがらりと変わるものです。

自分自身の物の捉え方、観方も幾ばくか成長しているので、既視感は実は行ってみると思ったよりも受けないものです。

それに、美術館側も同じような展覧会を繰り返すはずがありません。例えば今回、ポーラ美術館の展示室の壁を取り払い?!自然光を入れてガレのガラス器を見せたりしています。



展示室のライティングによって最適化されたものを見慣れてしまっている自分にとっては、外光の微妙な変化や観るポジションでの違う表情を魅せるガラス器はとても新鮮に感じました。

この展示室を見られただけでも箱根まで来た甲斐があったな〜と心の底から思わせられました。(でも、まだまだこの先に凄い展示が待っているのです。)

これまで観たことのなかった「ガレ展」であり、ポーラ美術館でしかできない離れ業的な展示もなされています。



サントリー美術館、飛騨高山美術館、北澤美術館、ウッドワン美術館等から借りて来たガレ作品とポーラ美術館所蔵のモネ「グラジオラス」といった絵画や東京大学総合研究博物館所蔵の標本資料(植物や鉱石)などが一緒に展示されています。

中には、ガレ作品のモチーフとなっている蛾や蝶のリアルな標本も展示されていたりとかなり徹底的なこだわりが伺えます。



よくまぁ、女子受けの決してよろしくない蛾の標本まで展示したな〜と思い、調べてみたら「エミール・ガレ 自然の蒐集」展担当学芸員さんは男性でした。「蒐集」というのもマニアックな男子目線ですよね。

展覧会の構成は以下の通りです。

初期―エナメル彩の魅力
神秘の森
驚異の海
晩年―象徴主義を超えて



エミール・ガレ「蛙と睡蓮文鉢」1890年頃
ウッドワン美術館蔵
エミール・ガレ「花瓶 悲しみの睡蓮」1890年頃
飛騨高山美術館蔵

よく目を凝らして見ないと分かりませんが、睡蓮がモチーフとして採用されています。睡蓮と来れば…そう!モネですよね。そしてモネの「睡蓮」の名作を持っているのがポーラ美術館です。

と言うことで、こうした贅沢な展示が実現するのです。



もう全然、これまでの「ガレ展」ではないこと、ここまででも十分お分かりになりましたよね。いや〜驚きました。こんな良い展示が拝見できるとは正直思っていなかったもので…

やっぱり展覧会って行って観ないと分かりませんね。いくら丁寧な公式サイトが用意されていても。

そうそう、一部の作品を除いて写真撮影可能です。折角箱根まで行くのですから良いカメラを持参しましょう。ファインダーを通して作品を観ることで違う発見もあったりします。



ガレが「植物マニア」だったことは有名な話です。ここで敢えてマニアという言葉を用いたのは、単にファンなのではなく、正真正銘の植物学者でもあったからです。

ガレは14歳のころから植物採集に熱心に出かけたそうです。また彼の周りには優秀な植物学者がいたことも彼を植物学へ一層傾倒させました。

1880年にはナンシー植物園監督委員会のメンバーに任命され、自宅には1ヘクタール以上の広大な庭園に2000種以上の植物を栽培していたそうです。芸術家として大成せずとも植物学者として十分やっていける知識とポジションを築いていたのです。

ガラス器の原案(下絵)はガレ自身が描きました。そこに描かれている植物はまさに植物学的な目で細部まで観察された完成度の非常に高いボタニカル・アートといえるものです。


エミール・ガレ「クモヒトデ文蓋物」1900年頃
個人蔵
(後ろの版画は、エルンスト・ヘッケル『自然の芸術形態』です)

通常の「ガレ展」ではほとんどお目にかかれないのが3章「驚異の海」で取り上げている海の生物をモチーフとした作品です。

ガレが晩年になって手掛けた海シリーズは作品数自体が少ないので、これまでまとめて紹介されることがありませんでした。

『海底二万里』のベストセラーになり、海底探索船やダーウィンの進化論によって海洋学が大きく進展し、海への関心が高まりました時代に、ガレもまた、神秘的な生命の源として海に深い憧憬を抱きこうした作品を手がけたそうです。


エミール・ガレ《花瓶「海馬」》1901-1903年
北澤美術館蔵

アール・ヌーヴォーの曲線美と海の生き物の姿はもしかしたら植物以上に相性が良いと感じたのかもしれません。

これまで観たことのないガレ作品や、これまで感じたことのないガレの魅力が、こうした展示方法によって得られるはずです。

エミール・ガレ 自然の蒐集」展は、7月16日までです。これは箱根まで観に行くべき展覧会です。是非是非!


