青い日記帳 

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4週連続放送!「美の巨人たち」〜誕生400年!琳派の名品と美の系譜をたどる〜

毎回1つの作品(絵画や彫像、工芸品、建築物)にスポットを当て、そこに秘められたドラマや謎を探る美術エンターテインメント番組「美の巨人たち」。

琳派誕生400年という節目の年にちなんで、「美の巨人たち」では、礎を築いた本阿弥光悦、俵屋宗達、その流れを受け継ぐ尾形光琳、酒井抱一の作品を4週連続で放映します。


KIRIN〜美の巨人たち〜
http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/

これまでも「美の巨人たち」では、琳派の作品を単体で何度も取り上げてきましたが、今回は4週連続で体系的に、琳派の流れに沿って紹介されます。

第1弾から第4弾まで主に取り上げられる作品と番組内容は以下の通りです。録画予約出来てますか〜4週連続で観ることで美術史上色んな意味で稀で特殊な「琳派」についての理解がぐっと深まるはずです。

第1弾/10月10日放送  


本阿弥光悦 国宝『舟橋蒔絵硯箱』

江戸初期に活躍した光悦は、400年前、京都に理想の芸術村を築き上げます。やがてその村は流行の発信地となりました。書の達人だった光悦は、総合芸術プロデューサーとして、この作品で平安時代から続く硯箱の伝統をガラっと変えてしまいました。
ほぼ正方形に作られた木製漆塗で、数隻の小舟、川面の波は金粉をびっしり振った蒔絵の技法で描かれ、その上には黒々とした塊が。ふた全体には光悦の流暢な銀の文字が散りばめられています。特徴的なのは異様なほどに盛り上がったふた。硯箱をここまで膨らませる必要性はないはずなのですが、そこには一体どんな意味が…?およそ400年前、この不思議な硯箱で光悦はどんな奇跡を起こしたのか?どのようにして作り上げたのか?時代を超えた奇跡の国宝、そして琳派という一大流派の始まりに迫ります。


第2弾/10月17日放送


俵屋宗達:画、本阿弥光悦:書 重要文化財『鶴下絵三十六歌仙和歌巻』

書の達人・本阿弥光悦と、天才絵師・俵屋宗達の夢のコラボ作品。琳派はここから始まったと言われる傑作です。長さ13mにも及ぶ巻物で、宗達が描いた無数の鶴の下絵の上に、光悦が三十六歌仙の和歌を記しています。宗達が描いた鶴の体は銀泥、くちばし・尾羽根・足には金泥が使われ、乱舞を繰り返しながら、遥か高みへと舞い上がり、海の上を渡って行きます。その数137羽!
宗達の類稀なる才能を見出した光悦は、決して出しゃばらない宗達の下絵に多くの書をしたためてきました。ところがこの作品では、圧倒的に鶴の下絵が主張しています。宗達は鶴の飛ぶ姿を、恐るべき眼で捉えていたのです。その迫力に負けじと、光悦は琳派第一人者ならではの技量とセンスで立ち向かいますが…。宗達と光悦、二人の天才がひとつの作品の中で繰り広げた戦いの結末は!?


第3弾/10月24日放送 


俵屋宗達 重要文化財 養源院『杉戸絵』

京都市内にある養源院は徳川家ゆかりの名刹。1564年、豊臣秀吉の側室、淀が亡き父・浅井長政の菩提を弔うために建立しました。その後火災に見舞われ、再建を果たしたのが淀の妹・江。『杉戸絵』はその再建時に生まれたのですが、何故、扇屋の主だった宗達に白羽の矢が立ったのでしょうか?
養源院の入口を飾る大きな杉戸に描かれたのは唐獅子。白い獅子は、猛獣らしさはないものの目を見開き何かを見つめ、金色の獅子はなんともおどけたポーズで、まっすぐこちらを睨みつけています




