青い日記帳 

  
TB&リンク大歓迎です!
小学館『日本美術全集』完結記念 山下裕二先生インタビュー
20年ぶりに刊行された小学館の『日本美術全集』も2012年の第1回配本「法隆寺と奈良の寺院」から足掛け5年の歳月をかけ、この春に最終巻「日本美術の現在・未来」まで全20巻が出そろいました。


日本美術全集20 日本美術の現在・未来

『日本美術全集』20巻の完結を記念して、編集委員を務め実質陣頭指揮をとられた山下裕二先生(明治学院大学教授)にお話を伺って来ました。

インタビュー嫌いの山下先生ですが、普段通り構えることなくあんな話、こんな話と聞かせて下さいました。脱線し過ぎて載せられないお話もありますが…

じっくりと読んで下さいませ。

青い日記帳 出前ブログ
山下裕二先生インタビュー(前編)
http://nichibi.webshogakukan.com/bluediary/2016/04/post-12.html

インタビュー前半の中で最も注目して欲しい点は、『日本美術全集』20巻最後のページに記されたこの言葉についてのお話です。


「To be continued…」

紙媒体で最後の日本美術全集と囁かれていますが、日本美術自体がここで終わりを迎えるわけではありません。これから先も何十年、何百年と続いていくはずです。

そうした日本美術への想いを込め、また最終巻が出たあとも、『日本美術全集』は別の形で継続していくことを示しているのです。


辻惟雄先生×山下裕二先生
『日本美術全集』完結記念文化講演会にて。

青い日記帳 出前ブログ
山下裕二先生インタビュー(前編)
http://nichibi.webshogakukan.com/bluediary/2016/04/post-12.html

1時間くらいの予定があれよあれよと時間が経過し、長時間にわたるインタビューとなりました。途中休憩をはさんだほどです。後編も近日中にアップします。


日本美術全集20 日本美術の現在・未来

そう言えば、山下先生の講演会情報や近況を紹介するTwitterアカウント「(公式)山下裕二研究室」はもうフォローされましたか?!


https://twitter.com/yuji_kenkyu

日本美術の応援団長として粉骨砕身・東奔西走し活躍されている山下先生のこれだけのインタビュー記事が読めるのは、他にはありません!(とにかくお忙しいですからね〜)

こちらもあわせて是非!

山下裕二先生書斎訪問(1)書斎編
山下裕二先生書斎訪問(2)コレクション編
山下裕二先生書斎訪問(3)『日本美術全集』編

椹木野衣先生インタビュー(1)
椹木野衣先生インタビュー(2)
椹木野衣先生インタビュー(3)


日本美術全集 Eセット 17-20巻(4巻セット) (日本美術全集))


公式Facebookページ『日本美術全集 編集戦記』
https://www.facebook.com/nichibi.shogakukan

萬美術屋 安村敏信の私的日本美術

http://nichibi.webshogakukan.com/yorozu/

青い日記帳 出前ブログ

http://nichibi.webshogakukan.com/bluediary/

Twitterやってます。
@taktwi

Facebookもチェック!

この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=4324

JUGEMテーマ:アート・デザイン


| 講演会 | 22:40 | comments(0) | trackbacks(0) |
名古屋ボストン美術館「ミレー展」館長対談
この4月に開館15周年を迎えた名古屋ボストン美術館(名古屋市中区金山町1-1-1)では、「開館15周年記念 ボストン美術館 ミレー展 バルビゾン村とフォンテーヌブローの森から」を開催中です(8月31日(日)まで)。


webサイト:www.nagoya-boston.or.jp/
Facebook: facebook.com/nagoya.boston.museum

今年、生誕200年を迎えるジャン=フランソワ・ミレー(1814-1875年)。

会場では、充実したミレー・コレクションを誇るボストン美術館所蔵の、ミレーの作品を軸に、バルビゾン村とフォンテーヌブローの森に集い19世紀フランス絵画史に大きな足跡を残したルソー、コロー、クールベ、デュプレら20作家64作品が紹介されています。

同時代から後世に活躍した画家と一緒に鑑賞することで、ミレーとバルビゾン派の功績をより深く知ることができる大変よく組み上げられた展示となっています。

展覧会構成
第犠蓮У霈▲潺譟悉論
第蕎蓮Д侫ンテーヌブローの森
第珪蓮Д丱襯咼哨鸞
第絃蓮Р板蹐両襍
第江蓮Д潺譟爾琉篁



ジャン=フランソワ・ミレー《自画像》1840-41年頃
Museum purchase with funds donated by contribution 93.154
Photograph ©2014 Museum of Fine Arts, Boston.

展覧会の開幕に合わせて来日したボストン美術館のマルコム・ロジャース館長と名古屋ボストン美術館の馬場駿吉館長が、プレス向けに対談を行いました。

対談では、ボストン美術館の充実したミレー・コレクション形成の経緯や作品の解説に加え、15周年を迎えたパートナーシップについて話されました。

この貴重な機会のレポートを今日はお届けしたいと思います。ミレーファンのみならず、西洋美術好きの方、必読です!

【館長対談レポート】


名古屋ボストン美術館、馬場駿吉館長とボストン美術館、マルコム・ロジャース館長

■ボストン美術館のミレー・コレクションについて(マルコム・ロジャース館長)

ボストン美術館はミレーの油彩、パステル、素描、水彩など170点の作品群を所蔵しています。これはミレーの母国フランスのパリのオルセー、ルーブル美術館に次ぐ規模です。この包括的なコレクションは、先見の明を持ったボストンのコレクターにより形成されました。

ボストンのコレクターはバルビゾン派のリーダーであったミレーを、若い頃から贔屓にしていました。ウイリアム・モリス・ハントはボストンの著名なコレクターの一人です。画家でもあったハントはミレーに直接学び、友人関係にありました。ハントは《種をまく人》を1850-51年のパリのサロン(官展)で見出し、たったの60ドルで購入。

ハント他、先見性のあったコレクターたちは、ボストン美術館を去るときにミレーの包括的なコレクションを寄贈しました。本展のミレーの各時代を代表する作品群により、ボストン市民がミレーに対して抱いてきた情熱を感じていただけると嬉しいです。

■ボストン美術館の三大ミレーについて(マルコム・ロジャース館長)

・《種をまく人》


ジャン=フランソワ・ミレー《種をまく人》1850年 
Gift of Quincy Adams Shaw through Quincy Adams Shaw, Jr., and Mrs. Marian Shaw Haughton 17.1485
Photograph ©2014 Museum of Fine Arts, Boston.

《種をまく人》はミレーを最も象徴する作品の一つです。霜が降りる直前の11月頃の寒さが、服装とりわけ防寒用のブーツの藁から伝わってきます。ミレーは1840年代から油彩と版画の両方で何度もこの構図を作り上げています。本作は、ノルマンディのミレーの故郷グリュシーに滞在中のスケッチから構想されたと考えられます。

地平線上には2頭の牛と鋤を引っ張っている人物が、空には鳥が舞っています。種を撒いても鋤で土をかぶせる前に空に舞う鳥たちがすぐについばんでしまいそうです。種をまく農民の姿は堂々としており、革のようにかたく黒い肌は、太陽の下で精を出して働く生活を表しています。

ミレーは人物を抽象化することで、ある特定の人物ではなく、農民そのものを表したかったのではないでしょうか。1850-51年のサロン(官展)の評判は割れました。荘厳に描かれた農民の姿は、衝撃的だったのです。暗めの色調や粗雑な筆さばきも批判されましたが、そのような批評にも関わらずハントはサロン終了後即、《種をまく人》を購入します。同じような構図の作品は山梨県立美術館をはじめ他でも数点みられます。

・《羊飼いの娘》


ジャン=フランソワ・ミレー《羊飼いの娘》1870-73年頃
Gift of Samuel Dennis Warren 77.249
Photograph ©2014 Museum of Fine Arts, Boston.