エミール・ガレ 自然の蒐集

会期:2018年3月17日(土)〜7月16日(月・祝)(会期中無休)
開館時間:午前9時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
会場:ポーラ美術館
http://www.polamuseum.or.jp/
主催:公益財団法人ポーラ美術振興財団ポーラ美術館
特別協力:東京大学総合研究博物館

ポーラ美術館の楽しみ方

実は正真正銘の「××」だった!?ガレのガラス器でアール・ヌーヴォーなお花見を


アカネライティング ガレ・コレクション ヨーロッパ製 キノコ型 1灯テーブルスタンド Rose(薔薇) AGL-03AB-01


HIRAKU PROJECT Vol.3 流 麻二果「色を追う/Tracing the Colors」

ポーラ美術館開館15周年を記念して、公益財団法人ポーラ美術振興財団の助成を受けた現代美術作家の活動を紹介する「アトリウム ギャラリー」が誕生しました。第3回の展示は、流 麻二果の個展「流 麻二果 - 色を追う/Tracing the Colors」です。(5月13日まで)

【次回展】

ルドン ひらかれた夢ー幻想の世紀末から現代へ
会期:2018年7月22日(日)〜12月2日(日)

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| 展覧会 | 23:36 | comments(0) | trackbacks(0) |
「ファーガス・マカフリー東京」が北青山にオープンします。
NYにある「Fergus McCaffrey」(ファーガス・マカフリーギャラリー)が、東京北青山に「ファーガス・マカフリー東京」を新たにオープンさせます。


「ファーガス・マカフリー東京」

ファーガス・マカフリーは、2006年の設立以来、元永定正、中西夏之、白髪一雄、高松次郎など、日本戦後美術の国際的な評価を確立させる上で、中心的な役割を担ってきたギャラリーです。

マーシャ・ハヒーフ、バージット・ユルゲンセン、リチャード・ノナス、シグマー・ポルケ、キャロル・ラマなど独創性に富んだ気鋭の西洋作家の作品展示も行っています。

2018年3月24日(土)にファーガス・マカフリーは、東京スペースのオープニングとして、現代アメリカ美術を代表する作家、ロバート・ライマンの展覧会を開催。


ロバート・ライマン「Stamp」 (2002) 油彩、キャンバス 35.6 x 35.6 cm

1961年から2003年までに作成され、ライマンの長きにわたる創作活動の全容を概観する11の絵画作品を、3月24日から5月19日まで展示されます。

まとめてライマンの作品を観られる絶好のチャンスです。


ロバート・ライマン「無題」 (1980/2003) 油彩、キャンバス 48.3 x 48.3 cm
ライマン作品は、繊細と同時に雄大で、精巧でありながら超越的であると形容されます。本展ではライマンの哲学的でプロセスに基づいた制作アプローチと、 中西夏之、李禹煥、河原温等、同年代の日本人作家の制作アプローチがいかに共鳴するかを追求します。中西と同様、ライマンは自身が使用するミディアムの本質的な属性を追及し、様々な形式と技術の試みを通して、「絵画」のまばゆく瞑想的な特性を探ります。このようなアプローチは実験を重ねることで成立しますが、決して偶然の出来事に依存しているわけではありません。ライマンは形態、環境、素材、表面の間にある微妙な相互関係を探るため、精密で秩序だった探求を行うのです。