長い廊下の先の杉戸絵には二頭の白象が。丸々とした巨体は、宗達が一気に書き上げたといいます。当時、ここまで大胆且つユーモラスに生き物を描いた絵師は、恐らく宗達ただひとり。今でいえば、まさに“ゆるキャラ”です。
この作品は、宗達にとって絵師として初めての大仕事でした。しかも杉板というかなり特殊な画面に、流派に縛られない宗達ならではの前代未聞の技法と空間演出で描きました!師匠・光悦から受け継いだ心意気とは…。


第4弾/10月31日放送 


酒井抱一 重要文化財『夏秋草図屛風』

江戸琳派を作り上げた天才絵師の最高傑作。二曲一双の屏風ですが、驚くことに、あの尾形光琳による『風神雷神図屏風』の裏に描かれています。銀地に描かれたのは夏草と秋草。頭を垂れた群生する青薄が描かれた右隻『夏草図』には、見事なまでの鮮やかさと緻密さの中に、どこか寂しげな草花が。一方、左隻『秋草の図』は、吹き飛ばされそうに揺れる葛の葉、ススキの伸びた穂と、赤く色づいた蔦の葉が、深まる秋を告げています。しかし描かれているのは、それまで琳派ではあまり取り上げられなかった草花ばかり。
この屏風は、抱一が狂歌や俳諧の世界で非凡な才能を見せていた20代の頃の作品。のちに急速に光琳に傾倒していく抱一ですが、なぜ偉大なる先人の絵の裏に、『風神雷神図』と相反するかよわい草花を銀地に描いたのか?実は表と裏に描かれた対照的な世界に、琳派という芸術の究極の絆が秘められていたのです。


琳派の美の系譜を美しい映像でたっぷりじっくりと!
琳派の作品はこれまでに何度も見たという方も、琳派という言葉は聞いた事があるけどよく知らないという方も、誰もが楽しめるシリーズとなっています。世界のどこを探しても見つけられない、時空を超越した“琳派”という、日本が世界に誇る美の世界を存分に堪能してください。
テレビ東京 制作局 永田浩一プロデューサー

KIRIN ART GALLERY 美の巨人たち
放送日時:毎週土曜夜10時00分〜10時30分
(BSジャパン:毎週水曜夜11時00分〜11時30分「琳派シリーズ」は 11月4日から)
同時放送:テレビ東京・テレビ大阪・テレビ愛知・テレビせとうち・テレビ北海道・TVQ九州放送

【この秋観られる琳派展】


琳派誕生400年記念 琳派 京(みやこ)を彩る
http://rinpa.exhn.jp/

会場:京都国立博物館
会期:2015年10月10日〜11月23日


金銀の系譜 〜宗達・光琳・抱一をめぐる美の世界〜
http://www.seikado.or.jp/

会場:静嘉堂文庫美術館
会期:2015年10月31日〜12月23日


琳派400年記念 琳派と秋の彩り
http://www.yamatane-museum.jp/

会場:山種美術館
会期:2015年9月1日〜10月25日
レビュー→http://bluediary2.jugem.jp/?eid=4088


箱根で琳派 大公開〜岡田美術館のRIMPAすべて見せます〜
http://www.okada-museum.com/

会場:岡田美術館
会期:
第一部:2015年9月5日〜2015年12月15日    
第二部:2015年12月19日〜2016年3月31日
レビュー→http://bluediary2.jugem.jp/?eid=4090


俵屋宗達展「宗達:創造の波」
http://www.asia.si.edu/sotatsu/

会場:アーサー・M・サックラー・ギャラリー(ワシントンDC)
会期:2015年10月24日〜 2016年1月31日
フリーア美術館 俵屋宗達展「宗達:創造の波」鑑賞オフィシャルツアー

こちらもチェック!
いよいよスタート! 「琳派の秋」を楽しむぞ


もっと知りたい本阿弥光悦: 生涯と作品
玉蟲 敏子 (著), 赤沼 多佳 (著), 内田 篤呉 (著)