《羊飼いの娘》はボストンで最も愛されている作品のひとつです。《種をまく人》の約20年後に描かれた1人姿の象徴的な作品で、普仏戦争中に故郷のノルマンディで描きました。物資が不足していた当時、他の作品のカンヴァスを犠牲にし、本作を描きました。その作品は、1848年に描き売れることがなかった《バビロンの捕囚》です。この事実は1983年に当館の修復室で行ったX線調査で明らかになりました。

岩に腰かけた若い羊飼いの少女が羊毛を紡ごうとしています。エプロンの色遣いは、当時勢いを増しつつあった印象派に影響を与えたのではないでしょうか。《種をまく人》同様、伝統を打ち破り、それまで聖職者や神々、女王などにのみ許されていた荘厳さや重々しい雰囲気を“低い”身分の農民に醸し出しています。今回の出品にあたって、古いニスや過去の修復の後を取り除く大規模な修復を行い、画家の筆跡をより明らかに見ることができるようになりました。

・《刈入れ人たちの休息(ルツとボアズ)》


ジャン=フランソワ・ミレー《刈入れ人たちの休息(ルツとボアズ)》1850-53年
Bequest of Mrs. Martin Brimmer 06.2421

この作品はミレーにとって大変重要な作品です。彼は本作のために3年以上を費やし、50以上の習作を描きました。1853年のサロンで認められ二等賞を獲得しました。初めての受賞です。

「ルツとボアズ」という副題からは旧約聖書の「ルツ記」の場面を構想したことを示しています。ルツは夫を亡くした後、義母と落穂ひろいをしながらの生活を余儀なくされました。そんな健気なルツの姿に、地主であったボアズは彼女を見初めます。画面左端のうな垂れたルツを、ボアズは農夫たちの食事の輪に、そして彼の人生いざなっています。

■両館長のお気に入りの作品について

偶然にも両館長のお気に入り作品は、ミレー《蕎麦の収穫、夏》でした!


ジャン=フランソワ・ミレー《ソバの収穫、夏》1868-74年
Gift of Quincy Adams Shaw through Quincy Adams

マルコム・ロジャース館長…
「穂を束ね、脱穀し、藁焼き」と、作物の収穫風景が一度に見ることができる一方、大人が農作業をしている背後で子供たちが犬と遊んでいるところなど、農業とは関係のないシーンが描かれているところが好きです。この油絵は、〈四季〉の4連作を意図されていましたが、《春》と《収穫、秋》だけが完成し、署名が入っています。本作《蕎麦の収穫、夏》と《冬》は署名がされないまま、画家が亡くなるまでアトリエに置かれていました。

馬場駿吉館長…
2001年に当館の開館3周年を記念し開催した「ミレー展」で本作が出品された時に、この作品がきっかけで脱サラして蕎麦屋を始めた人がおり、“人生を変えた作品”としてとても印象に残っています。

マルコム・ロジャース館長
コロー《フォンテーヌブローの森》


ジャン=バティスト・カミーユ・コロー《フォンテーヌブローの森》1846年
Gift of Mrs. Samuel Dennis Warren 90.199
Photograph ©2014 Museum of Fine Arts, Boston.

ミレーの作品とは違った意味で特にこの絵を挙げたいです。仕上がりの良さや細やかな描写で技術力の高さが光っています。1846年のサロンに崇高な主題ではなく極めて平凡な風景を描いた本作が出品されたのは画期的なことでした。数ある作品から2点を挙げたが他にも好きな作品がたくさんあります。この機会に皆さんもお好きな絵を見つけていただきたいです。

馬場駿吉館長
ミレー《洗濯女》


ジャン=フランソワ・ミレー《洗濯女》1855年頃
Gift of Mrs. Martin Brimmer 06.2422
Photograph ©2014 Museum of Fine Arts, Boston.

この作品には、夕暮れ時の労働をする女性が描かれています。背景に見える月がとても印象的です。以前に名古屋市美術館で開催された「池田遙邨展」が思い出されます。彼も自然を愛した画家で、同じような三日月が描かれた作品がありました。



■なぜ日本人はミレーが好き?(馬場駿吉館長)

日本人が持つ自然に対する畏敬の念に通じるものがあるからだと考えます。それは、朝日が昇ると手を合わせ、日が沈むと1日の感謝をする。大地の恵みによる季節の収穫をありがたく思う素朴な感じが日本人の感性と合っているのではないでしょうか。

働く農民たちの生活、身近な人々に対するミレーのまなざしが、我々日本人の根源的なものの思いと合致するのではないかと考えます。日本人が好きなゴッホも、農民の生活に関心を寄せ、市民の感覚で作品を描いています。そして、彼のルーツはミレーにあります。

私たち日本人の環境に対する思いは、ことに東日本大震災以降に大きく変わったといえます。震災直後、崩壊したと思われた美術や文化への関心。しかし、あれから3年余が経った今、人の生甲斐を支えるその力は再認識されています。本展が、自然の平穏を祈り、再生を促す美術・文化の役割について考える良い機会になることを祈っています。



■名古屋ボストン美術館開館15周年について(両館長)

1999年から始まった20年間のパートナーシップである名古屋ボストン美術館は、アメリカ初で唯一のアジアにおける姉妹館です。この15年間、ボストン美術館の百科事典的なコレクションを多くのお客様と分かち合うべく一緒に努力してきました。

これまで、およそ40もの展覧会を開催し、4,000点近くの作品を公開してきました。我々の関係が国際協力の象徴となれば嬉しいです。まだまだお見せしたい作品や学ぶことがあります。将来にわたってよい関係を続けていきたいです。

展覧会はすでに始まっています。誰しもが認めるミレーの代表作「種をまく人」がアメリカ、ボストンからやって来ているだけでなく、館長のお話のように他にも魅力的な作品揃いの展覧会となっています。混雑する前に名古屋ボストン美術館へgo!!


開館15周年記念 ボストン美術館 ミレー展 バルビゾン村とフォンテーヌブローの森から

会期:4月19日(土)〜 8月31日(日)
会場:名古屋ボストン美術館
http://www.nagoya-boston.or.jp
休館日:月曜日(祝休日場合は、翌日平日)、5/7、7/22(5/5、7/21は開館)
開館時間:平日 午前10時〜午後7時
祝休日午前10時〜午後5時
(入館は閉館の30分前まで)
展覧会特設ページ:http://www.nagoya-boston.or.jp/millet

名古屋ボストン美術館ブログも要チェックです!
http://www.nagoya-boston.or.jp/blog/



6月14日(土)には、日本を代表するミレーとバルビゾン派の研究者、井出洋一郎氏(府中市美術館館長)を迎え、ボストン美術館の《種をまく人》と日本にあるもう1枚の《種をまく人》をめぐる物語や、バルビゾン派が活躍した時代をお話しいただく講演会「ふたつの《種をまく人》をめぐって」も予定されています。

ふたつの《種をまく人》をめぐって
日時:6月14日(土)14:00〜15:30
講師:井出洋一郎氏(府中市美術館長、美術評論家)
会場:名古屋都市センター 11階ホール
定員:150名/聴講無料/要当日入館券/事前申込制

詳細および申込はこちらから。井出先生のお話を直接伺える絶好のチャンスです!