ロバート・ライマン「無題 」(1961). 油彩、油彩、ブリストル紙 22.7 x 22.9 cm

躍動的、表現的、抑制的表現から記号の反復。澄み渡る滑らかな表面から、力強い厚塗りまで、ライマンの描画スタイルは極めて多彩です。

一見、ライマン作品は単色のように見えますが、画布上には黄土色、青、グレーなどが繊細なグラデーションで塗布され、絵画層表面の白色下層部には、しばしば鮮やかな色彩の絵画層が横たわっています。

ライマンが使用する素材はとても幅広く、工業用ペイント、希少な顔料や支持体、接着剤か らファイバーグラス、金属、木材等の取り付け具にまで及んでいます。

支持体についてもボード、キャンバス、紙以外 に、表面を磨いて金属の自然な輝きを活かしたアルミニウムを多用します。


ロバート・ライマン「Section」 (1985) 油彩、アルミニウム 40.6 x 40.6 cm

こちらの作品は画像では全く分かりませんが、金属の輝きをぼかすのではなく、補足するかのように絵の具を配する技法が用いられています。

また、白いネジで壁に直接取り付けられることで、作品の展示技法とオブジェクトとしての特性を強く訴えかけています。

ライマンは一貫して白を基調とした作品を制作し続け、自身の作品は錯覚を試みない故に「リアリスト」だと宣言したことは広く知られています。

“何”を描くかは全く問題ではない。“いかに”描くか、それだけが問題だ。」というのは自身の創作に言及した有名な言葉です。

3月23日にオープンする「ファーガス・マカフリー東京」で開催される「ロバート・ライマン展」要チェックです!


「ファーガス・マカフリー東京」
〒107-0061 東京都港区北青山3丁目5-9-1F
http://fergusmccaffrey.com/


Robert Ryman (20th Century Living Masters)

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| 展覧会 | 23:42 | comments(0) | trackbacks(0) |
「建物公開 旧朝香宮邸物語」
東京都庭園美術館で開催中の
「アール・デコ・リヴァイヴァル」建物公開 旧朝香宮邸物語 に行って来ました。


http://www.teien-art-museum.ne.jp/

2015年に重要文化財指定を受けた東京都庭園美術館。建物自体が重文指定されている非常に貴重性の高い美術館です。

朝香宮鳩彦王の私邸として建てられ完成したのが1933年(昭和8年)のこと。今更説明の必要はありませんが、アール・デコ様式のとても優美な建物です。


東京都庭園美術館 本館 正面外観

吉田茂の外務大臣公邸、西武鉄道の白金プリンス迎賓館として使用された後、1983年(昭和58年)に都営の美術館としてオープンしました。

それから35年が経過し所々、修復・整備などを都度重ね、晴れて今回「総合開館」(グランド・オープン)となりました。本館(旧朝香宮邸)の建物だけでなく庭園などを含め一括して重文指定を受けています。


旧朝香宮邸 正面玄関

今回の展覧会、「アール・デコ・リヴァイヴァル」建物公開 旧朝香宮邸物語は、他館から借りて来た絵画や工芸品を展示するものでなく、1933年に竣工した旧朝香宮邸の、建築としての魅力を存分に味わうための「建物公開展」です。


旧朝香宮邸 ウインターガーデン

何にも展示されていない!と嘆くこと勿れ、普段は目にすることんできない、「生」の旧朝香宮邸を隅々まで拝見できます。しかも写真撮影全日可能です!

展覧会の構成は以下の通りです。

1:アール・デコの彩り
2:朝香宮邸の誕生
3:外務大臣公邸時代(吉田茂と「目黒の公邸」)
4:迎賓館の時代



旧朝香宮邸 大食堂


旧朝香宮邸 大客間

何度も展覧会をご覧にここに足を運ばれているとこうした雰囲気に、まず驚かれるのではないでしょうか。と同時にここがかつては人の住む家であったことがリアルに伝わってきます。

1階はお客様をお出迎えするある意味でよそ向きの顔の部屋たちですが、2階は完全なるプライベート空間です。この温度差も見どころのひとつと言えます。


旧朝香宮邸 殿下居間


旧朝香宮邸 姫宮居間

2階にあがるととたんに展示室が細かく分かれ導線が悪いな〜と展覧会の時に感じたことがあるかもしれません。それもそのはず、このフロアはまさに朝香宮一家の生活空間だったのです。