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この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=4121

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「相棒」に山種美術館

10月17日(水)に放送された『相棒 シーズン11』第2話「オークション」で山種美術館が大事なシーンで登場しました。



ロケが行われたのは2012年7月28日〜9月23日の期間開催されていた「美術館で旅行!―東海道からパリまで―」展の展示会場。

実際の撮影風景は山種美術館さんのサイトで紹介されています。
人気ドラマ『相棒season11』(テレビ朝日系、10月放送開始)のロケが行われました。(2012年09月04日)

シーズン11より登場した石坂浩二さん演じる甲斐峯秋警察庁次長(杉下右京の新しい相棒、甲斐享(成宮寛貴)の父親)が、杉下右京(水谷 豊)特命係 係長・警部と山種美術館で密かに会う場面。

『相棒 シーズン11』キャスト相関図

警察庁のキャリア官僚、甲斐峯秋(石坂浩二)がある絵をじっと見入っていました。その絵がこちらの奥村土牛の作品です。


奥村土牛「輪島の夕照
山種美術館蔵

「奥村土牛ですね。」と杉下警部こと水谷豊さんが石坂浩二さんに語りかけます。しかしこの展覧会には奥村土牛の名品「那智」や「鳴門」も展示されていたにも関わらず、どうして「輪島の夕照」(土牛の作品としてはマイナー)が撮影に使われたのでしょう。

脚本を書いた戸田山雅司氏それとも監督の近藤俊明氏の思い入れのあった作品なのでしょうか。因みに「輪島の夕照」は昭和49年、土牛85歳の時に描かれた作品です。(再興第59回院展)


奥村土牛「鳴門」(左)「那智」(右)

美術館の場面で杉下右京が画面に現れるのは丁度この辺りからでした。そして「輪島の夕照」前に佇立する甲斐峯秋の元へ歩み寄ります。

そこで先ほどの「奥村土牛ですね。」と語りかけます。甲斐はどうやらこの作品が大のお気に入りのようでこう応えます「何度も何度も塗り重ねられた、あたたかい色が好きでね。」

末の息子と出かけた能登曽々木への旅から5年後に、当時の写生をもとに制作された作品。この地には直径2mの穴のあいた「窓岩」や、15mの断崖から海へ落ちる「垂水の滝」、奇妙な形が地蔵の姿に見える「千体地蔵」などの名所も多い。画面の半分以上を占める空は、何十回と塗り重ねた絵具が絶妙な色を生み出している。土牛が何時間も落日の空を凝視し、とらえた色彩の変化が巧みに表現されている。黄色、オレンジ色、朱色へと刻々と移りゆく時の流れが伝わってくる。
山種美術館展示室キャプションより。

なるほど、なるほど。この絵が選ばれたわけも分かる気がしますね。

この絵に関するやり取りを枕にし、二人は本題へ入っていきます。まだ2話目、二人でゆっくりと話しあう場面はこれが初めて。その大事な場面の導入に落ち着いた心和む優品として奥村土牛の「輪島の夕照」はまさにうってつけだったのでしょう。

杉下右京が「こちら(美術館)へはよく?」と尋ねると、甲斐はすかさずこう返しています。「せっかく君と会うんだ、どこか落ち着ける所をと思いここを選んだ。」と。

そう山種美術館は都会(広尾)にありながら、まさに「落ち着ける所」なのです。都内に数多ある美術館の中から今回のロケでここが選ばれたのも作品同様合点がいきます。


「相棒」ではこの展示室一番奥から撮影されていました。

※画像は美術館の許可を得て撮影したものです。

番組途中、終了後に山種美術館での展示室での撮影について@srozakiさんが積極的にツイートして下さいました。

@srozaki ほとんどの美術番組が強烈な光を使っているのに、「相棒」では展示室と展示ケースの雰囲気に違和感なく、撮影用照明の映りこみも感じませんでした。監督さんのこだわりがあったのでしょうか。

それに対し、監督の@toshiakikondo (近藤俊明)さんからお返事が!