『「農民画家」ミレーの真実 』(NHK出版新書 427)
井出洋一郎(著) →レビュー

ミレーは論争の種をまく

19世紀フランスでは「醜い」と非難され、日本やアメリカでは「敬虔で道徳的」と礼賛されたミレー。同時代の画壇を震撼させた革新性、農民画に留まらない画業の多様性を明らかにしながら、毀誉褒貶に満ちた「清貧の農民画家」の真の姿に迫る。ミレー生誕200年目に贈る、美術ファン必読の一冊。


Twitterやってます。
@taktwi

Facebookもチェック!


この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=3587

JUGEMテーマ:アート・デザイン


続きを読む >>
| 講演会 | 16:24 | comments(0) | trackbacks(0) |
山下裕二&井浦新、日本美術応援団入団記念トークショー
青山スパイラルホールで開催された、「日本美術全集」刊行記念企画スペシャル対談 日本美術全集VS日曜美術館  山下裕二&井浦新、日本美術応援団入団記念トークショーに行って来ました。



小学館『日本美術全集』公式サイト
NHK「日曜美術館」公式サイト

山下先生と井浦新さんのトークショーは今回が3度目。

1度目はBunkamuraザ・ミュージアムで開催中の「白隠展」関連トークイベント【山下教授の特別課外授業】、2度目は山口県立美術館での井浦新×山下裕二『五百羅漢への旅

「「日本美術応援団」入団式でもあるので、本当は学生服を着てきて欲しかったな〜(笑)ところで、新さんは学生時代詰め襟だった?」(山下)

「ブレザータイプでした。学ラン着てくれば良かったですね、やっぱり…」(井浦)

因みに、「日本美術応援団」は山下裕二先生(日本美術応援団団長)、赤瀬川原平氏(団員1号)、南伸坊氏(団員2号)の3人構成でしたが、今回団員3号として井浦新さんを迎え入れることになりました。

「日曜美術館の司会を務めて一年が経つけど、あれってどういうスケジュールで収録しているの?」(山下)

「スケジュールはホントまちまちなんです。一週間に一回ということもあれば、週に二、三回と収録することも。かと思うと二週間も期間が空いたりもします。何名のものディレクター(チーム)が、それぞれに番組を作っているので、仕上がった順に収録となります。」(井浦)



「そうすると、かなりスケジュールを取られているよね?」(山下)

「うーーん。でも、まぁ、とにかく日曜美術館に出ることを僕自身が求めているので、逆により忙しくなりたいなと思います。」(井浦)

「でも、NHKってさ……やっぱ云うのやめておこう(笑) でも、普通は一年で交代だけど、聞くところによると来年も。。。」(山下)

「はい。続投させて頂くことになりました。」(井浦)

「良かったね〜〜(拍手)4月からもまた日曜美術館の顔として活躍する姿が見られるんだね。」(山下)

ここから先は、『日本美術全集』の掲載されている画像を刊行順にスライドで紹介しながら語り合って行きました。因みにこれが日本美術応援団「入団テスト」も兼ねていたのです。


小学館『日本美術全集』公式サイト

第1回配本 『2巻 法隆寺と奈良の寺院』

・法隆寺

・井浦新さんの大好きな円空も法隆寺を訪れている。
・法隆寺の金堂の写真は今回の全集のために新たに撮影。
・法隆寺は写真撮影に対するガードが堅く滅多なことでは撮影許可が下りない。
・今回は実に30年ぶりに新たに撮影することが出来た。
・学生時代修学旅行でも法隆寺を訪れたが「連れてこられた感」が強くきちんと観た記憶がない(井浦)
・学生時代、中国美術を勉強せずに日本美術を語る資格はないと口を酸っぱくして言われ色々と学んだが、今この歳になると、それでも日本独自のものがあるじゃないかと強く思うようになってきた。(山下)
・大人になってから気付いたことですが、仏像の衣紋の形、デザインを観ていて楽しめるポイントだな〜と思うようになりました。(井浦)
・藝大美術館で開催された「興福寺 仏頭展」のショップで買ってきたループタイを今日はしてきました。(井浦)

第2回配本 『14巻 若冲・応挙、みやこの奇想』

・伊藤若冲


・若冲の絵ってほんとアップに耐えるんですよ。「アジサイ」(『動植綵絵』)の部分をアップしてみると幅一ミリに満たない花々の輪郭線を塗り残しで表現していたり、虫食い穴を描いていたりと様々な発見がある。(山下)
・『動植綵絵』が京都・相国寺に里帰りし30幅が一挙公開された展覧会に井浦さんも観に行き、2,3時間行列に並んで観た。
・若冲ブームの最大のきっかけは2000年に京都国立博物館で開催された「若冲展」。企画した狩野先生自身がこんなにも多くのお客さんが観に来てくれるとは思ってもいなかった。
・ネット上でブームが広がった初めての江戸絵画。
・若冲と草間彌生は通ずるものがある。
・若冲の深層心理が投影されている。狙って描いた線でなく、にじみ出た線「若冲の生理的曲線」が随所に生きている。



・逆に曽我蕭白はこれでもか〜と狙って描いている対照的な絵師。
・「若冲と蕭白どちらが好き?」(山下)「う〜ん、迷うな〜〜愉しみ方が違うんですけど、でも、蕭白の絵を初めて観た時は、車に正面衝突されたかのようなものすごい衝撃を受けました。若冲は観れば観るほど深みにはまって行きます。」(井浦新)
・若冲は40歳から『動植綵絵』を描きはじめ10年かけて完成させた。若冲はこれを描いたら死ぬと思って描いていると思う。命がけで描いた作品。
・新さんも丁度今40歳、この10年で何をするかですよ!映画作ってよ。この時代の絵師たちが登場する映画を。誰の役を演じたい?「蘆雪か蕭白かな〜」若冲じゃないの?「若冲はもっと合う人がいるはずです。」こんな風にキャスト考えるだけでも楽しいね。



・曽我蕭白「群仙図屏風」は、山下先生との出会いとなった一枚。(井浦新)
・会田誠に通ずる世界観。この屏風絵の中にビン・ラディンに似ている人物がいる。そう云えば、会田誠もビン・ラディンに扮した作品作っているね。
・蕭白の活躍した伊勢周辺を旅する番組とか作りたいね。
・日曜美術館のアートの旅というコーナーで紹介するために先日、和歌山県の串本まで行って長沢芦雪の絵を観てきました。(井浦)



・長沢芦雪「白象黒牛図屏風」(プライスコレクション)は屏風を徐々に開いていくことの楽しさも有している。
・そうだ、芦雪の展覧会もやるよ!2017年愛知県美術館で。
・芦雪の師匠であった円山応挙が描いた「藤花図」(根津美術館)はものすごい早い筆で描かれているけどとにかく巧い!これは今年根津美術館で観られるから是非実物を。
・若冲、蕭白、蘆雪が注目をとかく浴びがちだが、その大元には応挙がいることを忘れてはいけない。
・18世紀の京都画壇の扇の要の位置にいるのは間違いなく応挙です。人格も円満で、懐も深い人だった。
・絶対的な円山応挙のような人がいたから、若冲、蕭白、蘆雪のような人が現れて来たんですね。(井浦新)