浴室やベランダ、それに書斎や書庫など現在まで残る貴重なアール・デコ様式の空間をたっぷりと味わえます。またこんなところも注目すると更に魅力がアップします。


旧朝香宮邸 姫宮寝室前照明


旧朝香宮邸 殿下居間 ラジエーターカバー

ここで暮らした朝香宮ご一家と同じ時代の写真や映像それに衣装、装飾品なども展示されています。

建築好きは勿論、どなたでもきっと満足のいくはずです。「アール・デコ・リヴァイヴァル」建物公開 旧朝香宮邸物語を通して、世界的にも貴重なこの建築空間とその背景について理解を深められるはずです。

こんな美しい重文が都心のど真ん中(高速道路のすぐ脇)にあるなんて、あらためて考えると凄いことですよね。


西洋庭園

今回、新たに西洋庭園の整備が整いました。これから桜の季節です。敷地内でアルコールは飲めませんが、のんびりとした時間を過ごすにはこれ以上の場所はありません。

そして、お腹が空いたら…建物から全く新しく作り直した「レストラン デュ パルク」へ!


レストラン デュ パルク


レストラン デュ パルク

青山のロアラブッシュ -Leau a la bouche-が運営する本格フレンチレストランです。こちらはチケットが無くても利用可能。美術館閉館後も22時まで営業しています。

美術館の新しい門出にふさわしい素敵なレストランが誕生しました。ディナーは予約ができるそうです。さていつ食べに行きましょうか。

「建物公開 旧朝香宮邸物語」は6月12日までです。カメラ片手に是非!


アール・デコ・リヴァイヴァル
建物公開 旧朝香宮邸物語

会期:2018年3月21日(水)−6月12日(火)
休館日:第2・4水曜日(3/28, 4/11, 4/25, 5/9, 5/23)
開館時間:10:00–18:00 (入館は17:30まで)
*3/23, 3/24, 3/30, 3/31, 4/6, 4/7は20:00まで開館(入館は30分前まで)
会場:東京都庭園美術館(本館)
http://www.teien-art-museum.ne.jp/
主催:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都庭園美術館
協力:朝日新聞フォトアーカイブ
年間協賛:戸田建設株式会社

東京都庭園美術館新館では「鹿島茂コレクション フランス絵本の世界」を開催しています。これがまたいいんだな〜


フランス絵本の世界 ―鹿島茂コレクション

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| 展覧会 | 23:31 | comments(0) | trackbacks(0) |
「桜 さくら SAKURA 2018」
山種美術館で開催中の
「桜 さくら SAKURA 2018―美術館でお花見!―」展に行って来ました。


http://www.yamatane-museum.jp/

山種美術館の春の展覧会といえば毎年「桜の展覧会!」と勝手に思い込んでいたりしませんか。人の記憶なんて実に曖昧なものです。前回開催されたのは6年も前のことです。「桜・さくら・SAKURA 2012

本物の桜は毎年咲きますが、山種美術館で桜を描いた日本画だけを集めた展覧会は、広尾に移ってからは何年かに一度しかお目にかかれません。


奥村土牛「醍醐」1972(昭和47)年
山種美術館蔵

この美術館で「醍醐」を観てから、どうしても本物を見たくて京都の醍醐寺まで出かけてこともありました。桜には魔物が取りついているかのようで、人の心をしばしば惑わせます。

坂口安吾『桜の森の満開の下』は実に上手にその辺のところを表した名著だと思います。青空文庫で全文読めますので是非ご一読を。

昼間の桜もそうですが、闇夜に咲く桜ほど蠱惑的なものはありません。画家たちもその魔力魅力に惹かれ、こぞって夜桜を描いたようです。

まるで幽霊画のようですが、これ全て夜桜を描いたものです。


速水御舟「夜桜」1928(昭和3)年
速水御舟「あけぼの・春の宵 のうち「春の宵」」1934(昭和9)年
今尾景年「松月桜花」19-20世紀(明治-大正時代)
山種美術館蔵