@toshiakikondo  撮影用の照明機材の写りは「バレ」といって、ドラマでは見せないのが基本です。(^^)

Twitterスゴイ!!

因みにオークションハウスとして登場したのは何と群馬県高崎市にある「ザ・ジョージアンハウス1997 別邸ロイヤルクレストハウス 」だそうです。
http://www.georgian.jp/


相棒オフィシャルFacebookページ


現在、山種美術館では「竹内栖鳳展」を開催中です。


「【特別展】 没後70年 竹内栖鳳―京都画壇の画家たち―」

会期:2012年9月29日(土)〜11月25日(日) 
会場:山種美術館(東京都渋谷区広尾 3-12-36)  
http://www.yamatane-museum.jp/
主催:山種美術館、日本経済新聞社

Twitter、Facebook、ブロガーさん特別内覧会(写真撮影可)を10月20日に開催致します。詳細はこちらです。ご興味ある方是非。右京さんが立っていた同じ場所で写真が撮れるチャンスです!

Twitterやってます。
 @taktwi

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http://bluediary2.jugem.jp/?eid=3028

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ラファエル前派のドラマ「SEXとアートと美しき男たち」

イギリスBBCが制作したドラマ「Desperate Romantics」(邦題:「SEXとアートと美しき男たち」)が面白いです。


Desperate Romantics [DVD] [Import]

Desperate Romantics-BBC

Desperate Romantics -Wiki
Desperate Romantics is a six-part television drama serial about the Pre-Raphaelite Brotherhood, first broadcast on BBC Two between 21 July and 25 August 2009.

19世紀半ばのロンドン。王立芸術院付属美術学校の学生であり、才能豊かな画家でもあるダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ、ウィリアム・ホルマン・ハント、ジョン・ミレイの3人は、芸術家集団「ラファエル前派兄弟団」を結成する。それは同時に、芸術家たちの個性を押しつぶすほど保守的で盛期ルネサンス古典主義に固執する王立芸術院に対する決意をこめた反抗であった。

キャスト表を観ただけでもこの時代の英国絵画好きにとってはたまらないものがあります。ミレイ、ハントそしてロセッティ。

Credits
William 'Maniac' Holman Hunt…Rafe Spall
Dante Gabriel Rossetti…Aidan Turner
John Ruskin… Tom Hollander
John Millais…Samuel Barnett
Fred Walters… Sam Crane
Effie Ruskin… Zoe Tapper
Lizzie Siddal…Amy Manson
Annie Miller…Jennie Jacques
Mr Stone… Phil Davies
Mr Siddal…Ian Puleston-Davies


本場イギリスでは既に放送終了していますが。DVDやケーブルテレビで楽しむことができます。何気なく番組表を観ていた時、ふと目に留まったのがこの番組「Desperate Romantics


ラファエル前派。左から:ジョン・エヴァレット・ミレー、フレッド・ウォルタース(友人のジャーナリスト)、ダンテ・ガブリエル・ロセッティ、ウィリアム・ハント。

この3人の中でも頭ひとつ、もふたつもミレイの作品評価は高いものがあります。寡黙で真面目な人物としてしばしば登場するフレッド・ウォルタース(友人のジャーナリスト)がストリーテーラーの役を担っています。

そういえば、今週第2話だったのですが、有名なあの絵を描いた際のワンシーンがしかりと登場。



「オフィーリア」完成に至るまでも凄かった。基本男女関係ぐちゃぐちゃですからね。ラファエル前派。


John Everett Millais
Detail of Ophelia 1851 - 1852

おぼっちゃまミレイでも恋をするお年頃。
ロセッティのように目や口で落とす「好青年」ではありません。

そしてこれから先、後見人のラスキンの奥さんにも・・・


左から:左から:ジョン・エヴァレット・ミレー、ガブリエル・ロセッティ、ウィリアム・ハント、フレッド・ウォルタース(友人のジャーナリスト)

勝手に妄想…イケイケ・ロセッティー、キュートなミレイ、とっても人が良さげなラスキン。

現在日本でもLsLaTV他、各ケーブルTVの項目をチェック!