日本美術全集14 若冲・応挙、みやこの奇想 (日本美術全集(全20巻))

その他、スライドで紹介した作家または作品。

第3回配本 『13巻 宗達・光琳と桂離宮』

・俵屋宗達
・尾形光琳
・桂離宮

第4回配本 『10巻 黄金とわび』

・岩佐又兵衛
・長谷川等伯
・待庵



第5回配本 『3巻 東大寺・正倉院 と興福寺』

・不空羂索観音
・正倉院御物
・阿修羅像
最近、阿修羅像が浅田真央ちゃんがスピンしている姿にしか見えないんだ(笑)

第6回配本 『16巻  激動期の美術』

・狩野一信
・河鍋暁斎
・安本亀八

・石川雲蝶
・並河靖之
・宮川香山


これら超絶技巧作品を紹介する展覧会「超絶技巧!明治工芸の粋」を三井記念美術館で2014年4月19日(土)〜7月13日(日)の日程で開催します。日曜美術館でも取り上げてね。


「超絶技巧展」@三井記念美術館のチラシを楽屋で食い入るように見る井浦新さん。

山下先生と井浦さんが出演する「特別展 超絶技巧!明治工芸の粋 ―村田コレクション一挙公開―」のトークイベントも2014年5月10日(土) 14:30〜16:00に予定されています。


申込みはこちらから。先着順です!

第7回配本 『7巻 運慶・快慶と中世寺院』

・運慶

参照:山本勉先生講演会「運慶のまなざし−全作品47体と眼の表現」

第8回配本 『5巻 王朝絵巻と貴族のいとなみ』

・源氏物語絵巻
・信貴山縁起絵巻
・伴大納言絵巻
・狩野山雪

今月末に初めての本が出ます。『井浦新の美術探検 東京国立博物館の巻』


井浦新の美術探検 東京国立博物館の巻
井浦 新 (著), 東京国立博物館 (監修)

「日本美術史」教科書的な日本美術の通史的な本を出します。『日本美術史 JAPANESE ART HISTORY』(山下裕二)

あっという間に時間が来てしまいましたが、今後も日本美術を二人で応援して行きましょう!今日はどうもありがとうございました。

『日本美術全集』関係者インタビュー 第三回一坪泰博デスク(前編)
『日本美術全集』関係者インタビュー 第三回一坪泰博デスク(後編)

青い日記帳「出前ブログ」是非、ご一読あれ!


日本美術全集16 激動期の美術』 (日本美術全集(全20巻))


公式Facebookページ『日本美術全集 編集戦記』
https://www.facebook.com/nichibi.shogakukan

萬美術屋 安村敏信の私的日本美術

http://nichibi.webshogakukan.com/yorozu/

青い日記帳 出前ブログ

http://nichibi.webshogakukan.com/bluediary/

Twitterやってます。
@taktwi

Facebookもチェック!


この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=3541

JUGEMテーマ:アート・デザイン


美術出版社
(2014-03-22)
コメント:山下裕二&井浦新、日本美術応援団入団記念トークショー

| 講演会 | 23:23 | comments(0) | trackbacks(0) |
山本勉先生講演会「運慶のまなざし−全作品47体と眼の表現」
『日本美術全集』刊行記念企画 第5弾 文化講演会「運慶のまなざし−全作品47体と眼の表現」に行って来ました。

講師を務められたのは『日本美術全集』「7巻 運慶・快慶と中世寺院」の責任編集者である山本勉先生(清泉女子大学教授)です。


http://www.shogakukan.co.jp/pr/nichibi/

90分の講演会でしたが、まさにあっと言う間に時間が過ぎてしまい、まだまだお話沢山お聞きしたい!と思わせる超充実した内容でした。

受付で配られた山本勉先生がお作りになられたレジメと自分の心細いメモで「運慶のまなざし−全作品47体と眼の表現」を振り返ってみたいと思います。

講演会のポイントは以下の3点。

1)運慶の生涯と運慶作品47体
2)あらたにくわえた運慶作品
3)運慶作品の眼の表現


この順番に沿って時に笑いを交えつつ、豊富なパワポ画像を駆使なされお話が進みました。以下その概略です。

1)運慶の生涯と運慶作品47体

・運慶の生涯
1150年頃 誕生
1173年(承安3) 長男・湛慶生まれる (20代?)
1176年(安元2) 円成寺大日如来像  (20代?)
1180年(治承4) (平家による南都焼き討ち)
1223年(貞応2) 12月11日 没する (70代?)

仏師系図
定朝→覚助→頼助→康助→康朝→
→成朝(この後、直系が途絶える)
→康慶→運慶→湛慶・康運・康弁・康勝・運賀・運助
   →定覚
   →快慶
   →定慶


頼助以降を「奈良仏師」(興福寺にかかわる造仏・修理を担当する仏師の系譜)と呼び、更に康慶以降を「慶派と呼んでいる。

・運慶作品には4段階の認定レベルがある。

A……作品自体に造像当初の銘記あるいは像内納入品があり、そこに運慶あるいは運慶工房の仏師の名が記されている作品。
B……同時代の確実な資料に運慶作品として記述されているものに明らかに該当する作品。
C……後世の資料に運慶の作であると記されていて作風もそれに矛盾しない作品。(伝運慶作)
D……作風・構造技法や伝来状況に関する現代の美術史研究により運慶作と考えられる作品(「運慶作」とは表記しない)

絵画と違い、彫刻では文献や資料等から厳格な違いを求める傾向が強いため、新たな発見があったりと常にホットな話題が運慶に関して出てくる。

こうした中、今回の『日本美術全集』で、新たに2件、16体の仏像を運慶作として取り上げている。これにより運慶の作品と考えられるものは14件、47体となった。(UNK47)



因みに、興福寺北円堂本尊、木造弥勒如来坐像の中には、厨子入弥勒菩薩立像が像内仏として収められている。現在では観ることができないが、過去に撮影された写真が残っている。

キリッとした眼差しのこの像内仏も運慶の手によるものと考えると合計48体となる。(「UNK48」の成立!?)