ショップを隔てた先にある小さな展示室に夜桜を描いた作品だけをまとめて展示してあります。ライティングも他とは変えてあるので、より夜桜の妖しい魅力が増しています。

展覧会の構成は以下の通りです。

第1章:名所の桜
第2章:花を愛でる
第3章:桜を描く



奥田元宋「奥入瀬(春)」1987(昭和62)年

弘前公園のソメイヨシノとセットで奥入瀬渓谷にも行ってみたくなります。奥田元宋の作品はパノラマ写真のように会場の奥に鎮座し鑑賞者の目を引き付けます。

VR技術やプロジェクションマッピングといった新しいテクノロジーが持てはやされていますが、どうでしょうこの奥田の作品に勝るそれらは見当たらないのではないでしょうか。

耳を澄ませば澄んだ清流のせせらぎが聞こえてきそうです。


川端龍子「さくら」20世紀(昭和時代)

龍子に描かせると桜はこうなります。昨年の「川端龍子展」でも数々の驚きがありましたが、まだこんな隠し玉があったとは!

でも、この作品決して奇をてらったわけではなさそうです。実際に拝見してみるととても写実的に細部にまで渡り細かく丁寧に描かれています。桜の樹の幹って確かにこんな何とも言えない不格好さがあるものです。

会場には大小様々な60点の桜を描いた日本画が展示されており、とても雰囲気のある春らしい気持ちの良い空間となっています。(花粉に悩まされることもありません!)

「桜 さくら SAKURA 2018―美術館でお花見!―」展は5月6日までです。今年は桜の開花が早くなりそうです。展覧会もなるべくお早めに!


「桜 さくら SAKURA 2018―美術館でお花見!―」

会期:2018年3月10日(土)〜5月6日(日)
開館時間:午前10時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:月曜日[但し、4/30(月)、5/1(火)は開館]
会場:山種美術館
http://www.yamatane-museum.jp/
主催:山種美術館、朝日新聞社

《次回展》

【特別展】 琳派 ―俵屋宗達から田中一光へ―
5月12日(土)〜7月8日(日)

関連講演会
『デザイナー・田中一光にとっての琳派』
講師:山下 裕二 氏
(公益財団法人 山種美術財団 評議員・山種美術館 顧問、明治学院大学 教授)
2018年5月20日[日]14:00〜15:30
詳細及び申込方法はこちらから。


日本画とは何だったのか 近代日本画史論』 (角川選書)
古田 亮 (著)

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注:会場内の画像は主催者の許可を得て撮影したものです。
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| 展覧会 | 23:23 | comments(0) | trackbacks(0) |
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「展覧会に出かける前に準備しておきたい5つのこと。」

「展覧会を何十倍も楽しむために心がけたい5つの秘訣。」

フェルメールへの招待
國學院大學文学部教授の小池寿子先生監修。不肖私(Tak)が編集と一部執筆しました。詳細はこちら

【展覧会レビュー】
「国宝 雪松図と花鳥 美術館でバードウォッチング」
「上原コレクション名品選」
「セーヴル、創造の300年」
「パリ・グラフィック」
かみさんが選ぶ「2017年 展覧会ベスト10」
プロが選ぶ「2017年 ベスト展覧会」
読んでおきたい10冊のアート関連本

パリ行って来ました
オランダ行って来ました
 

BLUE HEAVEN(本館)