すみません明日早いので寝ます。


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若冲ミラクルワールド

2011年4月25日よりNHK BSプレミアム スペシャル番組「若冲ミラクルワールド」が4夜連続で放送されます。



2011年4月1日よりBSデジタル放送のチャンネルを現在あるチャンネル数を2チャンネルに集約(チャンネル名「BS1」「BSプレミアム」)。「BSプレミアム」はこれまでのBShiとBS2を合併した内容になるそうです。

BSプレミアムでは「世界美術館紀行 名作選」「たけしアート☆ビート」「美の壷」といった美術番組に加え人気漫画「へうげもの」をアニメ化するなど、美術ファン狂喜乱舞のラインナップ。

毎週見逃せない番組が連なる中、更にスペシャル番組として、現在最も注目を集める絵師・伊藤若冲の秘密をこれまでになかったアプローチで解き明かす番組こそが「若冲ミラクルワールド



NHKが有するスーパーハイビジョンなど最先端の機器を使い、若冲が残した傑作の数々を詳細に分析し、驚異のテクニックの秘密を科学的に明らかにしていくそうです。

人気グループ嵐の大野智さんをナビゲーターに迎えることも決定。大野さん自身、熱心な若冲ファンということもあり起用が決定。一部の美術ファンからは批判もあるでしょうが、人気アイドルを起用することにより、これまで日本画に全く興味関心を持たなかった人にも目を向けてもらえる大チャンス。

実際既にTwitterでは「大野君が司会を務める番組の『若冲』ってどんな人?」といった類のツイートも。折角素晴らしい映像技術で若冲作品を放送するのですから、是非多くの人に観て頂き、これを機に「日本美術って面白いネ!」と興味の裾野広がれば、美術ファンとして嬉しいではありませんか。

勿論、中身が伴わなければそんな悠長なこと言ってられません。以下、4回分の放送の内容をご紹介。これ読むだけでももうワクワクしちゃいます。



第1回:「色と光の魔術師〜“奇跡の黄金”の秘密に迫る〜
放送日:4月25日(月)21:00-22:30

時に鮮烈に、時にぬめっと黒っぽく、時にうっすらグラデーションがかかる、まるで万華鏡のように“色彩”を変える若冲の描く「赤」。若冲の最大の特徴であり、大きな魅力のひとつです。

そこで若冲畢生の大作「動植綵絵」30幅の“神秘の色と光”を徹底解明。宮内庁より修復後初めて許可を得「動植綵絵」全てをスーパーハイビジョンで隅々まで撮影。

実は、若冲の時代、使われていたのはわずか20種類ほどの顔料しかなかったそうです。そこから どのようにして、無数の色があふれる極彩色の世界を創り上げられたのか?その秘密にメスを入れます。



さらに、現代の視覚工学の研究者が関心を寄せるのが若冲の「光」。描かれた鳳凰の羽が「黄金」に輝いて見えるのはなぜか?

これまでは、裏から絵の具を塗る「裏彩色」技法を用いたため、と説明されてきました。でもでも、それだけではあの輝きは出せないはず…若冲は「黄金」を表現する為にどんなトリックを用いたのでしょう?