2)あらたにくわえた運慶作品

今回の『日本美術全集』に以前より運慶作ではないかと言われてきた2件、16体の仏像を議論はまだ続いているものの運慶作として加えた。

◎「興福寺 南円堂 四天王像」(4体)

興福寺内の四天王像は製作された時に納められていた場所(中金堂、東金堂、北円堂、南円堂etc…)と、現在の場所に相違がある。

今回新たに運慶作とした南円堂四天王像は、それが東金堂あるいは北円堂から移されたものとする仮説があり、議論の的になっている。


日本美術全集7 運慶・快慶と中世寺院より。

今回、現在南円堂にある四天王像は、かつて北円堂にあったものと考え、運慶仏とした。その根拠としてこれまで挙げられたものには以下の4点がある。

・用材がカツラである点。弥勒仏、無著・世親とも共通する。興福寺の杣(そま)にはカツラが多かったのだろう。

・「興福寺曼荼羅図」の北円堂四天王との類似。完全に一致はしないものの大方現在の南円堂の四天王像と一致する。

・四天王の身色と貞慶との関係。興福寺内の多聞密教系の採用は解脱房貞慶(鎌倉時代初期の僧、運慶と同期)が主導。貞慶は「興福寺僧綱等北円堂勧進状」の起草者。

・四天王台座の八角框と弥勒三尊台座八角框、北円堂の八角須弥壇との形の符号。四角の隅を切り落とした特徴的な「八角形」。

◎「浄瑠璃寺旧蔵十二神将立像」(12体)

明治時代まで京都・浄瑠璃寺にあった十二神将立像。現在は東京の静嘉堂文庫美術館に7体(子・丑・寅・卯・午・酉・亥)と東京国立博物館に5体(辰・巳・未・申・戌)が分蔵されている。


日本美術全集7 運慶・快慶と中世寺院より。

参考:
・静嘉堂文庫美術館の「木造十二神将立像 亥神
・東京国立博物館の「十二神将立像 戌神

これらの体内に運慶の銘文があったことが、明治35年の『横浜毎日新聞』の記事として残されている。“其腹内に「上坊別當執筆、大佛師運慶の銘さへあるとを發見したり”と記されている。

単に「大佛師運慶」だけでなく「上坊別當執筆」の文字が記されていたと報告する点が信憑性を高めている。

参考:運慶仏の可能性 浄瑠璃寺旧蔵、鎌倉時代の十二神将立像
http://mainichi.jp/feature/news/20130412ddn013040072000c.html

『浄瑠璃寺流記事』に1212年に薬師如来像に御帳を懸けたとする記事があり、この頃の製作と考えられる。

3)運慶作品の眼の表現

運慶が手掛けた仏像のうち、浄楽寺像以降の運慶作品における眼の表現技法の使い分けが従来注目されてきた。

運慶は初期の頃から玉眼技法を熟知し、効果的に用いていた。仏像のランクによって眼の表現技法を使い分けていたとする考え。

・「如来」、「菩薩」…彫眼(木に直接彫った眼)
・「明王」、「天」、「人」(肖像)…玉眼(水晶を用いた眼)

彫眼を使うことで、仏の持つ気高さを表現し、逆に人や天部には生々しさを表現するために玉眼を用いその違いを明確にした。これは他の仏師にはない運慶特有の配慮。

これは確かにあったと思うが、その原則にあてはまらないものも出てきた(たとえば興福寺北円堂[現南円堂]四天王像など)。

群像表現として仏像を作る場合は、その群像全体を見据え、その中の仏像たちの相互の関係を考慮し彫眼、玉眼を使い分けたと考えるべきではないか。

高野山の八大童子の玉眼を比べてみると…


玉眼を用い、一体一体に「眼の表情」を見事に与えることに成功している。

お堂では暗くてよく見えないが、興福寺の木造無著・世親立像(二体の名称には異説もある)にも玉眼が用いられている。群像の中で、この二体だけに玉眼を用いることで、この二体が弥勒のおわす兜率天に参じて弥勒の法を学んだ無著と、その法を伝えた人間たちであることを示している。



『日本美術全集』刊行記念企画 第5弾 文化講演会
タイトル:運慶のまなざし−全作品47体と眼の表現−
講師:山本 勉氏(清泉女子大学教授)
日時:2014年2月2日(日)13時30分開場、14時開演
開場:丸ビルホール(東京都千代田区)
主催:小学館・一ツ橋綜合財団


今回お話して下さったことをはじめ、運慶・快慶仏についての最も新しい論文を日本美術全集7 運慶・快慶と中世寺院で読むことが出来ます。

写真はもちろんのこと、テキストも充実しているのが『日本美術全集』の大きなウリのひとつです!その概要は『日本美術全集』公式サイトのこちらで読めます。

•はじめに 山本 勉(清泉女子大学教授)
•運慶と快慶 山本 勉(清泉女子大学教授)
•中世前期の仏師と仏像 山本 勉(清泉女子大学教授)
•生身信仰と鎌倉彫刻 奧 健夫(文化庁主任文化財調査官)
•中世仏堂の空間と様式―寺院建築の重層性 上野勝久(東京藝術大学大学院教授)
•コラム/仏像の耳と仏師―快慶・行快師弟がつくった耳 寺島典人(大津市歴史博物館学芸員)
•図解/仏像の姿とかたち



日本美術全集7 運慶・快慶と中世寺院

朝日カルチャーセンターでは山本勉先生の講座も開講されます。
運慶と快慶
小学館日本美術全集「運慶・快慶と中世寺院」出版記念



「運慶の単純化した抽象的造形はピカソの彫刻作品と通ずるものがある。」


公式Facebookページ『日本美術全集 編集戦記』
https://www.facebook.com/nichibi.shogakukan

萬美術屋 安村敏信の私的日本美術

http://nichibi.webshogakukan.com/yorozu/

青い日記帳 出前ブログ

http://nichibi.webshogakukan.com/bluediary/
(来週更新します!)

※『日本美術全集』は1巻からでも購入可能です。「選べる全集」です。


Twitterやってます。
@taktwi

Facebookもチェック!


この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=3509

JUGEMテーマ:アート・デザイン


| 講演会 | 22:40 | comments(0) | trackbacks(0) |
「Kawaii 日本美術」関連講演会「美術感想文」
山種美術館で開催中の特別展「Kawaii 日本美術」関連特別講演会「美術感想文」(講師:山口晃)に参加して来ました。(2014年1月11日(土)14時〜 会場:國學院大學 院友会館)


ホワイトボードの前が日本で一番似合う絵師・山口晃さん

昨年、2013年10月22日より山種美術館サイト上で告知され参加申し込みが始まるや、年内には200席全てが完売となったトークショー。それもそのはず、今や国民画家としての地位を築きつつある山口晃さんが、山種美術館で公開中のカワイイ日本画について述べるのです。

画家自身が、その独自の切り口、語り口で語る絵画の世界は、『ヘンな日本美術史』が美術書としては異例のベストセラーとなり、小林秀雄賞を受賞したことからも明らかです。

昨年末紀伊國屋書店で開催された「年忘れ!山愚痴屋感謝祭」では抱腹絶倒のトークを聞かせて下さいましたが、今回は至って真面目な内容。(隣りの席の人が舟を漕ぐほど)

たっぷり90分山口晃さんがどのようにして絵に接しどのように観ているのかを伺ってきました。『ヘンな日本美術史』を読んでも分かりますが、視点がまるで違います。まさに目から鱗のお話多数(寝ている暇なかったはずなんだけどな〜)

ということで、お話なされた一部を掻い摘んでご紹介します。山種美術館の「Kawaii 日本美術」これからご覧になる方必見です!また既にご覧になられた方も「なるほどね〜」と唸るはずです。

※自分がメモしたものですので、聴き間違いや山口さんの言わんとすることとはズレている箇所もあるかもしれませんがご容赦下さい。


特別展「Kawaii 日本美術」図録(1000円)

今日はかみさんから笑いは一切無しで行けと言われているので、真面目に?好き勝手に!山種美術館の所蔵品を基本的に褒めちぎり語らせて頂きます(笑)