『文藝春秋』に寄稿しました。

『AERA』に載りました。

「マウリッツハイス美術館展公式ガイドブック」編集・一部執筆しました

「ザ・シネマ」に寄稿しました。

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美術館で働くということ 東京都現代美術館 学芸員ひみつ日記 (メディアファクトリーのコミックエッセイ) (JUGEMレビュー »)
オノユウリ
アートに囲まれて働く美術館学芸員。優雅な職業のイメージだけど、実際は日々、ドタバタの連続なのです!? 展覧会の舞台裏から、学芸員のお仕事のリアルまで。美術館の知られざる一面を描くコミックエッセイ!
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九相図をよむ 朽ちてゆく死体の美術史 (角川選書 556)
九相図をよむ 朽ちてゆく死体の美術史 (角川選書 556) (JUGEMレビュー »)
山本 聡美
腐敗し白骨化してゆく亡骸の様子を克明に描く「九相図」。仏教とともに伝来し、日本に深く根を下ろしたこの図像には、生と死、そして肉体の無常をめぐるいかなる想いが秘められているのか。豊富な図版とともに探る。
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千年の翼、百年の夢 豪華版 (ビッグコミックススペシャル)
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谷口 ジロー
ルーヴル美術館とビッグコミックオリジナルの共同企画。オールカラー豪華版。
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美術館のなかのひとたち(1) (バンブーコミックス)
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黒田 いずま
美術館で働く学芸員の近江さん。個性豊かなメンツが解説、展示、監視などの仕事を通して、日々様々な工夫をしながら楽しく来館者をお出迎えする日常をユーモラスかつ鋭いツッコミで描いた作品。
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PENTAX Papilio 6.5×21 双眼鏡
PENTAX Papilio 6.5×21 双眼鏡 (JUGEMレビュー »)

普段は単眼鏡で済ませていますが、どうしても隅々まで観たい作品の場合はこの双眼鏡を使ってます。
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西洋美術史入門・実践編 (ちくまプリマー新書)
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池上 英洋
美術史の実践方法が最後にまとめられています!世界が変わる、名画の見方。前作「西洋美術史入門」からさらに一歩奥へ。池上英洋 著

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ウォーターハウス夢幻絵画館 (ToBi selection)
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川端 康雄,加藤 明子
夏目漱石をイチコロにしたウォーターハウスの文学性と蠱惑的な魅力を余すところなく紹介!

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池永康晟画集 君想ふ百夜の幸福
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池永康晟
日本画の異才“池永康晟”がベールを脱ぐ!

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すゞしろ日記 弐
すゞしろ日記 弐 (JUGEMレビュー »)
山口 晃
画家・山口晃のエッセー漫画第2弾。

面白きことも無き世を、面白く!

画家・山口晃の“どーでもいいけど楽しげなこと”満載
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OLYMPUS ダハプリズム防水単眼鏡 ギャラリースコープ Monocular I 6×16
OLYMPUS ダハプリズム防水単眼鏡 ギャラリースコープ Monocular I 6×16 (JUGEMレビュー »)

観劇・美術鑑賞・セミナーなどの知的シーンや、コンサート会場・ファッションショーなどで大活躍!
軽いのでいつも持ち歩いています。
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モチーフで読む美術史 (ちくま文庫)
モチーフで読む美術史 (ちくま文庫) (JUGEMレビュー »)
宮下規久朗
宮下規久朗先生の最新刊!絵画に描かれた代表的な「モチーフ」を手掛かりに美術を読み解く、画期的な名画鑑賞の入門書。カラー図版150点を収録した文庫オリジナル。
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日本美術図解事典―絵画・書・彫刻・陶磁・漆工
日本美術図解事典―絵画・書・彫刻・陶磁・漆工 (JUGEMレビュー »)

「これ一冊で日本美術を鑑賞する際の知識が全て揃う」
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アイテムで読み解く西洋名画
アイテムで読み解く西洋名画 (JUGEMレビュー »)
佐藤 晃子
西洋絵画を鑑賞する際に必要となる宗教画,神話画の50のアトリビュートを紹介。ありそうで無かった絵画ファン待望の一冊。
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美術鑑賞手帳
美術鑑賞手帳 (JUGEMレビュー »)