第2回:「カタチに命を吹き込む〜細密表現と視覚のトリック〜
放送日:4月26日(火)21:00-22:30

「動植綵絵」に描かれた“視覚のトリック”の妙を味わう。若冲が描いた独創的な生き物たちを堪能し、若冲の「目のすごさ」、「技」を実感。生き物に対する世界観を探って行く。


「動植綵絵」蓮池遊魚図

観る者を戸惑わせる絵。蓮池に泳ぐ鮎が、池の中と真上それに岸からの多重視点で捉えられている摩訶不思議な一枚。

若冲特有の自然に対する目を知覚心理学や分子生物学の観点から探り、若冲が「動植綵絵」内に仕掛けた数々の錯覚トリックを科学的に解き明かしていくそうです。

第3回:「“国際人”JAKUCHU〜千年先を見つめた絵師
放送日:4月27日(水)21:00-22:30

「動植綵絵」以外の作品を紹介。今回の主役は、わずか一センチ四方の枡目に一つ一つ色を塗り、8万6千個も並べた前代未聞の桝目絵『鳥獣花木図屏風』。



「『ワカオキ』って誰?」という人でもこの一目観たら忘れられぬインパクトある作品くらいはご存じのはず。番組では枡目絵の秘密を解き明かしながら、これまでに無い視点から若冲を捉えます。

キーワードは「国際性」

日本に生息しない巨象やラクダ・豹などの生き物が登場する「鳥獣花木図屏風」また、「動植綵絵」で最近発見されたプロシア産の青い顔料の入手ルートなどを追いながら、国際人・若冲の実像に迫るそうです。

第4回:「黒の革命〜水墨画の挑戦者〜
放送日:4月28日(木)20:00-21:30

シリーズラストを飾るのは「水墨画」。彩色画とは全く異なる、若冲の自由で天衣無縫な世界にナビゲートされます。

昨年MIHOミュージアム、静岡県立美術館、千葉市美術館で開催された若冲の水墨画に着目した展覧会で、極彩色の魔術師の側面だけでなく、モノクロームの世界でもその多彩な力量をいかんなく発揮したこと見せつけられました。

墨のにじみを巧みに使って線を描く「筋目描き」や、版画の白黒を反転させる「拓版画」という技法を、若冲は日本で初めて本格的に使い、水墨画でも独創的な世界を生み出しているのです。


伊藤若冲「葡萄図」鹿苑寺蔵
       
鹿苑寺(金閣寺)書院に描いた傑作水墨壁画50面を初めてテレビで全公開しちゃうそうです!墨や彩色、版画や石まで様々なメディアを融合させ“黒”の表現を死の直前まで革新し続けた若冲のもうひとつの姿を紹介。

誰も観たことの無い、伊藤若冲(1716-1800)を「若冲ミラクルワールド」で!

4月25日から4夜連続(午後9時〜10:30)何としてでも観なくては!!
注:28日のみ午後8時スタート

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@taktwi

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「美の巨人たち」に青木世一登場!

青木世一さんが12月25日テレビ東京で放送される「美の巨人たち」に出演されます!「青木世一さんって誰?」という方の為に略歴から。

青木世一(あおき・せいいち)
1954年 茨城県に生まれる
1977年 東京芸術大学美術学部工芸科卒業
1979年 東京芸術大学大学院美術研究科鍛金専攻修了
1980年 東京大学工学部機械工学科研究生終了
1982年 昭和57年度文化庁国内研修員

拙ブログでも以前取り上げご紹介したので覚えていらっしゃる方も多いはずです。

AOKIT | 弐代目・青い日記帳

AOKIT・青木世一さんの立体名画教室

青木世一さんと語る会

NHK「プレミアム8」に青木世一氏出演


青木世一「コーリン=キット 燕子花図屏風」

制作活動をはじめられた頃は、金属を用いた立体作品を制作していらっしゃいましたが、1988年頃より次第にベニヤ板を素材とした制作に移行。

日常的なモチーフをベニヤ板で作った〈木械シリーズ〉や、著名な絵画作品を立体化した〈AOKIT〉を制作するようになり現在に至ります。世田谷美術館他、公立美術館で青騎士青木氏の作品これまで何度も展示されてきました。