特別展「Kawaii日本美術」。狙いすましたようなタイトル。事前に頂いた資料で見るとほんとに可愛いの?と思うような作品(例えば奥村土牛の描く動物の目つきの悪さ。小出楢重の描いたオジサンか!というような子ども)もありました。

ところが、講演会前に山種美術館で実物を拝見すると驚くほどきれいなんですね。物質としてきれいと言いますか、本物の持つ力はすごいな〜とあらためて思った次第です。

(日本画と西洋絵画(ベラスケス)における子どもの描き方の違いや、顔の表情の表現手法の違いをホワイトボードを駆使して解説。)

狩野常信「七福神図」江戸時代

砂子をまいた金泥、金雲を空間を作り出す為に使っている(画空間を使う要素として金泥を使えているように見えました)。逆に近代の「復興大和絵」を提唱するような絵の方が装飾的になってしまっています。

装飾的に用いていた金(金の明るさが本来持っている効果)を空間を作り出すことに巧みに用いていることがこうした絵から分かります。山種美術館さんの覗きこみケースで金泥や金雲の効果を感じてみてください。

伊藤小坡「虫売り」昭和7年頃

心もち子どものプロポーションがやや大人ですね。プロポーションを見た通りに6等身とかで描くと人間に見えないんですよね。この絵も子どもだけを見ると可愛いですが、傍に描かれた大人を見ちゃうと…2mはありますよね。

でもそうしたある種の違和感は、私たちが知らず知らずのうちに失ってしまった「視点」であり、この時代の絵を見ると気付かされます。


小出楢重「子供立像」大正12年

大事ですよね、こういう絵って。よその家のご両親は自分の子ども可愛さに傅いているのに、他人が見るとちっとも可愛くないこと教えてくれます(笑)

この顔を抜き出して身体にニッカポッカをはかせたりしたら…子どもだけど大人が透けて見えることってたまにありますよね、あの雰囲気がすごくよく伝わる作品かと。

生の人間のリアリティーがあり、びっくりするくらい奇麗な色です。セーターの紫と青の色は本来暗い色にも関わらず明るいんです!彩度、きらめきがあります。


小茂田青樹「愛児座像」昭和6年

浮き上がっているように描かれた敷物の描き方は、江戸時代までの日本古来の空間の扱い方で、画家が意識的に描いているものです。

本来子どもの目のラインからするともっと敷物は低くても良いはずですが、かなり高いポジションに描かれています。これは(ラインを)上げたことによって床の空間(背景)が破綻せずに、広がり作品としての収まりが良くなるからです。

写実性と絵画的な構築性が融合しています。

奥村土牛「戌年」昭和57年

土牛が91歳の時に描いた。ずるいです。誰も文句言えません。この可愛さ。顔にやられました。「鹿」はまだ生気が残っています。鹿の目が土牛そっくりですから見てください!

麻田辨自「薫風」昭和時代

これも顔にやられたんですが、、、ところで、獣を触ったことがある方なら分かるかと思いますが羽毛のやわらかさの下にある割と温かい身体ってありますよね。その雰囲気がとてもよく描けている作品です(ちょっと妙に胸をそらしています)。子犬ですからぷくっとおお腹周りの余っている辺りが可愛いいです。

関係ないですが、僕もお腹が余っていて(中年だからじゃないですよ)子どものころ「山ちゃんアフリカの子供みたい!」と言われたりしたものです。



「藤袋草紙絵巻」室町時代

哀れさ、不憫さ。こうした絵巻に描かれているような(カチカチ山のような)苛烈さは私たちが見えなくなってしまっているものです。

どうしてこの絵巻に描かれているように猿がこれほどまでに酷い目にあわされるかにむしろ興味がわきました。とろこで、猿の可愛いさは手の長さですよね。そこに注目です。

竹内栖鳳「鴨雛」昭和12年

可愛らしさよりも、栖鳳の絵を観るととにかく巧さが目に入ってしまいます。筆の線、濃淡(筆の運動性)をマスターしているので、形だけを意識すればよかったはず。

形を観てしまい筆が縮こまってしまうと絵は描けない。観念と観察の押し問答でぎりぎりバランスを保った画家なんです。江戸時代の写実が息づいています。



他の作品についても流石山口さん!という見方を披露して下さいましたが、取りあえずこの辺で。いつもそうですが、あっと言う間の1時間半でした。

自分の好きな福田平八郎の「桐双雀」や「新蔵人物絵巻」(サントリー美術館蔵)のお話もハッとさせられる点がありました。講演会拝聴後、展覧会再び拝見しなるほどね〜と感心しっぱなしでした。


講演会を無事終え、山崎妙子館長と記念撮影。

山口 晃 氏(画家)
1969年東京生まれ、群馬県桐生市に育つ。96年東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻(油画)修士課程修了。2001年第4回岡本太郎記念現代芸術大賞優秀賞。12年11月に平等院養林庵書院に襖絵を奉納。13年自著『ヘンな日本美術史』(祥伝社)で第12回小林秀雄賞受賞。時空が混在し、古今東西様々な事象や風俗が、卓越した画力によって画面狭しと描き込まれた都市鳥瞰図・合戦図などが代表作。公共広告機構マナー広告「江戸しぐさ」、成田国際空港のパブリックアート、五木寛之氏による新聞小説『親鸞』の挿絵なども手がける。


おまけ

ぽっこりお腹の出た子供時代の山口さんの絵が、気が付くと奈良美智さんの描く子供の絵にトランスフォーム!


すゞしろ日記 弐


山口晃 大画面作品集


【特別展】「Kawaii 日本美術 ―若冲・栖鳳・松園から熊谷守一まで―」

会期:2014年1月3日(金)〜3月2日(日)
(一部展示替 前期:1/3〜2/2、後期:2/4〜3/2)
会場:山種美術館(東京都渋谷区広尾 3-12-36)  
http://www.yamatane-museum.jp/
主催:山種美術館、朝日新聞社

山口晃さんも召し上がっていた「Kawaii 日本美術」展特製和菓子。

山種美術館内「カフェ椿」

明日2014年1月13日(月・祝)まで!「山口晃展 画業ほぼ総覧−お絵かきから現在まで」群馬県立館林美術館


20年ぶりの公開となる、「自画像」 1994年 東京藝術大学蔵 や藝大時代に描いた1990年初期の作品が出迎えてくれます!

【関連エントリ】
-「Kawaii 日本美術」関連講演会「美術感想文」
-山口晃 トークショー@館林美術館
-『すゞしろ日記 弐』
-「山口晃展 画業ほぼ総覧−お絵かきから現在まで」
-「山口晃展 付り澱エンナーレ」
-『山口晃 大画面作品集』
-はつ春 山愚痴屋感謝祭(山口晃トークショー)
-『ヘンな日本美術史』レビュー
-「山口晃展」@異国調菜「芭蕉」
- 平等院養林庵書院(重要文化財)に山口晃さんの襖絵が奉納されました。
- 山口晃「すゞしろ日記」
- そうだ京都行こう!「さて、大山崎」山口晃展
- 『すゞしろ日記』(羽鳥書店)刊行記念〜山口晃 トーク&サイン会
- 年忘れ!山口晃トークライブ開催!!
- 「山口晃展」
- 「ネオテニー・ジャパン」山口晃アーティスト・トーク
- 「山口晃展」
- 「さて、大山崎〜山口晃展」
- 山口晃「ラグランジュポイント」
- 山口晃トークショーin練馬区立美術館
- 対決×ペア券@山口晃
- 「アートで候。会田誠 山口晃展」
- 「prints (プリンツ) 21」山口晃特集
- 「アートで候。」山口晃ギャラリートーク

Twitterやってます。
@taktwi

Facebookもチェック!