美術鑑賞の楽しみをさらに広げるこれまでになかった手帳です。ミニガイドと書き込み式の鑑賞の記録ページが一緒に。

自分もお手伝いさせて頂きました。レビュー→こちら
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画家の食卓
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林 綾野
画家たちが楽しんだ26のレシピを再現。クレー、フェルメール、セガンティーニ、メムリンクの暮らしと創作現場を巡る旅。
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美術品はなぜ盗まれるのか: ターナーを取り戻した学芸員の静かな闘い
美術品はなぜ盗まれるのか: ターナーを取り戻した学芸員の静かな闘い (JUGEMレビュー »)
サンディ ネアン
とかく扇情的に扱われる美術品盗難。だが実際は、麻薬や犯罪に絡む危険な裏社会と結びつく場合が多い。事件に巻き込まれた学芸員の立場からその実態を訴え、問題点を考察する一書。 レビュー→こちら
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江戸の献立 (とんぼの本)
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福田 浩,松井 今朝子,松下 幸子
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日本美術全集2 法隆寺と奈良の寺院 (日本美術全集(全20巻))
日本美術全集2 法隆寺と奈良の寺院 (日本美術全集(全20巻)) (JUGEMレビュー »)
長岡 龍作
法隆寺金堂内陣は、普段は大変暗い上に太い円柱に加え、金網が廻らされており、その詳細はなかなか見ることができません。今までに撮影された写真も鮮明さということでは満足のゆくものではありませんでした。今回は最新の撮影技術により、南面(正面)のみならず、北面(背面)からも撮影。その結果、全く見たことがない写真を目の当たりにすることになりました。仏像の質感と量感、豊かな色彩に感嘆し、感動をおぼえる一冊となっています。
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山口晃 大画面作品集
山口晃 大画面作品集 (JUGEMレビュー »)
山口 晃
8年ぶり、待望の最新作品集。11月26日発売!予約しないと!!

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運慶: リアルを超えた天才仏師 (とんぼの本)
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山本 勉,ヤノベ ケンジ,橋本 麻里,みうら じゅん
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知識ゼロからのキリスト教絵画入門
知識ゼロからのキリスト教絵画入門 (JUGEMレビュー »)
池上 英洋
池上英洋先生が易しく紐解く『聖書』の世界。レビュー→こちら
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芸術家の家: 作品の生まれる場所
芸術家の家: 作品の生まれる場所 (JUGEMレビュー »)
ジェラール=ジョルジュ ルメール,ジャン=クロード アミエル
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フェルメールへの招待
フェルメールへの招待 (JUGEMレビュー »)

不肖・私がフェルメール30作品の解説執筆と全体の編集に携わった一冊です。オールカラーB5版。96ページから成る、これまでにないフェルメールパーフェクトガイドです。主に「フェルメール初心者」に向け丁寧に噛み砕いた表現で綴られているので、美術の専門用語を知らずともフェルメール作品について一通りの知識を得ることが出来ます。

お手に取って頂ければ幸甚です。よろしくお願い致します。
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偽りの来歴 ─ 20世紀最大の絵画詐欺事件
偽りの来歴 ─ 20世紀最大の絵画詐欺事件 (JUGEMレビュー »)
レニー ソールズベリー,アリー スジョ
来歴さえあれば、たとえ贋作でも「ほんもの」になる。詐欺師は驚くべき方法で美術史を捏造した。美術界を震憾させた事件を追うドキュメンタリー。レビュー→こちら
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フェルメールの食卓 暮らしとレシピ (講談社ARTピース)
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林 綾野
林綾野さんの待望のフェルメール本!レビュー&インタビュー→こちら
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ヴァチカン物語 (とんぼの本)
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塩野 七生,藤崎 衛,石鍋 真澄
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野兎の眼
野兎の眼 (JUGEMレビュー »)
松本 典子
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Vixen 多機能単眼鏡 マルチモノキュラー4X12 1105
Vixen 多機能単眼鏡 マルチモノキュラー4X12 1105 (JUGEMレビュー »)

掌に収まる単眼鏡は、必要なときにサッとポケットなどから取り出して使える便利な、美術館・博物館必須アイテム。
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日本美術のことば案内
日本美術のことば案内 (JUGEMレビュー »)
日高 薫
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日本美術鑑賞の際に、よく出てくる言葉を満載。絵画、彫刻、工芸品などの具体的な写真をふんだんに使い紹介
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