平成14年度からの小学校高学年の図工の教科書にも「アオキット」は採用されています。


こちらは「ゴッホ=キット

青木さん曰く「プラモデルと同じで、すぐ作る人と、作らずに箱ごと取っておく人いるんだよね〜」→はい。私は後者です。因みにLife with Artのmizdesignさんは前者。

ゴッホ=キットを上手に作り上げた様子こちらでご覧になります。

さて、さて、そんな青木世一さんがテレビ東京の「美の巨人たち」に出演されます。これまでゴッホ、ルソー、セザンヌ等の名画をことごとく「アオキット化」してきた青木氏が今回挑むのは何と与謝蕪村「夜色楼台図


国宝「夜色楼台図」(個人蔵)掛幅

BUSON−KIT」!!!!

冬の寒々とした夜の町を描いた抒情性あふれるこの作品を果たして、アオキット化できるのでしょうか?

どんな出来栄えになるのやら。これは楽しみ。

「美の巨人たち」放送ご覧になれない方用にちょっとだけ。

 

うん、これは期待できそう。
青木さんなら出来るはず。

そして更にもうひとつお知らせが。

番組内で青木世一さんの役を演じられた岩井章悟さんが、自身の主宰する劇団で青木氏を題材にしたお芝居を上演することが決定しました。その名も「ヒミツきち

・ストーリー
春休み中の閑散とした学校。
美術準備室で、一人こそこそ作品作りに励む
美術教師。
休み中にルソーの名画の立体化の完成をもくろむ。
そこに訪れる生徒や教師、部外者により
事態は思わぬ方向へ…。
造形作家・青木世一をモチーフに、画家であり
戯曲も書いていたアンリ・ルソーを紐解いていく。



「ヒミツきち」特設サイト


・キャスト
岩井章悟 久保大吾 五十嵐貴裕 矢守忠彦 
柴野弘志 菅野智 高橋佑太朗 都築知沙 
足立香織 米津知実 桑島明美里 塔子

・スタッフ
作・演出:祝 しょーご 照明:龍野禎和 
舞台監督:早坂富雄 音響:奥野竜史 
舞台美術協力:青木世一 
デザイン:河住祐二(TRANSCRIPTION CO.,LTD.) 
WEB管理:大川正樹 DVD製作:studio HAM 
制作:久我綾子 
企画・製作:劇団SHOW&GO FESTIVAL

・劇場
OFF・OFFシアター
東京都世田谷区北沢2-11-8 TAROビル3F

・タイムテーブル
3/9 (水) 1回(開演:19:30〜)
3/10(木) 2回(開演:15:00〜/19:30〜)
3/11(金) 2回(開演:15:00〜/19:30〜)
3/12(土) 2回(開演:15:00〜/19:30〜)
3/13(日) 2回(開演:14:00〜/18:00〜)
3/14(月) 2回(開演:14:00〜/18:00〜)

・チケット
全席自由
前売3,300円(税込) 当日3,500円(税込)
10日・11日午後3:00は「昼ヒミツ割」2800円!(税込)
チケット販売開始:2011年2月8日(火)


詳しくは、劇団SHOW&GO FESTIVALのサイトをご覧ください。

演劇ご覧になる前にこちら(PDF)からAOKITをダウンロードして「予習」することも出来ちゃいます。

テレビに舞台にアオキット(青木世一さん)の活躍の場広がりを見せ始めました。はっきり言って皆さん遅過ぎです!青木さんの魅力に気が付くの。

2000年にTEPCO銀座館2Fプラスマイナスギャラリーで展示した「ゴッホ=キット」。国立新美術館で開催していた「ゴッホ展」に出してもらえれば良かったのにな〜


こちらは「ゴッホ=キット」1/12スケール


青木さん!また栃木まで遊びに行きますね〜〜

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