この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=3483

JUGEMテーマ:アート・デザイン


| 講演会 | 22:30 | comments(0) | trackbacks(0) |
【お知らせ】
おかげさまで重版となりました!


いちばんやさしい美術鑑賞』 (ちくま新書)

編集・執筆を務めた『カフェのある美術館 素敵な時間を楽しむ』(世界文化社)好評発売中です。


青い日記帳(編集)『美術展の手帖』小学館より発売中です。


青い日記帳「出前ブログ」


gooいまトピ連載中

朝日マリオン・コム「ぶらり、ミュージアム」

びゅうたび連載中


山下裕二&井浦新トークショー


青い日記帳コラボグッズ

「展覧会に出かける前に準備しておきたい5つのこと。」

「展覧会を何十倍も楽しむために心がけたい5つの秘訣。」

フェルメールへの招待
國學院大學文学部教授の小池寿子先生監修。不肖私(Tak)が編集と一部執筆しました。詳細はこちら

【展覧会レビュー】
「国宝 雪松図と花鳥 美術館でバードウォッチング」
「上原コレクション名品選」
「セーヴル、創造の300年」
「パリ・グラフィック」
かみさんが選ぶ「2017年 展覧会ベスト10」
プロが選ぶ「2017年 ベスト展覧会」
読んでおきたい10冊のアート関連本

パリ行って来ました
オランダ行って来ました
 

BLUE HEAVEN(本館)

『文藝春秋』に寄稿しました。

『AERA』に載りました。

「マウリッツハイス美術館展公式ガイドブック」編集・一部執筆しました

「ザ・シネマ」に寄稿しました。

トークショーに出演しました

日経に掲載されました

朝日新聞に掲載されました

再び日経に掲載されました

「美連協ニュース」寄稿

『アートコレクター』で紹介されました

Yahoo!カテゴリ絵画に登録されました

+ CATEGORIES
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30      
<< September 2018 >>
+RECOMMEND
  
ロマネスク美術革命 (新潮選書)
ロマネスク美術革命 (新潮選書) (JUGEMレビュー »)
金沢 百枝
11~12世紀のロマネスクこそは、ヨーロッパ美術を大きく塗りかえる「革命」だった。宮廷文化から民衆文化への流れのなかで、知識より感情を、写実よりかたちの自由を優先する新たな表現が、各地でいっせいに花ひらく。古代ギリシア・ローマやルネサンスだけがスタンダードではない。モダン・アートにも通じる美の多様性を、豊富な図版を例に解きあかす。
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
若冲の描いた生き物たち
若冲の描いた生き物たち (JUGEMレビュー »)
小林 忠,小宮 輝之,湯浅 浩史,佐々木 猛智,本村 浩之,秋篠宮 文仁
若冲と学研がコラボした画期的な若冲本!レビュー→こちら
+RECOMMEND
  
叢 小田康平の多肉植物
叢 小田康平の多肉植物 (JUGEMレビュー »)
小田 康平
「人の間にあるサボテン−自由な美しさ、見たことのないトーン。自然と人との関わり、その不思議を小田康平さんは知っている。とても豊かだ」レビュー→こちら
+RECOMMEND
  
現代アート探偵ゲンダイチコースケの事件簿『銀髪の賢者と油之牝狗』(ぎんぱつのけんじゃとあぶらのビッチ)
現代アート探偵ゲンダイチコースケの事件簿『銀髪の賢者と油之牝狗』(ぎんぱつのけんじゃとあぶらのビッチ) (JUGEMレビュー »)
岡田 裕子,阿部 謙一,松下 学
現代美術家岡田裕子が主宰、会田誠顧問による謎の人形劇団「劇団★死期」の伝説の公演を小説化。アートの知識を楽しく学べる児童文学。

+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
名画のネコはなんでも知っている
名画のネコはなんでも知っている (JUGEMレビュー »)
井出 洋一郎
ゴッホ、ミレー、ゴーギャン、ゴヤ、ルノワール、歌麿、北斎、国芳などの天才画家たちの思想を、まさかのネコ目線でひも解く、新感覚な名画解説書。
+RECOMMEND
  
美術館で働くということ 東京都現代美術館 学芸員ひみつ日記 (メディアファクトリーのコミックエッセイ)
美術館で働くということ 東京都現代美術館 学芸員ひみつ日記 (メディアファクトリーのコミックエッセイ) (JUGEMレビュー »)
オノユウリ
アートに囲まれて働く美術館学芸員。優雅な職業のイメージだけど、実際は日々、ドタバタの連続なのです!? 展覧会の舞台裏から、学芸員のお仕事のリアルまで。美術館の知られざる一面を描くコミックエッセイ!
+RECOMMEND
  
九相図をよむ 朽ちてゆく死体の美術史 (角川選書 556)
九相図をよむ 朽ちてゆく死体の美術史 (角川選書 556) (JUGEMレビュー »)
山本 聡美
腐敗し白骨化してゆく亡骸の様子を克明に描く「九相図」。仏教とともに伝来し、日本に深く根を下ろしたこの図像には、生と死、そして肉体の無常をめぐるいかなる想いが秘められているのか。豊富な図版とともに探る。
+RECOMMEND
  
千年の翼、百年の夢 豪華版 (ビッグコミックススペシャル)
千年の翼、百年の夢 豪華版 (ビッグコミックススペシャル) (JUGEMレビュー »)
谷口 ジロー
ルーヴル美術館とビッグコミックオリジナルの共同企画。オールカラー豪華版。
+RECOMMEND
  
美術館のなかのひとたち(1) (バンブーコミックス)
美術館のなかのひとたち(1) (バンブーコミックス) (JUGEMレビュー »)
黒田 いずま
美術館で働く学芸員の近江さん。個性豊かなメンツが解説、展示、監視などの仕事を通して、日々様々な工夫をしながら楽しく来館者をお出迎えする日常をユーモラスかつ鋭いツッコミで描いた作品。
+RECOMMEND
  
PENTAX Papilio 6.5×21 双眼鏡
PENTAX Papilio 6.5×21 双眼鏡 (JUGEMレビュー »)

普段は単眼鏡で済ませていますが、どうしても隅々まで観たい作品の場合はこの双眼鏡を使ってます。
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
西洋美術史入門・実践編 (ちくまプリマー新書)
西洋美術史入門・実践編 (ちくまプリマー新書) (JUGEMレビュー »)
池上 英洋
美術史の実践方法が最後にまとめられています!世界が変わる、名画の見方。前作「西洋美術史入門」からさらに一歩奥へ。池上英洋 著

レビュー→こちら
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
ウォーターハウス夢幻絵画館 (ToBi selection)
ウォーターハウス夢幻絵画館 (ToBi selection) (JUGEMレビュー »)
川端 康雄,加藤 明子
夏目漱石をイチコロにしたウォーターハウスの文学性と蠱惑的な魅力を余すところなく紹介!

レビュー→こちら
+RECOMMEND
  
池永康晟画集 君想ふ百夜の幸福
池永康晟画集 君想ふ百夜の幸福 (JUGEMレビュー »)
池永康晟
日本画の異才“池永康晟”がベールを脱ぐ!

レビュー→こちら
+RECOMMEND
  
すゞしろ日記 弐
すゞしろ日記 弐 (JUGEMレビュー »)
山口 晃
画家・山口晃のエッセー漫画第2弾。

面白きことも無き世を、面白く!

画家・山口晃の“どーでもいいけど楽しげなこと”満載
レビュー→こちら
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
OLYMPUS ダハプリズム防水単眼鏡 ギャラリースコープ Monocular I 6×16
OLYMPUS ダハプリズム防水単眼鏡 ギャラリースコープ Monocular I 6×16 (JUGEMレビュー »)

観劇・美術鑑賞・セミナーなどの知的シーンや、コンサート会場・ファッションショーなどで大活躍!
軽いのでいつも持ち歩いています。
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
モチーフで読む美術史 (ちくま文庫)
モチーフで読む美術史 (ちくま文庫) (JUGEMレビュー »)
宮下規久朗
宮下規久朗先生の最新刊!絵画に描かれた代表的な「モチーフ」を手掛かりに美術を読み解く、画期的な名画鑑賞の入門書。カラー図版150点を収録した文庫オリジナル。
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
日本美術図解事典―絵画・書・彫刻・陶磁・漆工
日本美術図解事典―絵画・書・彫刻・陶磁・漆工 (JUGEMレビュー »)

「これ一冊で日本美術を鑑賞する際の知識が全て揃う」
レビュー→こちら
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
アイテムで読み解く西洋名画
アイテムで読み解く西洋名画 (JUGEMレビュー »)
佐藤 晃子
西洋絵画を鑑賞する際に必要となる宗教画,神話画の50のアトリビュートを紹介。ありそうで無かった絵画ファン待望の一冊。
レビュー→こちら
+RECOMMEND
  
美術鑑賞手帳
美術鑑賞手帳 (JUGEMレビュー »)

美術鑑賞の楽しみをさらに広げるこれまでになかった手帳です。ミニガイドと書き込み式の鑑賞の記録ページが一緒に。

自分もお手伝いさせて頂きました。レビュー→こちら
+RECOMMEND
  
画家の食卓
画家の食卓 (JUGEMレビュー »)
林 綾野
画家たちが楽しんだ26のレシピを再現。クレー、フェルメール、セガンティーニ、メムリンクの暮らしと創作現場を巡る旅。
レビュー→こちら
+RECOMMEND
  
美術品はなぜ盗まれるのか: ターナーを取り戻した学芸員の静かな闘い
美術品はなぜ盗まれるのか: ターナーを取り戻した学芸員の静かな闘い (JUGEMレビュー »)
サンディ ネアン
とかく扇情的に扱われる美術品盗難。だが実際は、麻薬や犯罪に絡む危険な裏社会と結びつく場合が多い。事件に巻き込まれた学芸員の立場からその実態を訴え、問題点を考察する一書。 レビュー→こちら
+RECOMMEND
  
江戸の献立 (とんぼの本)
江戸の献立 (とんぼの本) (JUGEMレビュー »)
福田 浩,松井 今朝子,松下 幸子
レビュー→こちら
+RECOMMEND
  
日本美術全集2 法隆寺と奈良の寺院 (日本美術全集(全20巻))
日本美術全集2 法隆寺と奈良の寺院 (日本美術全集(全20巻)) (JUGEMレビュー »)
長岡 龍作
法隆寺金堂内陣は、普段は大変暗い上に太い円柱に加え、金網が廻らされており、その詳細はなかなか見ることができません。今までに撮影された写真も鮮明さということでは満足のゆくものではありませんでした。今回は最新の撮影技術により、南面(正面)のみならず、北面(背面)からも撮影。その結果、全く見たことがない写真を目の当たりにすることになりました。仏像の質感と量感、豊かな色彩に感嘆し、感動をおぼえる一冊となっています。
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
山口晃 大画面作品集
山口晃 大画面作品集 (JUGEMレビュー »)
山口 晃
8年ぶり、待望の最新作品集。11月26日発売!予約しないと!!

+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
運慶: リアルを超えた天才仏師 (とんぼの本)
運慶: リアルを超えた天才仏師 (とんぼの本) (JUGEMレビュー »)
山本 勉,ヤノベ ケンジ,橋本 麻里,みうら じゅん
レビュー→こちら
+RECOMMEND
  
知識ゼロからのキリスト教絵画入門
知識ゼロからのキリスト教絵画入門 (JUGEMレビュー »)
池上 英洋
池上英洋先生が易しく紐解く『聖書』の世界。レビュー→こちら
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
芸術家の家: 作品の生まれる場所
芸術家の家: 作品の生まれる場所 (JUGEMレビュー »)
ジェラール=ジョルジュ ルメール,ジャン=クロード アミエル
レビュー→こちら
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
フェルメールへの招待
フェルメールへの招待 (JUGEMレビュー »)

不肖・私がフェルメール30作品の解説執筆と全体の編集に携わった一冊です。オールカラーB5版。96ページから成る、これまでにないフェルメールパーフェクトガイドです。主に「フェルメール初心者」に向け丁寧に噛み砕いた表現で綴られているので、美術の専門用語を知らずともフェルメール作品について一通りの知識を得ることが出来ます。

お手に取って頂ければ幸甚です。よろしくお願い致します。
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
偽りの来歴 ─ 20世紀最大の絵画詐欺事件
偽りの来歴 ─ 20世紀最大の絵画詐欺事件 (JUGEMレビュー »)
レニー ソールズベリー,アリー スジョ
来歴さえあれば、たとえ贋作でも「ほんもの」になる。詐欺師は驚くべき方法で美術史を捏造した。美術界を震憾させた事件を追うドキュメンタリー。レビュー→こちら
+RECOMMEND
  
フェルメールの食卓 暮らしとレシピ (講談社ARTピース)
フェルメールの食卓 暮らしとレシピ (講談社ARTピース) (JUGEMレビュー »)
林 綾野
林綾野さんの待望のフェルメール本!レビュー&インタビュー→こちら
+RECOMMEND
  
ヴァチカン物語 (とんぼの本)
ヴァチカン物語 (とんぼの本) (JUGEMレビュー »)
塩野 七生,藤崎 衛,石鍋 真澄
レビュー→こちら
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
野兎の眼
野兎の眼 (JUGEMレビュー »)
松本 典子
レビュー→こちら
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
Vixen 多機能単眼鏡 マルチモノキュラー4X12 1105
Vixen 多機能単眼鏡 マルチモノキュラー4X12 1105 (JUGEMレビュー »)

掌に収まる単眼鏡は、必要なときにサッとポケットなどから取り出して使える便利な、美術館・博物館必須アイテム。
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
日本美術のことば案内
日本美術のことば案内 (JUGEMレビュー »)
日高 薫
レビュー→こちら
日本美術鑑賞の際に、よく出てくる言葉を満載。絵画、彫刻、工芸品などの具体的な写真をふんだんに使い紹介
+RECOMMEND
  
+ SELECTED ENTRIES
+ RECENT COMMENTS
+ RECENT TRACKBACK
+ ARCHIVES
+ LINKS
+ PROFILE
+ OTHERS

<< 2/21PAGES >>

このページの先頭へ
Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...